『ムヒ』を探していて他の従業員に案内されてきたお客様に、『液体ムヒS』をお買い上げいただいた。 ただ、『ムヒSクリーム』とは処方が違うことは知らなかったようなので、剤形が変わると中身も変わることを説明した。 虫刺されの薬の強さを大きく四段階に分けると、一番弱いのが『ムヒSクリーム』となり、局所麻酔を加えて痒みを感じにくくする『ウナコーワクール』や『プチウナ』が一つ上に来て、さらに上は抗炎症作…
- カテゴリー別アーカイブ それさえもおそらくは平凡な日記
磁力機器が肩こりに効く根拠は不明? 薬ならば、主作用と副作用は表裏一体だけれど
お客様から『マグネループ』のサイズについて相談され、使うのはご主人だというので、男性なら少し大きめの物が良いのではと提案しつつ、そもそもの効果については不明であり、身体に直接的な害が起きないという、いわば安全だからこそ管理医療機器として認可されてるようなものと説明した。 血液には鉄分が含まれていて、それが磁力により影響を受け血行が良くなるという仕組みが、解明されていないのが現状。 もし鉄分が…
市販薬は、3人家族だと1人は効かない? 一人ひとりに合わせては作られていません
お客様が『第一三共胃腸薬プラス』を購入されるさいにヒアリングしてみたけれど、「いつも使ってるから」というものの症状は教えてもらえなかった。 『第一三共胃腸薬』よりも健胃剤が多いことと、胃だけでなく腸の症状に傾けてあることを伝えて、お湯と水での簡易的な鑑別方法を教えた。 お湯を飲んで症状が和らいだり気持ち良くなるようだと、胃腸の血流が悪くなるような胃の冷えや疲れがあると考えられ、『第一三共胃腸…
市販薬の価格には、情報を持っている店員の人件費も含まれています! 持って帰らないと損ですよん♪
高齢のお客様が『パブロンSα』をレジに持ってきたけれど、咳の有無を確認すると成人のお孫さんが風邪っぽいと言ってるというものの、具体的な症状は不明だったため、起きていない症状を抑える成分がテンコ盛りの総合風邪薬を無闇に使うことのリスクを説明した。 咳止め成分の副作用が咳で、鼻炎薬の成分の副作用が鼻炎であるうえ、解熱鎮痛成分はいわば身体が病気と戦うのを邪魔する物だから、総合風邪薬を使うのは起きてい…
総合風邪薬は副作用の集合体!? クスリはリスクを少なく使いこなすのが肝心です
お客様が『新ルルAゴールドDX』をレジに持ってきたさいにヒアリングしたところ、いつも使ってるとのことだったけれど、主訴は鼻水だけで咳は無く、家に病院から処方された『アレロック』があるというので、花粉症であればそちらを先に使ってはと提案してからお買い上げいただいた。 咳止め成分のリスクをお話して、鼻の症状は胃と関係するため、食欲があっても消化に良い食事をと勧めた。 鼻水だけとか、喉の痛みだけと…
ガスを出そうとしたら《中身》も出ちゃうのは、筋肉だけじゃなくて胃腸機能の低下かも
やや高齢で常連の、私のことを「社長!」と呼ぶお客様から、『六君子湯』は良い物かと尋ねられた。 なんとも、ザックリした質問である(苦笑) 胃腸が疲れてる時に向いていると伝えたところ、ガスが出た時に水のような物も出てしまい、病院で処方された『六君子湯』を使ってみたら良い感じだったとのことだった。 ははぁ、そういう使い方もあるのか。 低下した機能を回復させるんだな。 覚えておこう_φ(・_・…
患者も医療の発展を支える1人です! 効かなかったら、副作用が現れたら、相談 or 報告を
以前から『スットノーズαプラス点鼻薬』をまとめ買いされる若いお客様が、今回も3個購入された。 点鼻薬に含まれている炎症を抑える成分には血管を収縮する副作用があり、繰り返し使っていると狭くなった血管内を血液が通ることにより内壁が擦られたり、栄養が行き届かなかったりして炎症を起こしてしまう。 実はこれは、内服の鼻炎薬も同じ。 点鼻薬の副作用が鼻炎なのだ。 それは前回にも伝えたのたが、改めて休…
痔は身体の外側と内蔵の両方にできる疾患なのに、痛みは外側でしか感じません
若いお客様から痔の薬の売り場を尋ねられ、案内するとそれ以上は何も訊かれなかったけれど、念のため『ボラギノールA』が一番強い薬で、痒み程度なら『ボラギノールM』でも充分であり、痛みの他に出血がある場合には止血剤の入った『プリザエース』が適しているということを説明したところ、しばらくご自分で選んで『ボラギノールA』の軟膏を購入された。 ただ、少し長引いているようなので、早めに病院に行った方が日帰り…
薬を選ぶのには、薬の側の効能だけではなく、使う側の人の生活スタイルなどの情報が必要です
若いお客様が『ドリエル』を購入されるさいにヒアリングしたところ、使うのは初めてで、病院からは睡眠薬を処方されていたことがあり、今は使い切っているとのこと。 覚えていた薬の名前を教えてもらうと非ベンゾジアゼピン系で、脳の活動を抑制して入眠障害に使われることの多い睡眠導入剤だった。 お客様は、今回はそのを使うほどではないと考えて選んだそうだ。 ただ、非ベンゾジアゼピン系は肉体的な依存性が少なく…
水虫の原因となる真菌は、患部以外にも繁殖しているかもしれません
水虫の棚で次々とお客様が薬を見較べていたので気にかけていたところ、『ブテナロックVαスプレー』をレジに持ってきたため、薬剤が飛び散る分だけコストパフォーマンスが悪い事をお話した。 殺菌剤だから、拭き散らかすより密着するよう塗布する方が有効性が高い。 そして持っも大事な点として、水虫であることが確定しているか尋ねると、病院は受診していて次までの繋ぎというので、液剤とクリーム剤手の水虫の場合の使…