忘れてるかもしれませんが、風邪は死ぬ病気です

 風邪の相談を受けたので、いつからかを確認すると昨日から悪寒を感じて微熱があるという。
 すでに『葛根湯』の適応時期は過ぎていると判断し、『麻黄湯』を勧めた。
 また、授乳中の奥様の風邪の予防も相談された。
 自分の風邪が移る可能性を考えてのことだろう。
 頭が重い気がしたり、悪寒を感じたら早いタイミングで『葛根湯』を服用する事と、ここのところの暑さで体力が低下するのを防ぐために『柴胡桂枝湯』を予防に使う方法を案内した。
 中学生の息子さんの相談で、お客様が来店。
 主訴は喉の痛みと微熱らしく、昨日は鼻水が出ていたものの今日は出ていないという。
 学校に行ってしまったというのが心配。
 学校には、「皆勤賞」とかいう悪しき風習がありがちとはいえ、風邪を甘く見ないで欲しい。
 風邪は、死ぬ病気ですからね。
 しかも、他人に感染する。
 クラスメイトは大丈夫かもしれないけど、そのクラスメイトの家には赤ん坊が居るかもしれないんですよ?
 本人だけならともかく、人を巻き込んじゃいけません。
 まぁ、言わなかったけど(^_^;)
 今回は現代薬を希望されたので、『コルゲンコーワIB錠TX』を案内した。
 栄養剤も希望され、不要だとは思ったものの、お客様の要望に応えるのも小売業の役割だったりもするから、喉の症状に効果が期待できる『HP新ヒストミンゴールド』を勧めて、お買い上げ頂いた。
 でも、栄養剤を体内で処理するのにもエネルギーを使って、それが風邪を治す邪魔になったりするから、よほど普段から偏食しているとかの事情が無ければ、やっぱり不要だと思う。
 お客様には、本人に食欲があっても、普通の食事ではなく消化の良い物にするよう、お話した。
 理由は、同じく食べた物の消化にエネルギーを消費するから。

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