やや高齢のお客様から、薄毛の相談をされた。
うう……自分も薄毛だから、何を言っても説得力無い(ノД`)
血の巡りを良くするなら、『加味逍遙散』か?
加齢によるものなら、『十全大補湯』とか。
ストレスによる抜け毛は、『柴胡加竜骨牡蛎湯』という説もあるけど。
あまりお役に立てず、申し訳ありません。
ただ、風呂に入らずシャワーで済ませる事が多いそうなので、結構を良くする浴び方を説明した。
殆どの人が、頭上や体の前、すなわち胸元で浴びてるだろうけど、これは×(ペケ)。
背中で浴びるのが、血行促進になる。
考え方としては単純で、要は「太い血管」が通っていて、「皮膚の薄い所」に重点的に浴びるのだ。
だから、例えば頭や体を洗う時に、シャワーに背を向けて首の後から浴びる。
そして、脇の下や太ももの内側にシャワーを当てると、温めるだけではなくシャワーの水流自体が神経に刺激を与えて、良い効果となる。
朝はお腹が空かないから朝食を抜いてるという人も、是非お試しあれ。
血行が良くなって、軽食を摂ろうという気になるはずです(・o・)ノ
ご主人の代理で、喉の痛みを相談された。
扁桃腺は切ってあるそうで、患部の熱感を取り除くために『駆風解毒湯』を案内した。
そして、体内が乾燥している可能性についてお話したところ、仕事場がとても乾燥しているそうで、合わせて『麦門冬湯』もお買い上げ頂けた。
私が勤務するまで、過去半年間で売れた記録が1個も無かった『麦門冬湯』が、売上Aランク商品。
ちょっと推し過ぎな気もするけど、季節を問わずエアコンが稼働している地域なら、体内の乾燥は必然みたいなものなので、潜在的な適応者は、かなり多いのではないだろうか。
この体内の乾燥は、加湿器で喉を潤すのでは追いつかないはずだし。
弱点としては、体力が充実している人だと、効きが弱いという点か。
『EVEクイック』を購入されたお客様に、詳しくお話を伺ったところ、寒くなると頭痛が酷くなり、暖かい日は楽になるという。
それは、内臓の冷えと関係があるのでは?
寒い日には、ホカロンなどで右脇腹やや上辺を温めると良いのだけれど、もうカイロという季節でもないしなぁ。
ぬるめのお風呂に半身浴で20分以上温まるか、積極的に温かい物を飲むように勧めてみた。
漢方薬では『五苓散』か『呉茱萸湯』が適応しそうだけど、漢方薬には興味を示して頂けなかった。
あと、ご主人も頭痛が起きる事があると言っていたのだけれど、体格や体質でも頭痛の原因は異なるし、薬の相性というものもあるから、鎮痛薬を一緒に使うかどうかは、成分表示の部分を保管しておいて、服用した時に効き具合をメモするように勧めた。
場合によっては、別々な鎮痛薬を検討するよう説明した。
夜に上司から電話が入った。
次郎の運動会の日に、出勤の要請。
ええん?
あれこれ調整して確保した休みなのに~(>_<)
なんとか、午後からの出勤にしてもらったけど、やっぱり今の人員じゃシフトが回らないんじゃないですか?
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半夏白朮天麻湯(はんげびゃくじゅつてんまとう)
胃腸虚弱で下肢が冷え、眩暈(めまい)、頭痛などがある者
適応症状 胃腸虚弱で下肢が冷え、眩暈(めまい)、頭痛などがある者
用方・容量(顆粒製品の場合) 1日3回、成人1回1包(2.5g)を食前にお湯または水で服用してください。
ただし、15歳未満7歳以上は2/3包、7歳未満4歳以上は1/2包、4歳未満2歳以上は1/3包。組成(顆粒製品の場合) 3包(7.5g)中、次の成分を含みます。
チンピ 3.0g タクシャ 1.5g
ハンゲ 3.0g ニンジン 1.5g
ビャクジュツ 3.0g オウバク 1.0g
ブクリョウ 3.0g カンキョウ 1.0g
テンマ 2.0g ショウキョウ 0.5g
オウギ 1.5g バクガ 2.0g
以上の割合に混合した生薬より得たエキス4.0g含有します。類似処方鑑別 呉茱萸湯
冷え症の人で肩がこり、反復性に激しい頭痛が起こり、悪心、嘔吐を伴う場合に用いる。五苓散
頭痛の症状は呉茱萸湯と似ているが、冷え症でなく、肩のこりも少なく、口渇、尿量減少の傾向のある場合に用いる。釣藤散
中年以降の人で、高血圧の傾向があって、特に早朝時に頭痛を訴えることが多く、眩暈(めまい)、耳鳴り、のぼせなどの症状を伴う場合に用いる。葛根湯
体力中等度以上の人で胃腸症状が無く、肩がこり、頭痛を訴える場合に用いる。使用上の注意 1.次の場合には医師または薬剤師に相談してください
(1)本剤を服用後、症状の改善が認められない場合は、他の漢方薬を考慮する事。
(2)複数の漢方薬を併用する場合は、含有生薬の重複に注意する事。(特に甘草を含有する漢方薬の併用には、より注意を必要とする。)
(3)著しく虚弱な患者は、下痢や腹痛などを起こす事があるので、慎重に投与する事。2. 服用に際して、次のことに注意してください
(1)定められた用法、用量を厳守してください。
(2)小児に服用させる場合には、保護者の指導監督のもとに服用させてください。
(3)本剤は、2歳未満の乳幼児に服用させないでください。3.服用中または服用後は、次のことに注意してください
(1)本剤の服用により、発疹・発赤、かゆみ、悪心、食欲不振、胃部不快感等の症状があらわれた場合には、服用を中止し、医師または薬剤師に相談してください。
(2)本剤を服用することにより、尿量が減少する、顔や手足がむくむ、まぶたが重くなる、手がこわばる、血圧が高くなる、頭痛等の症状があらわれた場合には、服用を中止し、医師または薬剤師に相談してください。
(3)1ヵ月位(感冒、鼻かぜ、頭痛に服用する場合には、数回)服用しても症状の改善がみられない場合には、服用を中止し、医師または薬剤師に相談してください。
(4)長期連用する場合には、医師または薬剤師に相談してください。4.保管及び取扱い上の注意
(1)小児の手のとどかない所に保管してください。
(2)直射日光をさけ、なるべく湿気の少ない涼しい所に保管してください。
(3)1包を分割した残りを使用する場合には、袋の口を折り返して保管し、2日以内に使用してください。5.その他
本剤は生薬(薬用の草根木皮等)を用いた製品ですので、製品により多少色調等が異なることがありますが効能・効果には変わりありません。
小半夏加茯苓湯(しょうはんげかぶくりょうとう)
妊娠嘔吐(つわり)、その他の諸病の嘔吐(急性胃腸炎、湿性胸膜炎、水腫性脚気、蓄膿症)
適応症状 体力中等度の次の症状:
妊娠嘔吐(つわり)、その他の諸病の嘔吐(急性胃腸炎、湿性胸膜炎、水腫性脚気、蓄膿症)用方・容量(顆粒製品の場合) 1日3回、成人1回1包(2.5g)を食前にお湯または水で服用してください。
ただし、15歳未満7歳以上は2/3包、7歳未満4歳以上は1/2包、4歳未満2歳以上は1/3包。組成(顆粒製品の場合) 3包(7.5g)中、次の成分を含みます。
ハンゲ(半夏)6.0g ブクリョウ(茯苓)5.0g
ショウキョウ(生姜)1.5g
以上の割合に混合した生薬より得たエキス2.25g含有します。類似処方鑑別 半夏瀉心湯
体力中等度以上の人で、心窩部の膨満感、抵抗・圧痛、腹中雷鳴、下痢、食欲不振などを認める場合に用いる。六君子湯
比較的体力の低下した人で心窩部の膨満感、食欲不振、倦怠感などを訴える場合に用いる。五苓散
尿量減少、めまい等の症状は似ているが、悪心の程度は軽く、口渇がより強く、一度に多量に吐く場合に用いる。呉茱萸湯
冷え症の人で、頭痛、頸や肩のこりなどを訴える場合に用いる。使用上の注意 1.次の場合には医師または薬剤師に相談してください
(1)本剤を服用後、症状の改善が認められない場合は、他の漢方薬を考慮する事。
(2)複数の漢方薬を併用する場合は、含有生薬の重複に注意する事。(特に甘草を含有する漢方薬の併用には、より注意を必要とする。)2.服用に際して、次のことに注意してください
(1)定められた用法、用量を厳守してください。
(2)小児に服用させる場合には、保護者の指導監督のもとに服用させてください。
(3)本剤は、2歳未満の乳幼児に服用させないでください。3.服用中または服用後は、次のことに注意してください
(1)本剤の服用により、発疹・発赤、かゆみ、悪心、食欲不振、胃部不快感等の症状があらわれた場合には、服用を中止し、医師または薬剤師に相談してください。
(2)本剤を服用することにより、尿量が減少する、顔や手足がむくむ、まぶたが重くなる、手がこわばる、血圧が高くなる、頭痛等の症状があらわれた場合には、服用を中止し、医師または薬剤師に相談してください。
(3)1ヵ月位(感冒、鼻かぜ、頭痛に服用する場合には、数回)服用しても症状の改善がみられない場合には、服用を中止し、医師または薬剤師に相談してください。
(4)長期連用する場合には、医師または薬剤師に相談してください。4.保管及び取扱い上の注意
(1)小児の手のとどかない所に保管してください。
(2)直射日光をさけ、なるべく湿気の少ない涼しい所に保管してください。
(3)1包を分割した残りを使用する場合には、袋の口を折り返して保管し、2日以内に使用してください。5. その他
本剤は生薬(薬用の草根木皮等)を用いた製品ですので、製品により多少色調等が異なることがありますが効能・効果には変わりありません。
人参 (ニンジン)
◆漢方生薬煎じ薬 刻500gの価格参照
(1) ウコギ科のオタネニンジンの細根を除いた根、又はこれを軽く湯通ししたもの。調製法により、白参、生干人参、御種人参、紅参などがある。いわゆる「朝鮮人参」とは別物。
(2) 主成分:サポニン、精油、脂溶性成分、ペプチドグリカン、糖、アミノ酸、ペプタイド、塩基性物質、ビタミンB群、ATPなど
(3) 性味:甘・微苦、微温
(4) 薬能:大補元気・安神益智・健脾益気・生津止渇、中枢興奮作用・中枢抑制作用・疲労回復促進作用・抗ストレス作用・強壮作用・男性ホルモン増強作用・蛋白質生合成促進作用・DNA生合成促進作用・脂質生合成作用・放射線障害回復促進作用・血圧降下作用・心循環改善作用・血糖降下作用・脂質代謝改善作用・血液凝固抑制作用・コルチコステロン分泌促進作用・抗胃潰瘍作用
(5) 帰経:肺・脾
(6) 配合処方:温経湯、黄連湯、加味帰脾湯、帰脾湯、桂枝人参湯、啓脾湯、呉茱萸湯、柴陥湯、柴胡加竜骨牡蛎湯、柴胡桂枝湯、柴朴湯、柴苓湯、四君子湯、炙甘草湯、十全大補湯、小柴胡湯、小柴胡湯加桔梗石膏、参蘇飲、清暑益気湯、清心蓮子飲、大建中湯、大防風湯、竹じょ温胆湯、釣藤散、当帰湯、女神散、人参湯、人参養栄湯、麦門冬湯、半夏瀉心湯、半夏白朮天麻湯、白虎加人参湯、茯苓飲、茯苓飲合半夏厚朴湯、補中益気湯、木防已湯、六君子湯
◆漢方生薬煎じ薬 刻500gの価格参照
大棗(タイソウ)
◆漢方生薬煎じ薬 調剤用500gの価格参照
(1) クロウメモドキ科のナツメ、又はその他の近縁植物の果実
(2) 主成分:トリテルペンおよびエステル類、サポニン、多糖類など
(3) 性味:甘、微温
(4) 薬能:補脾胃・養営安神・緩和薬性、抗アレルギー作用、抗消化性潰瘍作用、抗ストレス作用
(5) 帰経:脾・胃・心・肝
(6) 配合処方:胃苓湯、越婢加朮湯、黄耆建中湯、黄連湯、葛根湯、葛根湯加川きゅう辛夷、甘麦大棗湯、帰脾湯、加味帰脾湯、桂枝加芍薬湯、桂枝加芍薬大黄湯、桂枝加朮附湯、桂枝加竜骨牡蛎湯、桂枝湯、呉茱萸湯、五積散、柴陥湯、柴胡加竜骨牡蛎湯、柴胡桂枝湯、柴朴湯、柴苓湯、四君子湯、炙甘草湯、小建中湯、小柴胡湯、小柴胡湯加桔梗石膏、参蘇飲、清肺湯、大柴胡湯、大防風湯、当帰建中湯、当帰四逆加呉茱萸生姜湯、排膿散及湯、麦門冬湯、半夏瀉心湯、平胃散、防已黄耆湯、補中益気湯、六君子湯
◆漢方生薬煎じ薬 調剤用500gの価格参照
≪通巻0262号≫
「いつもの事」と平常心を持とう/頭痛に使う漢方薬も多し/子供の事を考えれるのであれば━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
★彡☆-=★彡 それさえもおそらくは平凡な薬局 ★彡☆-=★彡
≪通巻0262号≫
提供 : まぐまぐ http://www.mag2.com/
発行 : 北園薬局 http://www.kitazono.jp/
編集 : 北村俊純
窓口 : info@kitazono.jp
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
~~~~~~~~~~~~~ 今回の日記の主な話題 ~~~~~~~~~~~
※1月7日(土)……「いつもの事」と平常心を持とう
※1月8日(日)……頭痛に使う漢方薬も多し
※1月9日(月)……子供の事を考えれるのであれば
************************* 今号の平凡な日記 ***************************
◆1月7日(土)/2006年◆
朝起きたら、見事に咽喉が痛い。
奥さんは、私のイビキがうるさかったという。
ありゃ、それほど扁桃腺が腫れてるのか。
今日は、Webラジオの収録があるのに~。
桔梗湯(ききょうとう)と響声破笛丸(きょうせいはてきがん)を飲み、ついでに現代薬の消炎鎮痛剤も飲んだ。
どれか効くだろうというヒドイ飲み方。
いつもは昼食を兼ねて打ち合せをするので、急いで出たつもりなのだが、遅れそうなためスタッフにメールを入れた。
すると、スタッフのM嬢から、時間が変更になったはずと知らされた。
あう、それは知らなかった(;´д`)
スタジオのレンタル時間に集合という事なので、JR新宿駅南口の『ファーストキッチン』でブランチを摂る。
昨夜書き上げた構成台本に目を通して、ネタの優先順位をチェックしたりしていたら、結構時間を潰してしまった。
用意した構成台本のネタも、スタジオ入りする前に何か面白い事があれば差し替えてしまうのだが。
それでもまだ少し時間に余裕があったから、『ヨドバシカメラ』のホビー館に立ち寄った。
ここでも何かネタが拾えるかもしれんと自分に言い訳。
そしたら、面白そうな物を見つけて購入した。
『おふろDEレール』というオモチャ。
お風呂にレールを浮かべ、そこにゼンマイ仕掛けの車両を1輌だけ走らせて、なんの意味があるのか。
その無意味さに惹かれたのだ。
おそらく、これを開発した人は、普通のプラレールを風呂に浮かべてみたりしたのではないだろうか。
オモチャを買うのに、次郎へのお土産という言い訳も成り立つのだが、対象年齢がまだ達していない。
私が楽しみたいだけ(笑)
この後の収録でも使わなかったから、本当に自分の楽しみのためだけになってしまったヽ( ´ー`)ノ
そんな訳でスタジオ入り。
「本年もよろしくお願いします」と挨拶。
構成台本に目を通してもらい、予定していた話をバッサリ切ったり、その場で出たネタを拾ったり。
それでも、喋り始めたら、また変わる。
それから、収録の合い間には今後の打ち合わせの事も少し。
スタッフの中で仕事が代わる人がおり、収録のスケジュールを調整しなきゃならない件や、スタジオも新宿メインで使っていたが、違う場所も探しましょうというような事を。
今日は、月初めで病院も営業しているため、私は収録後に急いで薬局へ。
慌しく別れる事になり、話を持ち越しにせざるをえなかったのが残念。
高齢の母親の相談で、お客さんがいらした。
疲れやすいという事で、補中益気湯(ほちゅうえっきとう)を案内した。
しかし、詳しくお話を訊くと、手足が相当に冷えている様子。
そうであれば、当帰四逆加呉茱萸生姜湯(とうきしぎゃくかごしゅゆしょうきょうとう)も良いかもしれないと勧めたところ、とりあえず両方試してみるという事でお買い上げいただいた。
S子さんからメール。
閉店時に、店に押しかけようと皆で画策しているという。
まぁ、いいですけど(笑)
排膿散及湯(はいのうさんきゅうとう)を買いに、患者さんが来店。
歯茎の腫れに良く効いたと気に入ってもらえた模様。
でも、歯科医には足を運んで下さいね。
そして、本当に友人たちが押しかけて来る。
閉店時間なのでシャッターを下ろし、血流計で測定したり、ワイワイと。
昨年入院もしたK氏が極めて正常な結果が出て、Iちゃんが「納得いかな~い!」と。
しかし、Iちゃんの“元・彼氏”と“元・彼氏だったかな”と“現・友達以上”と“現・不倫相手”が一堂に介するというのは、なんのドラマの脚本だよ(笑)
「男が途切れないねぇ」とは皆の見解。
皆で夕飯をと、『ビッグボーイ』へ移動。
車組と電車組がおり、電車組は歩きで、私は自転車で。
『ビッグボーイ』に到着すると、先に着いていた車組が予約を入れていたようで、中に入ろうとしたら携帯電話が鳴った。
表示を見ると、自衛隊員のS氏から。
私は基本的には携帯への電話は出ないで、留守録にメッセージが入っているかどうかで重要度を確認してから折り返しなのだけれど、S氏からの電話は入った時に出ないと、今度いつ繋がるか分からない。
案の定、電話に出たら豪雪地帯への救援のために待機命令が出て、数日後に出動だとの事。
S氏の弁によれば、「待機命令が禁固刑で、出動命令が懲役刑です」と。
幸い日本の自衛隊には銃殺刑が無いから、しようと思えば脱走もできるんですが、自衛隊法が改正されたらどうなるかなんて馬鹿話もしつつ、お互いの近況報告などを。
そんな電話をしている間に電車組も到着したのだが、そのまま話し続けた。
部隊が移動したりすると、電波が届かなくて携帯電話もメールも使えなくなるので、ホント話せる時に話をしないと。
電話を切って店内に入ったところで、ちょうど席へと案内される事に。
8人の大所帯で席が確保できて良かった。
ワインを飲みたいなと思ったものの、実は体調がまだ万全ではなく、I氏に一緒に飲みませんかと持ちかける。(体調が悪けりゃ飲むな)
ところが、注文したワインが来なかった。
食べ物は揃ったところで店員が伝票を持ってきて、「ご注文の品は以上でお揃いでしょうか」ともなんにも訊かずに、無言で置いていった。
この段階でカチン。
まぁ、いいんである。
注文を忘れられるのは1回や2回じゃない。
注文したデザートが来ないまま閉店時間になって、危うく追い出されるところだった事もある。
いちいち腹を立ててたら、気分が悪い。
売り忘れられた商品は、買わなければいいだけの事。
そう思っていたら、周囲も来ていない事に気づいてしまった。
で、気を利かせてくれて店員さんに声をかけてくれたのだけれど、もう食べ終えちゃったし今から飲んでもなんだから断った。
そもそも、注文した品が揃ったかどうかを確認もせずに伝票を置いていったのが手抜き。
それで、わざわざ忘れられた物を買って儲けさせてやる謂れは無い。
そしたら、さきほどの伝票を置いていった店員さんが謝りに来た。
コレ自体は当然の良い対応。
しかし、ここでマトモに応じると説教モードに入ってしまい、ますます泥沼なんて事に。
私1人の時には構わないけれど、他に人がいる時に面倒は避けたい。
ついて出た言葉が、
「いいです、“いつも”の事ですから」と一言。
いかん、かえってイヤミになってしまったσ(^◇^;)。
「あ~」と周囲からの声。
なんか変なスイッチが入ってしまい、皆には申し訳ない。
皆と別れて、夜になってからチャットに入ると、一部の人はそろそろ帰り着いたくらいの時間。
I氏が入ってきたので、先ほどはすいませんと言っておく。
「何をそんなに気にするので」とI氏に訊かれる。
いや、ホントに回数が多くて(^_^;)
黒焦げのハンバーグがなんの疑いも無く出されたり、奥さんが熱いコーヒーをかけられたり、相性悪いんじゃないかと思えるくらいで。
S子さんからは、「じゃあ次回は違う店に行きます~?」と言われたけれど、これはもう自分が呼び込んでるんじゃあるまいか。
今日行った店の隣にある『おたる』という回転寿司じゃ、ネタがことごとくシャリの横に落ちてるのが続けて出たり、斜め向かいの『サイゼリヤ』でも注文忘れは当たり前だし、近くの『ジョナサン』じゃ8回行って注文を忘れられなかったのが2回だけだったり。
「あのエリア自体、何かあるのかも( ̄□ ̄;)!!」とI氏には驚かれる。
天然全開ネタの宝庫のS子さんにすら、「埼玉県民特有とか?」などと言われる始末(苦笑)
おそらくは、単純にバイトの回転が早いだけだど思うんだけど。
メチャクチャ良い店員が入る時もあるので。
どこの高級レストランだよってくらいの人が(笑)
まぁ、アルバイトは臨時雇いみたいなものではあるけれど、そういう良い人材を確保して残しておけないとしたら、会社にとってはモッタイナイ話だと思う。
≪育児日記≫
今日は、旦那がどこか出かけたらしく、いなかった。
体調は良くなさそうなのに、付き合いは欠かさない人なんで、具合悪くても行くのよね。
それで、たぶん疲れてるんだろうと思う。
私は次郎とマンションにいた。
少し掃除したりしていた。
次郎も風邪がまだ治らないようなんで、部屋も綺麗にした方がいいと思った。
布団もベランダに干したりした。
そんな時は、1人で遊んでくれるので、前に比べてずっと楽にはなった。
午後から少し薬局にも顔を出した。
次郎を散歩させて休憩するために薬局に行き、私はコーヒーを飲んだりした。
次郎にも、麦茶なんか飲ませて落ち着かせた。
//////////////////////////////////////////////////////////////////////◆1月8日(日)/2006年◆
う~、咽喉が痛い。
外から触ってみても腫れてるのが分かる。
咽喉がせばまって息をするのも苦しい。
そして、そこはかとなく吐き気も。
昨日、ワイン飲まなくて良かったね(笑)
柴胡桂枝湯(さいこけいしとう)と桔梗石膏(ききょうせっこう)を飲んでおく。
桔梗湯(ききょうとう)に冷やす作用の強い石膏が入っていて、効き目は確か。
ただし、私のように胃腸が弱いと下痢しやすいので経過観察を慎重に。
旦那さんの相談で、お客さんがいらした。
脳梗塞で倒れて、言語障害と左半身が麻痺しており、病院での治療の他に漢方薬を試したいとの事だった。
しかし、脳梗塞という明確な効能を提示している漢方薬など無い。
それに、おそらくは血液関係の薬を使っているはずだ。
服用している薬について尋ねてみたが、ちょっと分からないという。
ううむ、困ったな。
食欲はちゃんとあり、リハビリにも積極的に取り組んでいるらしい。
体は丈夫なんですね。
それでしたら、漢方薬ではありませんが、健康食品の錦上四川富貴廣(きんじょうしせんふうきこう)を試されてはいかがでしょう。
成分の1つ田七人参は、血栓による脳梗塞にも効果が期待できるとされています。
お昼に奥さんが来て、『ジョナサン』に行きたいと言い出す。
私としては、昨日があんなだったし、食欲も無いから嫌なんだけどな。
でも、昨日ビッグボーイに行ったのを「ズルイ」と言われては、連れてかない訳にもいかず。
先に次郎を連れて行かせ、やむなく後から出かけて、私は紅茶だけを注文。
店員の女の子の話し方が、語尾上がりで、やけに強く聞こえる。
「~ですかぁ?」と。
なんだよ、注文しちゃ悪いかよ、という気分になる。
だから、その喋り方は損だよと思ったけれど、ああ“ツンデレ喫茶”だったら、こういう喋りの子がメインになるのかと思ったり。
顔は可愛く、これは案外ハマる男がいるかもしれん(笑)
そうそう、以前に“ツンデレ喫茶”のネタとして、お客の来店頻度を情報カードで管理して、最初の頃はツンツンした態度で接客し、来店頻度が増えると甘えた態度で接客するというのを考えたのだけれど、本当(?)のツンデレ好きには、それでは駄目なんだそうな。
なんの書籍で読んだのか失念したが、例えば形を崩したハンバーグを持ってきて、「これさっきアタシが間違えて床に落としたのを踏んづけちゃったんだけど、食べてくれますゥ?」くらいでないと、ツンデレ好きは喜ばないと。
うーむ、深い。
私は次郎を連れて店に戻り、奥さんは洗濯物を取り込みにマンションに帰った。
頭痛の相談を患者さんからされ呉茱萸湯(ごしゅゆとう)が思い浮かぶが、詳しく尋ねると慢性的な偏頭痛とも違い、どうやら風邪のようだ。
それなら葛根湯(かっこんとう)の方が合いそう。
しかし、肩こりなどは無いらしく、川きゅう茶調散(せんきゅうちゃちょうさん)の方が、なお良いかと思い案内した。
川きゅう茶調散は他に、ストレス性の頭痛にも効果がある。
発送する商品の集荷に、日通ペリカン便のドライバーが来た。
荷物の箱には、いつも発送伝票をセロテープで添付するだけで直接は貼っていない。
そしたら今日は、「こうやって伝票を貼っておいてね」と、普通に箱の上部に貼ってみせてドライバーさんに言われた。
いや、前はそうしてたんですけどね、他のドライバーさんに貼り方をゴチャゴチャ言われてから、お任せする事にしたんですよ。
「そういうことを言うドライバーがいるの?」
いるんですよ。
おそらく、トラックの荷台から自分が取り出すいやすいようにしたかったんでしょうけど。
姉の旦那さんの頭痛の相談という事で、お客さんが来店。
交通事故に遭ってから慢性の頭痛持ちなのだが、バファリンなどの鎮痛剤が合わないので漢方薬をと頼まれる。
しかし、交通事故そのものは20年以上前だとの事。
詳しくお話を訊いてみたら、最近に肺の手術をしたらしい。
むしろ、そっちの方が影響しているのではないか。
五積散(ごしゃくさん)をと考えたが、しかしやっぱり主訴の方が大事と思い直し、まずは呉茱萸湯から試してもらう事にした。
お母んが商店会の新年会に出かけた。
19時を過ぎた頃から、だ~れも来ない。
店の前の通りもシーーーーーーーーーーーーーンと静まり返っている。
気が抜けたのか、具合が急速に悪くなって奥の座敷でゴロリ。
そのまま、結構深く眠ってしまった。
一応は、お客さんが入ってきたら音で知らせてくれる報知機をセットしておいたのだけれど、本当に誰も来なかったようだ。
起きたら、とっくに閉店時間を過ぎていて慌ててシャッターを下ろした。
しかし、後はゴミをまとめて帰るだけなのだが、なんだかその力が湧かず、また横になってしまった。
そしたら、シャッターを叩く音が。
店を閉めた後に患者さんが来ることも珍しくなく、「はーい」と開けたら、商店会の人たちが。
お母んが新年会で酒を飲んだら酔いが回り過ぎたらしく、送ってきてくれた様子。
お手数をおかけしてすいません。
自転車まで、引いて持ってきてもらってしまった。
お母んの肩を抱いて、奥の座敷へ連れて行くと、そのまま寝てしまった。
あうっ、これじゃ帰れないじゃないですか(^_^;)
やむなく、パソコンでの事務作業を進める。
2時間ほどして目を覚ましたお母んが、五苓散(ごれいさん)を欲しいというので渡す。
吐き気がするのか。
それから、実家に電話して弟に、お母んが酔い潰れてるから夕飯は冷凍食品を温めて食べるように伝えた。
それも、お母んに頼まれたので。
私の弟は、大変素直で良い子に育ったため、二十代後半になっても、指示をしてあげないと何も食べないという事があるのだ。
カップラーメンくらい作れよと思うのだが。
6日に仙台市の『光ケ丘スペルマン病院』から連れ去られた生後11日の男児が、仙台市内の病院で発見され無事に保護されたというニュース。
報道によると、7日には院長宛に男児の解放と引き換えに現金6150万円を要求する脅迫文が朝日新聞系列の販売店で見つかり、身代金目的の営利誘拐となったらしい。
それで、途中から報道される事柄が同じような内容の繰り返しになったのか。
報道協定というヤツで。
犯人も逮捕され、50代の自称貿易商の男と30代の女の妻、そして手伝いとみられる男の3人組。
だからさ、営利誘拐は成功率が低いんだってばさ。
直接関係の無い相手を脅迫するというのはアイデアの1つとしては面白いけれど、連絡や受け渡しで警察と接触する機会が増えるから、その点をなんとかしなきゃ。
それに、なんだその中途半端な金額は(笑)
しかも、「6000万とその上に20万入りの封筒が5枚、10万入りの封筒が5枚」と細かく指示してあったらしい。
過去の新生児連れ去り事件が、新生児そのものが目的だった事からすると、今回は危ないと思っていたのだが、まずは良かった。
なにしろ、乳幼児は手間がかかる。
これほど連れ去るのに不都合な人質は無い。
身代金の受け取りを諦めて、ちゃんと返したのは評価してやるけど。
一方で、なんだ身代金目的かよ、とガッカリもした。
どーでもいいのだけれど、新生児を狙った身代金目的誘拐・略取事件は実に30年ぶりだそうな。
≪育児日記≫
今日は天気も良かったし、何か外食したい気分だったので、お昼頃ジョナサンに行った。
旦那は体調が最悪らしく、後から来てドリンクしか頼まなかった。
私と次郎は先に注文してて、次郎にはお子様セットのパンケーキを頼んで食べさせた。
しかし食べる時、ベタベタにそこら中してしまうので、とても大変だった。
手は、もう手づかみで食べようとするので、ものすごいことになる。
私は、近くの皿とか次郎が下に落としたりしないように気を配るので、何か食べた気がしなかった。
旦那は、物も話せないほどに咽喉が腫れてるらしく、いつもより無口なんで、次郎は何かいつもと違う雰囲気を感じ取っていたらしくって、すぐに泣いたりした。
ちょっと情緒不安定になっていたみたいだった。
//////////////////////////////////////////////////////////////////////◆1月9日(月)/2006年◆
いったん寝たはずなのに、次郎が例によって大泣きして一緒に目を覚ました。
奥さんがオッパイをあげようとするが、それでも泣き止まず。
何時なのかと思ったら、まだ夜明け前の4時。
そしたら、奥さんが「お腹が空いた」とか言い出した。
なんだかなぁ。
即席のヤキソバなんかはあるが、オニギリが食べたいとか。
まぁ、私も起きてしまったから何か食べるかな。
仕方なく、近くのセブンイレブンでオニギリとヤキソバを購入。
それと、キリンビールが焼き物のタンブラーとセットで売っていたので、それもついでに。
帰って食べ始めると、次郎が手を伸ばしてくる。
なんだよ、オマエもお腹が空いてるのかよ。
オニギリを少し分けたら、バクバクと食べ始めた。
う~ん、夜中じゃないけど食べさせていいのかしらん。
私も、こんな時間にビールを飲んでて良いのか。
まだ、咽喉が腫れてるんですけど。
食べ終えたら、次郎はアッサリと寝入ってしまった。
携帯が鳴って起こされる。
もう、だいぶ日が高くなっているようで、カーテンの隙間からは太陽光がサンサンと。
電話は薬局からで、処方箋を持った患者さんが来たのだが、パソコンへの入力ができないらしい。
5分で着替えて駆けつける。
朝食を食べていなかったため、お昼を兼ねて八宝菜を食べる。
今日は、ワイドショーはやってないのか。
慌てて来たわりには、その後は1人しかお客さんが来ないまま。
夕方近くになって、やっと患者さんが続いて来たり。
続いては来なくていいんだがなぁ(笑)
腰痛の患者さんが、痛いというより痺れる感じがするというので、疎経活血湯(そけいかっけつとう)を案内した。
補中益気湯(ほちゅうえっきとう)を買いに、お客さんが来店。
先日、高齢の母親が疲れやすいという事で案内したのだが、良い感じなので、しばらく続けてみると。
それから、冷え症という事で勧めた当帰四逆加呉茱萸生姜湯(とうきしぎゃくかごしゅゆしょうきょうとう)を飲ませてみたら、本人は温かくなったと言っているそうだ。
服用時の様子のメモをつけているそうだから、経過が分かりやすいかも。
他の患者さんにも真似してもらいたいところ。
宅配便で米が届いた。
お母んや親類が、新潟の農家に注文してある物で、うちはそのお裾分けを貰っている。
本当は明日到着のはずだったのだけれど、大雪で到着が遅れるのを心配して早めに送ってくれたらしい。
電話で軟膏の相談をされ、けっこう強い薬を求められる。
処方箋が無いと売れない薬である。
とりあえず、詳しいお話を聞くために店に来てもらうよう勧めた。
そして、店にいらしたので詳しく聞くと赤ん坊が痒がっているという。
で、前に自分が皮膚疾患で病院にかかった時に処方された痒み止めを使っていたのだが無くなったので、同じ物が欲しいという。
しかし、その現物を見せられてギャッ!!Σ( ̄□ ̄;)
ステロイド軟膏である。
それも、一番強い物から数えて次に強いとされる物。
そんな物を赤ん坊に使ってはイケマセン。
もちろん使う例もあるのだけど、それは医師の診察を受けて、他に選択肢が無い場合に、仕方なく使う物で。
「子供が可哀想だからさぁ」
その気持ちは分かりますが、子供の事を考えれるのであれば、こんな強い物を使う方が、後で可哀想な事になってしまう。
薬物性の皮膚炎にでもなったら、後は有効な塗り薬は無くて、むしろ痒みに対する興奮を抑えるための精神安定剤を飲ませるくらい。
とにかく、弱くて肌に優しい物を勧めて、無理やり納得(?)してもらう。
それに、患部の状態を聞いた限りでは、うちの次郎の湿疹よりも軽いみたいだし。
双参(そうじん)を買いに患者さんが来店。
まだ家にあるにはあるものの、用心のためにと。
年初から疲れて倒れると大変ですからね。
患者さんが、「風邪薬を下さい」と入ってくるなり言って総合風薬を手にされた。
「初期ですか?」と尋ねるが、「そう」としか答えてもらえず。
念のため、もう少し情報をと思い症状を訊くと、すでに熱が出ているようだ。
熱が出てきているのでは、もう初期じゃないです。
うーん、麻黄湯(まおうとう)と地竜(ぢりゅう)の組み合わせが良いんだけどな。
しかし、希望された物を売らない訳にもいかないので、総合風邪薬を渡した。
朝日新聞の読者投稿欄『声』を読む。
野菜を包むセロハンなどは、資源の無駄なうえ、余計な手間をかけさせて価格を高くしてるという批判。
曲がった野菜や泥がついていると売れないというのは、私も嘆かわしいと思う。
しかし、無駄の価値も無視できない。
セロハンを作り、それで生計を立ててる人もいるのだ。
文中ではビニール製品がリサイクルされている事は認識しているようで、それならば、そういうところまで考えて欲しいとも思う。
無駄を省いて“仕事”を減らしていく事をつきつめたら、それこそ経済格差が広がるというもの。
他には、憲法9条の改正について。
私も、この条文は誇り高いと思う。
一切の“国家間”の戦争の放棄。
「カッコイイ」ではないか。
しかし、戦争が国家間のものでなくなってしまった事は考えなければならないのが現実。
それに、護憲派の「9条があるから日本は戦争に巻き込まれなくて済んだ」という考えには賛同できない。
あまりに能天気に過ぎるように思えて。
例えば湾岸戦争の時、日本は人を出さない代わりに1兆円以上を拠出した。
それだけの予算を、医療費など福祉に使っていれば、どれほどの人が救われたか。
目に付くところで人が死ぬのは嫌だけど、知らないところで死ぬ分には構わないと言ってるようなものにしか思えないのだ、私には。
ネットニュースでは、「お腹に来る風邪」と呼ばれる感染性胃腸炎が急増中だと取り上げていた。
私も年末から年始にかけてなったのは、コレかもしれないアレである。
感染性胃腸炎は、腹痛、下痢、嘔吐、発熱が主な症状で、原因はウイルスや細菌、原虫など多岐に渡る。
しかし、今の時期はノロウイルスが大半を占めるとされており、昨年暮れから今年の年始にかけて広島県の特養施設で入所者7人が死亡したのは、このノロウイルスによる集団感染だったとされる。
このノロウイルス、やっかいなのは寒いほど長生きすると考えられている点。
通常は、適切に水分補給をすれば1日程度でも回復するほどで強くないものの、そんな訳で感染する可能性は高いため油断できない。
そして気をつけなければならないのは、下痢をした時に下痢止めを飲んではいけないという事。
そもそも嘔吐や下痢は、体内から不要な物や毒となる物を緊急的に体外に出そうとする自己防衛機能の一つ。
それを強制的に止めるという事は、原因となる物を体内に留めて症状を悪化させる事になってしまうのだ。
漢方薬では、柴胡桂枝湯(さいこけいしとう)が予防と治療になり、嘔吐と下痢が激しい時には、五苓散(ごれいさんが)脱水症状を防ぐのに役に立つので、覚えておいてもらいたい。
………って、忘れてたんですけどね、私(^_^;)
(2005年12月31日の日記参照)
他に、目の不自由な人は、健常者が聞き取れる速度より2~3倍速くした音声でも理解できる事が分かったという記事を見つけた。
漫画なんかじゃ、目の見えない剣客が気配で敵を察するなんて描写があったりするけれど、聞き取り速度が速いとは。
その実験をしたのは、東京大先端科学技術研究センターで、パソコン上の文字を読み上げる音声合成ソフトを使い、速度を速めていったそうだ。
内容が良く分かる最適速度でも1分当たり約700~900字、最高速度でも1分当たり約1000字以上は聞き取っておおまかに理解できたという。
通常のソフトの初期設定は1分当たり約500字だそうだから、倍の速さな訳だが、その実験に参加した人は「このくらい聞けて当たり前と思っていた」
とか。
速度を変更できるプレイヤーソフトで歌を早くしてみれば分かるけど、倍速ってかなり早いぞ。
単純に二倍で済むような速さではない。
無意識の訓練の結果か。
≪育児日記≫
今日は、世間は成人の日だった。
また、どこかの新成人が暴れたというようなニュースが流れた。
サスケが仲裁に入ったところもあったらしい。
サミットに次郎を連れて行くと、着物を着た成人の女の子が何人か歩いたり、車に乗ったりしてるのを見かけた。
天気も良くて、少し暖かかったので、次郎もベビーカーで気持ち良さそうにしていた。
次郎はやっぱり歩きたいみたいで、薬局に行って降ろすと喜んで歩き回る。
おなかも空いてるらしく、買ってきた御飯をすぐに食べてしまった。
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子供のアレルギー発症と母親の食事の因果関係は?/野球観戦の禁止を/物覚えが悪くて(私が)━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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編集 : 北村俊純
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===========================≪読者から一言≫==========================
☆面白かった
メルマガ大賞、投票しといたヨォ(゚゚)(。。)(゚゚)(。。) (犬山しんのすけ)
★ありがとうございます。内容はともかく、日記が2年以上も続くなんて、子
供の頃には考えもしませんでした(笑)(北村)
~~~~~~~~~~~~~ 今回の日記の主な話題 ~~~~~~~~~~~
※10月22日(土)……子供のアレルギー発症と母親の食事の因果関係は?
※10月23日(日)……野球観戦の禁止を
※10月24日(月)……物覚えが悪くて(私が)
************************* 今号の平凡な日記 ***************************
◆10月22日(土)/2005年◆
今日は冬空のような曇り。
気温も急に下がって、このまま雪が降ってもいいのではと思うくらい。
電話で、救急箱を注文される。
しかし、今お金が無くて12月に支払うので、中身も一緒に持ってきてもらいたいという。
ええと、うちは富山の薬売りとは違うんですが(^_^;)
富山の置き薬というのは、あらかじめ各家庭に薬箱を配置し、 使った分だけ料金を支払うというシステムの代名詞。
別に富山でなくても、このシステムを採用している業者ではやっぱり『富山の置き薬』と称している。
今や、国連でも貧しい国の支援に、このシステムが日本由来の物として採用されているそうだ。
近所のYさんから、手作りの餃子をいただいた。
うちの奥さんが寝込んでると聞いて、昼食にと。
うちの奥さん、元気でもスーパーで弁当を買ってくるだけだから、この方が食生活良いなぁ(苦笑)
M叔父が来訪。
従妹のRちゃんも一緒。
最近やっと色気づいてきて(笑)、化粧をしてスカートを履くようになったらしい。
でも、試供品をガサッと持っていかれては困るのだよ(苦笑)
先ほど、置き薬の件で電話のあった患者さんが来店。
現在の症状を詳しく訊くと、歯痛との事だったので、とりあえず排膿散及湯(はいのうさんきゅうとう)を薦めた。
しかし、やはりお金が無いので、支払いは来月という事に。
まぁ、薬代で今まで取りはぐれたことは無いから。
化粧品代は踏み倒された事があるんだよな。
ン万円単位で、化粧品の方が痛い。
子供のアレルギーに関して、興味深い記事をネットで見つけた。
これまでは、妊娠中や授乳中の母親の食べ物が、子供のアレルギー発症の原因と疑われていたが、どうもそうとは言い切れないようなのだ。
少なくとも、今回の記事の元になった国立成育医療センター研究所による疫学調査では、母親が食べていた物に対する子供の発症率が低かったそうだ。
http://www.nch.go.jp/
具体的には、授乳中の母親が卵や牛乳を多く摂取するほど子供に卵・牛乳アレルギーが少なく、アトピー性皮膚炎は、揚げ物など油脂を多く含む食品を多く食べた母親の子供ほど少なかったという。
数字上では、アトピー性皮膚炎の場合、揚げ物、スナック類、ファストフードを、どれも授乳中に全く食べなかった母親の子供の発症経験率が約25%だったのに対して、少しでも食べていた母親の子供は、約18%にとどまるとの事。
調査方法は、広島市内の小学2年生全員の保護者にアンケートし、9975人(有効回答率89.4%)から回答を得たそうだから、アンケートの内容を確認しないと判断しかねるが、信頼性が低いことも無さそうだ。
子供のアレルギー防止として、医療機関や育児雑誌等では、母親は卵や牛乳などを避けるようにアドバイスしていたりするので、今後の研究に注目したい。
個人的な感想としては、今回の調査結果には納得のいくところがあるので。
私自身も、皮膚炎・鼻炎・喘息といったアレルギー症状を生後6ヶ月から発症ているのに、お母んの世代はそもそもスナック菓子やファーストフードに慣らされていた訳ではないのを不思議に思っていた。
一方、私や奥さんは完全に浸っているのに、今のところ次郎にはアレルギーが発症する兆候は見られない。
つまり、私は母親が食べていなかったから発症し、次郎は母親が食べていたから発症していないと言われれば、なるほどそうかと思ってしまう。
≪育児日記≫
今日は、芝北公民館に行った。
いつもの通り、遅くなってしまった。
帰りぐらいに次郎がウンチをしてしまったので、玩具などを片付けもせず、すぐに帰ってしまった。
そして薬局でオムツを取り替えた。
このごろ寒くなってきたので、お腹でも冷えたのかしら。
ビチビチではないので、まぁ、お腹こわしてはいないと思うのだけども。
いつになく、とても体調のことが気になり。
私自身もそうだったから。
次郎は、なんだかそれから少しグズッていた。
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◆10月23日(日)/2005年◆
本日快晴。
陽当たり良好。
昨日の夜に普通郵便局まで行って出した商品の出荷通知を、お客さんにメールで送信。
ところが、送った後に1件、別なお客の伝票番号を知らせてしまったのに気がついた。
しまったーっ!!Σ( ̄□ ̄;)
慌てて訂正と謝罪のメールを送った。
うう……、このミスは初めてだ。
伝票番号と名前の確認を、今まで以上に気をつけなければ。
子どもキャンプの実行委員として関わった団体の総会があり、昼前に駆けつけた。
すぐに帰れると思ったら、お昼を挟んで午後まであるのね(^_^;)
その午前の部も、予定よりだいぶ延びていた。
私が担当していたホームページや子どもキャンプに関して、総会資料にまとめが書いてあって驚いた。
いつ、誰が書いたんだよー。
昼食には、お弁当を売っていたので買う。
奥さんには、テキトーに食べといてとメール。
S子さんから、後で店に寄りますとメールが入った。
早めに帰れるかしらん。
お弁当は、食べ残してしまった。
味噌カツ弁当だったのだけれど、味が濃くて濃くて。
昼休み中に、文集の予算について会計のK氏と少し話す。
文集のために購入しておいた用紙とインクをどうするのか。
後で、適正に処理すると言われる。
とりあえず、私からは請求書を起こす事に。
ホームページに関して、委員長のIくんと、打ち合わせ。
運営委員会に忘れられてるなら、事後承諾で進めちゃっていいよね。
午後の、来年度の活動方針の確認を終えたところで、私は店に戻って、注文の処理。
そして、残したお弁当の続きを食べる。
やっぱり、濃いのォ。
食べ終えた容器を洗ってゴミ箱に捨てようとしたら、蜘蛛が中で這っていた。
ゴミ袋の奥へと入っていったので、放っておこうかと思ったのだが、気まぐれで助けて外に逃がした。
こういう事が大嫌いなのにね。
弟が薬局に来た。
珍しい。
何かと思ったら、押井守監督のトークショーのチケットが余ったから買わないかと持ちかけられる。
買います買います!!
そんな自分は、押井監督と鈴木プロデューサーのトークショーのチケットを手に入れたそうな。
ううん、そっちも良いなぁ。
問題は、弟から買い取ったトークショー、渋谷の会場で終わるのが23時過ぎだそうな。
帰れるかしらん(^_^;)
S子さんが到着。
このあいだ来たのに、反対方向に歩き出したらしい。
何故だ(・_・)
頭痛の相談をされ、以前から水の代謝が悪いと思っていたので、呉茱萸湯(ごしゅゆとう)を勧めた。
次郎は、すぐにS子さんに慣れた様子。
このあいだ、A嬢が来た時にもすぐに慣れていたな。
オマエ、女なら誰でもいいんかい(笑)
S子さんが帰る時には、泣き出した。
このあいだ行ったばかりなのに、また奥さんが『ジョナサン』へ行きたいと言い出す。
まぁ、私は浮気しに出かけたりしてるので、ここは聞いておこう。
珍しくハーブティーが忘れられずに出た。
こんな事でホッとするなんて。
ネットの記事で、興味は無いけど気になった物が。
昨日の日本シリーズ第1戦終了直後の21時10分頃に、千葉マリンスタジアムのバックスクリーン裏2階通路で、阪神タイガースのユニホームを着た男がプラスチック製の椅子を蹴って壊したため、器物損壊容疑で現行犯逮捕されたというのがソレ。
なんでも、逮捕された男は「応援中から酒を飲んでいた。阪神が負けて腹が立ったのでやった」と警察に話しているという。
しかもこの男、椅子を壊す前に、レフトとライトスタンドを仕切る高さ約1メートルの鉄製の柵も蹴って壊したそうな。
さらに関連した記事として、その前の20時45分頃には、同じく千葉マリンスタジアム2階通路で、千葉ロッテマリーンズと阪神タイガースの男性のファン同士が談笑していると、2人組の男が「敵同士で仲良くするとは何事か」と因縁をつけて殴りかかり、警備中の警察官が止めに入ったところ抵抗したため、公務執行妨害容疑で現行犯逮捕されたというのもあった。
これでなんでテレビゲームのように規制されないんだ?
こんなの一部だとファンは反論するかもしれないけれど、テレビゲームで事件を起こすヤツだって一部だ。
成人が事件を起こす事が多いみたいだから、18歳以上は野球観戦禁止にしたらどうか。
あっ、野球全体を規制することは無いか。
テレビゲームだってゲームタイトルごとだから、18歳以上は阪神タイガースの試合観戦禁止に。
≪育児日記≫
今日は、旦那はどこかに出かけたらしい。
私は、次郎とテキトーに昼飯を食べた。
コンビニで買って食べた。
それにしても、次郎はコンビニのオニギリが好きで、1個ペロリと食べてしまうようになり、とても驚いた。
やっぱり大人の味付けのが美味しいらしく、ベビーフードは完全に食べなくなった。
これからは、ちょー大変で、毎日何食べさせようだ。
とりあえず、なるべく薄味になるよう、とても気をつけるようにしたい。
………それにはまず飯を作って、コンビニやファーストフードを自分が食べないようにする事だと思うんだが(苦笑)
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◆10月24日(月)/2005年◆
曇り空は曇り空だけど、この間のように寒くは無い。
膝も痛くないから、天気が崩れることは無かろう。
日用雑貨を買いにお年寄りのお客さんがいらした。
椅子に座られて注文されるため、レジの上が商品で一杯になる。
いつもの事なので、困らない。
と思ったら、他のお客さんが来て困った(苦笑)
いや、いつもは店は空いてるので、こういう買い方をされても構わないのだけれど。
有難い事に、後のお客さんには待っていただけた。
病院からの処方箋が入った。
ところが、必要な薬が在庫切れ。
この患者さんしか使わない薬で、在庫の量を絞っていたのがいけなかった。
申し訳ない。
風邪の相談で患者さんが来店。
麻黄湯(まおうとう)を飲んでいたそうだが、今は咳と痰がメインで熱は無いとの事。
咽喉の痛みもあるというので、麦門冬湯(ばくもんどうとう)と麻杏甘石湯(まきょうかんせきとう)の組み合わせを勧めた。
ン万円の化粧品を買っていただいているお客さんの中には、生活保護を受けてる人もいる。
個人のプライバシーだから、詳しく尋ねる事もできないが、咎(とが)めるよりも肖(あやか)りたいと思ったり。
服もブランド物で固めて、どう見てもお金持ちにしか見えない。
不思議だ。
排膿散及湯(はいのうさんきゅうとう)を買いに、患者さんがいらした。
歯茎が痛んでとの事で、「使おうと思うと、もう前に使っちゃってるのよね」と言っていた。
是非、常備しておいて下さい(⌒▽⌒)
化粧品のお客さんが来店。
基本的に化粧品のお客さんには名簿への登録をお願いしているのだが、登録していないとの事。
となると、前に使っていた商品はお客さんの記憶が頼り。
もちろん職能としてお客さん1人1人の嗜好や扱った商品を記憶できるのが一番なのだろうけれど。
困った事に、今回のお客さんは覚えていないという。
んー、薬を買いに来るお客さんもそうなんだけど、「あまり来ないから名簿の登録はいらない」って人ほど、後で自分が買った商品は憶えていないんだよね。
しかも、その言の通り、たまにしか来ないからこちらも憶えていられない。
余り来ないからこそ、登録をお願いしたいところ。
しかし、結局今回も別な商品を買われて、登録しないまま帰ってしまった。
ああ。
某製薬メーカーの営業マンが来訪。
明日のセミナーの打ち合わせに。
ところが、途端に患者さんの来店が続いた。
しかも、調剤で手間がかかる患者さんが複数で、そちらはお母んが手がけていき、私は火傷をしたという患者さんの相談を受け、なんだか集中的に忙しくなった。
何かの妨害工作か?
火傷をした患者さんは、職場で苛性ソーダを腕に浴びたそうで、皮が捲れてしまったらしい。
顔などに浴びなかったのは幸い。
火傷慣れしているのか、水で広範囲を冷やし、傷薬を塗布して包帯を巻いたという事で、手当ては完璧。
手袋やゴーグルなどを使わせない、職場の安全管理が問題ですな( ̄▽ ̄|||
やっと患者さんが全て去り、改めて明日の説明を営業マンから受ける。
話す内容も準備も全てお膳立てされていて、楽っちゃ楽。
お店での販売実績が水増しされてるのも、スライドで投影される予定の店の写真が表は確かにうちの店舗なのに、店内の写真は見覚えが無いのも良し(笑)
そうかぁ、自分が出席してるセミナーでも、売れてる店の紹介というのは、こうやって捏造されるんですな。
勉強になるφ(..)
世界的な貧困根絶キャンペーンに合わせて国内で約300万個販売された腕輪『ホワイトバンド』に対して、購入代金が寄付金ではない事が分かり、購入者から批判が出ているというニュース。
アホかい。
そんな事は、初めから告知されていただろう。
おそらくは、赤い羽根のイメージか。
批判する前に、確かめろよなぁ。
私なんかは、実利が無くてファッションで訴えていくという手法は好き。
元々この運動は、アフリカの市民活動家らが包帯や布などの“白い物”を着けて貧困撲滅を自国政府や先進国に訴えたのが始まりとされる。
基本的に私は実利の無い援助だのの方が大嫌いなのだけれど、同時に“楽しめるモノ”というアプローチはもっとするべきだと思っている。
それを見当はずれの批判で止めるような動きが出たりするとなれば、それは残念だ。
基の流れからすれば、ホワイトバンドを買わなくとも白い物を身に着ければ良い訳で。
ネットで、和菓子の『松屋』がオリジナル包装の受付をしているという記事を見つけた。
http://www.wagashi.or.jp/tokyo/shop/0201.htm
店舗が秋葉原にあり、創業120年を超え、今は7代目が社長。
約10年前に、客の持ち込んだ誕生日のメッセージなどをパソコンのスキャナーで取り込み、一枚ずつ専用の包装袋にプリントするサービスを始めたところ、贈り物や記念品として固定客に重宝されてきたという。
それが現在、秋葉原に来るアニメファンなどが自作のイラストを持ち込んだりして人気を得ているそうだ。
社長は、「プリンターの性能が上がって、複雑な絵も再現できるようになった。古くからの店も何か新しいことをしないといけない。普段、和菓子を買わない若者たちの間に新たな販路を開拓できれば」とコメントしていた。
大いに見習いたい。
さて、うちはどうするか。
≪育児日記≫
今日は、サミットに買い物に行った。
明日友人に会うのに次郎の服でも買おうと思ってだった。
しかし、あまりいいのが無く、黄色と緑のズボン1枚だけ購入した。
帰りに、公園を抜ける遊歩道で次郎を歩かせた。
肌寒かったけど、次郎がチョコチョコ歩くので、次郎はあったかそうだった。
何か、その周囲にある植物の壁に興味があるらしく、すぐにそちらに注意が向くので、とても気をつけた。
葉っぱを、ともすると食べそうになるんで、よけいにだった。
あーあ、疲れた。
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≪通巻101号≫
判断が難しい頭痛/お店がホームページを持つという事/NHKアニメが心配━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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編集 : 北村俊純
窓口 : kitazono@a1.mbn.or.jp
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おはようございますω(=^・ω・^=)ω
投票権のある人は、期日前投票には行きましたか?
引越しなどの関係でやむをえない人以外は、投票は今日の19時まで受付だそうですから、必ず行きましょう。
「投票したい人がいない?」
それならば、白票を投じてきましょう。白票も、投票する意志がある事を示すはずです。
「投票してもどうせ変わらない?」
それほど未来に悲観しているのであれば生きてる必要もありません。どうぞ日本を出るなり、自殺するなりして下さい。
投票率が60%を切るなら、残りの人たちがいなくなる分、永住希望者や国籍希望者を受け入れる事ができて少しは役に立つかもしれません。
それでは、私はお店の合間に行ってきます(・v<)
それと、国民の代弁者だと勘違いしている『マスコミにNO!』という事で、こんなキャンペーンがあるそうです。
賛同される方は、ぜひ乗ってみて下さい。
◇◇◇◇◇◇自民でも民主でもなく「マスコミにNO!」◇◇◇◇◇◇
◇◇◇「出口調査は民主党に清き一票を」キャンペーン開催中!◇◇◇
http://www.wafu.ne.jp/~gori/diary3/000306.html
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
~~~~~~~~~~~~~ 今回の日記の主な話題 ~~~~~~~~~~~
※6月26(土)……判断が難しい頭痛
※6月27日(日)……お店がホームページを持つという事
※6月28日(月)……NHKアニメが心配
************************* 先週の平凡な日記 ***************************
◆6月26日(土)/2004年◆
近所のNさんがお店に来た。
なんでも数年ぶりに渡米していた娘さんが帰ってきたとか。
渡米先で成功したものの、嫁にも行かず好きな事だけやってるといつも愚痴をこぼしており、今回の一時帰国も「迷惑」と言いながら嬉しそうである。
いや、よほど嬉しかったのだろう。
娘の夕食用にと北海道から取り寄せた鮭のおすそ分けをいだいてしまった。
昼食に食べたら、ウマー(´¬`)
咳の相談でお客さんが来店。
以前から来てくれている人で、旦那さんが酷く咳き込んでいるという。
「麻杏甘石湯でいいかしら」と尋ねられた。
夜も寝られないくらい咳き込んでいるようならば、効くでしょう。良い選択かと(゚゚)(。。)
環境的にはどうなのだろう。クーラーの影響が考えられれば、肺の潤い不足が原因かもしれず、その時には麦門冬湯(ばくもんどうとう)を一緒に使った方が良い。
さらに詳しく尋ねてみると、頭痛もしているとの事。今日は、それで早退してきたらしい。
むむ、頭痛かぁ。頭痛というのは結構判断が難しい。
風邪の頭痛もあれば、血流が悪くなって起こる頭痛もある。
そして夏場に多い頭痛は、水の飲みすぎによって胃内停水を起こしているケース。
それぞれ原因が違うから、適応する漢方薬も違う。
仕事は営業で外回りだそうだから、暑い外に出て、冷房の効いている所に入ってというのを繰り返している模様。
吐き気をともなっていれば、胃の要素が強いので五苓散(ごれいさん)が使えるだろう。
手足に冷えを感じるようであれば、呉茱萸湯(ごしゅゆとう)が適応する。
旦那さん本人は風邪だと思っているらしく、風邪による突発的な頭痛には川きゅう茶調散(せんきゅうちゃちょうさん)が効果的だ。
しかし食欲はあり、寒気や咽喉の痛みなどの風邪を思わせる症状は起きていない様子。
こういう場合、一番大切なのは患者本人が感じている症状の重さで、それが適応する漢方薬を選ぶ指針になる。
例えば、周りの人から見れば咳が酷いように思えても、本人が咳よりも頭痛が苦しいと感じていれば、ひとまず咳については置いておいて、まず頭痛から治療するというように考えるのだ。
ただ、今回は激しい咳のし過ぎで頭痛を併発しているとも考えられる。
まずは麦門冬湯と麻杏甘石湯を飲んでもらって、それで咳が治まっても頭痛が残るようであれば、頭痛については別な物を使ってみましょうとお話した。
上手くすれば、咳が治まれば頭痛も軽減するだろうという判断。
22日に東京都新宿区で、団地外階段から5歳の男児が突き落とされた事件で、殺人未遂事件として同区内の区立中学2年の13歳の少女が補導された件の続報をニュースで見た。
しかし、やっぱり逮捕じゃないのね。これで男児が死んでたら、殺され損ですなぁ。
調べでは、少女は午後3時過ぎにゲームセンターに遊びに来て、被害児童に「なぜゲームセンターにいるの」と注意したところ、「お姉ちゃんだっていつも来ているじゃない。お母さんに言うよ」と言われ、口止めするために現場に誘い出して突き落としたという。
弁護士の話では、殺意は否認していて、あくまで懲らしめようと思っただけだという。
弁護士は弁護するのが仕事なので、そのまま信じる事はできないが、少女の気持ちが理解できないでもない。
事件直後から佐世保での小6同級生殺人事件と絡めて騒がれているけれど、私だって中学生当時なら年下の子に、こんな生意気な事を言われたらブン殴ってるよ(笑)
ごく自然な感情の流れだと思うのに、どうしてそんなに問題にするのか。
もちろん行為は許される事ではない。でも、なにも単純な話を、またも“心の闇”とかいうワケノワカランモノにする必要はあるまい。
だいたい、佐世保の事件を絡めるのは無理があるだろう。
あの時は「普通の子」が「ネットやドラマの影響で」という話にしていたのだから、今回の「普段から素行が悪かった子」が「周囲に溶け込めなかった」というのでは共通点が無いではないか。
無理矢理こじつけるならせめて、「ネットやドラマを通じて共通の話題を持てる友達がいなかった」のが事件の原因だとか言えばいいのに。
思うに、事件に至った原因が極めてストレートかつ分かりやすかったもんだから、ツマンナイと思って周囲の人たちやマスコミが騒いでいるのではないか。
≪育児日記≫
独身気分満喫中?
こっちは朝も昼もないさ。
次郎、昼間起きるようになったから夜寝るかと思ったら夜も寝ない。
なんでだろ。(2004年6月27日 12:58)
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◆6月27日(日)/2004年◆
午前中は、ほとんど誰も来ず。
商店街はシーーーーーーーーーンと静まり返っている。
ホームページに載せなきゃならない物はいっぱいあるので、セコセコと作業をしているうちにお昼近くになり、出かけた。
今日は、JPS製薬の埼玉地区のセミナー。
売り上げを伸ばすための講義という事であまり興味は無かったのたけれど、夕食が美味しそうなので、それにつられて参加を決めた。
そんな訳で、昼食は駅前でラーメンを一杯だけ(笑)
会場は『ラフレさいたま』という所。
http://www.fukushi.kampo.japanpost.jp/shisetsu/health/9121rafure/index.html
簡易保険加入者の健康増進を目的とした施設だそうだが、こんな施設がある事自体を知らなかったぞ。
中に入ってみると、少し気の効いた高級ホテルのような佇まいで、この資金はどっから出したんじゃいと問い質したくなるような施設だった。
セミナーではまず、JPS製薬における製品の製造工程の解説があった。
……って、これ前に聞いたし資料も見たぞ(^_^;)
(2003年11月3日参照)
そういや、あの時に埼玉地区から工場見学に行ったのは私だけだったな。
いちおうおさらいを兼ねて書いておこう。
漢方薬に限った話ではないが、原料の濃縮度はメーカーごと、あるいは製品ごとにかなり違う。
だから同じ名前の漢方薬を購入しても、メーカーごとに効き目が違うと感じる事もありえるのだ。
もちろん各社とも知恵を絞って研究している訳で、どこの技術が優秀かとは一概には言えない。
まぁ、今日のところはJPS製薬についてという事で。
意外と製造工程を教えてくれるメーカーは少ないので、その面では褒めていいかもしれないと思う。
さて、漢方薬は以下の手順で製造される。
◆刻み加工……粒度・成分含有量を考慮しながら生薬を細かくする。あまり細かくすると、植物系は澱粉が粘度を帯びて悪さをするため、後の加工に影響が出るそうだ。また、当然の事ながら天然物なので、同じ大きさに刻むのは難しいとの事。
◆抽出……水で煮出したりする訳だが、水量・温度・時間が重要となる。特に季節による温度の違いは如実に影響する。
◆分離……遠心分離機によって、水分を飛ばして有効成分を集める。これまた回転数は、種別ごと季節によって違う。
◆濃縮……この濃縮が曲者で、製品ごとに一定の濃度を保つというのは、技術的にも難しく、各社とも企業秘密の部類に入るそう。
◆殺菌……いわゆる高温殺菌を施すのだが、それで有効成分が失われては元も子もない。
成分ごとに実験を繰り返し、それぞれに適した温度や時間を算出して殺菌を施す。1グラム中に千個以上出てはいけないという基準を設け、現在のところ零を維持しているそうだ。
◆乾燥……単純に水分を蒸発させるだけではダメだそうで、例えば今の季節だと、湿気で機械の壁面に付着するロスが大きいという。それを防ぐのは、機械と共に人間の手作業同然の調節らしい。
機械化が進んでても、まだまだ人間の科学技術は発展途上に過ぎないようだ。
休憩を挟んだ後半は、『生き残るための販売戦略』という本日のメインテーマ。
こういう“成功のため”のノウハウというのは、大抵は役に立たない。
かつて『セブンイレブン』が多額の契約金を払ってアメリカから手に入れたマニュアルには、ごく当たり前の商売の心得が書いてあるだけだったというのは有名な話。
私としては、失敗したお店の話を聞きたいんだがなぁ。
実際、出てきた話は「商品を山積みにする」とか「照明を明るくする」というようなもの。
そりゃそうなんですが、ウチの場合だと商店街に人通りが無いんで、そもそもどうやってお店に足を運んでもらうかが課題。
それに、“個性的”とか“オリジナリティー”が必要って言ってるのと矛盾してるような気がしますが。
講師の人には悪いけど、成功譚は聞き飽きた_(._.)_
販売戦略の話は興味が持てなかったが(もちろん金儲けに感心はありますが)、製品についての情報は使えそう。
そもそも、JPS製薬は漢方製剤のメーカーなのに、どうして健康食品に力を入れているかというと、最近では病院が漢方薬も処方する事が多くなってきたから、そうなると医師の処方箋に基づく漢方薬の販売ばかりが主軸になり、よほど処方箋を多く応需しないと各薬局は商売が立ち行かなくなるから、健康未満の人たちをターゲットにしようという戦略なのだ。
まぁ、それを推し進めると、“健康な人を不安にさせて大儲け”という商売にもなってしまうんで、売り手には多少の(多少かよ?)理性が必要。
寒い冬場も高齢者は気をつけなければならないが、暑くなる夏も高齢者は心臓疾患や不整脈、あるいは心房細動などに注意しなければならない。
予防のためや軽い自覚症状があるのであれば、柴胡桂枝乾姜湯(さいこけいしかんきょうとう)が良いというお話。ふむふむφ(..)
より自覚症状が顕著な場合は、センソ牛黄元を勧めてみて下さいと言われた。
熱射病の解熱にも使えるそうなので、普段から持ち歩いておくと良いだろう。
唯一使ってはいけない例は、大出血と発汗過多。血圧を下げる降圧作用が強いから。
まぁ大出血の人はお店には来ないだろうからいいか(^_^;)
それと熱射病に似ている熱中症に用いる時には注意が必要との事。
汗をかかない状態の時には適応するが、汗をブワーッとかいている時には体が自ら冷却している状態なので、用いてはならないそうだ。
それと、ウチでも取り扱いを始めた『順気散』について。
アガリクスやメシマコブなどが「癌に効く」という説明を目や耳にする事が多いと思うが、実際には血液・臓器・手足の筋肉など、癌の性質は部位によって違う。
そして、癌で一番恐ろしいのは転移である。
治療にしろ予防にしろ、全ての癌に効果のある物など無いのだという事は憶えておかなければならない。
となると、やはり複合した物の方が適応範囲が広くなるので、効果が期待できる。
アレが良いコレが良いという情報を得るたびに、単品の物を買うというのは、やめておいた方が身のためである。
それと、よくテレビや雑誌で「免疫力を高める」という解説があったりするが、それは“免疫活性”であって、“免疫異常”である花粉症などのアレルギー疾患にはむしろ向かない。
そういう意味においても、『順気散』は“免疫応答調整作用”として働くので、免疫疾患には広く応用ができるはずである。
ただ、ネックなのは値段なんだよねぇ(^_^;)
1ヶ月分で47,250円もする。ウチでは、まずは試してもらわないと体感してもらえないだろうからと37,800円で販売しているけれど、これでもまだ高いと思われるだろう。
私も高いとは思うものの、もうこれで儲けは無いようなもんなので、もはや限界。
しかし、多く入荷すればJPS製薬でオマケしてもらえるという話が出たので、後で共同購入ショッピングサイトの『マケローネット』に出品する事にした。
つまり一緒に買おうという人たちが現れれば、もう少し値引きが可能となるという訳。
興味のある人は友人知人を誘ってみて下さいm(_ _)m
http://www.makero.net/
他には、常識外の食事をしている人がいるから気をつけましょうという話。
実例では1日にコーラを2.5リットルのペットボトルを2本飲んでいた人、スイカを夏場に丸々1個をほぼ毎日食べていた人、漬物を子供の頃から毎食丼で一杯分食べているという人。
いずれも、健康相談の段階では知らされていなかった人ばかり。
スイカを丸々食べていた人の場合は、「食欲が無くて食事はあまりしていない」と言っていたのだが、それはつまりスイカはオヤツであって食事とは考えていなかったからという。
ううむ、ネットでの健康相談でも気をつけよう(^_^;)
お待ちかねの夕食は、別室に移動。
今日はコレが全て(笑)
http://magical-shop.web.infoseek.co.jp/photo/200406/index.html 内容は和洋折衷で、前菜が続いた後にメインディッシュのステーキが出てきて、最後のデザートのメロンの前に寿司で締めるという構成だった。
前菜が美味しかったのに、肝心のステーキが香りも味も貧弱だったのが残念といったところ。
でも、前菜は堪能したし、お酒はビールで乾杯した後は日本酒を飲んでワインを飲んでで満足(⌒▽⌒)
むしろ料理の方は良かったのに、スタッフの質が低かったのが、なんとももったいないという感じ。本当のホテルじゃないからなのか?
室内の冷房が効きすぎているので温かいお茶を要望している出席者がおり、スタッフにお願いしたところ「お湯を沸かすので時間がかかります」と言われたのはいいとしても(にしたって、冷たい飲み物しか用意してないというのは配慮が足りないと思われ)、しばらく待っても来ないので再度お願いしたら、すっかり忘れており、その後も来なくて再々度頼んでやっとお茶が出てきたのに呆れた。
かと思うと、カウンターに日本酒がお銚子で用意されていたのでもらおうとしたら、グラスを用意しますと言ったまま、ちっとも用意されなくて随分と待たされるしで、段取りが悪い。
あまつさえ、今日の催物がなんなのか理解していないし。
メーカーが販売店の関係者を招いているというのは明らかな訳で、営業マンが腕章まで付けて各テーブルを回ってビールを注いでいたら、接待だと分かりそうなもの。
遅れて用意された日本酒用のグラスも、揃った時点で今日の担当を任されてる営業マンに一言声をかけてやれよ。営業マンは、酒を注ぐ合間に販売店と仕入れ交渉をしたりするんだから、スタッフの方で注いで回ればいいってもんじゃない。
それに、別室のセミナーを行った部屋では、まだJPS製薬の担当者が機材の片付けなんかをしており、着席していないのに料理を次々と運んできて、手をつけてないそれらを下げようとするし。
あまりにあんまりなんで、スタッフの中のとりあえず偉そうな人に注意してしまった。
「今日の会の担当者はあの人なんだから(腕章をした営業マン)、あの人に相談してから動きなさいよ」
その後は、さすがにスムーズに事が運ぶようになった。
まぁ、本当は担当営業マンが事前に打ち合わせておくべき事柄なんだけれど、依頼者に不都合が生じている事に無頓着なスタッフの方がこの場合は悪いんじゃないかと。
食事中の他店の人たちとの歓談では、商売としての漢方薬の販売についてなど。色々と参考になる話を聞けた。
意外だったのは、オリジナルな名前の商品開発を望んでいる人が多かった事。
例えば、八味地黄丸(はちみじおうがん)を『ハルンケア』というような名称でパッケージングする事である。
私は何度かメールマガジンで、メーカー独自の名前で商品を指名され、中身は同じ漢方薬だと説明するのに苦労していると書いているのだが、要望している人たちの話だと、漢方薬の名前を覚えられてしまうと他の近いお店などで買うようになってしまうからとの事。
う~ん、そうかぁ。そういう問題もありますか。
いや、相談をメインに考えていたから、指名買いで来るような人の事は考えていなかった。
よそで買われるのは残念だけれど、お客さんが便利に購入できる店を見つけたのなら、それはそれで良いと思ってたし。
このあたりの、顧客の囲い込みが下手なところが、ウチが繁盛しない原因の1つかもしれぬ。
でもやっぱり私は、患者さんには漢方薬の中身まで理解してもらえた方が、患者さんのためにも良いんじゃないかと思う。
「○○の時にはコレ」と、決め打ちで薬を選ぶのは、ちと心配。
セミナーに使った部屋の片付けを終えた営業マンが遅れてやってきて、私の隣に着いた。ウチのお店の担当者でもある。
まずは私の方に日本酒を注いでもらってから、ビールを御返杯。
こんな儀礼的な事は本当は好きではないのだけれど、彼の上司である所長さんがいる手前、接待を「させないと」いけない。嫌だね、大人って(苦笑)
この営業マンさん、何度かテーブルマナーの事を訊いてくるので、てっきり営業トークかと思ったら、どうやら本当に知らないらしかった。
営業マンは様々な話題に対応できるように知識を広く知っておかなければならない。そして、知ってはいても相手が知っていそうな事はあえて質問して花を持たせる事で、相手を気持ち良くさせるというのが営業テクニック。
そう思っていたのだが、スタッフが皿を下げにきて、慌てて「まだ食べてますので」と断るので皿を見てみたら、ナイフとフォークが片側に揃えて皿に乗っていた。
一般的なテーブルマナーでは、「下げてください」という合図である。
食べている途中に下げられたくない時には、皿の上でナイフを右側にフォークを左側にハの字に開いて置くんですよと教えた。
偉く感謝されたが、もしかしてそこまでがこの人の営業テクニックなんじゃあるまいな。だとしたら凄いが。
まぁ私にしたって、テーブルマナーなんて人に教わりながら憶えてきて、未だに殻付きの海老だの、皮の取ってない果物だのが出てきたら困ってしまうから、分からない時には店員やスタッフに尋ねるのが一番。
テーブルマナーを知らない事は恥だとは思わない。
もし知らない事を論(あげつら)う人がいたら、下卑た人だと笑ってやるのが良かろう。
せっかく出席した会合なので、所長さんにお願いしてJPS製薬のホームページ担当者を紹介してもらった。
1つは、JPS製薬のホームページが他社と比べても情報量が少ないので、その充実をお願い。
JPS製薬でホームページを充実してくれれば、ウチのお店に商品の詳細情報を載せなくてもリンクで済むし(笑)
もう1つは、研究会のホームページの件。
実はJPS製薬のホームページとは別に、JPS製薬を取り扱っている店舗の研究会のホームページが先頃立ち上がったのだ。
そしてホームページの公開に先立って、取扱店のホームページをリンク登録しますという案内が機関誌であったのだが、後日「諸般の事情により掲載できなくなりました」という通知だけが知らされたのだ。
その“諸般の事情”というのがなんなのか確認したかった次第。
すると、理由は予想通り。
原沢製薬の営業マンから、某社(名前は秘す)でも取扱店のホームページへのリンクを張ろうとしたところ、掲載の順番で苦情が出て取りやめになったという話を聞いていたのだが、まさか本当にそんな事だとは。
それどころか、もっと呆れた意見も出たらしい。
曰く、「JPS製品を扱ってるお店が近所にもある事を知られてしまう」とか。
あのなぁ……。
あのなぁ。
あのなぁ!
なんだよ、それは凸(`、´X
ホームページを開設してるなら、とっくに検索エンジンにでも登録されてバレてるって=3
よしんばホームページ自体にはロボット検索拒否のタグを入れてあったって、地域情報のサイトには掲載されてたりするだろうよ。
お客さんが、より近いところや便利なところで買い物して何が悪いのか。
お客さんが来てくれなくなったとしたら、それは自分の営業上の責任だろうに。
ウチで扱ってるJPS製品なんか、ネットで検索すると安売りしているお店がいくらでも見つかるし。
特別な仕入れルートを使ってるのか、それとも大量入荷でオマケを付けてもらって、それを多売で値段に反映しているのか、ウチではとても太刀打ちできないのが現状。
それで健康相談と、遊びの企画と、このダラダラした日記で、違う方向性を模索しているところ。
ウチが苦労して営業活動しているのを、随分とお手軽な論理で苦情を出して邪魔してくれるなぁ。
あと他には、ホームページを持っていない会員店舗から、不公平だという意見も出ているらしい。
別にネットが普及してきたからといって、必ずしもホームページを開設しなきゃならない理由は無い。
あくまで営業戦略の1つとして考えれば、当然ホームページを開設しないという選択もある。
でも、自分が使わない手段を他の人たちが使ってるのがズルイってのは筋違いじゃないのか?
ウチがホームページを開設したのは、私自身が好きだからというのもあるが、商店街に人が通らないという切実かつ急迫的な状況に迫られているからだ。
人が通らなければ呼び込みもできない、チラシを配布するには印刷代も含めて1回ン万円もする。それでいて、チラシを見て来る人の確率はおよそ千人に1人程度。
いわば苦肉の策で取り入れた営業上の戦略の1つである。
もちろんリスクもある。変な輩にイヤガラセされたりするし(苦笑)
でも、経営努力してやってる事に「不公平」だと言われたって、それはただの言いがかりじゃないのかね。
ホームページを開設する以外の、アクティブな営業活動を考えて実行すれば良いではないか。
そして、同じ研究会の会員として情報を共有すればいい。実店舗でのノウハウと、ネット上の店舗のノウハウを共有できれば、有用な財産になるではないか。
まぁ、良く考えてみれば「会が1つ」である必要も無いかもしれんが(・_・)
JPS製薬の立場としては、研究会のホームページに関しては中立という事らしい。
だったら、なおさら研究会は研究会で改革しないと。
………役職を引き受けるのは避けたいなぁσ(^◇^;)。
なんか相変わらず外出先で腹を立てたりなんかして、自分から楽しくない出来事を増産しているような気もするものの、すっかり酔っ払って最終的には良い気分で帰宅。
さすがにアルコール類を片っ端から飲んだもんだから、家に着く頃には意識朦朧。
歯を磨いて、そのままグー(_ _)zzzzZZZZZZ
≪育児日記≫
今日は、母とお返しのもの快気祝いと内祝いとお中元まとめてやった。
次郎の面倒を見なかった訳じゃないからね。
ベッドに寝かせると泣くんだよねぇ。
だから今は、添い寝してるよ。
潰さないように気をつけます。(2004年6月27日 12:58)
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◆6月28日(月)/2004年◆
マックスファクターの営業マンが来訪。
夏の新製品について、あれやこれやと説明して仕入れ量を指示されるのだが、言う事ばかり聞いてたらジリ貧になってしまう。
もう少し地域性を考えた営業プランを練ってきて欲しい。
ウチは、デパート内の店舗ではないのだよ。
入荷量を絞りに絞って発注。
JPS製薬の営業マンが来店。
昨日のセミナーに参加した事のお礼を言われる。
美味しい物を食べられて良かったです(⌒▽⌒) 違うか(苦笑)
せっかく来てもらったので、仕入れられそうな物を探してピックアップ。
「いや、今日は挨拶に伺っただけですから」と言われた。
まぁまぁ、遠慮なさらずに。
注文して翌日には入荷してくれるものだから、在庫を多く抱えずに済んで助かってるし。
すると実は土曜日に発注した分があり、日曜日は会社が休みなので今日これから出荷される事に営業マンが気がついて、まだ出荷していないか確認してみますと車に急いで戻った。
というのも、1回の注文数が多い方が仕入値が安くなるのだ。
大幅な値引きをしている店舗では、その入荷量が桁違いなのではないかと思われる。
ウチみたいに、売り上げが少ないお店では、そんな事をしたら在庫を抱えて倒産してしまう。
車から戻ってくると、まだ出荷していないとの事で、今日の注文分を合わせれば、安くなるという。やたっ(⌒▽⌒)
それならばと、さらに販売見込みのある商品も注文した。
ちゃんと動いてくれる営業マンだと、こちらも応えてやりたくなるのだ。
子供が虫歯という事で、痛み止めを買いにお客さんが来店。
排膿散及湯(はいのうさんきゅうとう)を案内したが粉は飲めないという。
かといって、錠剤の方は日数で計算すれば割安だが、一時的に服用する物としては値段が、やや高い。
実際、この時にはお客さんには「あら、高いのねぇ」と言われた。
ところが、錠剤の方をアッサリと買っていかれて少しビックリ。
「自分のためには買わなくても、子供のためには買うからいいのよ」とお母ん。
そういうものなんですか(笑)
NHKが、放送総局にアニメーション室を新設し、専従スタッフを置く事で、アニメ番組の取り組みに本腰を入れるというニュース。
それは結構な事である。
かつてガイナックスが『不思議の海のナディア』を手がけた時には、あまりに予算をケチるので次第に作画のクオリティーが落ち、ついには監督と中心スタッフが自腹を切って金を工面して仕上げたという逸話がある。
http://www.gainax.co.jp/ http://www3.nhk.or.jp/anime/nadia/
しかし、その初代室長に起用されたのが浅野加寿子氏というので不安大( ̄▽ ̄|||
というのも、浅野氏は大河ドラマ『利家とまつ』や、朝の連続テレビ小説『あぐり』などを手がけた手腕が買われたとの事だが、この人は演出を無視したテロップをつける事で有名な“テロップ魔”なのだ。
『利家とまつ』でも、毎回毎回、最終回まで『前田利家』とか『まつ』というように、「見てればわかるっちゅーねん!」というくらいテロップをつけてた人なのだ。
最近だと、アニメの『火の鳥』でもやってくれた。
最終回で「トリガー」というセリフがあったシーンで、「トリガー=引き金」なんてテロップを付けて台無しにしやがった。
演出を無視した不自然な表示だったので、編集作業も終わった後に急に指示が出されたのは明らか。
ガイナックスなんか、テロップはもちろん“ポケモン事件”以来表示されるようになったテレビの画面を見るさいの注意書きさえも、演出の一部として表示するという凝った事をしてるのに。
輪をかけて心配なのが、インタビューに答えた浅野氏のコメント。
「国際的に評価の高い日本のアニメは、今や、国家の財産。国もアニメ産業への支援策を打ち出している中で、NHKも基幹的な番組ソフトの1つとして力を入れたい。そのためには、マニア向けではない、ディズニーのような多くの人に夢を与える番組を作らなくては」
この人、海外で評価された日本のアニメがどんな物か知らず、ディズニー作品も碌に観ていない事が、この短いコメントの中に集約されている。
海外で国際的な評価を得てきた作品群は、日本でのヒットに関係無い作品が起爆剤になった。
手塚治虫氏が白黒時代に早くも『鉄腕アトム』を海外に売り込んではいたが、残念ながらそれらは大成功とは言えなかった。
むしろ、大友克弘氏の『AKIRA』や押井守氏の『攻殻機動隊』のような国内ではマニア向けと捉えられるような作品が突破口になったからこそ、日本のアニメは海外に販路を拡大できたのだ。
そして、ディズニーは人に夢を与える作品を作り続けてきた訳ではない。
歴史の中では、露骨に戦意高揚や国威発揚のアニメ作品を作ってきたし、実写作品においては『パール・ハーバー』のような愚作も作ってきた。
最近でも、マイケル=ムーア監督の『華氏911』が反政府的という理由でディズニー社に配給を断られた件を知らない訳ではなかろう。(ディズニー側は、公けにはあくまで作品が「政治的に過ぎる」という理由を示している)
近年のディズニーアニメが、一見すると人に夢を与えるように見えるのは、今もってなお「アニメは子供のモノ」という意識が根強く、単に大人世界の汚れた部分を直接的に見せないという事にしか過ぎない。
アメリカのテレビアニメでも『スーパーマン』や『スパイダーマン』などでは、重厚な人間ドラマを見せてくれるから、現在ではむしろディズニーアニメが特殊なのだとも考えられる。
なんだか浅野氏の言っている事は、「世界に日本が文化的に進出するためには、和服をやめて西洋風のオシャレをしなければ」と明治時代の先進的とされる人たちのようである。
それで良い事もあるかもしれないが、失うモノの大きさについても考えを至らせてもらいたい。
あと余談だけれど、今や“世界の宮崎”と称される宮崎駿氏は昔から「ディズニーアニメは嫌いだ」って言ってるんですけど。浅野氏は知らないのかな(笑)
『千と千尋の神隠し』が金熊賞を受賞した時に、宮崎氏がなんで行かなかったのか考えてみ( ̄▽ ̄)
来月の4日から始まる『アガサ・クリスティーの名探偵ポワロとマープル』を手がけるそうだけれど………、やっぱり不安だ。
だって、こんな事まで言ってるんだもの。
「視聴者に分かりやすく、感動的で良質なエンターテインメントに作り上げる」 分かりやすくはいいけどさ、作品を台無しにするのはやめて~(/_;)
≪育児日記≫
今日は、眠い~よ。
昨日から、次郎と添い寝してて潰さないようにと、気を使いすぎて熟睡できないよん。
次郎は、なんか安心してるようであんまり泣かなくなったけど。やはり1人でベッドで寝るのが寂しかったのかな?
でも、私は眠いんだけど。
また、埼玉帰ったら次郎をよろしくね。
少しは、成長してると思うからさ。(2004年6月28日 10:58)
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今回の日記の内容は、いかがでしたか?
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☆締切:2004年7月10日から3日間
■■■■■■■■■■■■■■■□免責事項□■■■■■■■■■■■■■■
記載内容を利用して生じた結果につい て、当方では責任がとれませんのでご了承ください。
また、筆者が思った事や感じた事を率直に書いている事柄に関しましては、反証可能な事実誤認以外の訂正には応じられません。
URLで紹介した先のページの著作権は、そのページを作成した人にあります。
URLを紹介する事に違法性はありませんが、文章等を転載する場合は、作者の許諾が必要となります。
&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&& 趣味の活動 &&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&
◆TRPGのサークルに所属しています。
卓上ゲームが好きな人や、興味のある方は覗いてみて下さい。
また、『コミュニケーション』のコーナーでWEBラジオ番組『幻想時間』を公開しています。
私は主に、映画についてトークをしています(・v<)
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≪通巻22号≫
『バンダイミュージアム』/医者と患者は敵同士!?/めまいの漢方薬/血液の停滞を取り除く/皮膚病の薬は人に頼まないで/21歳の飼い猫/心配な患者さん━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
★彡☆-=★彡 それさえもおそらくは平凡な薬局 ★彡☆-=★彡
≪通巻22号≫
提供 : まぐまぐ http://www.mag2.com/
発行 : 北園薬局 http://plaza2.mbn.or.jp/~kitazono/
編集 : 北村俊純
窓口 : kitazono@a1.mbn.or.jp
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
~~~~~~~~~~ 今回の日記の主な話題 ~~~~~~~~
※9月16日(火)……『バンダイミュージアム』
※9月17日(水)……医者と患者は敵同士!?
※9月18日(木)……めまいの漢方薬
※9月19日(金)……血液の停滞を取り除く
※9月20日(土)……皮膚病の薬は人に頼まないで
※9月21日(日)……21歳の飼い猫
※9月22日(月)……心配な患者さん
******************* 先週の平凡な日記 *********************
◆9月16日(火)/2003年◆
虫刺されと汗疹(あせも)の薬がこの頃よく出る。
しかし患者さんの患部を見てみると、どうも汗疹ではなく状況からして、日光皮膚炎だと思われる事がよくある。
今日来た患者さんは、旦那さんにはドラッグストアーで『ムヒ』を買ってきてもらったとか。
虫刺されの薬だから、汗疹にも湿疹にも効かないんだけど(^-^;
おそらくドラッグストアーで、肌が赤くなっていると言って、店員の方も患者さん本人じゃないから分からなくて季節的な事から虫刺されの薬を勧めたのだろう。
頼まれたという人に薬を売るというのはかくも厄介であり、やはり患者さん本人が相談に来てくれるのが望ましい。
注文のあった薬を発送して、私は午後からお出かけ。
月に一度のIちゃんとのデートである。
行った所は、千葉県のJR松戸駅前にオープンした『バンダイミュージアム』。
http://www.bandai-museum.jp/main.html
ここのところはIちゃんのリクエストでデートコースを選んでいたので、今回は私の好みで。
オープン当初から興味はあったのだが、身近に行った人がいなくて情報が入ってこなかったため敬遠していたのだ(笑)
で、行ってみた感想としては「ハァ~、(´д`)」であった。
いわゆるオリジナルグッズがあったりして、買い物をするのならば楽しめるのだが、ミュージアムとしては中途半端な感じが否めない。
“ガンダムの実物大胸像”(全長約5.6メートル)も、質感がオモチャっぽくてリアル感に乏しい。
宣伝文句として「アニメ作品のガンダムを実在する歴史としてとらえ、モビルスーツを実在する兵器として考えます。」と謳っているのなら、現実の戦争記念館のように『一年戦争博物館』と銘打って、作品中に登場した兵器などを展示したり、スペースコロニーでの生活や作品中における“当時”の流行などを考察した解説などがあれば面白かったのに。
『ウルトラマン』や『仮面ライダー』などの展示があるキャラクターワールドも「世界観をアカデミックに検証しています。」と言うわりには、ファンが趣味で制作しているホームページなどの方が優れた考察を披露していたりして、ミュージアムの名に恥じる作りになっている。
食事の方はガンダムカフェで『ニューヤークプレート』を食べたのだが、これがもう不味くて不味くて(笑)
あまりの不味さに怒る気も失せるくらいだった。せめて、千円以下ならば納得しないでもないのだけれど。
作品にちなんだ『ザビ家の食卓』というディナーコースがメニューにあったが、ちょっと怖くて試せそうもない。
どうせ高くて不味いのなら、NASAが開発した宇宙食を出してくれればいいのに。あれなら、不味くても許せる(笑)
http://www5c.biglobe.ne.jp/~ikuma/
一応小物などをIちゃんにねだられて買ってあげたのだが、そのIちゃんの感想は「ナンジャタウンのなりそこないよね」との事。どっとはらい(⌒▽⌒)
http://www.namco.co.jp/tp/ その後で近くのラブホテルへ行こうとしたのだが、Iちゃんの親戚が近いので別な所へという事で二駅ほど移動してホテルを探した。
見つけたホテルが『HOTEL再会』。
http://www.hotel-net.co.jp/saikai/
なんだ、この狙ったような名前は(笑)
まぁ、『やり逃げ』とか『結婚』とかの名前のホテルがあったら嫌だけど。
部屋は、サイトに掲載されている写真ほどには綺麗ではありせん。
お風呂場も造りが安っぽくて、ちょっとゆったりできる雰囲気じゃない。
料金の安さと、フリータイムの長さが良かったというところか。
Iちゃんを駅まで送って別れた後に彼女からメールが入った。
「実は、いつも不完全燃焼なので思いっきり甘えてみたいなぁ。」
さて帰ろうと思ったら、某事務所から電話が入った。
NTTのBフレッツの工事が終わったので、パソコンとの接続をして欲しいとの事。あうっ(^-^;
「すぐに駆けつけます」と我ながら安請け合いをして事務所に向かった。
途中でLANケーブルなどが必要になるなと思い電気店に入ったら、その事務所の事務局長のKさんが買い物をするところだった。
念のために買った物を確認するとケーブルの種類が違う。
お店の人にキャンセルしてもらって買い直した。アブナイアブナイ。
事務所に行って、パソコンとの接続やらルーターの設定やらやら。
インターネットへの接続は難なくできたものの、事務所にあるパソコン全てでプリンターも共有したいとの事だったのでプリンタサーバー機能付きのルーターを購入したのに、どうしてもプリンターとの接続が上手くいかない。
終電間近になりタイムアップ。続きは明日に持ち越しとなった。
(T-T)シクシク。
帰ってから録画したテレビニュースを遅い夕食を食べながら観た。
自民党の総裁選挙自体がまるで総選挙であるかのようなマスコミの取り上げ方に苦笑。しかし、候補者の過去の映像が出てくるというのは、まぁ可哀想にと思わなくもない。
例えば北朝鮮による拉致問題に関しては、高村氏は外務大臣時代に野党から追及されてものらりくらりと誤魔化す事しかしていなかったし、藤井氏などは同問題に取り組んでいる他の議員に野次を飛ばしていた。
琵琶湖で家族連れのヨットが転覆したとのニュース。
救命胴衣を誰も着けていなかったなんて、大人は死んで当然、子供が迷惑。
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◆9月17日(水)/2003年◆
できれば昨日解決したかった某事務所のプリンターの設定をしに出かけた。
プリンターのドライバーを最新のものに入れ替えたりと色々と試したが、プリンターはウンともスンとも言わない。
これはもう手に負えないと、ルーターのメーカーに電話する事にした。
しかし、サポートセンターになかなか繋がらいない。
サポートセンターの電話回線が少ないのだろう。
何度か掛け直すこと延々3時間あまり。
やっとつながったと思ったら、「ただいま混み合っております。しばらくお待ち下さい」との自動応答のアナウンス。そのまま20分ほど待つことに。
そしてサポートセンターの人に聞いて分かった事は、やはりプリンターのドライバーの干渉によるものだった。ルーターを通すので、双方向印刷機能が使えないように設定して下さいとの事。
なんだよー、説明書のドコにもそんなの書いてないぞー( ̄▽ ̄|||
分厚い説明書は敬遠されがちだけど、それは重要なことじゃないんかい。
作業が終わったところで、別室で行われていた会議も終わったようでKさんに飲みに誘われた。
近くの居酒屋で乾杯。
聞いた事のないお店だが、チェーン店のようである。フロアは少し大きめで、雰囲気は悪くない。悪いのは店員の物覚え。
注文した物が、ことごとく来ない。来ない。来ない。やっぱり来ない。
私を含めて6人ばかりで行ったのだが、いい加減みんな呆れてNさんが店長を呼んだ。いつもなら私がやりそうな事であるが、今日は代わりにやってくれる人がいて良かった(苦笑)
お詫びにとビールのジョッキをサービスしてくれたが、その後もやっぱり注文した物が何度か忘れられる。大丈夫か、この店(?_?)
偶然にも元医療関係者の人がいて、医療ミスの話など。
先日テレビで医療ミスに遭わない為のノウハウをやっていたが、あんなのはダメだと。
テレビでは、“医者にプレシャーをかけるのが良い”という事で、親類などを同席させるとか、納得いくまで質問するなどの方法を勧めていた。
確かに“戦略”としては間違っていないが、それはやっぱり“戦う”方法であって、医者とのパートナーシップによって治療する目的からすると外れている。
人間、頼りにされて嫌なことはない。医者も人間なのだ。賞賛し、感謝して、「貴方だけが頼りです」と煽(おだ)てて乗せて、能力を最大限に使ってもらった方が良い(笑)
カルテの開示だって、初めから敵意剥き出しで挑んで(笑)くるような人には見せたくないのは当然だろう(事の善悪は別にして)。
治療を受ける時から仲良くなって、情をからめて開示をお願いした方がすんなり出てくる。
テレビで言っていた事は、どちらかというと制度として整えなければならない事で、患者と医者とを敵対させるのを助長しているようで、賛同しかねるという意見を拝聴。私も同意である。
あと、医者を取り巻く問題としては“小さなミスと命に関わる重大なミス”の間の幅が広すぎて、感覚が麻痺してしまう事だろう。
もちろんどんな職業でも、些細なミスも見逃さない姿勢は大事だが、現実には難しい。何重ものチェックを入れれば業務に支障をきたすから、どこかで妥協が必要になる。
そしてその妥協がミスを生む事になるのだから、堂々巡りとなる。
一方、真面目な医者ほど患者の苦しみを自分の事として背負い込み、精神的に追い込まれて現場を離れる事を余儀なくされる。これを業界用語で『もらい病』と呼ぶ。
患者にとっては理想的な医者という事になるのだろうが、それをそのまま放置していては、みすみす良い医者を失う事になりかねない。つまり、医者を精神的にサポートする仕組みも必要なのだ。
例えば、『医療事故市民オンブズマン』などのように医療事故で悩む人をサポートする組織が最近は増えてきている。
http://homepage3.nifty.com/medio/
しかし、医者に自信と誇りを持たせるための“市民による”組織というものは存在しない。もし医者が自分で自分を自画自賛したら馬鹿である。先のように、患者さんに乗せられてその気になって傲慢になるのも馬鹿だろう。
職業においての仕事というものは“できて当たり前”ではあるが、医療においてはなかなか“治って当たり前”とはいかない。しかし、治せなければ“ミスでなくても責められる”のが医者である。
だからこそ、医者を応援する応援団もまた、市民の中から生まれる事を期待したい、というところで話を〆た。
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◆9月18日(木)/2003年◆
旦那さんが風邪気味というお客さんが来店。
旦那さんにはオデキの治療で排膿散及湯(はいのうさんきゅうとう)を良く買ってもらっている。
今回は鼻がつまり熱があるという事で、麻黄湯(まおうとう)を勧めた。
詳しく話を訊くと、すでに扁桃腺も腫れている模様。扁桃腺炎には桔梗湯(ききょうとう)を用いるが、その桔梗湯の成分に芍薬(シャクヤク)などを加えたものが排膿散及湯でもあるので、家にまだあるようだったら合わせて飲む事を勧めた。
物静かそうなお客さんが来店。
ところが商品を告げる段になって、ものすごい大声にビックリ。
思わずビックリした顔をしてしまったのだろう、お客さんにその大きな声で自分は耳が聞こえないのだと説明された。なるほど納得。
唇の動きで少しは分かるとの事なので、私も口を大きく開けてゆっくりとお話した。
頭痛とめまいがするという患者さんが来店。
詳しく話を訊くと肩こりもあるとの事。また、ヘルニアを患ったことがあり、胃下垂ばかりでなく内臓下垂になっているらしい。
となると、漢方で言うところの“胃内停水”が原因かもしれない。
胃が冷えたり、胃の働きが弱くなると胃の中の水を体内で捌(さば)けなくなってしまい、頭痛や吐き気を引き起こすようになる。
手足が冷えて急激な頭痛がする場合は呉茱萸湯(ごしゅうゆとう)、喉が渇いて吐き気や下痢を伴う場合は五苓散(ごれいさん)、眩暈(めまい)が強い場合は苓桂朮甘湯(りょうけいじゅつかんとう)が良い。
今回の患者さんは以前に漢方薬を煎じて飲んだ時に、ものすごく不味いうえに、たいして効かなかったとかで漢方薬は嫌だと言う。嫌なものを無理には勧められない。ただし、話からすると本当に漢方薬だったのかは疑問だが。
とりあえず別な市販薬を勧めて、アドバイスとしては夜中に胃の冷える物を食べないように伝えた。具体的には、果物やコーヒーなどだ。特に、コーヒーは“温かく”して飲んでも胃を冷やすので要注意。
友人のT氏から、「夜飲みませんか」とのメールが入った。久しぶりにK氏も合流できそうだという事で、二日続けて飲む事に。
閉店作業をお母んに頼んで、少し早めにお店をあがった。
新宿で待ち合わせて、K氏推薦のお店『串八珍・八珍亭』へ。
http://www.hoso-foods.co.jp/
K氏のお薦めメニューは『串キャベツ』との事なので、3人分を注文した。
出てきてビックリ、四つ切りくらいの大きさのキャベツが、デンッと目の前に置かれた。味噌を付けて食べるらしい。
さすがにキャベツをそのまま出すだけあって、キャベツ自体に甘味があり美味しい。
飲み物の方は酎ハイやサワーを注文したのだが、そちらはアルコールが薄いうえに大甘で、やや閉口した。
お腹がいっぱいになってきたところでオツマミにチーズを注文したら、こちらは満足。カッテージチーズとクリームチーズを混ぜ合わせてブルーベーリージャムを和えた物を固目のパンに塗って食べる。ううむ、これは家でも試したいな。
ちょっと困ったのが注文忘れ。昨日のお店ほど酷くはないが、度々せっつかないと出てこなかった。
隣や向かい側の席のお客さんも、「○○が来てないんだけど」とやっているところをみると、どうも今日の店員の能力が低いのではないか。
それと注文しようとしても、なかなか店員が捕まらない。
注文しようと思うと、料理を運んだり食器を下げたりするときにサッと通り過ぎてしまう。ちょっとくらい、周囲を見回して行けよと思う。
私を含めて3人とも飲食店でバイトをした経験があり、現在も接客商売をしている。だもんだから、こうゆう場面に出くわすと、ものすご~~~~く気になってしょうがないのだ。いつ誰が“先に”ドンッとテーブルを叩いてもおかしくない(苦笑)
しかし、T氏によると最近は『三月うさぎ』の接客が日に日に悪くなっていくので、そっちの方が気になると言って「今日はいいや」との事。私も、昨日の飲み屋の方が酷かったので、気長に待つことにして良しとした。
http://www.sangatuusagi.co.jp/
実際、今日のお店の場合は店員の能力は低いかもしれないが、それをカバーできるだけの“人柄”で許せない事もない。これがマニュアル通りの対応しかできない店員だと、謝る言葉もウソ臭くて余計に腹が立ったりする。しかし、上手い人(あえて本当の人柄ではなくテクニックとして)は、ちゃんとお客の怒りを解く事ができる。客商売では重要なテクニックだ。
客の注文を間違いなく届けるという基本的な能力が低くても、客の怒りを解く事ができるというのは立派な職能として認めても良いだろう。
それだけにT氏は、「嬉しいサービスをしてもらった経験が無いのかね」と不思議がっていた。激しく同意(゚゚)(。。)(゚゚)(。。)
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◆9月19日(金)/2003年◆
今日は漢方薬の講習会である。
テーマは『活血化お剤』、簡単に言えば血液の停滞を取り除く治療の事だ。
「お」の漢字が、unicodeコードでないと表示できないので、ひらがなのまま表記するが、「お」というのが“滞る”という意味で、血が滞る事を『血お(けつお)』、あるいは『お血(けつ)』と呼ぶ。お尻とは関係ない(笑)
その『血お』は大きく分けると、次の2つに大別される。
“非生理的血液の停滞”→鬱血(うっけつ)、内出血(打撲、手術)、子宮筋腫など。
“微小血液循環障害”→粘調性化(いわゆる血液がドロドロの状態)。
『活血化お薬』の分類は、効果によって“活血”(かっけつ)・“化お(かお)”・“破血(はけつ)”の3つに分類される。
“活血”は、主として動脈系の血管を拡張する事によって循環改善に働くもので、鬱血を取り除く効果は弱く、漢方薬には補助的に配合されることが多い。
代表的な生薬は、当帰(トウキ)と川きゅう(センキュウ)だ。
“化お”は、主として静脈系の鬱血を改善する作用を持ち、活血に働く物も多い。代表的な生薬は、牡丹皮(ボタンピ)や芍薬(シャクヤク)がある。先の当帰と芍薬を合わせた漢方薬の当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)は、生理不順や生理痛などの婦人病に用いられる。
“破血”は、鬱血の除去、凝血や血腫の分解吸収に働くもので、化お薬よりも効果が強い。代表的な生薬には、桃仁(トウニン)や紅花(ベニバナ)がある。
活血化お薬を組み合わせた漢方薬が『活血化お剤』なのだが、原因や症状によって5つに分類される。自分が現在患っているモノがあれば、ぜひ相談していただきたい。
“寒凝血お(かんぎょうけつお)”
寒がりで手足が冷たい(特に暗紫色になる)手足の疼痛、下腹部の痛み、生理が遅れがち。シモヤケ。
→当帰四逆加呉茱ゆ生姜湯(とうきしぎゃくかごしゅゆしょうきょうとう)
→当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
当帰は体を温めて血管を拡張するので、普段は体力が少ない人などに効果がある。
“熱盛血お(ねっせいけつお)”
疼痛(刺痛・灼痛・冷やすと軽減)、出血腫瘤、熱感。左下腹部に抵抗感や圧痛が顕著。
→桃核承気湯(とうかくじょうきとう)
この桃核承気湯は、活血と破血の効果があり、逐お(ちくお)と呼ばれる作用がある。血おを駆逐するという意味で、それは効果が強いという事でもあり、昔は妊娠初期の堕胎にも使われたらしい。ただし、堕胎の効果については臨床試験が行われていないため、現代においては確認されていないとの事。
むしろ体を冷やす作用が強いため、日本の気候ではあまり用いる事は少ないようである。
“気滞血お(きたいけつお)”
気滞とは、現代的に言えばストレスの事だと思ってもらって構わない。ストレスや自律神経失調が原因で血おになってしまった場合である。
血お症状+膨満感、いらいらして怒りっぽい。重い生理痛、生理不順。
→桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)
→加味逍遙散(かみしょうようさん)
→小柴胡湯(しょうさいことう)
補足すると、『活血化お剤』を5つに分類しているが、桂枝茯苓丸は血お全般に対して広く用いる事ができるそうだ。よほど体力が落ちているか、妊婦でなければ、最初に選んでみてもいいだろう。
加味逍遙散は、生理が始まるまでの一週間程度が苦しい場合に事前に用いると楽になるようである。また、甘草(カンゾウ)という生薬が入っており、これは副腎皮質ホルモン様作用があり、ストレスに対する抵抗力が高まる。
小柴胡湯は普通は食欲不振や胃腸虚弱に用いるのだが、ストレスは胃腸に影響を及ぼし、胃腸が弱ると肉体的にストレスが溜まりやすくなるという悪循環に陥(おちい)るのを防ぐのに役立つ。だから単体で用いるよりは、他の漢方薬と一緒に用いるのが望ましい。
“気虚血お(ききょけつお)”
血お症状+元気が無い、疲れやすい、食欲不振など。
→補中益気湯(ほちゅうえっきとう)
補中益気湯は胃腸を丈夫にすると共に、名前の通り気力を増す効果がある。
その辺の栄養ドリンクなんかより、よほど体力回復が期待できる。この補中益気湯と、桂枝茯苓丸を一緒に服用する事で血おを取り除きつつ体力を回復するのという訳だ。
“血虚血お(けっきょけつお)”
血お症状+皮膚につやが無い。顔色が悪い、爪が割れる、目がかすむ、貧血。
→四物湯(しもつとう)
→当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
四物湯を用いる場合に気をつけなければならないのは、胃腸障害が無い事が条件となる。これは地黄(ジオウ)という体を冷やす生薬が入っているからだろう。同時に当帰と芍薬が入っているので、日本では当帰芍薬散で代用される事が多い。皮膚の色つやを良くするためというように、目的を限定した使い方になると思われる。
ところで、ウチでは婦人病全般に効果があるという事で、『婦人華(ふじんげ)』という商品を取り扱っている。(医薬品錠剤・顆粒)
この婦人華、患者さんの評判も良く、中には母娘姉妹の3人でという事でまとめ買いされる人までいる。
成分的には桂枝茯苓丸と当帰芍薬散を合わせて、さらに甘草(カンゾウ)と人参(ニンジン)が入っており、いわば生理痛を軽減するための短期服用にも、子宮筋腫の治療などの長期服用にも使う事ができるので、売る方も便利に使えるので重宝している。
しかし、文献などには桂枝茯苓丸と当帰芍薬散を合わせた処方というものは存在しない。なので、どうしてメーカーがそういう処方をしたのか不思議に思っていた。
そこで、講師の方に尋ねてみたところ「ああ、その処方だと加味逍遙散に近くなりますねぇ」と言われた。
ああっ、そうか!
なるほど~、確かに。今まで、ついぞ気がつかなかったσ(^◇^;)。
となると、婦人病に限らず男性で手術をした術後に用いたりという使い方もできるな。覚えておこうφ(..)
腎臓病を患っていた6歳の長男が死亡し、母親が山形県内の山に埋めたという事件のニュース。
観ていたニュース番組のキャスターが「子供が最後に頼りになるのは母親だけです」と言っていて、後で他のチャンネルのニュース番組を観ていたらそちらのキャスターも全く同じコメントをしていた。
ホントにホントにそうなのだろうか?
“親が子供を愛して当たり前”という思い込みに間違いは無いのか?
障害を持った子供を育てている親や、完治は無理と診断されている病気を抱えた子供を看病している親とは、何人も会っている。
そういう境遇の親による手記を読んだり講演を聴いたことのある人ならば、「この子を殺して自分も死のうと思いました」という言葉を見聞きした事があるだろう。おそらく同情を寄せたはずである。
では、こう言われたとしたらどう思うだろうか。
「この子が死んでくれれば楽になるのに」
同情ではなく非難するのではないか。一瞬でも、「なんて事を言うんだ」と思うのでは?
コレを言われた時に発するべき言葉を私は未だに見つけられないでいる。
まさか「そうですね」と同意することを言えはしないし、しかしその苦しみを思えば、「そんなこと言うもんじゃない」と否定することを言える訳もない。
自分の子供を愛する事が当然だとしても、毎日毎日一分一秒“愛し続ける”という事が果たして、人間に可能だろうか。いや、可能な人がいたとして、自分はできるからと他の人にも強制する資格があるだろうか。
子供を生んだら育てる事に責任を持たなければならないとして、残りの自分の人生を全て費やさなければならないのだろうか。自分の矜持としてそうするというのなら、それは尊いことだと思うが、それを他人が強要するというのなら、まるでその子供を生んだ事が、その子供が生まれてきた事が罪のようではないか。
今回の容疑者である母親は、子供に虐待も加えていて「このままでは殺してしまう」と思い、元夫の家に連れて行こうと車に乗せたものの、車中で子供の容態が悪化して死んだため、遺体を山中に埋めたと供述しているらしい。
供述内容の事実確認はこれからとなるが、もしそれが本当なのだとしたら、私はもっと早く“母親としての愛情”と“母親としての責任”を放棄していてくれればと思った。
道徳的に許されなくても、法的に違法だとしても、子供を病院に入院させて出会い系サイトで交際を始めたという男性とともに失踪してくれれば、病状は別として子供はその日に死なないで済んだかもしれない。
子供が健康だったとしても、子育ての大変さは経験者ならば分かるはずだ。だからこそ、余計に子供を虐待する親などのニュースに憤るのだろうとも思う。
だがしかし、その“親が子供を愛して当たり前”という認識が、子供を捨てるという子供にとっての最終的な“安全”を確保する事を阻害しているのではないだろうか。
「子供が最後に頼りになるのは母親だけです」というニュースキャスターの言った考えこそが、子供を死に追いやった原因ではないのかと私には思えてならない。
それとも、この考えは私がまだ自分の子供を持った事がないからなのだろうか。
確かに、“子供の幸せ”というものがどんなモノなのかは今の私には想像できない。
ただ、幸せのカタチは分からなくても、“生きてさえいれば”という希望を子供に託すとするならば、子供を捨てるという選択は、尊い命を守る方法の1つとして加えておきたい。
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◆9月20日(土)/2003年◆
台風が近づいていて、朝からサーッという感じの雨が降っている。
雨は好きだし、涼しくて良いが、週末の雨はお客さんが来なくて困る。
サトウ製薬の営業マンが来訪。
土曜日に得意先周りとは、ご苦労様です。
せっかくなので注文を…といきたいところなのだが、もっか仕入れの必要な物は無い。あるのは、消費期限が迫っていて返品する物ばかりである。申し訳ない。
『ぜにたむし』という薬を下さいというお客さんが来店。旦那さんに頼まれてきたらしい。
しかし、『ぜにたむし』は病気の名称であって、『ぜにたむし』という商品名の薬は無い。
だが、以前にチューブの薬を使っていたと言う。
どうも旦那さんは、効能書きの部分を薬の名前だと思っている模様。
頼まれ物なので、ぜにたむしに効くからといって他の薬を勧める訳にもいかない。
せめてそのチューブを持ってきてもらうか、同じ効能なら他の薬でも良いのかを確認してきてもらう事にした。
しばらくして、さっきの『ぜにたむし』の薬を求めにきたお客さんがみえた。
どうやら患部は掌らしい。しかも硬くなっているという。
うう~ん、ぜにたむしが手にできるというのは滅多にない。本当にぜにたむしなのだろうか。どうも湿疹が角質化したようにも思える。
また、足には先の薬を使っていたそうなのだが、掌には使った事はないとの事。もし、ぜにたむしでなく湿疹などだったら薬を間違えると悪化してしまう。
ところが、さらに詳しくお話を伺うと、旦那さんは病院に入院しているとか。
お客さんは「皮膚科の病院じゃないから」と言っていたが、皮膚の一部を顕微鏡検査するくらいならば皮膚科でなくてもできるはず。少なくとも、入院設備のある病院ならば、小さくても頼めば調べてもらえるはずである。
皮膚病の薬の誤用は、命に関わることは少ないとはいえ、やはり怖い。
今回は旦那さんが入院しているという事で仕方が無いが、皮膚病はできれば薬を人に頼むというのを避けてもらいたい疾患である。
T姉からメール。
「今○○市にいるんだけど、いいラブホテル知らない?」
なんでそれを俺に訊く(笑)?
しかもそれで、「××がいいんじゃない」って返信する私も私だが(^^ゞ
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◆9月21日(日)/2003年◆
今朝は寒くて目が覚めた。
先週まで残暑が厳しかったのに、タオルケット一枚では寝られなくなったか。やっぱり秋なんだなぁと思いながら、クシャミ連発。
体を温めるには風邪に使う麻黄湯(まおうとう)か、手足の冷えを取る麻黄附子細辛湯(まおうぶしさいしんとう)というところだが、胃腸強弱な自分にはちょいと強すぎる。
同じく麻黄(マオウ)が入っていても量が少ない小青龍湯(しょうせいりゅうとう)を飲んだ。もともと気管支喘息や鼻水が出る場合に使うので、多分大丈夫だろう。(←多分かい)
午前中は雨を眺めながら、商品棚の掃除。
お客さんが来ないもんだから、はかどるはかどる。
掃除ばかりがはかどっても困るのだが。
それでも、午後になって小雨になてから、患者さんがチラホラ。
ほとんどが、風邪気味という事で、症状の進み具合に合わせて漢方薬をお出しした。
面白いのは、前回の日記にも書いた『地竜(ぢりゅう)』。
(9月13日の日記を参照)
良く効きますよと紹介しても、男性の患者さんは尻込みをしてしまう。
ところが、女性の患者さんはほとんどの人が買っていく。自分で服用する場合もそうだが、子供や旦那さんに飲ませる時には「どうせ効能書きは見ないから、黙ってれば分からないわよね」と、あまり気にしない。ホントは、効能書きはちゃんと読んで欲しいところだが、知らない方が良いこともあるということで(笑)
夕方に、お母んが実家の飼い猫を動物病院に連れて行った。
最近は、餌をねだるからと出しても食べないので点滴を受けさせるためだ。
と言っても、この猫、私が小学生の時に拾ってきた……正確には勝手についてきて、そのまま居ついてしまった猫である。
当時は痩せ細っており、今にも死にそうだったので動物病院に連れて行ったものの、獣医師からは「長くは生きられないでしょう」と言われた。
だから名前を「丸々ふとるように」と『マル』と名付けたら、なんとホントに丸々と太りだし、とうとう今年で21年目である。
つまり、人間の年齢で言えばすでに100歳前後で、いわば老衰なのだ。
ついこの間も腎臓が悪くなって病院に連れて行った時には、診察申し込み用紙の欄には20歳までしか表記が無くて、病院の看護婦さんも困っていた。獣医師の話によると、今までに猫の最高齢は17歳までしか診たこと無いとの事。
「長生きはしてみるもんですね」(どっちが?)
今回の診察の結果は、肝臓の機能不全だった模様。
まず腎臓の機能が低下して次に肝臓が悪くなるとは、人間と同じなのだなと妙に感心してしまった。
そろそろお別れは覚悟しておかないとならないな。
ネットでの葛根湯と麻黄湯の注文が殺到。
今はひいていないが、風邪に備えてとの事。
メールマガジンの日記に書いた影響か。
店頭売りの方が寂しいので売り上げが良くなるのは嬉しいが、ちょっと迂闊な事は書けないなと自戒。
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◆9月22日(月)/2003年◆
便秘薬を求めて患者さんが来店。
いつも使っているとの事で、『コーラック』をお買い上げ。
体への負担を考えると漢方薬の防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)か、大黄甘草湯(だいおうかんぞうとう)、あるいは『サトラックス』(医薬品顆粒)がお勧めなのだが、やはり「いつも使っている」という安心感で選ぶのは仕方のないところか。
歯痛の患者さんが来店。
痛み止めをということだったが、痛み止めは痛みを感じなくさせるだけなので、化膿止めの方が良いとお話して、排膿散及湯(はいのうさんきゅうとう)を勧めた。
オデキなどの化膿全般に使える便利な漢方薬である。それだけに、痛みが治まって安心されると困るので、早めに歯科医に行くように申し添えた。
旦那さんの咳が止まらないとの事で、お客さんが来店。
旦那さんが薬を指定しているので、それをお買い上げ。
しかし、症状からすると麦門冬湯(ばくもんどうとう)の方が合いそうなので、一応説明した。
麦門冬湯の成分は、名前にもなっている麦門冬(バクモンドウ)を始めとして、半夏(ハンゲ)も甘草(カンゾウ)も、咳を止めると言うよりは胃の働きを良くする作用がある。
それがなんで咳止めの漢方薬かと言うと、咳の中でも特に“痰の絡む咳”は“胃内停水”という胃の働きが悪くなって体内の水が捌(さば)けない事が原因と考えられるからである。
つまり、胃の働きを改善する事で咳を治すのだ。
原因を治さないまま咳止めを飲み続けても、むしろその方が薬代が無駄となる。
奥さんは納得してくれたが旦那さんは、さて……。
眩暈(めまい)がするという患者さんが来店。
いつもは、他の漢方薬のお店に行っているのだが、薬が切れて買いに行ったところ休みだったのでいらしたとの事。
でもって、そのお店で買った漢方薬はというと分からない模様。
一口に“めまい”と言っても原因はさまざま。色々とめまいの起こる状況や、他に病状が無いかなどを尋ねていく。
今回の患者さんは、以前に突発性難聴症で通院していたことがあるとの事。
また、舌の先が炎症を起している。口内炎などは、胃を悪くすると現れる症状だ。
そして、めまいは朝起きる時と夜寝ようとする時。それと、お風呂をあがった時だと言う。
お話を聞いていて、思わず「ギャッ!!Σ( ̄□ ̄;)」と悲鳴をあげそうになったのは、お風呂上りにビールを飲んでいると言われた時。
急激な体温の変化は、めまいの原因になるうえに、胃が悪くなっているところでビールを飲んでいたのでは、そりゃあ、めまいにもなるかと……σ(^◇^;)。
さらに、病院でもらった口内炎の塗り薬は気持ち悪くなるからと使っていなくて、めまいの飲み薬も効かないからと飲んでないらしい。
それで、漢方薬のお店に通っていたとか。
うう……、使って気分が悪くなるなら医師に相談して下さい。効かないからと服用をやめる前に、やはり医師に相談して下さい。
結局、内臓が弱っていて気温の変化に体がついていけない事からくるめまいだろうと判断して、苓桂朮甘湯(りょうけいじゅっかんとう)を勧めた。
でも、ちゃんと飲んでくれるか、心配~(⌒~⌒;) 心配~(⌒~⌒;)
プレゼントキャンペーンとして用意した『ミニ箪笥(たんす)』だが、意気込んで80個も仕入れたら、10個ほど余ってしまった。あうっあうっ(>_<) 月末にまだ余っていたら、教会に寄付しようかな。寄付された方も困るかもしれんが(苦笑) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 今回の日記の内容は、いかがでしたか? 【感想アンケートのURLはコチラです】 http://magical-shop.web.infoseek.co.jp/votecom_kitazono.htm ☆締切:2003年09月24日から7日間 ■■■■■■■■■■■□免責事項□■■■■■■■■■■■ 記載内容を利用して生じた結果につい て、当方では責任がとれませんのでご了承ください。 また、筆者が思った事や感じた事を率直に書いている事柄に関しましては、反証可能な事実誤認以外の訂正には応じられません。 URLで紹介した先のページの著作権は、そのページを作成した人にあります。URLを紹介する事に違法性はありませんが、文章等を転載する場合は、作者の許諾が必要となります。 &&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&& 趣味の活動 &&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&& ◆TRPGのサークルに所属しています。 卓上ゲームが好きな人や、興味のある方は覗いてみて下さい。 また、『コミュニケーション』のコーナーでWEBラジオ番組『幻想時間』を公開しています。 私は主に、映画についてトークをしています(・v<) http://www.snake-eyes.gr.jp/ ------------------------------------------------------------------- このメールマガジンは、『まぐまぐ』 http://www.mag2.com/ を利用して発行しています。 解除はこちら http://www.mag2.com/m/0000109927.htm から。 -------------------------------------------------------------------