やや高齢のお客様からチラシを手に、「広告に載ってるパブロンをちょうだい」と頼まれた。
風邪の常備薬にしていると言うのだが、同じ名前でも前後の記号が変わると中身も違いますよと伝えたら、家にあるのがどのパブロンかは覚えていないそう。
小売業としては、そのまま売っても良いのかもしれないものの、もし本当にお気に入りなら、確認してからでどうですかと勧めたところ、今日は購入を見送るという事に。
余計な事を言ったかなぁ。
でも、価格と効果は関係無いとはいえ、チラシで見て「安いから」という理由で薬を買うのもどうかと思う。
同じ内容で、安い方を選ぶというのなら分かるんですが。
打ち身の相談をお客様からされた。
脹脛(ふくらはぎ)を強打したそう。
脹脛を強打って、どういう状況か良く分からない。
サッカーをやっていて、相手に蹴られたとか?
もう少し詳しく状況を訊きたかったのだけれど、なんだか言葉を濁されたため深入りは出来ず。
パップ剤を希望されたので、『アスコラルL』を案内して、お買い上げ頂いた。
サリチル酸グリコールは鎮痛薬としては弱い方だけど、消炎作用のあるアルニカチンキと血行を促進するビタミンEを配合されているから、状況は良く分からないものの、打撲痛には良いかなと思って。
漢方薬の『治打撲一方』が市販薬にあれば、仕入れたいんだけどな。
下半身の打撲には『桂枝茯苓丸』が使えるらしいんだけど、『桂枝茯苓丸』はすっかり「婦人病薬」のイメージが広まっちゃったから勧めにくい。