• タグ別アーカイブ: 葛根湯加川きゅう辛夷
  • 胃薬と花粉症の薬の飲み合わせに気をつけて

     マスクをしているお客様が『キャベジンコーワα』を購入されるので、念のため花粉症の薬を服用しているか尋ねると『小青竜湯』を使っているとのことだった。
     『小青竜湯』であれば問題は無いが現代薬の抗ヒスタミン薬なんかだと、炭酸マグネシウムなどの鉱物系の成分が入っている胃薬を併用した場合に抗ヒスタミン薬の効き目を弱めてしまう。
     一方、お客様のお話によると息子さんも一緒に『小青竜湯』を使っているそうなのだけれど、鼻が詰まることもあるというので『葛根湯加川きゅう辛夷』を紹介しておいた。
     鼻が詰まったりと鼻水を行ったり来たりする人には、『葛根湯加川きゅう辛夷』の方が向いているので。
     そして花粉症の対策には、腸の働きが大切だからお腹周りを温めるよう勧めた。
     花粉を外敵と誤認して攻撃してしまう免疫反応の異常が花粉症であり、侵入者の敵味方の識別をしているのが腸だからだ。

     お客様から花粉症の目薬を求められたのだが、高血圧の薬を服用しているとのことで当初は名前が分からず困ったものの、お客様が断片的に覚えている薬の名前で調べたところ血管拡張剤だった。
     となると血管を拡張して血圧を下げる薬を服用しているのに、血管を収縮させる塩酸テトラヒドロゾリンの入っている『アルガード』などは避けた方が良いだろうと判断し『マリンアイALG』を案内して、お買い上げいただいた。
     今回の目薬もそうだが、花粉症で使う点鼻薬も内服薬との併用に注意が必要なことがあるため、お客様にはお薬手帳を持ち歩くようお願いした。

     マスクをしているお客様が『太田胃散』を購入されるので、やはり花粉症の薬を服用してるか確認したところ家族が『アレグラ』を処方されていると分かったため併用を避けるようにお話した。
     すると、副作用が出るのか訊かれて思わず「はい」と答えてしまった。
     いかんいかん、つい反射的に言葉が出てしまった。
     正確には花粉症の薬、抗ヒスタミン薬の効き目が弱くなるんである。
     怖がらせてしまったかしらん(^_^;)

     

  • 自分で何でもかんでも勉強するのは難しいですから

     お客様が総合風邪薬と『ペラックT』で迷っている様子だったので声をかけてみたところ、主訴は喉の痛みだと言うので、他に症状が無いければ主訴に絞る方が体への負担が少ないことを説明して、『ペラック T』を勧めつつ『パブロントローチAZ』と『駆風解毒湯』も紹介した。
     すると、「よく効くのはどれか」と尋ねられたのだが、こればっかりは相性ですとしか答えようが無い。
     なかなか個別の商品の臨床データを見る機会というのは無いが、それでもいくつかのメーカーの臨床データを見る機会があり、およそ3分の2以上の人に効く物が市販されていると考えて良いだろう。
     そしてこの3分の2以上の人に効くという数値を、多くの人に効くから安心と考えるか、3人家族だと1人は効かないというように考えるかで話が変わってくる。
     そうお話すると、今回のお客様は『ペラックT』を購入された。
     お客様には、炎症を強めてしまう夏野菜を避けることと、体に「無理に炎症しなくて良いんだよ」と教えてあげるために入浴をしたり温かい物を飲むことで体の保温に努めるよう勧めた。
     お客様からは、「知らないことばかり」と言われた。
     お客様の仕事が何かは知らないけれど、私が深く関わったことのない分野であれば、おそらく私の知らないことばかりであろう。
     世の中、何でもかんでも勉強していくというのは無理な訳で、だからこそ専門分野の人を頼った方が良いと私は思う。

     お客様から鼻づまりの相談を受け、インフルエンザの後に鼻づまりが続いていて、鼻汁は黄色いとのこと。
     『葛根湯』はどうかと訊かれたので、上半身を温めるため向かないことを説明し、同じ系統では鼻水と鼻づまりを行ったり来たりするときに適応する『葛根湯加川きゅう辛夷』があることを紹介しつつ、鼻づまりが酷ければ上半身を冷やす『荊芥連翹湯』をと案内して、さらに鼻汁が喉に落ちてくるかを確認すると落ちてくると言う。
     それはインフルエンザで胃が悪くなっている可能性があるとお話しして、『チクナイン』(辛夷清肺湯)を勧めお買い上げいただい。
     お客様には下半身の厚着をして、免疫機能を司る腸を活性化するために温めるようお話した。

     

  • 薬を継続するのも乗り換えるのも相談してみて

     お客様が『チクナイン』(辛夷清肺湯)を持ってきたさいに、使用したことがあるかを尋ねると「ある」というお返事。
     しかし、お会計をしながらヒアリングを続けると病院で蓄膿症とは診断されたものの、処方された薬は不明で鼻汁は喉に落ちてこないというため『荊芥連翹湯』を紹介したところ、違いを把握していなかった。
     『葛根湯加川きゅう辛夷』を交えて説明してみると、すでに『チクナイン』を2週間ほど続けていても症状が変わらないというお話だったことから、『荊芥連翹湯』を勧めて試していただくことにした。
     2周間も続けて改善していないのであれば、それこそ相談をしてもらいたかった(^_^;)
     この三種の違いをざっくり説明するのなら、鼻が詰まったり鼻水が出たりといったりきたりするようならば、体を温めつつ血行を良くする『葛根湯加川きゅう辛夷』が候補となり、鼻が詰まって寝苦しいぐらいならば上半身を冷やす『荊芥連翹湯』を使い、詰まった鼻汁が喉に落ちてくるようなら胃が弱っている可能性を考え、胃薬も入っている『辛夷清肺湯』を用いることになる。
     お客様には、体内の熱が上半身に篭ってしまうのが原因と考えられることをお話しして、体内の熱を対流させるために入浴を勧めた。
     すると出張先では風呂に入るものの、家では経済面を考えてシャワーで済ませているというので、皮膚が薄くて太い血管が通ってるところを重点的に浴びるようお話した。
     また、蓄膿症であることを考えると鼻の周りに少し熱めのシャワーを浴びるのも良いことを伝えた。

     お客様が『新ルルA錠』をレジに持ってきたが、主訴は喉の痛みと鼻水ということだったので、喉に合わせて『新ルルAゴールドDX』を提案した。
     他に主訴に合わせたものとして『ルルアタックNX』を紹介したところ、2日分しか入っていないことを不安がられたため、2日ほどで改善が見られなければ乗り換えを検討した方が良いことをお話しした。
     すると、直前まで『ベンザブロックS』を服用していたというので、胃の不具合が原因と考えられることを説明してみたら、喉がイガイガしやすく仕事で声を使うということから、上半身を保水する『麦門冬湯』を紹介し胃薬を兼ねていることを伝えた。
     本日は、『新ルルAゴールドDX』をお買い上げ。
     『ベンザブロックS』で改善しなかったから『新ルルA錠』を試してみようと思ったんだろうけど、どうして主訴への適応が違う物に行こうとするのかが分からない。
     成分による効能の違いが分からないからというのであれば、どうして相談してくれないのかなと(;´Д`)

     

  • お客様が選んだ後に他の薬の提案は難しい

     お客様が『新ルルAゴールドDX』をレジに持ってきたけれど、ハッキリした主訴は無く、だるくて鼻水が出るという。
     その鼻水にしても透明だと言うから、内臓が冷えてる可能性をお話しして、家に『葛根湯』があれば使ってみてはと提案したところ、飲んだけど効かなかったとのこと。
     もしかすると、お客様の体格はガッシリしているが内臓は見かけほど丈夫ではないのかもしれない。
     そこで、だるさの方に主眼を置いて『柴胡桂枝湯』を紹介したところ、お買い上げいただいた。
     いつも『新ルルAゴールドDX』を使ってるとのことだったが、症状がハッキリ現れてから使うように勧めた。
     今回の症状で言えば、鼻水に対しては効果的であるものの、他は喉の痛みや咳がある時に向いている。
     しかし、 だるさに使える風邪薬は現代薬では皆無であり、『柴胡桂枝湯』などの漢方薬ぐらいしかないので注意が必要。

     『ルルアタックNX』を購入されるお客様に症状を確認したところ主訴は鼻炎だけで、もともと花粉症なため透明な鼻水と色のついた鼻水とを行ったり来たりしており、病院で処方されているアレグラを常用しているという。
     併用できないわけではないが、それでは口渇とか眠気といった副作用の無いアレグラを服用する意味が無くなってしまう。
     そのままお買い上げいただいたが、薬の併用にはお気をつけくださいと伝えた。
     また透明な鼻水は内臓の冷えの原因となるため、積極的に温めることを勧めたところアイスが好きなそうなので、単独で食べずに温かいお茶と一緒にとお話しした。
     本当は、『ルルアタックNX』には咳止めなどの余計な物が入っているから『葛根湯加川きゅう辛夷』を勧めたいところだったけど、提案するタイミングがつかめなかった。
     やはり先に薬を選んでレジに持ってこられると、症状を確認するだけで精一杯(^_^;)

     お客様から、こめかみの皮膚炎の相談を受けた。
     痒みは無いとのことだったが、患部の赤みは強く引っ掻いた痕もあったため、炎症はしていると考えられることを伝え『ロコイダンクリーム』を案内したところ、使ったことがある気がするとのことでお買い上げいただいた。
     薬を塗った後は患部を触らないようにとお願いしたが、できればガーゼが絆創膏を当てておいてもらいたいところ。

     

  • 店員から声をかけられたくない気持ちは分かるけど

     漢方薬の棚で『葛根湯加川きゅう辛夷』『荊芥連翹湯』に『チクナイン』(辛夷清肺湯)を見較べて迷っている様子の客様がいたので声をかけてみたが、案内は断られた。
     しかしその後も長く迷っているので、邪魔にならないよう気を付けながら使い分けを申し出たところ、昔から鼻づまりが酷く病院にも行っているとのことだった。
     処方されていた薬は不明だが、鼻汁が喉に落ちてくるとのことから胃が弱っている可能性を考え、『チクナイン』を勧めてお買い上げいただいた。
     普段はシャワーばかりだそうなので、入浴して温まることが症状を軽減するのに大切なことをお話しした。
     鼻づまりを起こしやすい人は、体内の温かい空気が上半身に溜まりやすく、熱の循環が適切に行われないのが原因となる。
     ちゃんと入浴して血管を開くとともに、下半身を温めると体内の熱も循環して鼻の通りが良くなるのだ。
     しかし環境や好みの関係で無理であれば、首の周りと鼻の周囲に重点的にシャワーを浴びるよう伝えた。
     せめて血管を開いて、患部周辺の血流を良くして溜まった熱を運んでもらうんである。

     中学生の咳の相談をお客様から受けたところ、発症したのは5日ほど前からで、痰や喉の痛みなどは無いとのこと。
     兄の咳が移ったのかもしれないとお話があったが、受験生だということだったためストレス性の胃炎により体内が乾燥して咳になるケースもあることを説明し、『麦門冬湯』と『ブロン錠』を案内しすると前者をお買い上げいただいた。
     また受験対策に、緊張を緩和する咳止めの『半夏厚朴湯』を紹介した。

     『ベンザブロックL』を購入されるお客様に症状を尋ねると、喉の痛みと咳ということで、他に症状が無ければ胃炎の可能性も伝えると苦笑いされた。
     適当なことを言ってると思われたのか、それとも思い当たったのか(´・ω・`)?
     でも、ここで恥ずかしがったり悔やんでは駄目なんである。
     もしかすると、思い当たってそこから薬事相談が始まったりするのだから。
     店員から声をかけられるのを煩わしいと思う気持ちは、私も分かる。
     訊きたい時には自分から店員に声をかけるから不要という考え方も、もっともだと思う。
     でも自身の好みの物を買う服や食べ物ならまだしも、積極的に情報収集しないと分からない事柄については、多くの人が面倒を感じ調べるということはしないだろう。
     だとすれば、そもそも知らない事については疑問にも思わないはずである。
     今のお客様は相談を必要としなかったからといって、他のお客様も不要かどうかは超能力者じゃない自分には分からない。
     だから、こうして一言だけでも声をかけてみるしかない。

     

  • 濡れた咳から乾いた咳への移行もあるので注意

     お客様が『ダスモック』(清肺湯)と『カンポアズマ』を見比べていたため声をかけたところ、今の主訴は咳で1週間ほど前に鼻水が出て風邪だと思い『葛根湯』を服用したとのこと。
     そして咳になり『麦門冬湯』を服用したものの、また鼻水が出たので今度は『小青竜湯』を服用したという。
     パッケージに咳のことが書いてある『竹茹温胆湯』について質問されたが、これは疲労が残っている咳の場合に適応することを説明した。
     また、『葛根湯加川きゅう辛夷』ついても訊かれ、鼻水と鼻づまりを行き来するような場合に適応しますと伝えた。
     目の前での咳の音からするとカラ咳なのは明らかで、風邪で胃を悪くしていると考えられるため『麦門冬湯』継続して下半身を積極的に温めるよう勧め『麦門冬湯』をお買い上げいただいた。
     上半身を温める『葛根湯』を継続していると体内が乾燥して咳になるため、お客様が『麦門冬湯』に切り替えたのは適切な判断だと思う。
     ただ、鼻水に『小青龍湯』というのは基本ではあるものの、『葛根湯』よりも温める力が強いため咳の原因になってしまったようにも思われる。
     一方、『小青龍湯』は冷えて出る「濡れた咳」には適応するので、まったくのハズレではなかったとも考えられ、なかなかに難しいところ。
     当初は鼻水があったことからすると、冷えによる咳だったためその時は『麦門冬湯』が効かず、『小青龍湯』を使ったことで乾燥の咳に移行してしまった可能性も考えられる。
     もし鼻水が出ている時に咳もあったとするのなら、『カンポアズマ』の方が適したかもしれない。
     『カンポアズマ』は『小青龍湯』と同じく冷えが原因の咳に適応しつつ、『小青龍湯』ほどには上半身を強く温めたりしないので。

     お客様から『ヒビケア軟膏』がヒビ割れに合うか訊かれ、指先が割れていることを確認して適応することをお話して、お買い上げいただいた。

     お客様から、子供の喉が腫れやすく受験生なため発熱に備えた常備薬をと相談されたが、14歳ということでアセトアミノフェン一択なことを伝えると、以前に処方された『カロナール』が家にあるとのこと。
     『カロナール』の主成分がアセトアミノフェンだから、そのまま使えることをお話した。
     また、『ペラックT』を使ったことあるそうなので、喉の痛みにはそちらを先に使うよう勧めた。
     それから、扁桃炎で喉が腫れるのであれば『駆風解毒湯』も使えるが、喉の違和感や奥の方がヒリヒリと痛む場合は、ストレスによる胃炎の可能性を話ししたところ、テスト前に下痢になるというので『桂枝加芍薬湯』を紹介し、同じくストレスの軽減にと『半夏厚朴湯』を案内した。
     『桂枝加芍薬湯』がストレスによる胃から下の不調に対応するとすれば、『半夏厚朴湯』は上半身に効果を発揮し、特に緊張すると息苦しくなったり咳払いが多くなる人にお薦め。
     あと、受験生の親のストレスにも適応するので、お試しください。
     そんなお話をして、今日のところは家にある物て対応できるため、お買い上げは無しとなった。

     

  • 薬剤師に振られて途方に暮れるの巻

     やや高齢のお客様から、鼻水と咳に『パブロン50』を1週間ほど服用していて効かないと相談をの受けた。
     『パブロン50』は、乾燥性の咳止めの『麦門冬湯』に痰を出しやすくするグアヤコールスルホン酸カリウムを加えたもので、鼻水は黄色いそうだから、今回の症状には適応しないと考えられる。
     また、他に『プレコール持続性カプセル』も服用していたという。
     効かなかった薬というのは大事な情報で、ちゃんと覚えているのはありがたい。
     ところが、『ルルアタックNX』や『葛根湯加川きゅう辛夷』を案内しようと思ったら、病院から降圧剤が処方されているというのだけれど、そちらの薬は覚えておらず、おくすり手帳も持っていないそう。
     ありゃん(^_^;)
     調剤してもらった薬局の連絡先を知っているか尋ねると、携帯電話に登録してるというので取り次いでもらったところ、他に糖尿病の薬を処方されていると分かり、さらに胃がんで胃を摘出していることが判明した。
     薬剤師さんに市販薬の相談をすると、処方箋をFAXするから対応をよろしくという回答。
     ええんΣ(´∀`;)!?
     そんなの登録販売者に投げないで~(悲鳴)
     FAXの使用許可を上司に相談すると、「業務用なんだけど~」とのお返事。
     いや、業務ですから!
    「個人情報だけどいいの~?」
     本人の許可を得てますから!!
     受信した処方箋にある10種類ほどの薬の内容を確認し、症状と照らし合わせて『チクナイン』(辛夷清肺湯)が使えそうなので、試していただくことになった。
     調べるのに30分くらいかかったよ……(;´Д`)
     FAXで送られてきた処方箋の写しは、お客様にお渡しした。
     そしてお客様には、お薬手帳を持ち歩くことと、むやみに市販薬を使う前に担当医か、調剤してもらっている薬局に相談するよう伝えた。
     でも、登録販売者に対応を振ってくるような薬剤師さんじゃ、相談に乗ってもらえないかな(^_^;)

     やや高齢のお客さんから注文された薬の名前が、市販薬では聞いたことがない。
     調べてみると、統合失調症の薬と同じで、しかもドリンク剤だという。
     そういう物は市販されていないことを説明したところ、ニンニクのドリンクだというので『ミオD』だと分かった。
     まぁ、確かに名前が似てるけどね~。
     問題なのは、統合失調症と診断されてるのかどうかを訊くか迷ったこと。
     うっかり訊いて、気分を害されたら困るし。
     今回は、訊かなかっさたけど、お客様の勘違いか分からないと、そのまま押し問答になりかねない。
     ニンニクのヒントがあって助かった。

     

  • 患者さん本人にヒアリングできることが珍しいという現実

     お客様が『ベンザブロックL』をレジに持ってきたが、主訴は喉の痛みで鼻水も透明との事から、風邪薬よりも喉の痛みにターゲットを絞ってみてはと提案した。
     娘さんがヘルパンギーナ(いわゆる夏風邪)を患ったことから心配されたようだが、家に『葛根湯』があれば適応するタイミングなので使ってみてはともお話した。
     すると、普段は鼻風邪には『ベンザブロックS』というように症状別に使われてるそうなので、それは良い方法ですと伝えたうえで、『ペラックT』と『パブロントローチAZ』に『駆風解毒湯』を候補に挙げると、『ペラックT』をお買い上げいただいた。
     そして、体を温めておくことで炎症を抑えられることを伝えると、普段から温かい物を飲んでいるとのことだった。
     それは、なによりです(・∀・)
     ちなみに今回は鼻水があるため、鼻水の原因となる『桔梗湯』は候補から除外した。

     『パブロンキッズかぜ薬』を手に、鼻炎の棚で迷ってる様子のお客様がいらっしゃったため声を掛けたところ、連れてきている中学生の子供が喉の痛みと鼻づまりで、薬の年齢制限に困っていたとのこと。
     本人を連れてきて欲しいというのは、日記でも繰り返し書いていること。
     今回のように、一緒に来ていると嬉しくなってしまう。
     ワ~イ(∩´∀`)∩←こんな気持ち。
     本人にヒアリングすると、発症したのは3日ほど前からで、唾を飲むのも痛いということで、粉を飲めるようだったことから『桔梗湯』『葛根湯加川きゅう辛夷』を提案した。
     風邪への進行を考えると後者が有力だけれど、鼻づまりは片方だけで風邪の兆候は無いようだったので、本人の選択もあり『桔梗湯』を使っていただくことになった。
     『パブロンキッズかぜ薬』も、常備薬にとのことで一緒に購入された。
     また、年下の弟は咳があると相談を受け、今は教室にもエアコンがあり、夜よりも昼間の方が咳が出ているらしいということから、体内が乾燥してる可能性を説明し『麦門冬湯』も一緒にお買い上げいただくことになった。
     今回の患者さんである中学生の子供は、入浴して体を温めることや夏野菜を集中的に避けること、そして下半身の厚着をすることで症状を抑えられることを説明すると、良く理解されているようだった。
     たまに子供が一緒に来ていても、親が会計をしてる間に子供は他の売り場へ行ってしまったりするので、何だかもう「盆と正月が一緒に来た仮面」(『県立地球防衛軍』安永航一郎)みたいにメデタイ。

     

  • 養生の代案の勉強も必要

     お客様から、中学3年生の子供の鼻炎と喉の痛みに『エスタックイブファインEX』で良いか質問されたが、主訴を踏まえて『ルルアタックNX』と『エスタックNT』を勧めた。
     すると、明日からテスト期間になるというため眠くなる成分の入っていない『葛根湯加川きゅう辛夷』を案内してみたものの、粉が苦手とのことで『ルルアタックNX』をお買い上げいただいた。
     果たして、本当に粉が駄目なのか。
     もしかすると、眠くなる成分が入っていない方を選ぶ可能性はある。
     それは、本人にしか分からない。
     風邪の予兆であれば体力の消耗を一番避けなければならないので、消化にエネルギーを取られないよう食事は量を控えることと、できれば今夜は勉強しないようにと伝えた。
     まぁ、勉強をしないというのは心情的に無理か。

     お客様から、鼻づまりの相談を受け、数日前には頭痛と熱感があり、何か漢方薬を服用したそうなのだが内容は不明。
     現代薬っぽい名前だったと言うから『新エスタックゴールド』かもしれない。
     あれは、上半身を温める『葛根湯』に喉を冷やす『桔梗湯』を加えたものなので、鼻づまりには適さないかもしれない。
     鼻水は透明だったり色が付いたりというので『葛根湯加川きゅう辛夷』を考えたが、すでに日が経っていてて、なおかつ鼻汁が喉に落ちてくるとのお話から胃が弱っていることを考え『チクナイン』(辛夷清肺湯)をお勧めて、お買い上げいただき、入浴などにより体を温めるようお話しした。
     同伴の方からは、洗眼剤の『アイボンシリーズ』の違いを質問され、目的は仕事による目の疲れで痒みなどは無いようなので、無印の『アイボン』をお買い上げいただいた。
     そして、目の修復には長めにお風呂に入って血流を良くするのが効果的なことをお話してみたが、長湯は苦手だそうなので、目の周囲をお湯に浸したタオルで温めるよう勧めた。
     提案した養生にお客様が対応できない場合の代案もまた、大事なんである。
     その辺りの引き出しの少なさが、私の課題( ´Д`)=3

     

  • 親の言葉はドコまで信用できるのか

     お客様から、鼻づまりの相談を受け、数日前に頭痛と熱感があり、漢方薬を服用したというのだが、その内容は分からなかった。
     使った漢方薬は現代薬っぽい名前だったと言うから、もしかすると『葛根湯』に喉を冷やす石膏を加えた『新エスタックゴールド』なのかもしれない。
     鼻水は透明だったり色がついたりを繰り返しているようなので、『葛根湯加川きゅう辛夷』を考えたが、すでに数日が経っているというお話から、鼻汁が喉に落ちてくるかを尋ねると、その通りということなので『チクナイン』(辛夷清肺湯)を勧めて、お買い上げいただいた。
     そして、身体を温めるために入浴をして、積極的に温かい物を飲むよう伝えた。
     同伴の女性からは洗眼剤の『アイボン』シリーズの違いを質問され、目的は仕事による目の疲れで、痒みなどは無いということから、無印の『アイボン』をお買い上げいただいた。
     目の修復には、これまた長湯が効果的とお話したが、お風呂は苦手だそうなので、目の周囲をお湯に浸したタオルで温めるよう勧めた。
     あるいは、目を閉じてシャワーを目の周囲に浴びるというのも有効である。
     シャワーの水流の刺激と、お湯の温かさで、目の周りの血行が良くなるのだ。

     お客様から、中学3年生の子供の鼻炎と喉の痛みに、『エスタックイブファインEX』で良いか質問されたが、主訴を踏まえて『エスタックタックNT』か『ルルアタックNX』をと勧めた。
     明日からテスト期間になるというため、眠くなる成分の入っていない『葛根湯加川きゅう辛夷』を案内してみたが、粉が苦手とのことで『ルルアタックNX』をお買い上げ頂いた。
     ただ、いつものことながら、この「粉が苦手」というのは、どこまで信じて良いのか分からない。
     症状のつらさと副作用とテストとを天秤にかけたら、本人は粉薬の方を選ぶかもしれないわけで、いずれは自分で薬を買いに来てもらいたいところ。
     親に任せていると、自分で薬を選ぶ機会を失ってしまうことになるので、それが心配。
     本人には、体を温めるために入浴をさせて、体力の消耗を防ぐため食事は量を控えることと、今夜は勉強しないようにと伝えた。
     勉強をしないようにというのは、気持ち的に無理かもしれんけど。