中学生と高校生の子供のニキビ治療のためにと、薬用洗顔を買いにいらしたお客様に、洗顔し過ぎて皮膚のバリヤーにもなる皮脂を取り除き過ぎないように、お話した。
結構、皆さん洗顔料を手で伸ばすだけで、良く泡立てる事をしてないようで。
実のところ、良く泡立てればその泡に汚れが纏わり付いて、汚れを落とす事ができるから、高い薬用洗顔を使わずに普通の石鹸でも充分なはずなんだけど。
『排膿散及湯』が置いてあればお勧めするんだけど、今のところジェーピーエス製薬とか一部のメーカーに限られていて、入荷ルートが無いんだよなぁ。
とあるメーカーの人に聞いた話じゃ、いったん商品を引っ込めてしまったメーカーは、かつての効能じゃ許可が取れなくて再販できないんだとか。
確かに、漢方薬の効能書きを見ると、一見すると繋がりが分からない物があるしねぇ。
『柴胡桂枝湯』なんか、効能範囲が広すぎて、どんだけ万能なんだよと思うもの(苦笑)
風邪の置き薬を買いたいというお客様に共通しているのは、いわゆる「総合かぜ薬」なんだけど、私の私見では総合よりも症状にピンポイントでアタックした方が、回復が早いように思う。
そんな訳で、熱かぜ向けの『ルルアタックFX』と、喉かぜ向けの『ルルアタックEX』を勧めた。
今まで熱かぜの方が多かった気がするとのことで、今回はFXのみをお買い上げ。
チッ(・д・)←マテ
『葛根湯』をレジに持ってきたお客様に症状を尋ねると、喉が痛いという。
喉が痛む時には、上半身を温める『葛根湯』を単独で使うより、『駆風解毒湯』か『桔梗湯』との併用が望ましい。
もしくは、単独の漢方薬なら『銀翹散』を。
しかも今回は、のどの痛みの他に風邪の兆候と思われる頭痛や寒気といった症状は無く、のどに乾燥感があるそうなので『麦門冬湯』かもと思った。
その辺りのお話もして、『葛根湯』と『駆風解毒湯』の組み合わせで、お買い上げ頂いた。
AGENT: Mozilla/5.0 (Windows NT 5.1) AppleWebKit/537.36 (KHTML, like Gecko) Chrome/28.0.1500.95 Safari/537.36 SE 2.X MetaSr 1.0
葛根湯の話題2つ( ^_^ )
江戸時代、藪(ヤブ)医者のことを葛根湯医者とよんだそうです。裏をかえせば、それだけ適応範囲が広いこと。葛根湯の使い勝手を知っている名医なのかも。
これも江戸時代、葛根湯はお乳の出を良くするので、授乳期のお母さんがのんでいたそうです。乳腺炎の予防にもなり、うなずけますね。
おそまつでした-_-|||
AGENT: Mozilla/5.0 (Windows NT 6.1; WOW64) AppleWebKit/537.36 (KHTML, like Gecko) Chrome/36.0.1985.49 Safari/537.36
落語で聞いたことあります。
「大変だ、大工が屋根から落ちた」
「よし、葛根湯だ」
という(笑)
乳腺炎の予防にも使えるのは、忘れがちφ(..)