Q 血圧が高いということは、どういうことですか?
A 血圧は、血液が体の中を流れる状態を表しています。
血圧が高いということは、血液が流れにくくなっているということです。
その原因は、大きく分けて二つあります。
- 動脈硬化(血管が弾力性を失う)によって、血液が流れにくくなっている場合。
- 血液自体がサラサラときれいな状態でなく、ドロドロして汚れている場合。
Q 血圧が高いまま、ほおっておくとどうなりますか?
A 動脈硬化が進行して、血管が詰まったり切れたりして、重大な結果が生じます。
Q 血圧を下げる薬を飲んでいれば、安心ですか?
A 高い状態をほおっておくよりは安心ですが、それで改善されるわけではありません。
薬の種類によっては、体に別な負担をかけてしまい、他の病気を併発させてしまう可能性は否定しきれません。
Q 動脈硬化が進行する様子は、自分で分かりますか?
A かなり進行しないと分かりません。
自覚的には、階段をのぼるときに、動悸や息切れするようになったりしますが、日常の体力の問題などもあるので、当てにはできません。
Q 血管が詰まったり切れたりする時は、あらかじめ分かりますか?
A 一般的には分かりません。あるとき突然です。
一部に細い血管の集まっている頭部などで、頭痛などの予告現象はありますが、当てにすることはできません。
Q どうすれば予防できますか?
A 予防とは、その病態を悪化させる要因を取り除くことが、まず大事なことです。それを「養生する」と言います。
一般論になってしまいますが、脂っこいものや肉類・糖分・酒類などを取らない、あるいは少なくする日を設定するなどして、野菜類をたくさん取ることです。
ちなみに、バナナには「余分な塩分を体外に排出する作用」があります( ^ ^ )