若いお客様が『桂枝茯苓丸料加よく苡仁』をレジに持ってきて、ニキビに効くか質問されたので、体質の検討が必要なことと、使うとすれば長期連用になるので保険が適用される病院の受診を勧めた。 すると、すでに皮膚科を受診していると分かり、処方されている塗り薬を調べたところ抗生剤だったので、塗り薬の市販薬を使う場合にはニキビの薬ではないことを説明した。 自己判断で『当帰芍薬散』を使っていたそうで、しかし運…
- カテゴリー別アーカイブ それさえもおそらくは平凡な日記
セルフメディケーションは、自己判断だけで出来ることではありません。専門家に相談を忘れずに
お客様が『サンテ FXネオ』をレジに持ってきて、疲れ目にこれで良いかと尋ねられたので、目の筋肉の疲労を癒やすネオスチグミンメチル硫酸塩が入っているので適していると答えたうえで、病院でも処方されることがあるビタミン B12製剤は神経に働きかけることを説明して『ソフトサンティアひとみストレッチ』を紹介してみたけれど、予算と合わないのか乗ってこなかった。 ただ、『サンテ FXネオ』に入っている充血取…
『inゼリー』には、小児不可、妊娠初期の女性は注意、の物があります
子供を連れたお客様から『クロレラ』を求められ、淡水に生息する単細胞の緑色の藻の総称であることを説明したうえで『スピルリナ』を案内したところ、アサリを飼っていて餌にするそうなので、ペットショップを訪れるかネット通販を勧めた。 まさかドラッグストアで、こんな需要があるとは思わなかった。 幼児を連れた夫婦のお客様が『inゼリー』を選んでいたので気にかけていたところ、マルチビタミンとマルチミネラルを…
「医薬部外品」は薬? 薬じゃない? 副作用かどうかは、目的によって変わります
お客様から『新ビオフェルミンS』は薬か質問され、“指定医薬部外品”であることを『リポビタンD』を例に説明した。 似た言葉に“医薬部外品”というのもあり、そちらがスキン系製品や歯磨き粉が主なのに対して、指定医薬部外品の方は整腸剤や栄養剤が多い。 そして、どちらも元々は医薬品として世に出た物が、規制緩和によって「医薬品から移行された」物である。 それは、利用する患者側から入手しやすくして欲しい…
初めに特定の薬の売り場を尋ねられると、ヒアリングするタイミングが難しい
やや高齢のお客様から外用消炎剤の売り場を尋ねられて案内すると、サリチル酸製剤の『アスコラルL』の冷感に決められ購入となったのだが、弱めな薬であることを伝えると、ご主人が植木の手入れをしていて腰を痛めたというので、初めに強めの薬を使うステップダウン方式もあることをお話した。 外用消炎剤は、貼るタイプと塗るタイプという剤形の違いの他に、成分によって鎮痛効果の強さと浸透力も異なり、重要なのは成分の方…
頭痛のタイプによって適応する鎮痛剤が違う? 鎮静成分の入っている鎮痛剤の使用は慎重に!!
お客様が、『ロートデジアイ』と『キューピーコーワゴールドαプラス』をレジに持ってきて、『ロキソニン』を求められたため、薬剤師が在籍しておらず置いていないことを伝えたうえで、化学構造式の似たイブプロフェン製剤を提案したところ、他のお店でも勧められたそうだ。 どうやら緊張性頭痛で、以前は『セデス・ハイ』を使っていたというため、鎮静成分が入っていると緊張型頭痛には適さないことを話したところ、精神科の…
自分のお気に入りの薬を持とう! その薬の特徴を知っておこう!
お客様から綿の手袋を求められ、購入されるさいにヒアリングしたところ、手荒れにハンドクリームを使ってるというため、悪い選択ではないものの治療目的には医薬品を使うことと、手袋は夜に寝るときに患部を保護するのに有効なので、代わりに『ワセリン』を塗る方法もあることをお話した。 それから、養生法としてお湯を入れた湯呑みを握っておく方法を教えた。 ばんたび飲んでいるとトイレが近くなるから飲む必要は無いけ…
目薬の添加物や防腐剤を怖がる前に、その薬が自身に合っているかを相談しましょう
若いお客様から『アルガード洗眼』を手に効果を尋ねられたけれど、使う前に顔を洗う手間を考えると目薬の方が楽とお話したところ、エピナスチンの点眼薬を病院から処方されていると分かり、なおさら不要なとこを伝えた。 そして、同じエピナスチンの内服薬である『アレジオン』と同じく、アレルギー反応を起こさせないようにする薬であることを説明し花粉症と腸との関係もお話して、本日はお帰りになった。 花粉症だからと…
患者さんに丁寧な話し方をしていると、ヒアリングしきれない問題
お客様から右目に白いモヤがかかるとの相談があり受診勧奨したけれど、病院は嫌と強く拒否され、「テレビの見過ぎだと思う」という。 でもそれは、昔に子供の躾のための嘘が広まったもので、むしろ昼間だからと部屋の灯りを消して薄暗いところで過ごすのが良くないとお話をすると、まさにそうしているとのことだった。 足だって、よほど酷使しなければ歩き過ぎたとしても、足が悪くなるということは無い。 むしろ、使わ…
薬を代理で買いに来た人が、どこまで本人に聞き取りしているのか、それが問題
お客様から、ご主人がクシャミをしているとのことで飲み薬を希望され、『小青龍湯』を案内したけれど、鼻水は無いというため点鼻薬を提案し、弱い局所麻酔の入ってる分だけ鼻腔内の刺激を軽減する『スットノーズαプラス』を勧めた。 すると、鼻の痒みは無いと言われたが、鼻腔内が何らかの刺激を受けてクシャミになることを説明し、、お買い上げいただいた。 花粉症がそうであるように、クシャミや咳は異物を体内に侵入さ…