お客様から2歳の子供の咳止めを求められ、カセ咳のようなので『ムヒこどもせきどめシロップ』の他に、上半身に保水する『麦門冬湯』も案内した。 体力のある子供の咳には、『五虎湯』でないと効かないこともあるので本当は本人の状態を確認したいところ。 でもさすがに、小さい子供が咳をしているのに外に連れ出すのは得策ではないだろう。 咳をしている様子を、スマホの動画で撮ってきてもらえると参考になるのだけれ…
- カテゴリー別アーカイブ それさえもおそらくは平凡な日記
新型コロナウイルス騒動の渦中にあって必要なのは手洗いです、イソジンうがい薬の出番はありません
若いお客様がうがい薬の棚を見ていて『パブロンAZうがい薬』を購入されるのでヒアリングしたところ、主訴は喉の痛みだというから抗炎症剤のアズレンは「良い選択ですね」と伝えたら他のうがい薬との違いは知らなかったとのことだった。 うがい薬というと『イソジンうがい薬』を選ぶ人が多いけれど、殺菌剤というのは刺激物だから、喉が痛くなってから使うと患部を荒らしてしまう。 喉がイガイガするときに使うとスッキリ…
お客様から「嘘を教えられた!」と苦情が入ったお話。薬の販売における「客商売」の意味とは?
お客様が『新ルルゴールドS』をレジで持ってきたさいに、咳止め成分が入ってるので咳が出てから使うよう勧めると、置き薬にしていて効いた気がするというため、咳止め成分の覚醒剤系と麻薬系がそう感じさせている可能性を説明した。 カフェインも入っているから、脳のほうは混乱して多少の苦しさは誤魔化され、多幸感を得てしまう。 特に麻薬系の咳止め成分は、中枢神経を抑えて咳を止めるので、咳の出ていない段階で使う…
「不眠」といっても色々あるので、代理人を介してのヒアリングは激ムズです
常連の夫婦のお客様が来店し、ご主人からは疲労の相談を受け、ビタミン剤の『新パワーアクトEX』と『キューピーゴールドαプラス』を案内し、摂った栄養を行き渡らせるための血流が大事とお話したところ、後者の購入を決められた。 また、季節の変わり目での気温の変化に体がついていけない場合に、ダメージを受けやすい脾胃と肝を助ける『柴胡桂枝湯』も紹介した。 奥さんは胃痛とのことだったが、下痢や吐き気などは無いとい…
痛み止めにも種類があります。特定の薬に拘るのであれば、とことん知識を追求しましょう
お客様から『ガスター10』を求められ、薬剤師がいないので置いていないことを説明したうえで、適応するのは胃がキリキリ痛む感じや、苦い水が上がってくる感じであることを伝えると、そういう症状だというため近所の取り扱っているドラッグストアを紹介した。 ただ、同じように胃酸の出過ぎを抑えるM1ブロッカーの『ガストール』があるとこも教えたところ、使ったことが無いとのお話だった。 病院で処方されるから良く…
患者本人じゃないから合う薬が分からない、本人が来ても使った薬を覚えていなくて分からない
やや高齢のお客様から、ご主人の痒みの相談を受け、乾燥性のようなので皮膚に水分を捕らえる『メンタームEXプラス』を案内して購入していただいたのだけれど、尿素は塗り始めにしみることは最初にお話したのに聞いていなかったらしく、お会計時に改めて伝えたら驚かれてしまった。 もし尿素の刺激を避けるのであれば『メンソレータムAD』に変更することも考えられるが、なにしろ本人が来ていないので決めようがない。 …
点鼻薬、症状に合わせて選んでいますか? 飲み薬より安全と思わないようご注意下さい
子供を連れたお客様からマスクを求められ、花粉症というため『ワセリン』を鼻の穴の入り口に塗る方法を教え、腸の働きを整えるのが大事と説明した。 患者は子供のようだったので、子供本人にもお話をした。 やはり養生法は、本人に知ってもらわないと意味がないから、親に説明するだけでは駄目だと思う。 腸には脳と同じ神経細胞が分布しており、「第二の脳」と呼ばれている。 その腸は外部からの侵入にも目を光らせ…
鎮痛成分だけの痛み止めを使うか、複合剤を使うかの検討もしましょう
お客様が『バファリンルナi』をレジに持ってきたけれど、ヒアリングしたところ頭痛と生理痛の両方に使っているというため、生理痛には専用薬の『エルペインコーワ』もあることをお話した。 鎮痛剤の他に、変な言い方だが、わざと内臓の機能を低下させる成分が入っており、子宮が元気に働いてしまうのが生理痛の原因でもあるから、鎮痛剤だけより効果が期待できる。 そして頭痛は後頭部とのことで、肩こりと連動してる可能…
市販薬はリニューアルに注意! 後継の同じ薬だと思っていると、中身が違うことも
お客様が『ルルアタックFXa』をレジに持ってきてヒアリングしたところ、主訴は喉の痛みで咳は無いというため、鎮痛剤か『ペラックT』にしてみてはと提案した。 すると患者はご主人で、前にも『ルルアタックFX』を使ったとのことだったが、リニューアルした後の『ルルアタックFXα』だったか覚えていないというので、本人に確認してみるよう勧めるとお帰りになった。 以前の『ルルアタックFX』であれば、アセトア…
「医療の知識が無いから選びにくい」だからこそ情報の提供をしています
やや高齢のお客様から腹痛の相談を受け、自身で胃酸が出過ぎかもとのことだったので、過剰な胃酸の分泌を抑制するM1ブロッカーが主成分の『ガストール』と、内臓の平滑筋の痙攣を抑えて痛みを緩和する『ブスコパン』の他に、胃壁内に膜を貼って守る『スクラート胃腸薬』を案内したところ、『ガストール』を購入された。 よく『ガスター10』を求めて来店するお客様に、薬剤師がいない店舗なので置いていないことを伝える…