お客様から、あかぎれや手荒れの改善のために、寝る時に薄い手袋を使いたいと相談され綿手袋を案内したのだけれど、どうやらイメージと違っていた模様。
詳しくお話を訊くと、保湿を目的にしているらしく、手を見せて頂いたら肌が割れていた。
これでは、保湿がどうのというレベルではないので、『ヒビケア軟膏』を案内した。
すると、『ヒビケア軟膏』は持っているものの、期限切れだから使っても良いかと尋ねられた。
「私の家族なら、使わせることもありますが……」と答えて、察して頂いたσ(^◇^;)。
その後、お客様自身で『メンタームメディカルクリーム』を選んで購入された。
そして、どうしても手荒れは保湿と考えがちだけど、ハンドケアの薬の成分を見れば分かるように、血行促進のためにビタミンEが入っていたりと、皮膚の再生のためには材料(栄養)の供給が必要で、その材料を運ぶのは血液なので、血行の改善もまた大事なのだ。
今回のお客様も、指先の蒼黒い色からして血行不良は明らか。
内服薬として、『当帰四逆加呉茱萸生姜湯』を紹介した。
欲しい商品を一品一品メモを見ながら探すのを頼まれたので、介護さんかと思ったら、購入代行業の人だった。
仕事としてあるのは知っていたけど、初めて会ったわ。
いちいち尋ねられるのは面倒だけど、買い物としては正しくもある。
残念ながら今回は、探しているという商品は一点も置いていない物ばかりだった。
お話では、歩き回って大変だから、お店に入ったらすぐ店員に尋ねることにしているというので、こちらも足の疲労について話を振ってみると、やはり筋肉痛になるという。
そこで、『コレムケア』(芍薬甘草湯)をと勧めたら、お買い上げ頂けた。
踵のひび割れということで、『ヒビプロKT』を購入されたお客様が、やはり保湿を気にされていたので、これまたやはり血行が大事なことをお話して、マッサージを勧めた。
マッサージというと、強く揉んだり擦ったりと思われがちだけど、血行改善のためにしろリンパマッサージにしろ、力を入れる必要は全く無い。
軽く撫でるだけでも充分なので、お風呂に入りながらでもテレビを見ながらでも、数分間だけ撫でてみて下さいな。
毎日やっていると、やる前との違いが分かると思います。
『のどぬーるスプレー』を求めて来店されたお客様に、消毒主体のポピドンヨードの物と、炎症を抑えるアズレンの物とで二種類あることを説明した。
私は基本的に毎回案内するようにしてるんだけど、特に質問することもなく購入する人は、そのへんの違いをどう判断して購入してるんだろう(・_・?
今回のお客様は、症状を詳しく尋ねてみたら、喉の痛みはそれほどではなく、喉に何かが張り付いている感じがするというので、乾燥している可能性をお話して『麦門冬湯』を勧めたところ、お買い上げ頂いた。
胃の具合が悪い感じがするというお話もあったから、もしかすると逆流性食道炎というのもあるかもしれない。
なにしろ正常な人でも、日に50回程度は胃液が逆流していて、食道や気管支を傷めていたりするので。
だからこそ、「喉が痛い」というだけでは風邪とは限らないんだけど、なかなか認知が広がらないのが現状。
そして『麦門冬湯』は、効能こそ乾燥性の咳だけど、生薬構成は胃薬に近いため、逆流性食道炎での喉の違和感や痛みにも適応する。
そうなお話をしたら、お客様は声を使う仕事をされているそうで、今回『のどぬーるスプレー』を使おうと思ったのは、声がれに備えてというのも考えていたそう。
なるほど、それでしたら『響声破笛丸』も覚えておいて頂くと、役に立つ時にあるかもしれませんと紹介した。