「なんと見事な竜頭蛇尾」(褒め言葉)
見る前に「諦めてる」という自分の態度もどうかと思うが、それが効を奏したのか、全体としては満足。
満足どころか、「映画を見た」という感じで満腹して、もうお腹いっぱい食べられられませんというところに、「第一部完」の字幕が出て、こっちはゲップが出そうだった。
今度は地面でもなく海でもなく氷を割ってのヤマトの発進シーンがカッコイイのも良かったが、圧巻はなんといっても艦隊戦。
近くにブラックホールが近くにあるからなのか、それとも素で考えてないのか、まるで重力があるかのような戦闘シーンが展開される。
何しろ、破壊された艦体の残骸が放物線を描いて落下するのだから。
だが、それがイイ。
戦艦だもの、重さを感じさせてくれなければ。
同じく、飛び回る戦闘機も、まるでレシプロ機のような鈍重な動きで、昨今のアニメ作品にありがちな、目にも留まらぬ空中戦などではないのが映像としての迫力を増してくれる。
しかしなんだ、「受け」は継承してるのに、「愛」は足りなかったかも。