夫婦のお客様が『新ルルAゴールドDX』をレジに持ってきたけれど、患者はご主人で、主訴は鼻水というため鼻炎薬を提案すると常備薬を兼ねるつもりとのことだった。 総合風邪薬は、いわば「全部入り」だからお得感があるけれど、身体の方は起きていない症状に対する成分も処理しなきゃならないから、余計な負担がかかることになる。 また、メインとなる成分は解熱鎮痛剤・鼻炎薬・咳止めの3種類で、それぞれに副作用があ…
- カテゴリー別アーカイブ それさえもおそらくは平凡な日記
目の充血除去の成分は控えめに!! 塗り薬は剤形での使い分けも考えましょう
お客様が目薬の棚で『サンテFXネオ』を手にして長考していたので声をかけてみたところ、「スッキリする物を」と注文されたため、メントールが入っているクールタイプを選んでみてはと伝えると、けっこう目薬を使うということから、塩酸テトラヒドロゾリンに注意するようお話した。 この成分は充血を取り除くということになっているけど、やっているのは血管を収縮させて血液の通りを悪くし、充血を目立たなくさせているだけ…
『イソジンうがい薬』は、買いやすいけど使いにくい薬です
お客様が『龍角散ダイレクト』を購入されるさいに、桔梗が入っているのでお腹を冷やさないように気をつけることを伝えたところ、妊娠中の奥さんが使うそうで大丈夫か尋ねられた。 何故ソレを先に言わないΣ(´∀`;)!? まだ初期とはいうものの、妊娠は初期が危ないんである。 まぁ、『龍角散ダイレクト』自体は妊婦でも問題は無いけれど、お客様の話しぶりからするとパッケージの注意書きを確認した訳でもない模様…
市販薬を買う時に、情報提供を受けたことはありますか? お客様の方からも積極的に確認しましょう
やや高齢のお客様から『ネルノダ』を求められ、薬かのような言い方をしていたのでサプリメントであることをお話すると驚かれた。 サプリメントを薬じゃないから体に優しいと思ってる人がいれば、サプリメントを薬と同じと勘違いしてる人もいるから油断できない。 『ネルノダ』の主成分であるGABAは、睡眠の質を良くするという「報告がある」ということになっているが、検証が進んでいる訳ではなく、「まだ良く分からな…
市販薬はセルフメディケーションに基づいて選ぶものなので、特徴や使い方もご確認あれ
お客様から、目薬の『ソフトサンティア』と『ソフトサンティアひとみストレッチ』は同じ物か尋ねられ、前者は涙に近い塩水で後者は病院でも処方される疲れ目に適応するビタミンB12製剤であることを説明したところ、後者をお買い上げいただいた。 目薬を点した後は目を閉じて少し下を向き1分以上待つよう教えたところ驚かれたので、顔を起こしてると目の裏から喉へと流れてしまい、瞬きすると睫毛に持っていかれるてしまい…
市販薬をもっと怖がってもらいたい!? 似た処方の薬があるのに、特定の銘柄を探し回るのは徒労です
お客様が鎮痛剤の棚を見ていて風邪薬の棚に移ったので気にかけていたところ、レジに持ってきたのが『イソジンうがい薬』だったため、実際に喉が痛む場合は殺菌成分が刺激物だから適応しないことを伝えた。 そして、抗炎症成分のアズレン製剤の『パブロンうがい薬AZ』やトローチの『パブロントローチAZ』を紹介してみると、喉は痛くなくて違和感程度というので患部を潤す『ストナ去痰カプセル』を案内した。 お客様は『…
鎮痛剤に限りませんが、薬はリスクと効果のバランスを考えて選びましょう
お客様が『バファリンルナJ』と『小中学生用ノーシンピュア』を見較べていたので気にかけていたところ、前者をレジに持ってきたためヒアリングしてみた。 13歳の子供が生理に使っているそうで、後者には鎮静成分が入っておりその効果と副作用について説明したところ、本人は『バファリンルナJ』があまり効いた気がしないと言っているというため『小中学生用ノーシンピュア』を試していただくことになった。 鎮静成分は…
温めて和らぐ痛みは、本当に温めてみよう! 貼り薬も、薬の飲み合わせや持病に気をつけて
『ボルタレンテープ』を持ったお客様から、蚊取り線香の場所を尋ねられ売り場を案内したけれど、季節商品のためすでに目的の品物はメーカーに返品してしまっていることを説明した。 売れ残った季節商品は、メーカーが無料で引き取ってくれる期日が決まっているため、他の系列のお店でも同じ時期に一斉に無くなってしまうのだ。 そしてそれは、おそらく一般の消費者の感覚よりも1ヶ月以上早い。 『ボルタレンテープ』に…
小さい子供を連れて冷蔵食品コーナーを回るときには、子供の服装(特に下半身)に注意
寝違えたという10歳の子供に外用消炎剤を頼まれたというお客様から相談を受け、インドメタシン製剤の『バンテリン』などは年齢制限があることを説明し、なったのは今日のことというため首回りを一旦氷水で冷やす対処もありますと説明したところ、大したことないと思うというお話だった。 弱いサリチル酸製剤でも局所麻酔が加えてある『トクホンチールOX』も考えたけれど、すでに同じくサリチル酸製剤の『アンメルツヨコヨ…
喉がオカシイと「風邪かな?」と思うのは早とちり? うがい薬の効果は限定的です
高齢のお客様から『イソジンうがい薬』を求められ、喉が痛む場合には刺激物だから避けた方が良い事と、体を守る菌も殺してしまうこと、そして普段のうがいは水道水で充分なことをお話したところ、喉の違和感に使っていたというため、口内炎にも使うアズレン製剤の『パブロンうがい薬AZ』を紹介すると購入された。 ただ、急いでる様子だったから、体内が乾燥してる可能性のお話まではできなかった。 喉がオカシイと「風邪…