お客様から打撲の相談を受け詳しく訊くと、2日前に膝の横をぶつけてしまい、今さっきまたぶつけてしまったそうで、サポーターをした方が良いかと尋ねられたので、外用消炎剤を使うことを勧め、インドメタシン製剤を案内したところ、『バンテリン液EX』をお買い上げいただいた。 本来は、ぶつけた初日に氷水を入れたビニール袋などを当てて冷やすのが良かったのだけれど。 ともかく、痛みが一週間ほど続くようであれば病…
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薬の年齢制限が変更になることもあるので注意! 症状の程度によっては使わないという選択も
お客様から『新ジキニン顆粒』を求められたけれど、子供は9歳だそうなので、ジヒドロコデインの年齢制限が12歳以上に引き上げられたことを説明した。 そもそも、主訴は鼻水と少し咳があるだけで、家に咳止めシロップはあるというため、成分によっては咳止め薬は鼻水にも効果が期待できることと、体を温めるだけで治る可能性が高いため、温かい物を飲ませてお風呂に入り、下半身に厚着をするよう勧めると、お帰りになった。…
患者さんに寄り添うことの難しさ、伝えることの難しさ
レジに『パブロンSα』を持ってきたお客様に症状を尋ねてみると主訴はだるさで、他にハッキリした症状は無く食欲はあるというため、体を温めて血流を良くする『葛根湯』を提案するとともに、身体の下支えをする『柴胡桂枝湯』も紹介してみた。 しかし今度は、販売期限が迫っていて値引きになっている『エスタック総合感冒』が目に付いたらしく、そちらを買っていかれた。 発熱も頭痛も無ければ咳も出ておらず鼻炎でもない…
薬選びは、効き目や効き方だけでなく患者さんの背景も参考にしています
女性の若いお客様と高齢のお客様が続き、どちらも疲れ目と目の乾きの相談を受けたので、若いお客様にはミネラルが主体の『ロートCキューブ』を案内し、高齢のお客様にはビタミンが主体の『スマイル40EXゴールド』を案内して、お買い上げいただいた。 そして二人ともパソコンの使い過ぎというため、目を開きすぎないために画面を見下ろすよう勧めた。 人を見下すような目つきになって、感じが悪くなるけれど(笑) …
市販薬は自分で選ぶのがベストなのに、それを阻む親心
子供を連れたお客様から、「目薬は値段が高い方が良いのか」と尋ねられたので、目薬に使って良い成分は決まっていて組み合わせや濃度の違いでしかないため、価格と効き目には直接的な繋がりは無いことを説明した。 今回は『ロートゴールド40』をお買い上げいただき、目薬を差したら目を閉じて1分以上は少し下を向いておくのが薬を無駄にしない方法ですと伝えたところ、「知らなかった」と驚かれた。 本当のところは5分…
総合風邪薬は「全部入りでお得」なんてことはありません
若いお客様が『新エバユースB26』を購入されるので、体内を温めると有効に活用できることを伝えた。 やはり栄養を巡らせるのは血液なので、血流を良くするためには積極的に温かい物を飲んだり、ゆったりと入浴をして、上は薄着をしても下半身は厚着をしてお腹周りを保温した方が良い。 お客様が『エスタック総合感冒』をレジに持ってきたけれど、中学生の子供が発熱していて、他の症状は無いというため『バファリンルナ…
使っている市販薬の同じ銘柄での違いを知らない人は多い
お客様から『イブ』を求められたので鎮痛剤の棚を案内したところ、探しているのは『イブA』だった。 『イブA』には鎮静剤が入っているので眠気を催すことがあれかもしれないとお話ししたうえでお買い上げ頂いたけれど、無印とAの区別がついていない患者さんは多い。 お客様の主訴は頭痛とのことで、声が弱々しかったから、頭痛でも風邪の時でも胃に優しい食事をするのが大事なことを伝えた。 頭痛にも種類がありそれ…
お客様の信頼を得て分かり合える道は遠く険しい
お客様が『アレグラFX』を購入されるさいにヒアリングしたところ、 アトピー性皮膚炎に病院から処方されていて、次に病院に行くまでのつなぎとのことだった。 成人の息子さんも同じだそうで、他に顔にステロイド剤が処方されており、それをしょっちゅう使っていて鼻が酒渣(赤鼻)のようになっているとのことだった。 症状が軽い時には薬も弱い物に変更した方が良いはずなのだが、担当医の判断が分からないので、迂闊な…
接客は、最初の話からコロコロ転がっていくライブ感
夫婦のお客様が来店し、総合風邪薬の『アデロンゴールド』を求められ案内したけれど、奥さんが愛用していて仕事が休めない時に使っているというので、それは逆であることを説明した。 総合風邪薬に入っている咳止め成分は麻薬系であることが多く、これは身体機能を落として症状を抑えるため、体がだるくなってしまう。 だから仕事が休めない時に服用するのであれば、咳が出ていない時には咳止め成分の入っていない『PL顆…
店頭でデリケートな話はしづらいとは思いますが、必要な情報でもあります
小学生の子供を連れたお客様が皮膚の棚を見ていて、スキンケアの棚へと移り、『デリケアM’sクリーム』と『フェミニーナ軟膏』を較べて迷っている様子だったため、案内を申し出たが断られた。 うん、まぁそうかなとは思う。 『デリケアM’sクリーム』を選ばれて、お会計時に念のため『フェミニーナ軟膏』の方には弱い局所麻酔が入っていて痒みが強い時に向いていることと、患部が服と擦れる場…