• タグ別アーカイブ: 牛車腎気丸
  • 関係無さそうな話も言ってみて下さいな

     先日、『ルルアタックFX』を案内したお客様が再訪した。
     悪寒が続くものの熱が上がらず、『ルルアタックFX』を服用した後に、お腹を下したとのこと。
     ありゃん(;´・ω・)
     疲労があるそうだから、熱を出す体力が無いのかもしれない。
     前回が、ヒアリング不足だったか………。
     『麻黄附子細辛湯』で熱を出させたいところだけど、うちの店には置いていない。
     代替策として、すでに風邪で胃腸炎になっていると考えられるから、『柴胡桂枝湯』を勧めた。
     食事は、バナナやヨーグルトといった消化に良い物を選んでいるようだったけれど、体を温めてもらいたいので、温めた麦茶やミルク、スープなどを摂るようにお話した。
     また、体を温めるために、寝る時には掛け布団を下にして、毛布を一番上に乗せる方法を教えた。
     これは、掛け布団と体の間に空気の層を作って、体温の反射で温かくして保温機能を高め、上に乗せた毛布で冷たい空気を遮断するのだ。
     まぁ、部屋全体をエアコン等の暖房で温めていたら不要なことですが。
     部屋全体を温めると、乾燥しすぎて喉を傷めてしまうので、私はお勧めしません。

     やや高齢のお客様から、片目の充血と涙について相談された。
     痛みや痒みは無いそうなので、『ロート新緑水』を案内したところ、『スマイル40プレミアム』に興味を示されたので、『スマイル40メディクリア』も紹介してみた。
     また、内服薬として『牛車腎気丸』を案内すると、以前に病院で『葛根湯』が処方され、同時期に起きていた鼻炎の鼻水は治ったものの、肩こりは軽減しなかったという話が出たため、『独活葛根湯』を紹介した。
     でもって、目薬については使っている物があるというので拝見したら、『スマイル40EX』に成分が近い物だった。
     今日のところは、それを継続して使ってみるという事になり、まったく商売につながらず………。
     使ってる薬の確認を怠ったのは、ミスったなぁと反省(´・ω・`)

     

  • 無許可販売の『バイアグラ』の半分以上は偽物だとか

     やや高齢のお客様が、成人の息子さんから鎮痛剤を頼まれたとのことで来店。
     お客様自身が『バファリンA』を選択したうえで、他のバファリン製品との違いを質問されたので、同じ名前を冠していても記号などが付いていると、全く成分が違うこともありますと説明した。
     そして息子さんの症状を訊いてみると、頭痛の他に発熱や鼻の症状あり、どうやら風邪のようだ。
     だとすれば、効能に解熱とあっても『バファリン』だけでは力不足かもしれない。
     とりあえず、息子さんに頼まれたからということで、そのまま購入された。

     以前に『胃苓湯』を案内したお客様が再訪して、追加分を購入。
     適応したようで、なにより。
     こうして直接お話を聞けると、どんな人に適応したのか分かるので本当に助かる。
     文書で読む効能だけじゃ、「掴めない」から。
     ついでに『バイアグラ』について質問を受け、元々は血流を良くする薬であって、精力剤のようには使えないことを説明した。
     私自身は使ったことが無いから使用感は分からないけど、聞いた話では「正座をしていて立ち上がった時の足」みたいだそうで、感度は鈍くなるそうな。
     サプリメントでは『亜鉛』が有名ですが、漢方では腎を養う『牛車腎気丸』や、精を安定させる『柴胡加竜骨牡蛎湯』をと勧めてみた。
     他に、『ヘパリーゼ』について尋ねられたため、『肝臓水解物』を原料に使っているというだけで、あくまで効能は「滋養強壮、肉体疲労」なので、『ネオレバルミン』の方が肝臓への効果が期待できますと説明した。

     喉の痛みと頭重感があるとのことで相談を受け、鼻炎は無いものの風邪の予感がするというお話。
     お客様は『葛根湯』に興味を示していたけれど、上半身を温める『葛根湯』は、喉の痛みに適応しないことを説明した。
     逆に上半身を冷やす『銀翹散』の方を勧めて、お買い上げ頂いた。
     また、症状が進む前に、もう消化に良い食事に切り替えて、食欲に任せて食べないように伝えた。
     脳の方は、風邪を治すのにエネルギーを欲しがるけど、胃腸の方はすでに弱ってるかもしれないので。
     なんというか、現場でトラブルに対処していて疲労している店員に、売上目標を達成させたい店長が、現場の状況を確認しないまま指示を出してるみたいな(笑)

     

  • 担当医に相談しないんじゃ診察料がモッタイナイのでは?

     お客様から、『キューピーコーワゴールドαプラス』と『パワーアクトゴールドα』の違いを質問された。
     『プラス』は血流改善の当帰が入っていて、『パワーアクトゴールドα』は『キューピーコーワゴールドα』の方と近いことを説明した。
     また、同じ疲れでも、上半身がフラフラするような疲れと、座ると立ち上がるのが辛い下半身の疲れとでは、使用目標が異なるので、必要なときは相談して頂くよう伝えた。
     他に、喉の痛みに『新ルルゴールド』を服用して良いか相談されたため、喉の痛みだけで風邪の兆候が無いようであれば、『ペラックT』などのように喉の痛みに特化した薬の方が良いですよと、お話した。

     3歳児の咳の相談で、お客様が来店。
     以前に、『ムヒのこどもせきどめシロップS』が効かなかったとのことで、「良く効くのを」というご要望だったけれど、強い弱いというより成分との相性もあることを説明し、成分違いのハピコムの『せきどめシロップ』を案内して購入された。
     布団に入ると咳き込むという話から、『五虎湯』も紹介してみたものの、粉薬は飲めないそうなので、候補から外れた。
     うちの次郎は、小皿を使って、お湯に溶いて飲ませてたんだけどねー。
     いずれにしても、与えた薬は成分表示の部分を取っておいて、効いた効かない等をメモしておくよう勧めた。

     やや高齢のお客様から、かすみ目ということで目薬を希望されたため、『スマイル40EXマイルド』を案内して、お買い上げ頂いた。
     そして、加齢によるかすみ目の内服薬として『牛車腎気丸』を紹介したところ、以前に病院で『八味地黄丸』を処方された事があり、服用してもピンとこなかったそうな。
     そこで、改めて担当医に『牛車腎気丸』を相談してみるよう勧めた。
     店頭に『杞菊地黄丸』があれば、そちらも試してもらいたいところなのだけれど。
     入手ルートが、無いものか。

     風邪薬の棚で長く迷っている様子のお客様がいらしたので声を掛けると断られ、『パブロンエースAX』を購入された。
     しかし、お会計の後に症状を尋ねたところ、主訴は喉の痛みで、他に風邪の兆候は無いようだった。
     体内の乾燥か、胃炎の可能性があることをお話して、2日ほど服用しても効果が感じられない場合は、服用を中止して相談して下さいと伝えた。
     私としては、『ペラックT』か『駆風解毒湯』を勧めたいところ。

     高齢のお客様から頻尿に『ハルンケア』を試したいと相談されたけれど、念のため他に服用している薬が無いか尋ねたら、病院で頻尿を治す薬は処方されているという。
     そうでありながら、その薬の内容が分からないそうな。
     ううん、それでは『ハルンケア』を使っていただく訳にはいかない。
     とりあえず、『ハルンケア』は『八味地黄丸』と同じで、保険が適応されることを説明して、担当医に相談するよう勧めた。

     

  • 獣医さんは漢方薬は使うのかな?

     ドッグフードを購入されたお客様が、犬が尿道結石になり、動物病院で出された薬を餌に混ぜても食べないという話をされた。
    「錠剤なら食べさせられるのに」というお話だったので、『猪苓湯』の錠剤を紹介した。
     犬は雑食性だけど、玉葱やチョコレートなどのように案外と食べさせてはいけない物が少なくないから、薬についても注意が必要なんですけどね。
     だから今回も、一応は獣医に相談してみるようお話はしてみたけど。
     ただ、獣医さんで漢方薬に詳しい人が、どれだけいるかは不明(;´∀`)

     『イブ』を求めて来店した、やや高齢のお客様。
     アメリカに住んでいる家族から頼まれた物だそうな。
     でも、『イブ』というだけで、どの種類かは分からないという。
     主訴は頭痛で、『イブ』を指定してきたのは、その家族が知人から勧められたかららしい。
     イブプロフェンであれば、アメリカのドラッグストアでも入手できると思うんだけど、どうして頼んできたのかも不明。
     とりあえず、分かりやすく大きな文字で「頭痛薬」と書いてあり、『イブ』シリーズの中で新しい『イブクイック』を案内して、お買い上げ頂いた。

     以前に、頻尿の相談で来店し『猪苓湯』を試して頂いたお客様が再訪。
     『猪苓湯』では、あまり効果を感じられなかったそうで、その時に次の候補として挙げた『八味地黄丸』を購入された。
     お話からは、冷えはそれほど強くなさそうだったから『八味地黄丸』を次点としたんだけど、見立てが甘かったか。
     ただ、目のかすみについては聞いていたから、腎が弱っているとは考えられた訳で、『八味地黄丸』を先に試してもらえば良かったかも。
     もし『八味地黄丸』でも効果が無かったら、次は『牛車腎気丸』かなぁ。
     あんまり外し過ぎると、次は来てもらえないだろうけど(;´・ω・)

     

  • 薬の購入には写真撮影を奨励したい

     『防風通聖散』『大柴胡湯』を眺めているお客様に声を掛けてみたら、ご家族の更年期障害の相談をされた。
     比較的体力はあり、動悸もあるようだったので『桂枝茯苓丸』を候補に挙げ、イライラと寝つきの悪さもあるというお話から『柴胡加竜骨牡蛎湯』も紹介した。
     本人に見せてから決めたいとのことで、スマホで写真を撮ることを許可した。
     そういや、スーパーとかで写真の撮影を禁止してるのは、なんでなんだろうね?  頼まれ物って珍しくないから、写真を撮ってもらう方が良いと思うんだけど。

     やや高齢のお客様が、頻尿の相談にいらした。
     ここ最近になってからの事で、まだ病院には行っていないという。
     症状としては、夜寝ている時には4時間ほど空くものの、朝起きてからなどは意識するためか、トイレが近くなる模様。
     ファーストチョイスとして『猪苓湯』を候補に挙げ、手足の冷えがある場合には『八味地黄丸』をと紹介してみたけれど、今回は喉が渇きやすいという点を参考にして、『猪苓湯』を試して頂くことにした。
     すると、他にかすみ目と充血することがあるそうで、目薬の相談を受けた。
     加齢によるかすみ目には『スマイル40プレミアム』があるが、漢方薬に抵抗は無いようだったため、『牛車腎気丸』を紹介してみた。
     『牛車腎気丸』も、頻尿に使えることを説明すると、かすみ目については後でまた考えてみるとの事で、今回はまず頻尿のために『猪苓湯』を購入された。

     

  • 抱き合わせで買ってもらえたのに嬉しくないの

     やや高齢のお客様が、健康診断でLDLの増加を指摘されたそうで、サプリメントの『DHA』と『EPA』の、どちらが効果があるかと質問された。
     明確に効果があると言える物ではないことを説明したうえで、『DHC』から両者を合わせた物があるので、そちらを紹介してみた。
     まずはお客様の要望の物を提示したうえで、取り込んだ栄養を活かすためには血流も良くなければならない事をお話して、『アスタキサンチン』も案内してみたら、一緒にお買い上げ頂けた。
     あうっ、こんなに簡単に引っ掛かってもらわれると……ゲフンゲフン(( +д+))o=3=3もとい、お話を聞いて下さるとなると、もう少しお役に立たねばと思う。
     という訳で、詳しくお話を訊いてみたら、健康診断では他に指摘された事項は無いそうなので、それほど心配は必要ないでしょうと伝えた。
     そうしたら、お客様を話しをしやすくなったのか、以前に頻尿と坐骨神経痛で『八味地黄丸』を処方され、症状が軽減したという事が分かった。
     あうっ、そういうお話の方を先に聞き出すべきだった。
     更にその前に『六味丸』が処方された時には、胃を悪くされたという。
     それはつまり、栄養の吸収や代謝機能と無縁では無いから、最初の相談の件に重要な情報である。
     複数の商品を買ってもらえたけど、なんというか、「試合に勝って勝負に負けた」みたいな?
     ちと違うか。
     ショボーン(´・ω・`)

     『アリナミン』の棚を眺めていたお客様に声を掛けてみたところ、以前に服用した時に、ビタミン剤独特の匂いが胃から口内に上がってきて嫌だったというお話を聞いた。
     ははぁ、胃の機能が亢進し過ぎているのか、感覚が敏感すぎるのか。
     私も、病院で点滴を受けた時に、口の中に甘い味が広がって気持ち悪くなり、看護師に伝えたら「点滴の味を言われたのは初めて」と呆れられたのを思い出した。
     もともと体質虚弱だというお話から、『十全大補湯』を勧めたところ、ご主人についても相談された。
     坐骨神経痛があるらしく、そのうえ片足が外反母趾だという。
     しかし、あまり病院に行きたがらず、整体マッサージに通っているそうな。
     ううん、外反母趾は漢方薬ではどうにもならないけど、痛みについては『疎経活血湯』や『牛車腎気丸』が使えそうだし、改めて病院を受診して、処方してもらえないか相談してみるよう勧めた。
     なにより、外反母趾は歩き方に影響しているだろうから、坐骨神経痛の原因の可能性があるのだから、整体マッサージでは対応しきれないのではないか。
     靴についても、価格的に高いかもしれないけれど、オーダーメイドを頼った方が良いでしょうと提案した。
     今回のところは、何も購入には至らず。
     今日は、先のお客様で慢心してたからねぇ。

     

  • 不眠の3つのパターン

     お客様から、ものもらいの相談を受けた。
     寝起きになっていることが多く、繰り返しているとのこと。
     目薬を希望されたため、『ロート抗菌目薬EX』を案内してお買い上げ頂いた。
     ただ、顔にも吹き出物が数ヶ所あるのが気になり、うちのお店では扱っていないがネット通販で入手できる『排膿散及湯』を紹介した。
     それから、洗顔クリームの相談を受けたので、洗顔クリームの良し悪しより、大事なのは洗顔クリームを直に顔に塗るのではなく、手で良く泡立てるよう説明した。
     汚れは泡に吸着するからで、泡立てずに洗顔クリームで肌をこするように洗ってしまうと、肌のバリヤーとなる皮脂を根こそぎ落として、雑菌の侵入を許してしまうから。

     ご夫婦に買い物にいらしたお客様で、『ビスラットゴールド』(大柴胡湯)をレジに持ってきたのだが、以前から使っているのか尋ねたところ、初めてとのことだった。
     となると確認しなきゃならない点が、幾つかある。
     例えば、常習的に便秘をしているかとか、寝付きが悪いかとか。
     不要な熱が体内に溜まりやすく、イライラしやすい人向けなので。
     そうお話すると、適応する症状は無いようだった。
     一方、お客様の肌には艶が無く、血行の悪さが見て取れたため、『防風通聖散』を勧めると変更してお買い上げ頂いた。
     他に、睡眠導入剤の『ドリエル』と『ドリーミオ』の比較を質問された。
     内容としては変わりない事と、神経を麻痺させて眠気を催すので、あくまで短期間の使用に留めるように説明した。
     販売業としては、お客様が買いたい物を売らない訳にはいかないものの、できるだけ購入をやめるようにはしたいところだったけど、購入されてしまった。
     売ってしまった責任は依然としてあるから、一言で「不眠」と言っても、寝付くまでに時間がかかるタイプと、中途覚醒してしまうタイプ、ウツラウツラして眠りの浅いタイプと、大きく分けて3つのパターンが有り、それぞれ原因も治療に適した薬も異なることを説明し、後日にでも改めて相談して下さいとお願いした。
     今回は、お客様の都合もあって、より踏み込む時間が取れなかったのが残念。
     先の不眠のパターンの場合、ものすごく単純化すると、寝付くのに時間がかかるのは心悸亢進でイライラしたりと精神面の影響が大きく『柴胡加竜骨牡蛎湯』が候補になる。
     一方、中途覚醒してしまうのは加齢などによる腎気の低下や冷えが原因だろうから『牛車腎気丸』を試すのが良いだろう。
     そして、眠りが浅いのは心身共に消耗するほど疲労しているからと考えられるので『加味帰脾湯』が適応する可能性が高い。
     もちろんこの分類すら、取っ掛かりに過ぎない訳で、これらを、ただ眠気を催す薬だけで解決しようとすると、無理が出るのが当然。
     ところが、不眠自体が判断力を鈍らせてしまうため、つい睡眠導入剤に頼る心理状態になり、依存へとなってしまう。
     この点、眠剤の使用をやめるよう訴えている人たちですら、原因を治すことについては余り考えていなくて、全面的に薬の使用をやめようという極端な方へ触れていたりするので、余計に問題がややこしくなって困ってしまう。
     薬の使用は、あくまで手段の一つなんだけどねぇ。

     
     

     

  • やっぱりレジで声がけしないとね

     お客様から咳と喉の痛みの相談を受けたのだけれど、風邪ではなさそう。
     お客様自身も風邪ではないと思っているようだったので、胃の不調による体内の乾燥が原因の可能性をお話したところ、飲み過ぎが思い当たるという。
     咳に『麦門冬湯』を、喉の痛みに『駆風解毒湯』を案内し、今回は喉の痛みよりも咳を止める方を優先したいというお客様の要望から、『麦門冬湯』をお買い上げ頂いた。

     『温感アスコラル』をレジに持ってきたお客様から特に相談は無かったのだけれど、自動販売機ではないから念の為にお客様に症状を尋ねると、膝の痛みが温めると楽になるという。
     そこで、『桂枝加苓朮附湯』と『当帰四逆加呉茱萸生姜湯』を紹介した。
     今回は、購入には至らず。
     それでも、もともと扱っていなかったこの漢方薬の販売実績は、確実に伸びてきているし、適応しない症状や、病院に行った方がというケースにも遭うので、商売上も職責上も、やっぱりレジで声がけしないとね。
     うっかり地雷を踏む事もあるから、気持ち的には自動販売機で済ませたいんだけど(;´∀`)

     とか思っていたら、今度は『アスコラルL』をレジに持ってきたお客様に、痛み止めとしては弱い事を伝えると、格闘技をしていて外用消炎剤の湿布はひと通り試した事があるものの、違いは分からなかったという話が。
     しまった、地雷を踏んだか!?Σ( ̄□ ̄;)
     しかし、皮膚への浸透力が強い物としてフェルビナク製剤の湿布を紹介したら、変更して購入された。
     そのうえ、格闘技をしているというお話から、内出血する事もあるのではないかと『疎経活血湯』と、加齢による腎の衰えを補う『牛車腎気丸』を紹介してみたら、興味を持ってもらえたらしいので、図に乗って季節的に冷えてくる時期でもあるため、『桂枝加苓朮附湯』と『当帰四逆加呉茱萸生姜湯』も案内したところ、『疎経活血湯』を一緒に購入して頂けた。
    「効かなかったらゴメンナサイ(;´・ω・`)ゞ」という事で。

     

  • 冷やすのも簡単じゃないです

     以前に『牛車腎気丸』を勧めたお客様が、足先の冷えが改善したとのことで、追加分を購入しにいらした。
     こういうのは、本当に嬉しい。
     自分の見立てが当たったというのも勿論だけど、やはり患者さんに改善してもらえるのが一番。
     もし冷えが強いならと思い、『当帰四逆加呉茱萸生姜湯』を紹介したところ、これから寒くなるので頓服用にと、一緒にお買い上げ頂けた。
     『当帰四逆加呉茱萸生姜湯』は、私の場合はスキーに行く時に服用するくらい。
     リフトに乗ってる時とか、手がかじかむのを軽減してくれるので。

     電話で、『ナロンエース』と『太田胃散』の飲み合わせについて問い合わせがあった。
     問題ありませんと回答しつつ、両方とも服用が初めてなのかを確認したところ、個別には以前から服用しているという。
     自己判断せずに、こうして問い合わせるのが普通になると、たぶん煩わしくなるけど、それが本来の姿。
     遠慮せずに、どんどん問い合わせてきて下さいな。

     『冷えピタ』を購入されるお客様に用途を確認すると、小学生の子供が寒気がすると訴えているため、発熱に備えてというお話だった。
     そこで、発熱し始めても寒気がしている間は冷やすのは額にして、発熱だけになったら首の後ろを冷やすように勧めた。
     寒気がしているというのは、風邪と戦うために準備しているという事で、高くジャンプしようとしゃがんでいる状態。
     その段階で解熱してしまうと、しゃがんだところを蹴り倒すようなもので、その後の回復を遅らせてしまう。
     そして、風邪を引いたら風呂を控えるというのも信じられているけれど、湯冷めにさえ気をつければ、発熱する前の段階では、血行を良くするために入浴するのも一つの手である事を説明した。

     また『冷えピタ』を買いにいらしたお客様がいたので、念の為に用途を尋ねた。
     小学生の子供が突き指をして、救急指定の病院に連れて行ったところ、折れてはいないので痛み止めの内服薬のみ処方され、湿布はせずに冷やすように言われたとのこと。
     しかし、『冷えピタ』を使っていたが、内出血しているらしく患部が青黒くなり痛みも引かないため、追加分を購入しようと思ったという。
     医師の方でも、これだけ『冷えピタ』や『熱さまシート』のような商品が普及しているのだから、そういう物を使う事を見越して、「冷やす」のには役に立たない事を、ちゃんと説明しておけば良いのに。
     私の友人にも、火傷した時に『冷えピタ』を使ったという困ったちゃんがいるけど。
     基本時に熱交換で冷やすだけだから、実際には熱を奪うほどの効果は無い。
     しかも今回の場合、すでに4日ほど経過しているというから、すでに冷やす期間は過ぎている。
     一応、『バンテリンコーワクリーム』を紹介したものの、救急指定の当直医は、病態に対して専門外という事もあるため、改めて整形外科を受診するよう勧めた。

     

  • 歯を抜いた時に歯科医に処方を頼みたい漢方薬

     介護食を購入されたお客様から、離乳食の味について尋ねられたので詳しくお話を訊いてみたら、成人の娘さんが親不知を三本同時に抜いたとのこと。
     私は、四本同時に抜いたけど、最近ではそういう無茶な事はしないと聞いていたので、ちょっと驚いた。
     仕事で休む日を減らすために、そういう選択になったらしい。
     いやぁ、苦労は分かります(;´・ω・)
     私の時には、今のように介護食も充実してなかったから、食べ物を全部一緒にミキサーにかけてペースト状にしていた。
     その時に分かったんだけど、ミキサーで撹拌すると醤油や味噌なんかの味付けは、全部同じような味になっちゃうんだよね。
     科学的な理屈は分からないけど、味が平坦になってしまう。
     だから、テレビの料理番組なんかでプロの料理人が、ミキサーやフードプロセッサーを使ってるのを観ると、勝手に三流認定してる。
     ……おっと、話がズレた。
     離乳食やダイエット食と違って、介護食は味を薄めたりはしてないので、脳が感じる満足感は介護職の方がお勧めです。
     ところで、痛み止めについては歯科医から処方されている分は使い切ってしまっていて、近く抜歯のために再訪するというので、『立効散』を処方してもらえないか相談してみるよう、お話した。
     現代薬の痛み止めと違って、他の薬との制限が少ないし、痛さに合わせて適宜増減できるため、抜歯後の疼痛や虫歯の痛みを抑える時に、便利なのだ。

     お客様から、腰痛に良く効くパップ剤をと相談され、市販の痛み止めとしては中間くらいだけど皮膚への浸透力があるフェルビナク製剤を勧めて、購入して頂いた。
     しかし、詳しく症状を訊いてみると、仕事で腰をかがめたりして慢性になっているのに、担当医との相性が合わなくて通院を中断しているそうな。
     内服薬として、患部に痺れを感じる場合の『疎経活血湯』と、疲労していて冷えると症状が重くなる場合の『牛車腎気丸』を紹介したところ、漢方薬には知識があるようで、『牛車腎気丸』も購入して頂いた。
     もし適応するようであれば、別な病院に変更して処方してもらうよう勧めておいた。
     相手も人間だから、医師と相性が合わないというのは避けようがない訳で(たとえ評判の名医だとしても)、だからといって通院しないのは自分の損になったりするから。