お客様が、『バファリンルナJ』と『小中学生用ノーシンピュア』を見較べていたので気にかけていたところ、前者をレジに持ってきたためヒアリングしてみると、12歳の子供が親知らずのせいか歯痛だとのことだった。 歯痛ともなると、鎮静成分の入っている『小中学生用ノーシンピュア』の方が効くかもしれない一方で、鎮静成分のリスクもお話した。 一般的に「眠くなる」と解釈されることのある鎮静成分は、いわば脳の認知…
- カテゴリー別アーカイブ それさえもおそらくは平凡な日記
寝そべってテレビやスマホを見ていませんか? まさかの疲労骨折に注意!
やや高齢のお客様がインドメタシン製剤の『スキュータムID』を購入されるさいに、強めの薬で良いか尋ねると、湿布を貼った手首を見せてに、寝転がっててテレビを見ていて腰を痛めたとお話しされた。 今使ってる湿布は何か、病院に行ったのかを質問してみても、笑って教えてもらえなかった。 恥ずかしく思ったのかもしれないが、痛みが長引いてるようだと疲労骨折していることもあり得ると伝えた。 疲労骨折というのは…
蕁麻疹など、病院に行ったときに症状が消えてしまう症状は、その時の記録を忘れずに
若いお客様が『バファリンプレミアム』を購入されるさいに、鎮静成分が入っていて良いか確認したところ「大丈夫」というお返事だったけれど、目がうつろなようにも思えたので、もう少し踏み込んで頭痛に使うのか尋ねた。 ほぼ毎日で座りっぱなしの仕事というため、肩こりと連動した緊張型の頭痛の可能性が高く、胃の不具合と連動したズキズキする偏頭痛の場合では、対処方法が違うことを説明した。 緊張型は血行不良なので…
患者本人が一緒に来店してるのに、姿を消すのは困ります
夫婦のお客様が来店して、『コルゲンコーワトローチ』が奥さんがレジで差し出し、旦那さんの方は他の売り場に行ってしまったのだけれど、うがい薬は消毒系で良いのか尋ねると使うのは旦那さんとのことで、呼び戻しに行かれた。 ビールなんかを買わせるんじゃないのだから、自分の使う物くらい最後まで立ち会ってもらいたい(;´Д`) まぁ、レジに家族で並ぶのは邪魔になると考えたのかもしれないが。 それならそれで…
処方された薬を使わない心理とは? 患者さんの考えてることが分からなくて困惑
お客様から胃もたれの相談を受けたので、胃薬の棚を案内したけれど、何か病院から薬が処方されているというため尋ねると「カプセル」とのお返事。 うーん、この(^_^;) よく、降圧剤を処方されているお客様が「普通の血圧の薬」と言うけれど、その薬が身体の中で何をしているのかが重要。 血管を拡張して下げているのか、血液をサラサラにして下げているのか、利尿作用で排泄して下げているのかによって、他の薬と…
デリケートな目は、目薬さえも追い出します! でも、塗り薬を使った手で目をこすらないようにご注意を
お客様からモノモライの相談を受けて、分包の『ロート抗菌目薬i』と瓶の『アイサット抗菌』を案内したところ、前者をお買い上げいただいた。 モノモライになりやすいようなら瓶タイプで良いけれど、開封すると使えるのは1ヶ月程度。 分包ならば、残った分はパッケージに記載してある試用期間まで保存しておける。 ただ今回のお客様は、患部である下瞼の腫れは2週間以上続いていると分かったため、先に病院を受診する…
アルコールとエタノールの違いは? それより大事なのは、手を洗うことです
やや高齢のお客様が『イソプロピルアルコール』で拭き掃除して良いいか尋ねられ、価格が安い反面、一般的な消毒用エタノールよりも水分を奪う力が強く、手荒れしやすいため家庭での使用は勧められないことをお話した。 お店で売っている物は濃度が50%の表示なので、「消毒用アルコールは60%以上じゃないと駄目!」と思い込んでる人からは品不足のときに見向きもされなかったが、家庭よりも工場などでの機器の洗浄に使わ…
商品名で効能を勘違いしてしまう薬に注意!!
お客様が『ユースキンあせもジェル』と『アットノンEXジェル』をレジに持ってきたので、別々な人が使うのか尋ねると、自身が別々の場所の患部に使うとのことで、一旦は「そのままで良い」と言われたけれど、クリーム剤と軟膏との使い分けをご存知か質問したところ、興味を示された。 ジェルや液剤は塗り拡げやすいのが利点である一方、人間の皮膚は毒物などを侵入を防ぐためのバリア機能が優秀で、そのバリアを破って浸透し…
お酒と薬を一緒に飲んではいけない「正解!」 お酒を飲むから薬を飲む時間を変えた「不正解!」
やや高齢のお客様が『アレジオン』をレジに持ってきて、「他のも中身は大して変わらないんだろう?」と尋ねられたので、鼻炎薬は処方内容によって大きく異なることと、『アレジオン』や『アレグラFX』などは予防薬として使うのが効果的なことを説明した。 第1世代の抗ヒスタミン薬が入っている『パブロン鼻炎カプセルSα』とか『新コンタック600プラス』などは、起きた症状を抑えるための鼻炎薬で、水風船に針を刺した…
強い薬が良い薬ではなく、強い薬が怖い薬でもありません
やや高齢のお客様から胃薬を求められ、『第一三共胃腸薬』が効かなかったとのことだが、主訴は腹痛と吐き気で、苦い水が上がってるくる感じは無いというため、胃腸炎を考えて『柴胡桂枝湯』を案内し、お買い上げいただいた。 すると、心臓の手術をしたことがあると言われたので、そもそも『第一三共胃腸薬』が合わないと考えられることをお話して、『大正漢方胃腸薬』も使っていたとのことから、そちらの方が安全なことを伝え…