お客様から浣腸の20ccを求められたけど置いていないため、10ccを2本使う方法を勧めたところ11歳の子供とのことで、お買い上げいただいた。 そもそも浣腸は刺激物なので20ccをいっぺんに使うより、様子を見て追加する方が安心である。 そしてお客様には、トイレでの排便しやすい姿勢を教えた。 人間の直腸は立っている時に蓋をする構造になっていて、そのおかげで立ちションはできても立ちウ○コはできな…
- カテゴリー別アーカイブ それさえもおそらくは平凡な日記
家にある薬は有効にお使い下さい。適応するか分からなければ相談を
夫婦のお客様が『イブA』と『パブロン鼻炎カプセルSα』をレジに持ってきたさいに、カフェインが被っているため無印の『イブ』であれば併用できることを伝えると変更となった。 無印の『イブ』と『イブA』とはパッケージのデザイが似ているため間違いやすいが、無印のほうが鎮痛成分のイブプロフェンのみなのに対して、『イブA』の方には眠気を催す可能性がある鎮静成分と薬効を高めるためのカフェインが入っており、別物…
疲れが取れない時のシャワーは背中に浴びよう
お客様から『アリナミンメディカルバランス』が疲労に効くか質問されたので、あくまで医薬指定部外品であり医薬品を提案したところ、価格が高いのではと心配されたため例として『ユンケル黄帝液』には即効性と遅効性の成分が入っており長丁場に適しているため費用対効果は高いことを説明した。 単純な価格面でも、『アリナミンメディカルバランス』を毎日飲むのであれば、『ユンケル黄帝液』は2日に1本でお釣りが来る。 …
患者さんを迷わせるつもりは無いのですが、黙って買われるのも怖いモノを売っているので気がかりなのです
お客様がサプリメントの『ヘム鉄』を購入されるさいに胃への負担に負担に注意するよう伝えたところ、病院で処方された鉄剤が貧血に効かなかったというのでフィードバックのために医師への報告を勧めた。 実のところ『ヘム鉄』自体は、胃に負担のかからない種類の鉄ではあるのだけれど、病院に行ってるのに、あるいは逆に受診もしていないのに、貧血の改善に使おうとしている人をあぶり出すための方便。 他に良い感じで、お…
使った薬、持ってる薬、何をする薬なのか確認を
お客様が『パブロンSせき止め』と『浅田飴せきどめドロップ』を比較していたので声をかけてみたところ、12歳の子供に以前に病院で処方された薬を飲ませたというため内容を確認すると、非麻薬性の咳止めと去痰剤だった。 非麻薬性とはいえ咳をする神経を抑える薬なので、長く続けると内臓の働きを悪くし体内が乾燥してしまうと、それがまた咳の原因となってしまう。 選ぶなら覚醒剤系ではあるけれど気道を開いて呼吸しや…
どうして自分が病院に行ったのか思い出しましょう。医者の判断を勝手に変えてはいけません
お客様が『パブロンメディカルC』をレジに持ってきたけれど、主訴は咳と痰で、病院から処方された薬があるというためスマホに撮ってある画像を見せてもらうと去痰剤だった。 つまり医師は、咳止めまでは必要無いと判断したのだろう。 なのに自己判断で、風邪薬を飲もうというのだから困ってしまう。 咳止め成分は大きく分けると、覚醒剤系と麻薬系とがあり、覚醒剤系で気管支を拡張し呼吸をしやすく、麻薬系では神経を…
咳の無い時に総合風邪薬を使うと咳の原因になるかも?
お客様が『新ルルAゴールドS』をレジに持ってきたけれど、主訴は発熱と喉の痛みで、鼻炎や咳は無いというため鎮痛剤を提案した。 意外と、鎮痛剤を常用している人でも知らないことが多いけれど、効能書きを見てもらえば「咽頭痛」と書いてある。 お客様は『新ルルAゴールドS』はいつも飲んでいるそうで、強い薬なのか尋ねられたため、起きていない症状に対する不要な成分の処理に体が疲れてしまうと説明し、『イブ』の…
人間は熱感より冷感のほうが敏感!? 痒みや痛みを誤魔化す神経の仕組み
お客様が『キンカン』をレジに持ってきたけれど、虫刺され目的には痒み止めも抗炎症剤も入っていないことを説明し、『ムヒSクリーム』と『液体ムヒS』の他に『ウナクール』を案内した。 『キンカン』は灼熱感によって痒みを誤魔化しているだけなので、その効果を利用するのは虫刺されよりも血行を良くして改善する肩こりの方だろう。 そして『ムヒSクリーム』と『液体ムヒS』は、同じ処方の剤形違いではなく、痒み止め成分が…
ブルーベリーが目に良いという話は「嘘情報」から出た「勘違い」!?
やや高齢のお客様からDHCのブルーベリーについて質問され、一時的に視力が回復したというデータもあるけれど、極めて短時間だったとされていることを説明した。 そもそもブルーベリーが目に良いというのは、第2次世界大戦中の嘘の情報が現在でも生きているというビックリ話なのだが。 しかも嘘の情報が、さらに誤って伝わってというから面白いというか、デマは広がりやすいというか。 なんでも当時のイギリス国内では灯火管…
喉の痛みに『桔梗湯』を使う時には、お腹の冷えにご注意を
お客様から『桔梗湯』を求められ、うちのお店では取り扱っていないことを伝えると、他のお店でも置いていなかったとのことで、「あまり単独で使う物ではない」ことをお話しした。 お客様は、喉の痛みに以前に使って効いたとのこと。 患部を冷やしてくれるから喉の痛みに良いのだけれど、単独て使うとお腹まで冷やして下してしまうことがあるため、『葛根湯』や『桂枝湯』など、温める漢方薬と組み合わせるのが望ましい。…