お客様が『新コンタックかぜ総合』をレジに持ってきたけれど、主訴は発熱と体の節々の痛みで、咳は無いというので鎮痛剤を提案したところ持っていないというため、ゆっくり休めるようカフェインが入っていない無印の『イブ』を勧めて、お買い上げいただいた。 漢方薬であれば、『麻黄湯』が適応するところだ。 また、お客様が体温計も購入されるので、体温計本体に一つ前の体温を記録する機能はあるものの、スマホで体温を…
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薬は用法用量を守って使うことと、使ったあとのケアも必要です
お客様が雑貨の購入をして手書きの領収書を求められ、ついでのように目薬も注文された。 主訴はドライアイなのか目の痒みらしく、レーシック手術を受けたそうで、『ドライエイドEX』はゴマ油が入っていて匂うのが嫌というため『サンテFXネオ』を紹介するとスーッとしみるのも嫌というお話から、『スマイル40EXゴールドマイルド』を使っていただくことになった。 お客様には目薬の成分を行き渡らせるために、目薬を…
推奨販売品のノルマが無いでもありませんが、あくまで薬ですから押し売りはしませんよん
お客様がフェキソフェナジン製剤を購入されるさいに使用経験を尋ねると、高校生の子供が患者で以前から使っているとのことだったが、予防薬として連用するのが効果的とは知らない様子だった。 フェキソフェナジン製剤やエピナスチン製剤といった抗アレルギー薬は、水風船にセロテープを貼って針を刺しても割れなくするようなもの。 針が花粉などのアレルゲンだとすると、花粉に対して体が反応しないようにするのが目的の薬…
病院で処方された薬が効かなかったり問題があったら、その相談はまず調剤した薬局か担当医に
お客様が『コーラック』などを見ていて『3Aマグネシア』をレジに持ってきたので、価格の安い『ナチュラル便秘薬』も紹介してみた。 それと、病院で『酸化マグネシウム』が処方されていたと分かり、しかも続けていたら下痢したというため他の薬への乗り換えを提案し、『オイルデル』を案内するとそちらを購入された。 その名前の通り、腸内の滑りを良くする処方で、漢方薬では『麻子仁丸』に近い。 便通については週に…
一人ひとり「常識」や「当たり前」が違う
高齢のお客様からビタミン入りゼリーを求められ、「森永の」だというので『 in ゼリー』を案内した。 するとマルチミネラルを手にしたので高齢だと腎臓に負担がかかる可能性もあることをお話したところ、飲むのはご主人で「数値は大丈夫」とのことだったが、プロテインを勧めると「筋肉モリモリになっても……」と言われたため、年を取ってきたらタンパク質が大事なことを伝えた。 ご主人は卵は食べているそうだが、介…
イソジンうがい薬信仰の弊害
お客様が『総合風邪薬クニヒロ』と『イソジンうがい薬』を購入されるので、イソジンは現に喉が痛い場合には刺激性があるので避けることと、体を守る常在菌も殺してしまうから、毎日うがいをしているのであれば不要なことを伝えたところ、口内炎に使っているというお話だった。 そうであれば、抗炎症成分であるアズレン製剤のうがい薬を使った方が良いとお話したけれど、そのまま購入された。 口内炎は神経性胃炎とも関係す…
総合風邪薬を使うというのは、体に風邪と喧嘩するのをやめさせるようなもの(なお、体の味方はしない模様)
お客様が『ベンザブロックS』をレジに持ってきたさいにヒアリングすると、鼻炎の他に症状は無いというため、咳止めと解熱の成分が体に負担になることを説明して鼻炎薬を提案してみたけれど、そのまま購入された。 鼻は喉を通って胃までつながっていて、鼻の症状は胃の不具合とも関係するので、消化に良い食事をするようにと伝えた。 上記のお客様の後ろにいて、『エスタックイブファイン』のお会計をしようとするお客様が…
お客様や患者さんからは学ぶことが多いです
お客様が『ビオフェルミンS』を購入されるさいに『ザ・ガードコーワ整腸錠α3+』などとの比較をしたのか尋ねてみると、妊娠中で薬剤さんから勧められたとのことだった。 効果をより高めるためには、お腹周りを温めるのが良いと伝えると「やっている」と言うので、「素晴らしいです」とお答えした。 調剤薬局は、病院を受診していない時にも相談できることを伝えた。 やや高齢の、いつも『ストッパ下痢止めEX』を購…
皮膚疾患の薬選びは、患者さん本人がいないと難しい
高齢のお客様から、ご主人の痒みの相談を受け、本人は乾燥のせいと言ってるようだが詳しくは分からず、患部は赤くはなってはいないとのことだった。 皮膚疾患も胃薬と並んで、本人にヒアリングできないと難しい。 乾燥だとすれば、保湿のためには三つの方法が考えられる。 まずは『ワセリン』で表面を覆って、水分が蒸発するのを防ぐこと。 次に、ヘパリン類似物質で血流を良くして潤いを保つこと。 三つ目は、少…
実は総合風邪薬を使いこなすのは難しい!? 成分がいっぱい入っているからです!!
お客様から『ダスモック』(清肺湯)を求められたけれど、主訴は咳であるものの、自身はタバコを吸わず、吸っている人から勧められたとのことだった。 そのうえ、病院の処方薬がイマイチとのことで持っていた現物を確認させてもらったところ、抗生剤の他に去痰剤と覚醒剤系の咳止めだった。 抗生剤の副作用で体内が乾燥することがあるし、胃炎を起こしていて、胃に被さっている肺が乾燥している可能性も考えられることをお…