お客様から『タイレノール』を求められ、お買い上げいただいたけれど、頭痛や喉の痛みに使っているというので炎症には弱いことを説明して、喉の痛みには『ペラックT』との併用を勧めた。 それから、頭痛にもズキズキするタイプの偏頭痛や、締め付けられる肩こりと連動したタイプ、朝方に頭が重くて午後になるにつれ楽になるタイプなど種類があり、それらによっても適応する鎮痛剤や対処法が変わってくることも伝えた。 ズ…
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『冷えピタ』や『熱冷まシート』などの冷感商品は、冷たく感じるだけです
小さな子供から『冷えピタ』の場所を訊かれたので売り場を案内したところ、母親が現れ、ご主人が発熱していて今は37度くらいで今日からというため、38度を超えるようなら水枕を使うようお話ししたうえで、お買い上げいただいた。 そして、家に『葛根湯』があれば使ってみてはと提案したところ、ご主人が肩こりに使かってるというので早く飲むようにと伝えた。 また、『葛根湯』は温めると悪くなる症状には使えないこと…
【動画】この季節がやって来た!風邪薬の選び方part1
まず「風邪」は、正式には「かぜ症候群」と呼びます。 そして医学的には「上気道炎」のことを指し、原因の90%以上はウイルスとされています。 よく、ご自分で「風邪だから」と言われることが多いですが、病気を診断できるのは法律的にも職能的にも医師だけ。 登録販売者はもちろん薬剤師も診断できませんし、それは患者さん自身も同じです。
お薬手帳を持ち歩かずに市販薬を買う患者さんが心配なのです
高齢のお客様がジクロフェナクトリウムの液剤を購入されるさいに、服用している薬があるか確認するとアレルギーの薬が処方されているようだったが、お薬手帳は家に置いてきたというため、成分表示を貼って担当医に報告することと、お薬手帳は持ち歩くようにお願いした。 実のところジクロフェナクトリウム製剤が血液中にも入っていくとはいえ、それほど心配はいらないのだけれど、お薬手帳を持ち歩かずに市販薬を買うようでは…
スマホやパソコンの画面は、他人を見下すような視線で
家族連れのお客様が『ロートデジアイ』と『ロートジーb』を購入され、前者は子供が使い、自身はドライアイとのことだった。 痒みは無いそうなので『ロートジーb』は違うかなとも思ったけれど、大きく外している訳ではなく、お客様が選ばれたのでそのまま販売した。 そして、ドライアイを防ぐにはパソコンやスマホの画面を見下ろすような位置にして、首は下げないようにすると、目を開きすぎないで済むことをお話しした。…
医者が紹介状を書くと保険点数が加算されるので、遠慮する必要はありません
お客様が『柴胡桂枝湯』を見ていたさいに声をかけ、体力の弱い人の風邪の初期に用いる『桂枝湯』と比較して、吐き気などの胃腸炎を伴う場合に適応することを説明したところ、信用していただけたのか、お薬手帳を見せていただけた。 お客様は膠原病の治療を受けており、風邪に『小柴胡湯加桔梗石膏』が処方されていた。 担当医は漢方薬に詳しくないとのことで心配されたため、他の病院を担当医から紹介してもらう方法もある…
近隣のドラッグストアー同士で、取扱商品の検索ができると良いんだけど
お客様から『改源』を求められたのだけれど売り切れで、以前にうちのお店の従業員から「置いてある」と言われて買いにいらしたという。 そうは言われても、薬の取り置きはできないし、売り切れのタイミングは、こちらではどうしようもない。 高齢の母親が使うというから、あまり使わない薬であることを伝えると「薬剤師だから知ってる」とのことで、ネット通販を利用してみてはと提案したところ「今日、飲みたいと言ってる…
『OS-1』は他の経口補水液とは、ちょっと違うから注意が必要
お客様が『OS-1』を買いにいらして、他の経口補水液と売り場を分けている理由を質問されたので、カリウムやマグネシウムの他にリンも入っているため、発熱時か熱中症の症状が見られる時以外に常用すると、腎臓への負担が大きくなって健康を害することがあるからと説明した。 また、パッケージには「医師、薬剤師、管理薬剤師」の指導のもとで飲むようにとの注意書きがある。 自己判断で飲んでは駄目なんである。 つ…
サプリメントの解説に大学の名前があっても安心できない理由
若いお客様が『イブA』と『バファリンA』を比較していたので声をかけてみたところ、主訴は歯痛で、鎮痛剤を使うのは初めてというため、両者は成分が違い、薬は相性もあることを説明した。 イブプロフェン製剤に鎮静剤を加えた『イブA』は、痛みを伝達するホルモンの働きを止め、それを受け止める側の反応も抑えるので、頭痛など広範囲な痛みに使え、便利は便利。 一方、『バファリンA』のようなアスピリン系は末梢神経…
現代薬と漢方薬のどちらを選ぶ? 両方入ってるほうが安心?
子供を連れたお客様が『改源』の顆粒と錠剤を見較べていていて、『葛根湯』も見ていたので気になり声をかけたところ、家族で共同で使う風邪薬を探していて、現代薬だけでも漢方薬だけでも嫌とのお話だった。 つまり、生薬配合の現代薬を探してて『改源』に興味を待ったということなのかな。 ただ、生薬だから漢方薬とは限らなくて、すでにある漢方薬と現代薬を合わせた物と、現代薬に生薬を加えた物は、これまた違う。 …