外用消炎剤の棚で、鎮痛効果の強い物と弱い物の区別無く選んでいる様子のお客様がいたため、心配になり声を掛けたところ、小学校高学年の子供が成長痛とのことだった。 となると、フェルビナクで15歳以下、インドメタシンで11歳以下の年齢制限がある。 そう説明して、血行促進成分の入っている『アンメルツヨコヨコA』を勧めた。 一応、成長痛であることは病院で診断されたらしいので、問題は無いはず。 ただ、昨年も同…
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おそ松くんの兄弟の区別がつかないのは仕方ないと思う
『イブ』を求めてお客様が来店。 ただ、頭痛に使うそうなんだけど、使っていたのが無印の『イブ』と一応は胃を保護する『イブA』だったのかは覚えていないそう。 どうも、言われたのも初めてだったみたい。 すいません、うちは自動販売機じゃないもので(^^ゞ←変な言い訳 同じ名前でもそれはブランド名みたいなもので、名前の一部に記号などが入っていたら成分が変わり、効能も当然変わることを説明して、『イブ』シリー…
治療方針は患者さん自身が決めるものでもあります
お客様が『ベンザエース』を求めて来店したけど、うちには置いていないことを伝えると、『ベンザブロック』のシリーズを見つけて「これでイイ」と言われた。 いやいやいや、名前はブロンド名で、名前が少しでも違えば成分も違い効能も同じではない。 そうお話すると、用途は置き薬だという。 そして、家族で使うから容量の大きい物をと要望された。 いえいえいえ、家族でも年齢が違えば性別も違い、仕事や学校などの環境が違…
経口補水液は小まめに複数回に分けて飲む
お客様が『爽和』などのストレス性の胃腸薬の箱を手に取り、『半夏厚朴湯』のパッケージも眺めていたため声を掛けてみた。 お話を聞くと、主訴は胃痛と胃のつかえ感とのこと。 私が触診をする訳にはいかないため、お客様自身に(みぞおち)に指の第一関節までを食い込ませようとすると痛いか試してもらったら、痛むというので『半夏瀉心湯』の方が適応すると考えられることをお話した。 『半夏厚朴湯』がストレスによって気管…
スポーツをするさいには事前に手当の勉強を
湿布を求めて来店したお客様に症状を尋ねると、テニスで腰を捻ってしまったという。 普段は痛くないものの、やはりテニスなどで運動をすると痛むそう。 だけど、病院には行っておらず、腰を痛めてから1週間以上経っているんだとか。 ううん、最初の段階で病院で状態を調べてもらいたかったし、せめて運動は控えて欲しい(;´・ω・) 症状は急性である一方、日が経っているため、冷やすも温めるも関係無ことを説明して、皮…
半身浴で長湯をするのが咳止めに有効なワケ
お客様から『熱さまシート』の場所を訊かれて、売り場まで案内。 現に発熱しているようでしたら額よりも首の後ろに貼るようにお話したら、熱が出ているのは0歳児だとのこと。 ありゃん。 それは予想していなかった(;´・ω・) 病院は受診していて、薬も処方されているそうなので、まずは安心か。 おっと、それじゃ『熱さまシート』も赤ちゃん用が良いですね、と案内し直した。 赤ちゃん用のは、ベビーコーナーに置いて…
患者さんの連れが適応しない薬を勧めるのに困ることも
お客様が、のどスプレーの『フィニッシュA』をレジに持ってきたけど、痛むのは喉の奥だという。 喉の奥だと、逆流性食道炎や胃炎が原因の可能性も考えられる。 その場合は、殺菌消毒系の物は合わなかったりするため、炎症を抑えるアズレン系ののどスプレーを勧めたうえで、内服薬の『パブロントローチAZ』や『マードレトローチ』と『駆風解毒湯』を案内した。 でも、のどスプレーを希望されていたので、アズレン系ののどス…
症状の名称は同じでも原因が違えば対応も変わる
鉄剤を求めて来店したお客様に、ひとまず『ファイチ』を案内。 目眩(めまい)や貧血の相談でいらっしゃるお客様は、例外無く「鉄不足」と考えているので。 しかし実際には、内耳機能の異常や水分代謝の異常など多くの原因があり、それぞれに対処は変わる。 それでも、お話を聞いてもらえるようにするには、最初にお客様のリクエストに応えておかなければならない。 本質的には、人間嫌いで引き篭もり体質の私には、このプロ…
制酸剤を繰り返し使う人には
お客様から、肩こりに貼る物より塗る物をと希望され、鎮痛剤としては弱いサリチル酸、中くらいでも皮膚に浸透しやすいフェルビナク、第2類薬では店頭で一番強いインドメタシンの三段階で案内した。 強さと浸透の良さではジクロフェナクナトリウムもあるんだけど、存在を忘れがちσ(^◇^;)。 今回もジクロフェナクナトリウムを候補に挙げるのを忘れて、お客様はフェルビナク製剤の購入を決められた。 そしてお会計しなが…
治すのが優先ではない場合の難しさ
お客様が『ロートジー b』をレジに持ってきたけど、目が真っ赤。 自身も結膜炎だと思うと言ってるうえ、目自体が腫れぼったい感じがするという。 『ロートジー b』のパッケージには「充血」と書いてあって、効能にも眼炎やとあるけれど、『ロート抗菌目薬EX』の方を勧めた。 すると、以前に病院で『クラビット点眼薬』を処方されたことがあるそうで、それほどには効かないんじゃないかと心配された。 そりゃ確かに、『…