やや高齢のお客様からドライアイの相談を受けたので、まず『ドライエイド』と『なみだロート』を案内した。 すると、たまに涙がボロボロと出るというお話がった。 加齢により眼の表面や瞼が緩んで、その刺激をゴミの侵入と誤認識している可能性をお話したけど、もう少しオブラートに包んで言った方が良かったかしら(;´∀`) 今回のお客様は、「あら、やだぁ~」と笑って流してくれたものの、加齢による症状の説明の時に、…
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薬の頼まれ物は伝言ゲームというより連想ゲーム
2歳児の咳と痰の相談を、お客様から受けた。 発熱は無く、夜に咳が強くなるとのこと。 『キッズバファリンかぜシロップ』ではどうかと尋ねられたけど、発熱がない時に解熱剤入りを使うと、かえって疲労させてしまうため避けるように説明して、『キッズバファリンせき止め』を勧めた。 また、粉をお湯に溶いて飲ませられるようなら、『五虎湯』や『麦門冬湯』が適応しますと紹介した。 今回は、『キッズバファリンせき止め』…
ユンケルがアンプルだったことにビックリ
やや高齢のお客様から、「風邪薬と一緒に飲めるアンプルちょうだい」と言われて戸惑う。 頭に浮かんだのが、注射剤につかうガラス製の密封容器だから。 後で調べたら、『ユンケル』が発売当時はアンプルだったんですね。 うっかりポカン(゚o゚)としてしまって、しきりにアンプルと繰り返されながら、栄養ドリンクに思い至るまで時間を要した。 ようやく私が理解したところで、お客様の方も気がついたらしく「栄養ドリン…
スーパー登録販売者の漫画とかあったら読みたい
やや高齢のお客様が、湿布薬を求めて来店された。 足の甲を打ちつけたそうなのだけれど、市販の物ではかぶれたことがあるから、病院で処方されたのと同じ物をと要望された。 でも、そ処方された湿布の内容は覚えていないという。 かぶれたのが主成分でなのか、添加物でなのか分からないと、探しようがない。 急性なので、インドメタシンが良いのではないかと思うものの、とにかくかぶれるのが心配だと言われる。 そうなると…
説明しよう病にかかってしまった
漢方薬の棚で迷っている様子だったため声を掛けてみたけれど、案内するのは断られた。 でも選んでいる間も、咳を繰り返している。 そしてレジに持ってきたのは、『葛根湯』だった。 えっ、どうしてそういう選択に(^_^;)? 一応、咳が治まらない時には、『五虎湯』や『麦門冬湯』に乗り換えることを検討するように伝えましたが。 ううむ、喉の痛みならまだしも、あの乾いた咳の調子じゃ悪くするだけだと思うんだ。 お…
失敗に落ち込み頼られ復活……単純ともいう
風邪の棚で迷っている様子のお客様に声を掛けてみたところ、患者さんはご主人で、主訴は喉の痛みに鼻水とのこと。 発熱や悪寒は無いそうなので、風邪ではない可能性もあることを話したところ、「風邪だから」というお返事。 そのため、もう少し詳しく発症の経過や、喉の痛み方、鼻水の状態などを尋ねたら、「もういいです! 面倒くさい!!」と立腹して帰られてしまった。 あうっ(>д<) ここのところヒアリ…
裏の裏まで読むのは刑事の心得が必要かも
レジに『エクトールDX』を持ってきたお客様に、念のため以前にも使ったことがある薬か尋ねた。 すると患者さんはご主人で、一週間ほど前から下痢気味とのこと。 そして、『ビオフェルミン止瀉薬』は効かなかったため、違うものをと思い『エクトールDX』を選んだそう。 ええと、ちょっと内容を確認しますね。 ………同じ成分構成なので、たぶん効かないと思います(^_^;) そこで、成分違いの『ストッパ下痢止めEX…
言葉の誤用を正そうと造語が生まれ泥沼化
お客様から風邪が治らないということで、相談を受けた。 喉が痛くて『葛根湯』を4日ほど服用して痛みは治まったものの、今度は鼻水になったという。 『葛根湯』を4日間は続けすぎだと思うけど、上半身を温めるから鼻水にも効果があるはずなのに、どうしたことか。 もう少し詳しくヒアリングしたところ、花粉症もある事が分かった。 いわゆるスギ花粉などには早いとはいえ、乾燥した空気に舞う排気ガスなどに反応しているの…
説明不足な店員が悪いんですけどね
これから始まる花粉症について、お客様から相談を受けた。 毎年の主な症状は鼻水とクシャミで、鼻がつまることはあまり無いというお話だったため、『小青龍湯』を案内した。 気象情報では、今年の花粉の飛散量は多いという予測だから、症状が始まる前に『小青龍湯』を1日1回服用する方法を勧めてみた。 本日は、相談のみ。 そうそう、うちのお店には第1類医薬品を置いていないため、第二世代抗ヒスタミン薬の『アレグラ』…
患者さん本人を連れてきてくれるだけでも珍しいんですけどね
『葛根湯』を購入されたお客様に主訴を確認してみると、喉の痛みとの事だった。 『葛根湯』が喉の痛みに全く効かないということも無いけれど、喉の痛みがメインなら上半身を温める『葛根湯』では効果範囲が広すぎて、やはり向かない。 しかも今回のお客様の場合は、風邪をひいたのは数日前で、喉の痛みは弱まってきているというお話。 体内の乾燥を取る『麦門冬湯』で喉を潤して、風邪のぶり返しを防ぐために『柴胡桂枝…