痛むところが患部とは限らない

 脹脛(ふくらはぎ)のサポーターを購入されたお客様から、肉離れの相談をされた。
 月に1回ほどフットサルをすると起きるとの事で、初日は冷やして後は温めるように案内したものの、症状の度合いによってはリハビリが必要にもなるから、専門医にも相談するようにお話した。
 正直、あまり知らない分野だし(;´・ω・)
 半身浴や、親指の付け根を脹脛から足首に向けて滑らせる優しいマッサージも良いようだけど、素人のマッサージはかえって悪化させるから、あまりおすすめは出来ない。
 あと、心臓が普通の人より弱いというケースも考えられる。
 これは病気という事ではなくて、足の早い人と遅い人がいるのと同じ程度に、やはり心臓の強い弱いがあり、心臓への負荷が足への負荷として現れて、その負荷を痛みと感じていたりする。
 痛むところが患部とは限らないため、注意が必要。
 というお話を、どこまでして良いものか迷う。
 不用意に脅かしてもなんだし、かといって症状を軽視して重大な疾患を見逃してもいけないし。
 残念ながら、法的にも技量的にもドラッグストアの店頭で診察はできないので、「酷くなったら病院へ」ではなく「まず病院に行って状況の把握」と考えていただくのが最善です。
 『パブロン鼻炎薬』が高血圧でも大丈夫かと、『パンシロン』との飲み合わせについて質問されたけど、適切に答えられなかった。
 うえええぇぇぇん。・゚・(ノД`)・゚・。
 いや、『パブロン鼻炎薬』の成分が血圧を上昇させるのは確かなんだけど、一口に「高血圧」と言っても、上と下の値の幅が狭い高血圧と、値の幅が広い高血圧とでは違うので、値を覚えてないのでは答えようが無くて……。
 飲み合わせも、今回の薬では問題無いものの、論理的かつ分かりやすい回答というのが頭の中で組み立てられず、なんだか分かりにくい感じの説明になってしまった………。
 ショボーン(´・ω・`)
 疲労と頭痛の相談でいらした客様。
 事務職で、こめかみが痛くなる事があるそうなので、『釣藤散』をご案内した。
 ただ、今日のところは頭痛は無く、生理時に疲労しやすくて胃も不調になるというお話から、当帰が入っている『キューピーコーワゴールドαプラス』を勧めてお買い上げ頂いた。
 病院で薬を処方された際に、薬局からお薬手帳を渡されているというので、市販で購入した薬の成分表示を、お薬手帳に記録して、処方薬と一元管理するようお話した。
 今日までにと、上司から指定されていた作業が終わらない。
 一人体制で接客応対してたら、マルチタスクなんて絶対無理(>_<)  いや、かなり早い段階で着手はしていたんだけど、一つに集中すると他の作業が滞って、じゃあってんで1日の中で各作業を分散対応したら、全部が遅れるという事態になって……。  自分の処理能力の遅さは認めますが、なんか頑張って処理しちゃうのもマズイ気がヒシヒシとしてくる今日この頃。  だって、もし無理して頑張って「完了!!」してしまったら、現在のマンパワーで事足りると勘違いされてしまうんじゃないか。  一人体制のローテーションなんて、一人が倒れたら破綻してしまうもの。  破綻回避のためには、人員の増強を早期に図ってもらわないと。

以下の記事も読まれています。


 
登録販売者から一言 壱の巻 登録販売者から一言 肆の巻「おくすり手帳と個人情報の使い方」 市販薬購入前チェックシート