高校生くらいの男性が来店して、消炎鎮痛剤の棚を忙しなく見ていた。
急いでるのかなと思って声をかけたら、転んで打撲したらしいので、初期には冷やすようにお話した。
ところが、手を見てみたら小さいながらも傷があり、しかも青黒くなっている。
ギャッ∑(゚ω゚ノ)ノ
いつからなのか分からないけど、化膿した後に放置して悪化したみたい。
化膿止の塗り薬が必要ですと説明したうえで、病院での治療を勧めた。
「分かりました」と答えていたものの、ちゃんと病院に行ってくれるか心配(;´д`)=3
胃腸の具合が悪いというお客様。
ストレスが思い当たるそうなので、『安中散』に『四逆散』を合わせた『爽和』と、『安中散加茯苓』の『リフレライフ』を案内し、いろいろと考えて不安になってしまうというお話から後者を勧めた。
声がれと喉の痛みの相談を、やや高齢のお客様から受けた。
風邪の兆候は無く、お客様自身も「花粉症かもしれない」とのお話。
世間的には花粉症は話題にならないけど、スギ花粉が同時期に多くの人に発症するのは、高い木から遠くへ広範囲に花粉が飛ぶからで、実のところ花粉症になる人は、自分の住宅周辺や通勤路など、腰よりも低い植物の花粉でも発症する。
そして、腰よりも低いので花粉は遠くへ飛ばず、ほんの周囲の数人だけが発症していたりするのだ。
そのため、風邪だと思っているお客様に花粉症の可能性を指摘すると、怪訝な顔をされてしまう事も。
今回は、鼻汁が喉に落ちてくるそうなので、麦門冬を含んでる『チクナイン』(辛夷清肺湯)を案内した。
だけど、お客様は『新コンタックかぜEX』を買っていかれた……。
な、なんで(;・∀・)?
喉の痛みと乾燥感を訴えて来店したお客様は、風邪を治すのに『新ルルAゴールド』を服用していたそう。
熱が下がった後も喉の痛みがあるため服用を続けているというが、神経に作用する風邪薬は服用を続けていると体内を乾燥させてしまう事を説明して、『麦門冬湯』を勧めた。
複数の症状が現れる風邪には、やはり総合の風邪薬は選びやすい物ではあるけれど、治ってきて症状が絞られてきたら、総合よりも症状に対してピンポイントの物に変更した方が良い。
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お金を取るか安全を取るか、どっち?
12歳の息子さんの鼻詰まりの相談を受けた。
病院へは行く予定とのことで、『パブロン鼻炎カプセル小児用』と『HP鼻炎スプレー』をご案内。
漢方薬も勧めたかったんだけど、粉が飲めないそうなので。
成分的には2歳くらいから服用できる物でも、錠剤になると誤飲を防ぐために年齢制限がある。
私の子供は、2歳頃には市販のミミズの粉とかお湯に溶かして飲ませていたからか、飲ませる苦労が無くて助かる。
3歳の女児の風邪の相談で、本人を連れてお客様が来店。
すでに熱は下がっていて、鼻水と咳が残っている状態とのことで、咳止めシロップを案内したのだけれど、子供がアンパンマンの絵の総合かぜ薬のシロップを選んで離さない。
そして、そのまま購入された。
害は無いだろうけど、症状には合わないかもしれず、そこは融通するところじゃなかったんじゃないかと反省(;´・ω・)
昨日、発掘してしまった返品漏れのカイロを上司に報告。
上司が、「( ゚д゚ )」こんな顔になってた。
どうやら、担当者は現物を見つけられなかったらしく、データ上の在庫数を0修正してしまっていて今さら返品できず、かといって不正防止のため処分という事もできない模様。
ま、まぁ……、カイロは梅雨の寒さや、夏場の冷房での冷えで、買いに来るお客様もいますし……。
実際、世間的には花粉症はシーズンが終わった事になっていて、本部からも花粉症関係の商品を返品して、花粉症と書いたPOPの使用が禁止されているけれど、現実には花粉症の患者さんは来る訳で。
むしろ、大型店の融通の効かなさの方が問題だと思う。
漢方薬だけは、私の裁量に任せて貰っているので、花粉症関連の返品リストから『小青龍湯』と『葛根湯加川芎辛夷』、『荊芥連翹湯』と『辛夷清肺湯』は死守した。
昨年は、勤め始めたばかりで右も左も分からず、指示されるままに『小青龍湯』と『辛夷清肺湯』を返品しちゃって、後で該当する症状のお客様が来た時に困った(;´д`)
カイロを全部返品しちゃうのも、私としては納得いかないんだけどねぇ。
これまた昨年は、梅雨の寒い時期にカイロを求めて来たお客様に、取り扱いが終わった事を謝ったくらいで。
どうして少しくらい売場に残しておかないのか。
大型店の本部の考える事は理解に苦しむ┐(´д`)┌
やや高齢のお客様から、咳の相談を受けたところ、通勤にスクーターを使っている事と、職場がエアコンで乾燥しているという話をうかがった。
ひとまず『麦門冬湯』を案内すると、成人の娘さんも咳をしているそうで、一緒に服用してみるという。
しかし、娘さんの方の咳の状態を尋ねると、寝る時に咳が出るそうで、お客様自身とは咳の性質が違うため、娘さんには『五虎湯』を勧めて、両方をお買い上げ頂いた。
べ、べつに売上のために、違う咳止めをというワケじゃないんだからね!!
……ゲフンゲフン((( +д+))o=3=3
ご主人が咳き込んでいるという相談で、お客様が来店。
特に、朝に咳と痰に苦しめられているようで、お客様自身は『五虎湯』を選ばれたのだけれど、ご主人はお腹が弱いという。
私の弟がそうなのだけれど、お腹が弱い人が石膏の入っている漢方薬を飲むと、肺だけじゃなくてお腹まで冷やして下痢をしてしまう事がある。
激しい咳に対しては効き目が弱い可能性があるものの、まずは『麦門冬湯』を試して頂いてから、様子を見て改めて『五虎湯』を選択するよう勧めてみた。
お金を使うのはお客様だから、こういう時の判断は迷う。
初めから効果の期待できる物を使ってもらった方が得になるのか、でも副作用のリスクを避けるために、追加の費用が必要な二段構えの対応をしてもらうか。
「金なら、いくらでも払う」という人もいるし、「リスクは避けたい」という人もいるし、初見のお客様の場合、どちらの話から入るかというのも難しくて……。
私の場合、リスクを避けるのが基本方針なので、後でメーカー主催の勉強会で講師の人に事例を相談すると、「効かないんじゃない?」と言われてしまう事も、しばしば(´・ω・`)
昨日、というか今日の深夜の電話に応じた女友達から、「お尻♪」という件名でメールが届き、画像ファイルが添付されてたんでワクワクして開いたら、ぬいぐるのお尻だった……。
俺のワクワクを返せ。・゚・(ノД`)・゚・。風邪薬は2日服用して改善しなければ再考を
今日は、起きてから膝が痛い。
これは、天候が荒れる兆候。
そして、お客様が来るチャンス(´ー+`)キラーン
生来の虚弱体質なもんだから、自分の膝が痛いと関節痛の患者さんが、咳が出ると咳の患者さんが来るという予想が立つのだ。
お客様から、『スクラート』と『スクラートS』の違いを尋ねられた。
Sの方は生薬が含まれていて、漢方薬よりである事を説明した。
そして、お話を詳しく伺ったところ、以前に胃もたれに『大正漢方胃腸薬』を服用していて、悪くない感じだったという。
そこで、よりストレス寄りの『半夏瀉心湯』を案内したところ、お買い上げ頂いけた。
口角炎で来店したお客様が塗り薬を希望されたので、ジブカインの含まれている『デンタクリーム』を案内した。
詳しくお話を訊くと、家には『チョコラBB』があるそうなので、服用するよう勧めた。
口角炎を繰り返す場合は、自覚症状が無くても胃を悪くしている可能性があるため、『半夏瀉心湯』を内服薬として紹介しておいた。
『葛根湯』を求めて来店したお客様に用途を尋ねたところ、子供が風邪で発熱し、自分にも移ったと感じて買いにいらしたそう。
『葛根湯』は、早いタイミングでの服用が効果的なので、液剤を勧めて、その場で服用して頂いた。
発熱し始めたら服用を中止して、『麻黄湯』に移るよう付け加えた。
鼻づまりと咳の相談を受けたのだけど、詳しく訊いたら『ルルアタックFX』を4日ほど服用していて治らなかったという。
急性症状に用いる風邪薬が、2日で効果が感じられなければ、それはもう成分が合わないと考えられる。
しかも、鼻が詰まって、鼻汁が喉に落ちてくるというのだから、これはもう『辛夷清肺湯』の出番。
後で症状が落ち着いたら、ぶり返しを防ぐためにと『柴胡桂枝湯』も案内しておいた。
倉庫から、とっくに返品していないといけないカイロ関係の在庫を大量に発掘してしまった。
消費増税対応のため、値札の張替えに間に合わない物をいったん片付けた物だと思う。
担当が違うから気付かなかったとはいえ、どうしよう………(;´・ω・)
結局、勤務中には天候が崩れなくて、関節痛のお客様は来なかった。
在庫の発見と合わせてショボーン(´・ω・`)
そしたら、家に帰ってから雷鳴と雹が。
うむー、時間がズレたかぁ。ビール好きに大切な事
お客様から、『第一三共胃腸薬』と『大正漢方胃腸薬』を比較しての質問を受けた。
医師からは逆流性胃炎との診断を受けているという話だったけど、今は特に症状は出ていなくて備えておきたいからというので、症状が出る前、予感がするような段階で服用できる『大正漢方胃腸薬』の方を勧めた。
それと、ビールを良く飲むそうなので、先に温かいお茶や味噌汁を飲んでおくようにお話した。
私もビールは大好き。
そのためにしている事として、事前に40度以下の風呂に30分あまり半身浴をして、温かい味噌汁を飲んでから、ビールを飲むようにしている。
理由は、ビールを先に飲んでしまうと、胃の周囲の血管が冷たさで収縮して働きを悪くしてしまうから。
イメージとしては、準備運動をしていない所に冷水を浴びせて、「さぁ、走れ!」と言ってるようなもので、それでは怪我をしてしまう。
先に内蔵を充分に温めておく事で、胃に準備運動をさせるのだ。
準備運動で充分に体を温めてから走り出せば、途中で冷水を浴びせられても、血行が良くなっているから体の機能が低下する事も無いという訳。
ただ、この欠点は食欲が進んで食べ過ぎ飲み過ぎちゃう事なんだよねぇ。
飲み過ぎたら、『五苓散』か『五苓黄解』を飲むんだけど、そうすると「薬飲み飲み、酒を飲み」となって体に大変悪いです(・_・)ノ
成人の息子さんのダイエットの相談で、お客様が来店。
身長190cmで、医師から痩せるように助言されたとのこと。
サプリメントの『フォースコリー』について尋ねられたけど、下痢しやすいという報告がチラホラあるようで。
医薬品なら、『医薬品副作用被害救済制度』も整備されていますし、効能が確認されている『防風通聖散』か『大柴胡湯』の方が安心ですとよ案内した。
詳しく生活状況を確認してみたところ、寝付きが悪いそうなので『大柴胡湯』の方を勧めた。
高齢の母親の代理でお客様が来店。
症状は、突然の膝の痛みだそうで、急に冷えたのが原因かもと話された。
普段はそういう痛みは無く、近日中に病院へは連れて行くというので、『フェルビナク』のバップ剤を案内した。
花粉症で『アレグラ』を服用しているというお客様から、鼻炎は軽くなったが、寝ていて口が乾くという相談さをされた。
これは、『辛夷清肺湯』か『麦門冬湯』をと思ったけど、詳しくお話を聞いたら、病院で『温清飲』を処方されているそうな。
自己判断で服用を中断しているらしい。
そうであれば、『温清飲』は上半身の熱感を降ろす働きがあるから、口の渇きも治まるかもしれず、服用を継続するよう勧めた。
合わせて、体の保湿のために根菜類を多く摂るようにお話した。
真夜中に携帯電話が鳴って飛び起きた。
夜中の電話は、誰かに不幸があったんじゃないかと思うから心臓に悪い(;´∀`)
相手は10年来の女友達で、仕事に相当追い込まれてる様子。
なにしろ女性社員なのに、ほぼ毎日、早朝出勤終電帰宅という状況らしい。
奥さんの許可も得て、近いうちに気晴らしに遊ぼうと約束をする。店頭での風邪薬の選び方
やや高齢のお客様から風邪の常備薬を相談されたのだけれど、緑内障のため眼圧の上がらない物をと要望された。
ええん?
どうすれば良いの(;´・ω・)?
抗ヒスタミン・抗コリン作用のある薬を避ければ良いんだよね?
漢方薬も、血圧が上がるような『葛根湯』や『麻黄湯』は避けた方が良いのかな。
アンチョコ出動~!!
パラパラパラc⌒っ゚д゚)っφ
ふむふむ、『葛根湯』は問題無しと。
でも、常備薬という用途からすると、風邪薬として範囲の広い『柴胡桂枝湯』の方が良いだろうと案内した。
あと、お客様には必ずお薬手帳にメモをして、担当医にも伝えるようにお話した。
ご主人の代理で来店したお客様から、鼻炎の相談を受けた。
症状は、鼻水だったものが『パブロンA』を服用してから鼻づまりになったとのこと。
暖かくなってきたせいかもしれないし、『パブロンA』で体内が乾燥しているりかも。
もう少し詳しく訊いてみると、喉がムズムズして咳が出る事もあるらしい。
うーん、『チクナイン』(辛夷清肺湯)の出番で良いのかな。
又聞きだと、どうにも自信が持てない(;´Д`)
迷った挙句、『アルガード鼻炎内服薬』と『麦門冬湯』の併用を試して頂くことにした。
風邪薬を求めて来店したお客様に症状を尋ねてみたところ、寒気はするものの鼻や喉には症状が無いようなので、『葛根湯』をすぐに服用するように勧め、そのまま治るようであれば、ぶり返しを防ぐために『柴胡桂枝湯』を服用するように案内して、両方をお買い上げ頂いた。
やや高齢の男性から、風邪薬の選び方を尋ねられた。
一番良いのは、成分での比較。
いくつか現れている症状に合わせて、成分による効能を検討する。
でもそれは、ネットで検索して調べながらになるので面倒っちゃ面倒だろう。
となると店頭で手軽に選ぶ参考になるのは、やっぱりパッケージ裏面に書いてある効能という事になるんだけど、今度は似ったり寄ったりの文言で迷うハメになる。
それでも実は参考になる点がある。
それは、パッケージの表面の効能の順番。
例えば、「発熱・のどの痛み」と「のどの痛み・発熱」と書いてあれば、最初に書かれている症状の方が主なターゲットである。
そして、風邪は複合的な症状が現れるから、一つをメインに片付ければ付随した症状も軽減する場合が多い。
なので、幾つか現れている症状のうち、今一番苦しい症状が頭に書いてある方をチョイスしてみると良いだろう。
そんな訳で、本社から指定されている風邪薬の定番の棚はメーカーごとに並んでるんだけど、それとは別に症状別の棚を作ってみた。
とは言っても、やっぱり相談して下さいな(*´∀`*)
………今日の最初の方で、アンチョコを見てるのは誰だ。栄養剤を服用する事が風邪を治す邪魔になる
自身の鼻炎薬を買いに来たというお客様から、ご主人の健康相談を受けた。
ご主人はストレスでお腹を壊しやすいそうなので、『半夏瀉心湯』を案内しようと思ったのだけれど、鼻づまりもあるという事から『チクナイン』(辛夷清肺湯)を案内した。
効能は蓄膿症だけど、鼻の症状というのは胃と密接な関係がある。
何しろ鼻は、胃から一直線につながっているので。
そういう意味では、通過点の喉も例外ではない。
そして『辛夷清肺湯』の生薬は、胃薬になる物で構成されているのだ。
『ルキノンエース』をレジに持ってきたお客様に、症状と生活環境を尋ねたところ、突発的には仕事が休めず体を使う職人さんという事で、比較的疲れにくい『ルルアタックFX』の方を勧めた。
栄養剤も求められたため、咳は激しくないという点から、『HP新ヒストミンゴールド』を案内した。
この、「風邪をひいたら栄養剤」という世間の認識も曲者。
風邪を治すのには多大なエネルギーが必要な訳だけど、栄養剤というか薬は体内で代謝(合成などの化学反応)する事で作用するため、これにもまたエネルギーが必要になる。
つまり、栄養剤を服用する事でエネルギーのロス(無駄遣い)が起きて、風邪を治す邪魔になる場合もあるのだ。
ではどうするかというと、症状に合わせた栄養剤の選択が必要となる。
これが実に難しい。
症状の他に、生活環境や体質、そしてメインで服用する薬との兼ね合いもあるので、個人的には勧めない。
少なくとも、栄養剤の事を考えるのは、体力に余力のある風邪の極めて初期の段階か、一段落した回復期で良いだろう。
しかし、栄養剤の併用を望むお客様は多いので、悩むこと多し。
『葛根湯』を購入されるお客様に用途を尋ねたところ、風邪の常備薬にしたいとの事だったので、中期の『麻黄湯』と後期の『柴胡桂枝湯』を案内したところ、三つセットでお買い上げ頂けた。
ヽ(∇⌒ヽ)(ノ⌒∇)ノわぁい♪
……いや、売上が増えたのを喜んでいるのではないですよ(笑)?
息子さんが、喉の痛みがあるというお話もされたので、『駆風解毒湯』を勧めて、こちらもお買い上げ。
ヾ(*´∀`*)ノわぁい♪
……いや、売上が増えたのを喜んでいるのではないですよ(笑)?
喉の痛みと鼻水の相談で、お客様が来店。
どちらも症状は軽く、花粉症で咳になるため、その期間は通院しているという。
乾燥化アレルギー反応で喉に症状が出ていると考え、『麦門冬湯』を案内した。
鼻水については『小青龍湯』も考えたけど、放っておくと鼻水が垂れてくるというほどではないようなので、『麦門冬湯』で胃の状態が改善すれば、喉の症状と一緒に改善するだろうと予想して。「人体実験」への協力のお願い
鼻汁には色がついていて、喉に落ちてくるという話から『チクナイン』(辛夷清肺湯)を案内したら、病院から処方されていて服用をやめていたという。
それって医師も、風邪ではなく鼻炎と診断していたんじゃ……。
でもって、その漢方薬を風邪薬だと思っていたため、風邪は治ったからと服用していなかった模様。
あうっ、それは服用を続けて下さいな。
うーんうーん、診察した医師も、薬を出した薬剤師も説明しなかったのか、それとも患者さんが人の話を聞いていなかったのか。
この、「自己判断で服用をやめる」というのは全方向に良い事が皆無なので、それこそやめてもらいたいところ。
保険が適応されてるから医療費が無駄、患者さんも無料な訳じゃなくて負担割合があるんだから家計の無駄、そしてなにより「服用後の経過が不明」になるから、医師にも患者さんにも、もちろん調剤した薬剤師さんにも「経験として残らない」ので、本当になんにもならない。
服用をやめるならやめるで、調剤した薬局か担当医師には、相談や報告くらいはしないと、薬が効いたか効かなかったかも分からないし、アドバイスもできない。
意外なところから、副作用や他の効能が発見されるかもしれないのだ。
一般的には、副作用=悪い作用って思われてるけど、字義通りに解釈すれば悪い作用の事ではなく、実際に偶然発見された副作用を主作用として当初の目的から転用された薬は多い。
例えば、育毛剤の『リアップ』は血圧降下剤として開発された物だし、勃起不全の治療薬『バイアグラ』は血流改善のために開発された。
自分も患者側になるから言うけど、医療の発展とか薬害を防ぐには、専門分野の人たちの研究だけじゃなくて患者さんからのフィードバッグも重要な訳で、実のところ薬は流通後も広範的かつ継続的な「人体実験」が行われてるようなもんなんである。
薬害情報を故意に隠蔽したりした医療従事者や役人なんかは当然責められるべきだけど、単なる消費者のように薬を受け取って一切フィードバックしないのはサボタージュしているのと同様だと思う。
少なくとも、薬害事件に過度に入れ込む人は、ちゃんと「自分が服用した薬が効いた時」にも、その声を適切な相手に伝えているのか、という疑問を私は持ってるんだけど、どうなんだろうね。
という訳で、店頭で購入した薬でも、それが効いた効かなかったという事を後で教えてもらえると、他の患者さんの役にも立つし、巡り巡って自分にも還ってくる事だったりするので、是非お願いします。
まぁ、効かなかったと言われたら普通に凹むんですけどね(;´・ω・)
胃もたれに『キャベジンコーワ』の錠剤を買ったものの、飲みにくいとの事で他の胃薬を求めてお客様がいらした。
と言っても、単純に同じ薬の細粒を買うのは躊躇われたので(気持ちは分かる(^_^;)、『第一三共胃腸薬』と『大正漢方胃腸薬』を案内して後者をお買い上げ。
『子供用ストッパ』を買いにいらしたお客様から、自身の胃腸の相談を受けた。
胃痛があり、腸内にガスが溜まるらしい。
『大正漢方胃腸薬』の方が痛み止めの『芍薬甘草湯』が入っているから胃痛に向いてるかなと思ったけど、お話の中でストレスが思い当たるようだったため『四逆散』が入っている『爽和』の方を勧めた。
『甘草湯』をレジに持ってきたお客様に、喉の痛み以外の症状があるか尋ねたところ、熱感があるというので風邪の兆候である可能性をお話して、『麻黄湯』と『駆風解毒湯』の組み合わせを案内した。
麻黄が重なるので、胃腸の弱い人には勧められないけど、今回は丈夫そうなお客様だったので。
念のため、服用時間はズラすように説明した。いつも新鮮な気持ちで説明を
『ベンザブロックS』に関心を持たれている様子のお客様に声をかけたら、症状は鼻づまりと痰が絡む事だそう。
しかし、他に熱感や頭重などの風邪の症状は無く、鼻汁が喉に落ちてくる感じがするというので、『辛夷清肺湯』の『チクナイン』を紹介したところ、蓄膿症は思い当たるとのことでお買い上げ。
一週間前くらいから喉が痛み、鼻づまりがあるというお客様。
鼻汁が喉に落ちてくるというので『チクナイン』を案内したが、現代薬をと要望されたため、『ベンザブロックLプラス』を紹介してお買い上げ頂いた。
実のところ、喉の痛みと鼻炎のどちらに比重を置くか迷った。
それに、喉の痛みと鼻づまりの原因が上半身の乾燥にあるとしたら、現代薬には体内の乾燥を防ぐ物は無いから、結局また症状がぶり返してしまう可能性がある。
理想は、現代薬と漢方薬の併用だと思うんだけど、客様の予算の都合と好みがあるし、なにより併用を勧めるだけの知識が私にあるかという問題が(;´・ω・)
胃もたれと胃痛の相談で、お客様が来店。
普段はならないそうなので、単純に食べ過ぎか、はたまた一昨日は急に冷えて、また暖かくなった気温の変化による不調か。
制酸剤と違って、空腹時の胃痛にも飲食時の胃痛にも使える『大正漢方胃腸薬』をお勧めした。
『安中散』と『芍薬甘草湯』の二つが入っているからと、自分でも、ちょっと便利に使い過ぎてる気がしないでもない。
選択肢となる自分の引き出しは広げなきゃらないとは思っていても、一人体制では品出しだ期限チェックだ売出準備だとやってるうちに勤務時間が終わって勉強する時間が取れないんである。
他のドラッグストアの人に訊いたら、週一で研修をやってる所もあるらしいんだけど。
旦那さんから、「ボーコーの名前の入ってる薬」を頼まれたというお客様に、おそらく『ボーコレン』(五淋散)でしょうと案内したら、漢方薬だと分かると「効くのに時間がかかるでしょ」と少し困惑された。
もう今まで、何度同じ事を言われてきたか。
しかし、役者さんは同じ台詞を何度でも新鮮な気持ちで演じてみせるという。
急性の症状に対しては早く効く漢方薬がある例として、「風邪の初期には葛根湯と言われているように……」と説明してお買い上げ頂けた。あからさまに漢方薬を嫌がる医師もいる
『口内炎パッチA』を求めて来店したお客様に『半夏瀉心湯』を案内しようと思ったら、すでに病院で処方されているという。
ありゃ(笑)
差し支えなければ、その病院を教えていただけますかとお願いした。
うちのお店は、どうにも取り扱っている漢方薬の種類が少なく、また慢性疾患のアドバイスとなると店頭では限界があるので、漢方薬に詳しい、あるいは漢方薬を処方してもらえる病院の情報が欲しいので。
中には、あからさまに漢方薬を嫌がる医師もいるし(;´・ω・)
今どきは、現代薬と漢方薬の併用も珍しくないと思うんだけどねぇ。
自分が肺炎で入院した時も、持病の喘息に『半夏厚朴湯』を使っていたので担当医に処方してもらえるか尋ねたら、「そんなの効くんですか?」って言われた。
いや、自分の領分を侵されたみたいで気分を害したというのもあるのかもしれんけど、その返し方はどうなのよって思ったし、そう思うなら調べなさいよって思ったもんだ。
ってか、担当医は違うけど、同じ病院で診察受けて「風邪ですね」って帰された翌朝に救急車で運び込まれたんだよね。
「もっと早く来てれば良かったのに」って言われたもんだから、「昨日来たんですけどね」って答えて、もう出会いの時点で最悪だったというのもあるσ(^◇^;)。
夜間の頻尿の相談を、やや高齢のお客様から受けた。
夜中に何度もトイレに起きて、寝不足気味というから大変。
ところが食生活を尋ねたら、もともと胃が悪いらしく、おかゆを食べているのに、夜に林檎のすり下ろしも食べているという。
ありゃん、夜に体を冷やしちゃ駄目じゃないですか(^_^;)
林檎が好きだとおっしゃるので、それは朝か昼間に食べましょうとお話した。
そのうえで、以前に『ハルンケア』(『八味地黄丸』)を服用して効果を感じられなかったというので、胃が弱いことを考慮し『ジェントスルー』(『八味地黄丸加五味子』)を勧めた。
五味子が加齢による疲労を助け、麦門冬が胃を助ける事を期待して。
小学生の子供が2人、風邪をひいたようだという事で、お客様が来店。
ただ、2人とも同じ症状で、鼻づまりと咳があるものの、悪寒や熱は無いという。
ううん、花粉症などのアレルギー性鼻炎のようにも思えるし、でも2人同時というのは、やっぱり風邪なのか。
でも、2人が本当に同じ症状なのかというも疑問だし。
咳は少ないようだし、鼻汁が喉に落ちてくるみたいという話からは、『辛夷清肺湯』が適応しそうなんだけど判断しづらい。
『ムヒのこども鼻炎シロップ』と『パブロン学童用』も候補に加えたけど、お客様自身を迷わせてしまったらしく、本日は購入に至らず。
……ううん、失敗(;´・ω・)
とりあえず、胃が弱っていると思いますので、本人に食欲があっても食事は消化の良い物にしてあげて下さいと伝えるのが精一杯だった。一人の患者さんが現れたら同じ症状の患者さんが多くいるもので
小学校高学年の子供が、一週間ほど前に風邪をひいて、その後に鼻づまりと咳の症状が残っているという事で、親子で来店。
患者さん本人が一緒だと、非常に助かる。
特に子供の場合は、症状を上手く親に伝えられず、それでいて親の方で意識しないまま自分の経験とすり替わった症状を、「本人が言っていた」というように伝言ゲームになりがちなので。
親御さんの方は、子供用の風邪薬(アセトアミノフェン系)を買おうと思っていたようだけれど、すでに熱がひいてるところに飲ませてはかえって疲労させてしまう。
本人に症状を尋ねてみると、鼻汁が喉に落ちてくるというので『辛夷清肺湯』を案内した。
とはいえ、お金を出すのは親御さんだし、もちろん子供の事を心配しているだろうから、現在の症状では風邪薬は適さない事や、『辛夷清肺湯』の効能を説明する。
その点、名前が効能を表しているので説明しやすい。
すなわち、「洟(はな)を通して肺を清める」のです。
それと、食欲が戻っているように見えて、依然として胃は弱っているはずなので、今しばらく消化に良い食事をするように伝えた。
本人は、人参は嫌いなものの大根は食べられるそうだから、そこはもう「大根が食べられる! それはイイですね。昔から、胃薬や咳止めに良いと伝えられています(*^o^*)」と強調。
……なんか、嘘っぽく聞こえるな。
いや、ホントなんですよ。
花粉症というお客様から、アレルギーの体質改善のために、乳酸菌の入っている整腸剤について相談されたので、『ザ・ガードコーワ』を勧めた。
これは、他のお店の薬剤師さんから強く薦められた物。
納豆菌が乳酸菌の増殖を助けるそうで、『ビオフェルミン』より効果が期待できるそうな。
そして、便秘気味の人は便通を良くし、下痢しやすい人は改善するというように、腸の活動を安定させると。
この腸の活動が、免疫異常によるアレルギーと密接に関係しているらしい。
咳止めと栄養剤を求めて来店したお客様に、いつ頃から咳が出ているのかを尋ねると、一週間ほど前に風邪をひいて咳だけ残ったとのこと。
「一週間」というフレーズは厳密ではないんだろうけど、やっぱり気候と関係があるせいか、来る時には似たような症状のお客様がまとまっていらして、関係する薬の在庫がヤバイ事になる。
その在庫を気にしつつ、体内を潤して咳を鎮める『麦門冬湯』と、咳での疲労に合う『HPヒストミンゴールド液』を案内した。
……が、もう少し咳の状態を突っ込んで訊いてみたら、寝る時よりも外に出たりして体を動かすと咳込みが激しくなるという。
むぅ、『五虎湯』の方が適しているかもと思い直し、変更を提案してお買い上げいただいた。
激しい咳が落ち着いたら、『麦門冬湯』に切り替えましょうとも付け加えて。
という訳で、意図してなかったけど『麦門冬湯』の在庫が確保できた。
さーて発注、発注ε=ε=ε=┌(;*´Д`)ノパタパタパタ