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★彡☆-=★彡 それさえもおそらくは平凡な薬局 ★彡☆-=★彡
≪通巻101号≫
提供 : まぐまぐ http://www.mag2.com/
発行 : 北園薬局 http://www111.sakura.ne.jp/~kitazono/
編集 : 北村俊純
窓口 : kitazono@a1.mbn.or.jp
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おはようございますω(=^・ω・^=)ω
投票権のある人は、期日前投票には行きましたか?
引越しなどの関係でやむをえない人以外は、投票は今日の19時まで受付だそうですから、必ず行きましょう。
「投票したい人がいない?」
それならば、白票を投じてきましょう。白票も、投票する意志がある事を示すはずです。
「投票してもどうせ変わらない?」
それほど未来に悲観しているのであれば生きてる必要もありません。どうぞ日本を出るなり、自殺するなりして下さい。
投票率が60%を切るなら、残りの人たちがいなくなる分、永住希望者や国籍希望者を受け入れる事ができて少しは役に立つかもしれません。
それでは、私はお店の合間に行ってきます(・v<)
それと、国民の代弁者だと勘違いしている『マスコミにNO!』という事で、こんなキャンペーンがあるそうです。
賛同される方は、ぜひ乗ってみて下さい。
◇◇◇◇◇◇自民でも民主でもなく「マスコミにNO!」◇◇◇◇◇◇
◇◇◇「出口調査は民主党に清き一票を」キャンペーン開催中!◇◇◇
http://www.wafu.ne.jp/~gori/diary3/000306.html
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
~~~~~~~~~~~~~ 今回の日記の主な話題 ~~~~~~~~~~~
※6月26(土)……判断が難しい頭痛
※6月27日(日)……お店がホームページを持つという事
※6月28日(月)……NHKアニメが心配
************************* 先週の平凡な日記 ***************************
◆6月26日(土)/2004年◆
近所のNさんがお店に来た。
なんでも数年ぶりに渡米していた娘さんが帰ってきたとか。
渡米先で成功したものの、嫁にも行かず好きな事だけやってるといつも愚痴をこぼしており、今回の一時帰国も「迷惑」と言いながら嬉しそうである。
いや、よほど嬉しかったのだろう。
娘の夕食用にと北海道から取り寄せた鮭のおすそ分けをいだいてしまった。
昼食に食べたら、ウマー(´¬`)
咳の相談でお客さんが来店。
以前から来てくれている人で、旦那さんが酷く咳き込んでいるという。
「麻杏甘石湯でいいかしら」と尋ねられた。
夜も寝られないくらい咳き込んでいるようならば、効くでしょう。良い選択かと(゚゚)(。。)
環境的にはどうなのだろう。クーラーの影響が考えられれば、肺の潤い不足が原因かもしれず、その時には麦門冬湯(ばくもんどうとう)を一緒に使った方が良い。
さらに詳しく尋ねてみると、頭痛もしているとの事。今日は、それで早退してきたらしい。
むむ、頭痛かぁ。頭痛というのは結構判断が難しい。
風邪の頭痛もあれば、血流が悪くなって起こる頭痛もある。
そして夏場に多い頭痛は、水の飲みすぎによって胃内停水を起こしているケース。
それぞれ原因が違うから、適応する漢方薬も違う。
仕事は営業で外回りだそうだから、暑い外に出て、冷房の効いている所に入ってというのを繰り返している模様。
吐き気をともなっていれば、胃の要素が強いので五苓散(ごれいさん)が使えるだろう。
手足に冷えを感じるようであれば、呉茱萸湯(ごしゅゆとう)が適応する。
旦那さん本人は風邪だと思っているらしく、風邪による突発的な頭痛には川きゅう茶調散(せんきゅうちゃちょうさん)が効果的だ。
しかし食欲はあり、寒気や咽喉の痛みなどの風邪を思わせる症状は起きていない様子。
こういう場合、一番大切なのは患者本人が感じている症状の重さで、それが適応する漢方薬を選ぶ指針になる。
例えば、周りの人から見れば咳が酷いように思えても、本人が咳よりも頭痛が苦しいと感じていれば、ひとまず咳については置いておいて、まず頭痛から治療するというように考えるのだ。
ただ、今回は激しい咳のし過ぎで頭痛を併発しているとも考えられる。
まずは麦門冬湯と麻杏甘石湯を飲んでもらって、それで咳が治まっても頭痛が残るようであれば、頭痛については別な物を使ってみましょうとお話した。
上手くすれば、咳が治まれば頭痛も軽減するだろうという判断。
22日に東京都新宿区で、団地外階段から5歳の男児が突き落とされた事件で、殺人未遂事件として同区内の区立中学2年の13歳の少女が補導された件の続報をニュースで見た。
しかし、やっぱり逮捕じゃないのね。これで男児が死んでたら、殺され損ですなぁ。
調べでは、少女は午後3時過ぎにゲームセンターに遊びに来て、被害児童に「なぜゲームセンターにいるの」と注意したところ、「お姉ちゃんだっていつも来ているじゃない。お母さんに言うよ」と言われ、口止めするために現場に誘い出して突き落としたという。
弁護士の話では、殺意は否認していて、あくまで懲らしめようと思っただけだという。
弁護士は弁護するのが仕事なので、そのまま信じる事はできないが、少女の気持ちが理解できないでもない。
事件直後から佐世保での小6同級生殺人事件と絡めて騒がれているけれど、私だって中学生当時なら年下の子に、こんな生意気な事を言われたらブン殴ってるよ(笑)
ごく自然な感情の流れだと思うのに、どうしてそんなに問題にするのか。
もちろん行為は許される事ではない。でも、なにも単純な話を、またも“心の闇”とかいうワケノワカランモノにする必要はあるまい。
だいたい、佐世保の事件を絡めるのは無理があるだろう。
あの時は「普通の子」が「ネットやドラマの影響で」という話にしていたのだから、今回の「普段から素行が悪かった子」が「周囲に溶け込めなかった」というのでは共通点が無いではないか。
無理矢理こじつけるならせめて、「ネットやドラマを通じて共通の話題を持てる友達がいなかった」のが事件の原因だとか言えばいいのに。
思うに、事件に至った原因が極めてストレートかつ分かりやすかったもんだから、ツマンナイと思って周囲の人たちやマスコミが騒いでいるのではないか。
≪育児日記≫
独身気分満喫中?
こっちは朝も昼もないさ。
次郎、昼間起きるようになったから夜寝るかと思ったら夜も寝ない。
なんでだろ。(2004年6月27日 12:58)
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感想や健康相談はコチラ(・v<)
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◆6月27日(日)/2004年◆
午前中は、ほとんど誰も来ず。
商店街はシーーーーーーーーーンと静まり返っている。
ホームページに載せなきゃならない物はいっぱいあるので、セコセコと作業をしているうちにお昼近くになり、出かけた。
今日は、JPS製薬の埼玉地区のセミナー。
売り上げを伸ばすための講義という事であまり興味は無かったのたけれど、夕食が美味しそうなので、それにつられて参加を決めた。
そんな訳で、昼食は駅前でラーメンを一杯だけ(笑)
会場は『ラフレさいたま』という所。
http://www.fukushi.kampo.japanpost.jp/shisetsu/health/9121rafure/index.html
簡易保険加入者の健康増進を目的とした施設だそうだが、こんな施設がある事自体を知らなかったぞ。
中に入ってみると、少し気の効いた高級ホテルのような佇まいで、この資金はどっから出したんじゃいと問い質したくなるような施設だった。
セミナーではまず、JPS製薬における製品の製造工程の解説があった。
……って、これ前に聞いたし資料も見たぞ(^_^;)
(2003年11月3日参照)
そういや、あの時に埼玉地区から工場見学に行ったのは私だけだったな。
いちおうおさらいを兼ねて書いておこう。
漢方薬に限った話ではないが、原料の濃縮度はメーカーごと、あるいは製品ごとにかなり違う。
だから同じ名前の漢方薬を購入しても、メーカーごとに効き目が違うと感じる事もありえるのだ。
もちろん各社とも知恵を絞って研究している訳で、どこの技術が優秀かとは一概には言えない。
まぁ、今日のところはJPS製薬についてという事で。
意外と製造工程を教えてくれるメーカーは少ないので、その面では褒めていいかもしれないと思う。
さて、漢方薬は以下の手順で製造される。
◆刻み加工……粒度・成分含有量を考慮しながら生薬を細かくする。あまり細かくすると、植物系は澱粉が粘度を帯びて悪さをするため、後の加工に影響が出るそうだ。また、当然の事ながら天然物なので、同じ大きさに刻むのは難しいとの事。
◆抽出……水で煮出したりする訳だが、水量・温度・時間が重要となる。特に季節による温度の違いは如実に影響する。
◆分離……遠心分離機によって、水分を飛ばして有効成分を集める。これまた回転数は、種別ごと季節によって違う。
◆濃縮……この濃縮が曲者で、製品ごとに一定の濃度を保つというのは、技術的にも難しく、各社とも企業秘密の部類に入るそう。
◆殺菌……いわゆる高温殺菌を施すのだが、それで有効成分が失われては元も子もない。
成分ごとに実験を繰り返し、それぞれに適した温度や時間を算出して殺菌を施す。1グラム中に千個以上出てはいけないという基準を設け、現在のところ零を維持しているそうだ。
◆乾燥……単純に水分を蒸発させるだけではダメだそうで、例えば今の季節だと、湿気で機械の壁面に付着するロスが大きいという。それを防ぐのは、機械と共に人間の手作業同然の調節らしい。
機械化が進んでても、まだまだ人間の科学技術は発展途上に過ぎないようだ。
休憩を挟んだ後半は、『生き残るための販売戦略』という本日のメインテーマ。
こういう“成功のため”のノウハウというのは、大抵は役に立たない。
かつて『セブンイレブン』が多額の契約金を払ってアメリカから手に入れたマニュアルには、ごく当たり前の商売の心得が書いてあるだけだったというのは有名な話。
私としては、失敗したお店の話を聞きたいんだがなぁ。
実際、出てきた話は「商品を山積みにする」とか「照明を明るくする」というようなもの。
そりゃそうなんですが、ウチの場合だと商店街に人通りが無いんで、そもそもどうやってお店に足を運んでもらうかが課題。
それに、“個性的”とか“オリジナリティー”が必要って言ってるのと矛盾してるような気がしますが。
講師の人には悪いけど、成功譚は聞き飽きた_(._.)_
販売戦略の話は興味が持てなかったが(もちろん金儲けに感心はありますが)、製品についての情報は使えそう。
そもそも、JPS製薬は漢方製剤のメーカーなのに、どうして健康食品に力を入れているかというと、最近では病院が漢方薬も処方する事が多くなってきたから、そうなると医師の処方箋に基づく漢方薬の販売ばかりが主軸になり、よほど処方箋を多く応需しないと各薬局は商売が立ち行かなくなるから、健康未満の人たちをターゲットにしようという戦略なのだ。
まぁ、それを推し進めると、“健康な人を不安にさせて大儲け”という商売にもなってしまうんで、売り手には多少の(多少かよ?)理性が必要。
寒い冬場も高齢者は気をつけなければならないが、暑くなる夏も高齢者は心臓疾患や不整脈、あるいは心房細動などに注意しなければならない。
予防のためや軽い自覚症状があるのであれば、柴胡桂枝乾姜湯(さいこけいしかんきょうとう)が良いというお話。ふむふむφ(..)
より自覚症状が顕著な場合は、センソ牛黄元を勧めてみて下さいと言われた。
熱射病の解熱にも使えるそうなので、普段から持ち歩いておくと良いだろう。
唯一使ってはいけない例は、大出血と発汗過多。血圧を下げる降圧作用が強いから。
まぁ大出血の人はお店には来ないだろうからいいか(^_^;)
それと熱射病に似ている熱中症に用いる時には注意が必要との事。
汗をかかない状態の時には適応するが、汗をブワーッとかいている時には体が自ら冷却している状態なので、用いてはならないそうだ。
それと、ウチでも取り扱いを始めた『順気散』について。
アガリクスやメシマコブなどが「癌に効く」という説明を目や耳にする事が多いと思うが、実際には血液・臓器・手足の筋肉など、癌の性質は部位によって違う。
そして、癌で一番恐ろしいのは転移である。
治療にしろ予防にしろ、全ての癌に効果のある物など無いのだという事は憶えておかなければならない。
となると、やはり複合した物の方が適応範囲が広くなるので、効果が期待できる。
アレが良いコレが良いという情報を得るたびに、単品の物を買うというのは、やめておいた方が身のためである。
それと、よくテレビや雑誌で「免疫力を高める」という解説があったりするが、それは“免疫活性”であって、“免疫異常”である花粉症などのアレルギー疾患にはむしろ向かない。
そういう意味においても、『順気散』は“免疫応答調整作用”として働くので、免疫疾患には広く応用ができるはずである。
ただ、ネックなのは値段なんだよねぇ(^_^;)
1ヶ月分で47,250円もする。ウチでは、まずは試してもらわないと体感してもらえないだろうからと37,800円で販売しているけれど、これでもまだ高いと思われるだろう。
私も高いとは思うものの、もうこれで儲けは無いようなもんなので、もはや限界。
しかし、多く入荷すればJPS製薬でオマケしてもらえるという話が出たので、後で共同購入ショッピングサイトの『マケローネット』に出品する事にした。
つまり一緒に買おうという人たちが現れれば、もう少し値引きが可能となるという訳。
興味のある人は友人知人を誘ってみて下さいm(_ _)m
http://www.makero.net/
他には、常識外の食事をしている人がいるから気をつけましょうという話。
実例では1日にコーラを2.5リットルのペットボトルを2本飲んでいた人、スイカを夏場に丸々1個をほぼ毎日食べていた人、漬物を子供の頃から毎食丼で一杯分食べているという人。
いずれも、健康相談の段階では知らされていなかった人ばかり。
スイカを丸々食べていた人の場合は、「食欲が無くて食事はあまりしていない」と言っていたのだが、それはつまりスイカはオヤツであって食事とは考えていなかったからという。
ううむ、ネットでの健康相談でも気をつけよう(^_^;)
お待ちかねの夕食は、別室に移動。
今日はコレが全て(笑)
http://magical-shop.web.infoseek.co.jp/photo/200406/index.html 内容は和洋折衷で、前菜が続いた後にメインディッシュのステーキが出てきて、最後のデザートのメロンの前に寿司で締めるという構成だった。
前菜が美味しかったのに、肝心のステーキが香りも味も貧弱だったのが残念といったところ。
でも、前菜は堪能したし、お酒はビールで乾杯した後は日本酒を飲んでワインを飲んでで満足(⌒▽⌒)
むしろ料理の方は良かったのに、スタッフの質が低かったのが、なんとももったいないという感じ。本当のホテルじゃないからなのか?
室内の冷房が効きすぎているので温かいお茶を要望している出席者がおり、スタッフにお願いしたところ「お湯を沸かすので時間がかかります」と言われたのはいいとしても(にしたって、冷たい飲み物しか用意してないというのは配慮が足りないと思われ)、しばらく待っても来ないので再度お願いしたら、すっかり忘れており、その後も来なくて再々度頼んでやっとお茶が出てきたのに呆れた。
かと思うと、カウンターに日本酒がお銚子で用意されていたのでもらおうとしたら、グラスを用意しますと言ったまま、ちっとも用意されなくて随分と待たされるしで、段取りが悪い。
あまつさえ、今日の催物がなんなのか理解していないし。
メーカーが販売店の関係者を招いているというのは明らかな訳で、営業マンが腕章まで付けて各テーブルを回ってビールを注いでいたら、接待だと分かりそうなもの。
遅れて用意された日本酒用のグラスも、揃った時点で今日の担当を任されてる営業マンに一言声をかけてやれよ。営業マンは、酒を注ぐ合間に販売店と仕入れ交渉をしたりするんだから、スタッフの方で注いで回ればいいってもんじゃない。
それに、別室のセミナーを行った部屋では、まだJPS製薬の担当者が機材の片付けなんかをしており、着席していないのに料理を次々と運んできて、手をつけてないそれらを下げようとするし。
あまりにあんまりなんで、スタッフの中のとりあえず偉そうな人に注意してしまった。
「今日の会の担当者はあの人なんだから(腕章をした営業マン)、あの人に相談してから動きなさいよ」
その後は、さすがにスムーズに事が運ぶようになった。
まぁ、本当は担当営業マンが事前に打ち合わせておくべき事柄なんだけれど、依頼者に不都合が生じている事に無頓着なスタッフの方がこの場合は悪いんじゃないかと。
食事中の他店の人たちとの歓談では、商売としての漢方薬の販売についてなど。色々と参考になる話を聞けた。
意外だったのは、オリジナルな名前の商品開発を望んでいる人が多かった事。
例えば、八味地黄丸(はちみじおうがん)を『ハルンケア』というような名称でパッケージングする事である。
私は何度かメールマガジンで、メーカー独自の名前で商品を指名され、中身は同じ漢方薬だと説明するのに苦労していると書いているのだが、要望している人たちの話だと、漢方薬の名前を覚えられてしまうと他の近いお店などで買うようになってしまうからとの事。
う~ん、そうかぁ。そういう問題もありますか。
いや、相談をメインに考えていたから、指名買いで来るような人の事は考えていなかった。
よそで買われるのは残念だけれど、お客さんが便利に購入できる店を見つけたのなら、それはそれで良いと思ってたし。
このあたりの、顧客の囲い込みが下手なところが、ウチが繁盛しない原因の1つかもしれぬ。
でもやっぱり私は、患者さんには漢方薬の中身まで理解してもらえた方が、患者さんのためにも良いんじゃないかと思う。
「○○の時にはコレ」と、決め打ちで薬を選ぶのは、ちと心配。
セミナーに使った部屋の片付けを終えた営業マンが遅れてやってきて、私の隣に着いた。ウチのお店の担当者でもある。
まずは私の方に日本酒を注いでもらってから、ビールを御返杯。
こんな儀礼的な事は本当は好きではないのだけれど、彼の上司である所長さんがいる手前、接待を「させないと」いけない。嫌だね、大人って(苦笑)
この営業マンさん、何度かテーブルマナーの事を訊いてくるので、てっきり営業トークかと思ったら、どうやら本当に知らないらしかった。
営業マンは様々な話題に対応できるように知識を広く知っておかなければならない。そして、知ってはいても相手が知っていそうな事はあえて質問して花を持たせる事で、相手を気持ち良くさせるというのが営業テクニック。
そう思っていたのだが、スタッフが皿を下げにきて、慌てて「まだ食べてますので」と断るので皿を見てみたら、ナイフとフォークが片側に揃えて皿に乗っていた。
一般的なテーブルマナーでは、「下げてください」という合図である。
食べている途中に下げられたくない時には、皿の上でナイフを右側にフォークを左側にハの字に開いて置くんですよと教えた。
偉く感謝されたが、もしかしてそこまでがこの人の営業テクニックなんじゃあるまいな。だとしたら凄いが。
まぁ私にしたって、テーブルマナーなんて人に教わりながら憶えてきて、未だに殻付きの海老だの、皮の取ってない果物だのが出てきたら困ってしまうから、分からない時には店員やスタッフに尋ねるのが一番。
テーブルマナーを知らない事は恥だとは思わない。
もし知らない事を論(あげつら)う人がいたら、下卑た人だと笑ってやるのが良かろう。
せっかく出席した会合なので、所長さんにお願いしてJPS製薬のホームページ担当者を紹介してもらった。
1つは、JPS製薬のホームページが他社と比べても情報量が少ないので、その充実をお願い。
JPS製薬でホームページを充実してくれれば、ウチのお店に商品の詳細情報を載せなくてもリンクで済むし(笑)
もう1つは、研究会のホームページの件。
実はJPS製薬のホームページとは別に、JPS製薬を取り扱っている店舗の研究会のホームページが先頃立ち上がったのだ。
そしてホームページの公開に先立って、取扱店のホームページをリンク登録しますという案内が機関誌であったのだが、後日「諸般の事情により掲載できなくなりました」という通知だけが知らされたのだ。
その“諸般の事情”というのがなんなのか確認したかった次第。
すると、理由は予想通り。
原沢製薬の営業マンから、某社(名前は秘す)でも取扱店のホームページへのリンクを張ろうとしたところ、掲載の順番で苦情が出て取りやめになったという話を聞いていたのだが、まさか本当にそんな事だとは。
それどころか、もっと呆れた意見も出たらしい。
曰く、「JPS製品を扱ってるお店が近所にもある事を知られてしまう」とか。
あのなぁ……。
あのなぁ。
あのなぁ!
なんだよ、それは凸(`、´X
ホームページを開設してるなら、とっくに検索エンジンにでも登録されてバレてるって=3
よしんばホームページ自体にはロボット検索拒否のタグを入れてあったって、地域情報のサイトには掲載されてたりするだろうよ。
お客さんが、より近いところや便利なところで買い物して何が悪いのか。
お客さんが来てくれなくなったとしたら、それは自分の営業上の責任だろうに。
ウチで扱ってるJPS製品なんか、ネットで検索すると安売りしているお店がいくらでも見つかるし。
特別な仕入れルートを使ってるのか、それとも大量入荷でオマケを付けてもらって、それを多売で値段に反映しているのか、ウチではとても太刀打ちできないのが現状。
それで健康相談と、遊びの企画と、このダラダラした日記で、違う方向性を模索しているところ。
ウチが苦労して営業活動しているのを、随分とお手軽な論理で苦情を出して邪魔してくれるなぁ。
あと他には、ホームページを持っていない会員店舗から、不公平だという意見も出ているらしい。
別にネットが普及してきたからといって、必ずしもホームページを開設しなきゃならない理由は無い。
あくまで営業戦略の1つとして考えれば、当然ホームページを開設しないという選択もある。
でも、自分が使わない手段を他の人たちが使ってるのがズルイってのは筋違いじゃないのか?
ウチがホームページを開設したのは、私自身が好きだからというのもあるが、商店街に人が通らないという切実かつ急迫的な状況に迫られているからだ。
人が通らなければ呼び込みもできない、チラシを配布するには印刷代も含めて1回ン万円もする。それでいて、チラシを見て来る人の確率はおよそ千人に1人程度。
いわば苦肉の策で取り入れた営業上の戦略の1つである。
もちろんリスクもある。変な輩にイヤガラセされたりするし(苦笑)
でも、経営努力してやってる事に「不公平」だと言われたって、それはただの言いがかりじゃないのかね。
ホームページを開設する以外の、アクティブな営業活動を考えて実行すれば良いではないか。
そして、同じ研究会の会員として情報を共有すればいい。実店舗でのノウハウと、ネット上の店舗のノウハウを共有できれば、有用な財産になるではないか。
まぁ、良く考えてみれば「会が1つ」である必要も無いかもしれんが(・_・)
JPS製薬の立場としては、研究会のホームページに関しては中立という事らしい。
だったら、なおさら研究会は研究会で改革しないと。
………役職を引き受けるのは避けたいなぁσ(^◇^;)。
なんか相変わらず外出先で腹を立てたりなんかして、自分から楽しくない出来事を増産しているような気もするものの、すっかり酔っ払って最終的には良い気分で帰宅。
さすがにアルコール類を片っ端から飲んだもんだから、家に着く頃には意識朦朧。
歯を磨いて、そのままグー(_ _)zzzzZZZZZZ
≪育児日記≫
今日は、母とお返しのもの快気祝いと内祝いとお中元まとめてやった。
次郎の面倒を見なかった訳じゃないからね。
ベッドに寝かせると泣くんだよねぇ。
だから今は、添い寝してるよ。
潰さないように気をつけます。(2004年6月27日 12:58)
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◆6月28日(月)/2004年◆
マックスファクターの営業マンが来訪。
夏の新製品について、あれやこれやと説明して仕入れ量を指示されるのだが、言う事ばかり聞いてたらジリ貧になってしまう。
もう少し地域性を考えた営業プランを練ってきて欲しい。
ウチは、デパート内の店舗ではないのだよ。
入荷量を絞りに絞って発注。
JPS製薬の営業マンが来店。
昨日のセミナーに参加した事のお礼を言われる。
美味しい物を食べられて良かったです(⌒▽⌒) 違うか(苦笑)
せっかく来てもらったので、仕入れられそうな物を探してピックアップ。
「いや、今日は挨拶に伺っただけですから」と言われた。
まぁまぁ、遠慮なさらずに。
注文して翌日には入荷してくれるものだから、在庫を多く抱えずに済んで助かってるし。
すると実は土曜日に発注した分があり、日曜日は会社が休みなので今日これから出荷される事に営業マンが気がついて、まだ出荷していないか確認してみますと車に急いで戻った。
というのも、1回の注文数が多い方が仕入値が安くなるのだ。
大幅な値引きをしている店舗では、その入荷量が桁違いなのではないかと思われる。
ウチみたいに、売り上げが少ないお店では、そんな事をしたら在庫を抱えて倒産してしまう。
車から戻ってくると、まだ出荷していないとの事で、今日の注文分を合わせれば、安くなるという。やたっ(⌒▽⌒)
それならばと、さらに販売見込みのある商品も注文した。
ちゃんと動いてくれる営業マンだと、こちらも応えてやりたくなるのだ。
子供が虫歯という事で、痛み止めを買いにお客さんが来店。
排膿散及湯(はいのうさんきゅうとう)を案内したが粉は飲めないという。
かといって、錠剤の方は日数で計算すれば割安だが、一時的に服用する物としては値段が、やや高い。
実際、この時にはお客さんには「あら、高いのねぇ」と言われた。
ところが、錠剤の方をアッサリと買っていかれて少しビックリ。
「自分のためには買わなくても、子供のためには買うからいいのよ」とお母ん。
そういうものなんですか(笑)
NHKが、放送総局にアニメーション室を新設し、専従スタッフを置く事で、アニメ番組の取り組みに本腰を入れるというニュース。
それは結構な事である。
かつてガイナックスが『不思議の海のナディア』を手がけた時には、あまりに予算をケチるので次第に作画のクオリティーが落ち、ついには監督と中心スタッフが自腹を切って金を工面して仕上げたという逸話がある。
http://www.gainax.co.jp/ http://www3.nhk.or.jp/anime/nadia/
しかし、その初代室長に起用されたのが浅野加寿子氏というので不安大( ̄▽ ̄|||
というのも、浅野氏は大河ドラマ『利家とまつ』や、朝の連続テレビ小説『あぐり』などを手がけた手腕が買われたとの事だが、この人は演出を無視したテロップをつける事で有名な“テロップ魔”なのだ。
『利家とまつ』でも、毎回毎回、最終回まで『前田利家』とか『まつ』というように、「見てればわかるっちゅーねん!」というくらいテロップをつけてた人なのだ。
最近だと、アニメの『火の鳥』でもやってくれた。
最終回で「トリガー」というセリフがあったシーンで、「トリガー=引き金」なんてテロップを付けて台無しにしやがった。
演出を無視した不自然な表示だったので、編集作業も終わった後に急に指示が出されたのは明らか。
ガイナックスなんか、テロップはもちろん“ポケモン事件”以来表示されるようになったテレビの画面を見るさいの注意書きさえも、演出の一部として表示するという凝った事をしてるのに。
輪をかけて心配なのが、インタビューに答えた浅野氏のコメント。
「国際的に評価の高い日本のアニメは、今や、国家の財産。国もアニメ産業への支援策を打ち出している中で、NHKも基幹的な番組ソフトの1つとして力を入れたい。そのためには、マニア向けではない、ディズニーのような多くの人に夢を与える番組を作らなくては」
この人、海外で評価された日本のアニメがどんな物か知らず、ディズニー作品も碌に観ていない事が、この短いコメントの中に集約されている。
海外で国際的な評価を得てきた作品群は、日本でのヒットに関係無い作品が起爆剤になった。
手塚治虫氏が白黒時代に早くも『鉄腕アトム』を海外に売り込んではいたが、残念ながらそれらは大成功とは言えなかった。
むしろ、大友克弘氏の『AKIRA』や押井守氏の『攻殻機動隊』のような国内ではマニア向けと捉えられるような作品が突破口になったからこそ、日本のアニメは海外に販路を拡大できたのだ。
そして、ディズニーは人に夢を与える作品を作り続けてきた訳ではない。
歴史の中では、露骨に戦意高揚や国威発揚のアニメ作品を作ってきたし、実写作品においては『パール・ハーバー』のような愚作も作ってきた。
最近でも、マイケル=ムーア監督の『華氏911』が反政府的という理由でディズニー社に配給を断られた件を知らない訳ではなかろう。(ディズニー側は、公けにはあくまで作品が「政治的に過ぎる」という理由を示している)
近年のディズニーアニメが、一見すると人に夢を与えるように見えるのは、今もってなお「アニメは子供のモノ」という意識が根強く、単に大人世界の汚れた部分を直接的に見せないという事にしか過ぎない。
アメリカのテレビアニメでも『スーパーマン』や『スパイダーマン』などでは、重厚な人間ドラマを見せてくれるから、現在ではむしろディズニーアニメが特殊なのだとも考えられる。
なんだか浅野氏の言っている事は、「世界に日本が文化的に進出するためには、和服をやめて西洋風のオシャレをしなければ」と明治時代の先進的とされる人たちのようである。
それで良い事もあるかもしれないが、失うモノの大きさについても考えを至らせてもらいたい。
あと余談だけれど、今や“世界の宮崎”と称される宮崎駿氏は昔から「ディズニーアニメは嫌いだ」って言ってるんですけど。浅野氏は知らないのかな(笑)
『千と千尋の神隠し』が金熊賞を受賞した時に、宮崎氏がなんで行かなかったのか考えてみ( ̄▽ ̄)
来月の4日から始まる『アガサ・クリスティーの名探偵ポワロとマープル』を手がけるそうだけれど………、やっぱり不安だ。
だって、こんな事まで言ってるんだもの。
「視聴者に分かりやすく、感動的で良質なエンターテインメントに作り上げる」 分かりやすくはいいけどさ、作品を台無しにするのはやめて~(/_;)
≪育児日記≫
今日は、眠い~よ。
昨日から、次郎と添い寝してて潰さないようにと、気を使いすぎて熟睡できないよん。
次郎は、なんか安心してるようであんまり泣かなくなったけど。やはり1人でベッドで寝るのが寂しかったのかな?
でも、私は眠いんだけど。
また、埼玉帰ったら次郎をよろしくね。
少しは、成長してると思うからさ。(2004年6月28日 10:58)
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☆締切:2004年7月10日から3日間
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また、筆者が思った事や感じた事を率直に書いている事柄に関しましては、反証可能な事実誤認以外の訂正には応じられません。
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