常連のお客様から、子供の背を伸ばすドリンクについて相談され、効果が確定的な物は無いことと、新型コロナウイルスで練習が減った高校野球部の生徒の身長が伸びたというデータもあるので、過度の運動を避けつつストレッチは欠かさずにやるのが良いと考えられることをお話した。 すると、タンパク質の摂取の相談も受けたため、玉子が価格も安くて食べ方のアレンジもしやすいことを説明した。 栄養面から見ても、玉子はビタ…
- カテゴリー別アーカイブ それさえもおそらくは平凡な日記
胃もたれは、薬を選ぶのが難しい症状の一つです
お客様が『第一三共胃腸薬プラス』をレジに持ってきたさいに、疲れている時に向いてることを伝えると、主訴は胃もたれで脂物が思い当たるということと、体調は悪くないということから『タナベ胃腸薬ウルソ』を紹介したうえで、『スクラート胃腸薬』を案内した。 胃もたれというのは、薬を選ぶのが簡単なようで適応の見極めが難しい症状の一つ。 胃の働きが悪くなってるとか、単純に食べ過ぎによる胃の負荷を考えがちだが、…
適応する薬選びは、患者さん本人へのヒアリングが必須! でも、怒られたりお礼を言われたりの博打
お客様から口内炎の薬の場所を尋ねられたので売り場を案内し、塗り薬と貼り薬といった剤形の違いと、成分による薬の強さの違いについて説明したところ、患部は唇の裏側で日が経っているという。 唇の裏側となると、貼るよりも塗る方が患部に留まりやすく、日が経ってることからすれば炎症を抑える効果に優れるステロイド剤より患部の修復に適した成分の物が良いだろう。 こうやって患部の状態に合わせて薬を検討するので、…
打撲や捻挫などの強い痛みには初期対応と強めの薬が大事です! 病院に行くかの日付は先に決めましょう
お客様が外用消炎剤の棚の前で、鎮痛効果の高いものと低めのものとを次々と見較べていたので気にかけていたところ、サリチル酸製剤の『ハリックス55EX』をレジに持ってきたので、弱めで良いのか尋ねたところ、良く分からないとのことだった。 主訴は肩こりと首の筋違いで、成分によって鎮痛効果と浸透力の違いがあることを説明すると、病院から処方されていた『ロキソニンテープ』を使っていたとうため、筋違いや捻挫など…
対話しないとお客様の状況が分からないし、でも地雷を踏むと接客が怖くなります
お客様が『第一三共胃腸薬』をレジに持ってきたけれど、以前にも使ったことがあるから選んだだけで、あまり薬は普段使わないというため、水とお湯のどちらを飲むと楽になるかというお話をした。 たいていは試したことが無いという返事になるのだけれど、やはり言ってはみるもので、暑さバテが思い当たるようだったため、胃腸の疲れを助ける『第一三共胃腸薬プラス』の方を勧めて変更となった。 水を飲んで楽になるようであ…
値引きやオマケで薬を選ばないように気をつけましょう! 同じシリーズでも中身が違います
若いお客様が『ブロン錠』と『ブロン錠エース』を見較べていたので気にかけていたところ、後者をレジに持ってきたので痰の状態によって使い分けがあることを説明し、適応しそうだったことからそのままお買い上げいただいた。 両方ともパッケージに「せき・たん」と書いてあるけれど、咳をすると水様性の薄い痰が出るか、まったく痰が気にならない場合には『ブロン錠』が適応し、痰が引っ掛かったり粘性のときには、痰を滑りや…
誤解されがちなセルフメディケーション!! 自己の身体に責任を持つというのは、専門家との連携を持つことでもあります
高齢のお客様が『ラミシールプラス』のクリームと液剤を一緒に購入されるので、水虫の診断を受けたのか確認したところ「水虫なのは間違いない」と断言されたけれど、病院を受診したことはないという。 皮がめくれてるとか、白くなってるとか、それは皮膚の状態であって、白癬菌がいるかは別な話。 専門医でも顕微鏡検査をしなければ分からないのに、どうして断言できるのか。 湿疹の塗り薬なら痒み止めと抗炎症成分なの…
服薬ゼリーにも使い分けがあります! 他にも混ぜて良いものがあるか、薬剤師さんに確認しておきましょう
お客様から薬用カプセルを求められ売り場を案内したうえで、薬を詰めるのはかなり手間なことをお話して『三角オブラート』と『服薬ゼリー』を紹介した。 『三角オブラート』はザーッと流し入れられるし、それこそ『服薬ゼリー』なら混ぜるだけ。 混ぜるのは何も『服薬ゼリー』でなければ理由も無いから、ココアなど他の物に混ぜて良いか調剤した薬局に問い合わせてみるよう勧めたところ、その場で電話してヨーグルトと混ぜ…
塗り薬のステロイド剤は怖くはないけど、「使い慣れてる」と思われるのは怖いです
お客様から「フルコートS」なる物を注文され、念のため調べたところ存在しないので『フルコートf』を案内すると、奥さんが虫刺されにいつも使っているとのことで購入された。 しかし、これも念のため炎症が弱い場合には薬も弱い物を使う方法があることを伝えた。 虫刺されならば長期連用なんてことはしないだろうけど、良く効くからと他の皮膚疾患のときにも使い、それが同じ場所に使い続けるという可能性を払拭できない…
医薬品のドリンク剤と同じ名前で出ています! 疲労対策の漢方薬は、疲れ方の確認を
お客様から『補中益気湯』を求められ、疲労に効くというのを「ネットで見た」とのことだがガッシリした体格だったので、飲んでも効いた実感が得られないかもしれないとお話して、『人参養栄湯』と『十全大補湯』を紹介した。 『補中益気湯』が読んで字の如く体力的な疲労よりも気力が充実にしないときに向いているのに対して、血を巡らせて栄養を運ぶ『人参養栄湯』や体を下支えしてくれる『十全大補湯』は、座ったら動くのが…