夫婦のお客様が来店し、ご主人から『キップパイロール』の問い合わせを受け、取り扱っていないことを伝えたうえで、似たような処方として『メモA』を紹介したところ「傷を治すんだよね?」と訊かれたので、「違います」と答えた。 患部の消毒と傷口の疼きを抑える弱い局所麻酔の入った薬であって、血流を良くして材料を運ぶのを手伝うのは修復成分の入った『ヒビケア軟膏』などであることを説明したけれど、興味は持たれなか…
- カテゴリー別アーカイブ それさえもおそらくは平凡な日記
「ドライアイ」と「乾き目」は違う? 「ドライアイ」かは医師の診察を受けなければ分かりません
若いお客様が、分包の『ロート抗菌目薬i』を購入されるさいにヒアリングしたところでは、モノモライがあるものの痒みなどは無く、滅多にならないというので適していると考えられることを伝えた。 瓶のタイプの目薬は、開封したら1ヶ月くらいしか使えないから。 お客様には、目薬を点したら少し下を向き5分間は目を閉じた方が良いと伝えると驚かれ、人間の異物を排除する力の凄さをお話した。 それこそデリケートな目…
歯痛に向いてる鎮痛剤は? 持続する痛みに、鎮静成分が入った鎮痛剤は避けましょう
お客様が『小児用バファリンチュアブル』を購入されるさいに用途を尋ねたところ、11歳の子供が歯列矯正を行ない、歯科医からは市販の痛み止めを勧められたとのことだった。 歯列矯正は先の長いことでもあるため、抜歯後の疼痛などに用いる漢方薬の『立効散』を紹介し、病院で処方してもらえないか相談してみるよう勧めた。 市販されていないから知名度はメチャクチャ低いけど、歯列矯正となると体調によって痛みが強まる…
どんな物も、目的に合った物を選び、効果を発揮しつつ被害は最小限度になるように使うことが大事
子供を連れたお客様が『手ピカジェルプラス』を見ていて他の物とも迷ってる様子だったので、これからの寒い季節は水分を奪うエタノール製品よりベンザルコニウム製品を使ったほうが方が手荒れしにくいことと、パッケージに「消毒」か「殺菌」の表示があれば効果について信頼性が高いことを説明したところ、モイストヒーリング(湿潤療法)の絆創膏の売り場を尋ねられ案内した。 子供の傷口は二日経っているそうだが、まだ体液…
お店では薬を自分で選ぶその前に、先に相談して時間短縮! 情報収集!
子供を連れたお客様に『フェイタスZα』の試供品をお渡しするさいに注意事項を伝えると、『フェイタス5.0』との違いを尋ねられたので鎮痛効果や気を付ける持病が異なることを説明した。 どちらも他の外用消炎剤と較べて浸透力に優れ、『フェイタスZα』の主成分はジクロフェナクナトリウム、『フェイタス5.0』の方はフェルビナクというように同じ銘柄でも内容が異なり、鎮痛効果と浸透力は前者のほうが高いのだが、薬…
「すべてお任せします」という患者さんより、熱心な人にこそ応えたくなります
やや高齢のお客様から栄養ドリンクを求められたけれど、頭痛がして吐いたというため、胃腸障害に対応した『ヒストミンゴールド液プラス』を勧め、お使いいただくことになった。 そして、明日の仕事が休めないというので、今後の薬の選択として『柴胡桂枝湯』を紹介した。 ただ、新型コロナウイルス禍のご時世である、休んでいただきたいところ。 今日は帰ってすぐ休むそうなので、『ヒストミンゴールド液プラス』はノン…
相談してもらうと、「考えたことなかった」発見があるかもしれません
お客様から非接触型の体温計を求められ、取り扱っていないことと高額なことをお話したところ、大人しく脇の下で測れない幼児を測りたいというため、起こさずに寝ている間に測ったことがあるか尋ねると、「考えたことなかった」とのことだった。 そして、実際に熱が出た時には表示された体温を写真に撮っておくことを勧め、同じ日の変化も大事とお話したら、1日に1回しか測っていなかったと驚かれた。 体温の変化を記録す…
冬場の肌荒れ対策は、身体を温めることに全集中!!
子供を連れたお客様が『キズカイン』をレジに持ってきたけれど、手荒れに使うというので患部を見せてもらうと、見た目でもかなり進行していて痒みも強いというため、修復と痒み止め成分の入った『ヒビケア軟膏』を案内して変更となった。 『キズカイン』は、殺菌・消毒成分に痒み止めを合わせた処方なので、極めて小さいか初期の傷の疼きを抑えるのには向いているが、修復成分が必要だろうと判断した。 一方、皮膚の炎症が強い場…
適応や副作用の検討をするためにも、先に使った薬、すでに買ってある薬を教えて下さい
子供を連れた夫婦のお客様が『のどスプレー』を見ていて、ご主人が抗炎症成分のアズレン製剤の物を奥さんに勧めると、奥さんが強い「薬はいい(嫌)」と言っていたため気にかけていたところ、殺菌成分のポピドンヨード製剤をレジに持ってきた。 抗炎症成分が強い薬というのは誤解で、殺菌成分とは「やっているコトが違う」だけである。 むしろ、殺菌成分は健康な皮膚なども傷めてしまう刺激物。 なので、現に喉が痛む場…
薬の試供品を貰うときにも、使ってる薬や持病との確認をお忘れなく! お薬手帳が役に立ちます
やや高齢のお客様に、ジクロフェナクナトリウム製剤の『フェイタスZαジクサス』の試供品をお渡しするさいに、飲んでいる薬や持病に気をつけなければならない薬であることを伝えところ、降圧剤を飲んでるというため、お薬手帳を見せていただいた。 血管を拡張する降圧剤と分かったので、ただちに問題は無いものの、飲み薬が貼り薬と影響するとは思わなかったというため、他の市販薬も使う前に調剤してる薬局に問い合わせたり…