自分の見立てと患者さんの要望

 やや高齢のお客様が、微熱と喉の痛みを訴えて来店。
 37度ほどで、今朝からの症状とのこと。
 喉の痛みがあるため『ルルアタックEX』を勧めたけど、発熱の方を心配していたため『ルルアタックFX』に変更した。
 こういう時、自分の見立てを優先するか、患者さんの要望を優先するか迷うところ。
 お客様の要望を優先するのが客商売の基本でもあるものの、本来のお客様の要望が病気を治す、あるいは症状を軽減する事にあると考えると、ある意味お客様を説得しなければならない場面もある。
 その匙加減が難しいところ。
 自分の見立てに絶対の自信があれば良いんだけど、そんなモノ有る訳も無く……(´・ω・`)
 なので、別なアドバイスでフォロー。
 今回の場合は、食欲はあるようだけど、もう消化に良い食事に切り替えて体への負担を軽減するように、お話した。
 喉と胃は直通だから、胃の働きが低下するのは自明の理。

 口内炎という事で、『口内炎パッチ大正A』を購入されたお客様に、原因として胃の不具合が考えられる事を説明したところ、口内炎と胃の不具合が関係する事を、知らない様子だった。
 当然、「知っている」という人もいるので、伝え方を誤ると怒らせてしまうケースも有り、これまた難しかったり。
 私なんて、口下手で人見知りでコミュ障だから、ハードルが高くて困る(;´Д`)
 口内炎を繰り返す場合は、神経性胃炎の『半夏瀉心湯』が適応する可能性がりますと紹介した。

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