やや高齢のお客様が、『ウオノメコロリ』と『イボコロリ』で迷ってる様子だったので、絆創膏タイプは同じ処方で液剤は『ウオノメコロリ』の方に皮膚を柔らかくする成分が足してあることを説明した。 基本的にやってることはどちらも同じで、表面の皮膚を早く腐らせて新しい皮膚が作られるように促す。 ただ人間の皮膚は表皮の薄い膜が入れ替わるだけでも4週間はかかるので、芯があるウオノメの場合は、先に病院を受診して…
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「子供の頃に知りたかった」 乗り物酔い対策アレコレ
お客様が『トラベルミンファミリー』をレジに持ってきたさいに、比較的眠くなりやすい物で良いのか尋ねると、避けたいというため『センパアQTキッズ』に変更となった。 学校の合宿だそうで、バスに乗る前には温かい物を飲んでおき、乗ってから酔ったと思ったら冷たい物を飲むのが乗り物酔い対策なんだけど、集団行動の時には難しいだろうな。 眠くなる成分が一切入っていない酔い止め薬としては、漢方薬の『苓桂朮甘湯』…
サポーターは締め付けが強ければ良いという物ではありません
お客様から『正露丸』を求められ売り場を案内すると『セイロガン糖衣A錠』を選ばれたので、抗炎症成分と鎮痙攣成分を抜いた物であることを説明した。 また、基本の大幸薬品と他社の『正露丸』とも処方内容が違い、下痢止めのロートエキスが入っているのは他社製品だけれど、食中りの場合にはピタッ止めるより原因となっている物を早く排泄した方が良いこともお話した。 すると海外に持っていくというため、公共のトイレを…
「薬と毒は表裏一体」「クスリはリスク」をお忘れなく
お客様から乳幼児の指に傷があると相談を受けたけれど、治りかけというので薬を不要なことと、初期であれば化膿を防ぐために抗生剤を使う方法があることをお話しした。 他に、子供が乾燥肌で痒がっているというため『ポリベビー』を案内したところ、家でお尻のかぶれに使っているというので、お尻以外にも使えることを説明し、ベタつくのを嫌がるようであれば『ムヒSクリーム』や『ムヒベビー』などが使えることと、痒みが強…
病院に行くか迷ったのなら行く、いずれ行こうと思ったのなら先に予定を組む
お客様から成人の息子さんの「疲れ目や乾き目に使える目薬を」と相談を受けたのだけれど、洗い物と一緒に送ってあげようと思ってとのことで、実際の症状については把握していないようだった。 息子さんは花粉症があるというから、兼用できるものとして『ロートゴールド40』を案内して、お買い上げいただいた。 まぁ、現代ではスマホの見過ぎだろうとは思うが……。 目薬だけでなく、栄養を運ぶ目の周囲の血流を良くす…
風邪は、「胃からの影響」も「胃への影響」もあります
いつも『新ルルAゴールドS』を購入される、やや高齢の常連のお客様から、「風邪と胃は関係あるか」と尋ねられ、胃を悪くすれば体の抵抗力が落ちて、発熱や咳などは内臓の炎症を引き起こすので関係あります、と説明した。 また、『キャベジンコーワα』や『太田胃散』などの胃薬は風邪薬との組み合わせが良くないこともあると伝えると、 『スクラート胃腸薬S』を買ったとのことだったが、それは大丈夫と答えた。 無印の…
欲しい薬の質問をするときに、一緒に伝えてほしい5つのコト
お客様が『ベンザブロックL』を購入されるのでヒアリングしたところ、主訴は喉の痛みだけで咳は無いというため鎮痛剤を提案したけれど、色々と試して「これが一番効いたから」とのことだった。 咳止め成分は、喉を開いて呼吸をしやすくする代わりに興奮作用があって、体が治っていないのに治ったと錯覚したり、咳をする神経を抑えるついでに体が治ろうとする力も弱めてしまうリスクがある事をお話しし、喉の炎症は胃にも広が…
主訴だけではなく、他に困っている症状や自覚している体質についても伝えましょう
点鼻薬を見ていたお客様から、鼻づまりにどれが良いか尋ねられヒアリングしてみると、患者はご主人で病院から処方された漢方薬が効かなかったという。 その漢方薬の名前は覚えていなかったが、ツムラの物でパッケージの数字の帯が緑色というから『葛根湯加川きゅう辛夷』かもしれない。 ご主人は鼻汁が喉に落ちてくるのと、鼻づまりのため眠れないというお話をもとに『辛夷清肺湯』を紹介した。 鼻汁が喉に落ちてくるの…
風邪の看病は感染症対策を忘れずに
3歳の子供が発熱したとお客様から相談を受け、水枕を案内したうえで、冷えるまで時間がかかるものの手軽に使える『アイスノン やわらかフィット』を紹介すると、お客様は奥さんに電話で相談して購入された。 子供をゆっくり休ませようとして別室で寝かせてしまうケースがあるけれど、小さい子供は容態が急変しやすいため目の届くところに寝かせて、水分補給は本人の喉の渇きに関係無く、起きている間は30分から1時間ごと…
お気に入りの薬の中身が何なのかを知っておくことが大事です
やや高齢の夫婦のお客様が来店し、『ワカ末止瀉薬』を購入していただいたのだが、メーカーに問い合わせて置いてあるお店を教えてもらったそうだ。 なるほど、確かにそれは良い方法だと思う。 ご主人が「俺にはこれが合うみたい」というので、確かに薬は強い弱いばかりでなく体質との相性もあることを伝えたうえで、症状や目的によっては他の物と使い分けたり、出先で同じ薬が見つからない時には成分から処方の近い薬を探せ…