奥さんが病院に行きたいというので起こされ、次郎を預けられてしまった。
今日は、『第15回日本トンデモ本大賞』に行くんだがな。
http://www.togakkai.com/
それも、12時にI氏と待ち合わせもしている。
できれば早めに行って、会場近くのマクドナルドで昼食を済ませたいのに。
次郎の方は、遊んでくれとせがんできて、ミニカーを走らせろ、絵本を開けと、人の使い方が上手くなってきていて疲れた。
さすがに、もう出ないと遅刻する。
奥さんにメールすると、診察が終わって処方箋が発行されるのに時間がかかってるらしい。
待ちきれず、とりあえず次郎を薬局のお母んに預かってもらった。
処方箋を貰ったというメールが奥さんから来たので、薬局に行くように返信した。
私の方は、急げや急げで駅に向かった。
I氏には、「予定通り遅れます」とメール。
普段使わない地下鉄の乗り換えに迷いつつ、なんとか会場の千代田区公会堂の近くへ浮上。
I氏にメールを送ると本屋にいるとの事だったので本屋に行ってみたら、すでに会場に移動したというメールが入った。
ありゃん。
まぁ、確かにもう開場時間直前なのだ。
悠長に昼食を摂る事はできず、さりとて会場に食べ物が無いのは分かってるため、マクドナルドでテイクアウト。
会場前に行くと、I氏が待っていた。
遅れてすみません。
昨年までは、会場の外にズラリと客を並ばせていたのだが、会場か警察側から注意を受けたのか、会館の中の階段に並ばせている模様。
受付は上のホールの階だ。
しかし、1階の入口で『と学会年鑑GREEN』を販売していた。
ついこの間、『と学会年鑑YELLOW』が出たばかりなのに。
今日買うか迷っていたら、I氏はもう購入したという。
そして本の間には、著者の1人のサインカードが挟まっていたとの事。
販売しているスタッフの話では、ランダムで挟んであるそうな。
これは買っておかないと。
しかし、まさかこれを“大人買い”はできないよなぁ(笑)
で、手に取ってお会計を済ませたらスタッフが誰のサインが挟まっていたか、ちょっと見せて下さいと。
もちろん私も早く確かめたい。
なんと入っていたのは、藤倉珊氏のサイン。
「おおっ、スゴイですねぇ」とスタッフに言われる。
買った人全員に言ってるんじゃないかとも思うが(苦笑)
でもこれは確かに嬉しい。
今はもう運営委員からは退いていらっしゃるが、「著者の意図と違うところで楽しめる」という“トンデモ本”の概念を提唱し、と学会発足のキッカケを作った人である。
ここのところトラブル続きで嫌な思いもしていて、これは嬉しい。
運に回復の兆しかなどと本気で思う。
いったんエレベーターでホールのある最上階に案内され、そこから入場待ちの列に並ぶために延々と階段を下りていく。
きっと下から上がっていった方が楽で早かった。
開場時間までにマクドナルドを立ったまま食べておくかなと思ったものの、列はすぐに動き出した。
上で待ってれば………(以下略)。
受付でチケット代わりの郵便振替用紙の控えを出し、出入り自由になるバッヂを渡される。
ロビーは狭いため、そのまま場内へ。
なんかスクリーンに変な映像が映っていた。
ゲームの場面のようなのだが、聞こえてくるセリフや画面の字幕が変。
妙に、日本のアニメや漫画、特撮作品からの引用などが多く、先に入っていた客からは何度も笑い声が。
後で山本弘会長が日本版を監修したオーストラリアのテレビゲーム、『Destroy AllHUmans!』だという案内があった。
内容は、プレイヤーが宇宙人になって地球人を皆殺しにしていくんだそうな。
国内での発売元は『SEGA』。
うーん、馬鹿馬鹿しいゲームを引っ張ってきたもんだ(笑)
で、なんでアニメや特撮のセリフがいっぱいかというと、元のセリフを直訳しても向こうでしか通じないような内容のため、セリフをごっそり変える事に決まり、山本氏に白羽の矢が立ったんだとか。
立てた人も立てた人だ(苦笑)
ただ、発売までに漕ぎつけるのに一つ障害があるという。
それは何かというと、団体名は忘れたが、ゲームのレーティング(年齢制限)の決定に当たって、「特定の団体を誹謗中傷している」と言われてるらしい。
特に、共産主義者を悪く言ってると。
作中で笑いの対象にされてるのは、右も左も真ん中も無いという感じなんだけどなぁ。
発売が楽しみ。
って、ゲーム機は1台も持ってないんだけどね。
開演までにロビーでマクドナルドを立ったまま食べていたら、真後ろに唐沢俊一氏がいらして挨拶。
なんだかミットモナイ(・_・;)
物販コーナーでは、と学会のロゴマークの入った扇子やアーカイブなどが売っていた。
覗きたいけど、今覗くと全部買ってしまいそうなので、次の休憩までガマンしておく。
いよいよ開演時間になり、司会の立川談之助師匠と開田あや氏が現れた。
「師匠」と呼ぶのは同じ落語界の人だけで、一般の人は「さん」付けや呼び捨てで構わないという話もあるけれど、師匠で。
それぞれコスプレをしており、談之助師匠はグレイのお面をかぶり、あや氏は黒い後光を背負ったフラットウッド・モンスター。
タイムキーパーの声ちゃんは、胸の部分が窓、スカートが外周部分という円盤のコスプレでクルクル回りながら登場して大ウケ。
さすがにお面は苦しくて脱いだ談之助師匠、噺家らしく喋りは上手い。
でも、司会は向かないかも。
どうしても小ネタを入れていき、どうもアドリブもバンバンやってしまうらしく、あや氏との息が合っていなかった。
最初のコーナーは、『と大学東京』のデモンストレーション。
取るトンデモから、育てるトンデモをと大学の講義風に。
1時限目は、本物の大学教授にして中国文学を専門にしている明木茂夫氏による「『萌え』って中国語でどう訳すんですかぁー?」というもの。
『新世紀エヴァンゲリオン』の漫画版で、日本語の書き文字「バーカ」が、濁点を消して線を書き足してそのまま中国語で同じ意味になるように工夫されているページなどが紹介された。
ツカミの上手い先生である。
そして本題は、『電車男』の上海版と台湾版の比較。
同じ中国語に翻訳されたものでも、訳者が違うと、どれほど違うかという事を、面白く、そして興味深く教わった。
明木氏が、翻訳とは言葉を訳すのではなく、文化を訳す事だというような主旨のことを述べていたのが印象深い。
そもそもなんで『電車男』を取り上げたかというと、いわゆる“2ちゃんねる用語”をどう訳すのか、例えば中国語ではなく英語に訳すにしても「逝ってよし」なんてどうするのか、というような事を研究するのに適しているからだそうだ。
で、比較してみると、その訳の違いに『電車男』には興味無かったものの、1人でハマッてしまったとか。
例えば、原版ではアスキーアートがふんだんに使われていて、その部分はいじりようが無いため、そのまま載っていたりするのだが、原版で発言者が遊んだであろう「キターッ」が『ゲゲゲの鬼太郎』の顔になっていた部分、台湾版はちゃんと「来た」という意味になっているのに、上海版では「来たであろう」と推測の言葉になっている。
おそらく上海版の訳者は『ゲゲゲの鬼太郎』が分からず、「キタロウ」を「来たであろう」と勘違いしてしまったのだと明木氏。
他に、「ロリは買ってないけどさ」という部分、上海版は「ロリ」の意味が分からなくて固有名詞として扱っているのに対して、台湾版では「恋童」という字を当てているというのには、「へぇ」と頷いてしまった。
客席からも笑いより「おお~っ」という感心の声が上がる。
そこに唐沢氏から質問が入り、「男の子と女の子の区別は?」というのには、「ありません」という回答。
ロリコンもショタコンも“恋童”と。
勉強になるなぁ。
なんの役にも立たないけど。
明木氏は上海版も頑張っているとは言っていたが、とにかく台湾版はセンスが良いと次々と特徴的な部分を紹介。
特に、パソコン用語とオタク用語に詳しいんだこれが(笑)
詳細な注釈が幾つもあって。
原版で「もう疲れたよパトラッシュ……」とあれば台湾版では「漫画の瀕死の時の台詞。パトラッシュは一匹の犬である。」と解説されていて、上海版ではパトラッシュの名前は出てこなくて「私はとても疲れた」となってるだけとか。
原版の「今すぐ電話すんの?えdrftgyふじこlp」は、ローマ字入力でキーボードの二列目と三列目を交互に打つ事で慌てふためいている様子を表しているのだが、これを上海版は“文字化け”とだけ注釈を付けていて、台湾版は詳細に解説した上で、「但し、日本語と中国語ではキーボードが異なる。」とまで解説している。
この部分なんか明木氏は、「ここまで解説する必要は無いんです。上海版で充分なんです。でも、解説せずにはいられなかったんでしょうね」と言っていた。
一方で盛り上がる一つのシーンである、原版の「言え良く」が実は彼女の「家行く」の変換ミスと分かるところでは、上海版が日本語では発音が同じだと解説しているのだけれど、台湾版では逆に解説せずに中国語で「家に行く」と同じ発音になる別な漢字を当てて原版と同じ演出をしており、読者の流れを止めないように工夫されていたり。
これが先の、翻訳の抜群のセンスの良さ。
もう1時限目だけで充分に楽しんだ気になってしまった。
続く2時限目は、古代史研究家の原田実氏による『古代史資料の“製作”実務編』というもの。
古代史資料を作るのか(笑)
いや、考えた事あるよ。
古代史ではないけど、漫画の『るろうに剣心』の主人公、“人切り抜刀斎”が実在したという資料を作って古本業界に流せないかなとか( ̄▽ ̄)
テキストは、『東日流外三郡誌』。
東北の歴史と天皇家の系譜と世界の歴史が、ゴチャ混ぜになった奇書である。
ありえない話を作って果たして信じてもらえるのか。
「ありえない物があるからありがたいんです」と原田氏。
そして、まず必要な事は、事前の根回しだと。
例えば『東日流外三郡誌』の発見者とされる和田喜八郎氏は、地元の郷土史家の所に通って資料の整理をしていたそうである。
そうやって人脈と信用を作っていくのだ。
すると古文書などを村興しのために欲しいと思っている自治体は多いから、売り込みやすくなる、つまり作った資料を持ち込みやすくなる。
次に必要なのは、有名人を利用する事。
マスコミが興味を持ってくれればしめたもので、政治家でも俳優でも有名な人が来たら、写真を撮っておく。
その写真を使えば、信用度がグッとあがるという訳で(笑)
『東日流外三郡誌』の関係記事では、安部普三官房長官のお父さん安倍晋太郎氏の姿が。
箔がつくんだろうなぁ、やっぱり。
それから、細かい辻褄合わせは必要無いとの事。
さっきの有名人の中には大学教授も含まれるが、怖れる事はありませんと心強い。
何故なら、興味を持った時点でその大学教授はカモ候補だから(笑)
そして辻褄が合わないようではゲームのシナリオなんかでは失格だけれど、古文書ならば、そこに何か秘密があるはずだと裏を読み、勝手に考えてくれるから心配が要らないという次第。
むしろ、謎は残しておかなくてはいけないのだ。
それから、物理的に重要な事。
これは、怖いぞ~。
和田氏は天井裏から古文書を発見したとしているのだが、その家には中二階があり、和田氏はそこに篭っていたという。
問題は、中二階からトイレは反対側にあり、この中二階には刺激臭のする液体が入っているペットボトルが大量に転がっていた点。
まず、中身は「間違いない」だろうと。
じゃあ、なんでそれが重要かというと、紙を古めかしく加工するのには尿が適しているそうなのだ。
骨董屋の間では有名な方法らしい。
そして、最後に大事な警告というか忠告というかアドバイスがなされた。
和田氏は晩年は借金と偽作者の汚名を着せられて不遇のうちに亡くなった。
『ダ・ヴィンチコード』も、元の話をでっち上げた人物よりも、それをネタにして小説を書いたダン=ブラウンの方が稼いでしまった。
だから、古文書を作って儲けようというのはお勧めしませんと。
唐沢氏が最後に、「古文書を研究する人はよく手を洗えという事ですね」とオチを付けて爆笑。
最後の時間は美術として、IPPAN氏による変な漫画の紹介。
IPPAN氏は、プロレスラーのような覆面を被っての登場だった。
『満天にぎり 月太郎』という作品が紹介されるのだが、どういう内容かというと、一応はタイトルが現しているのだが、内向的で気の弱い狼 月太郎という寿司職人が、満月を見ると人が代わって名人になるお話。
つまり、美味い寿司は満月の夜にしか握れないと(笑)
しかし、面白いのは別なところにあった。
しかも、ものすごく下品な。
ある時、武蔵坊弁慶の格好をした寿司職人が道場破りのように乗り込んできて、勝負を挑まれる。
最初は店の娘が相手をするのだが負けてしまい、看板を持っていかないでくれと懇願し、「何でもいうことをききます」と言うと、その弁慶は「じゃあワシの物を握ってくれ」と下半身を丸出しに。
もう場内は、ドッカンドッカンの笑いに包まれた。
で、主人公の月太郎が助けに入り勝負をするのだが、普通なら味で勝敗が決まると思ったら、審判役(?)をつとめる男が弁慶に、「この勝負は月太郎の勝ちだ」といきなり断言。
理由は、「自分のムスコを握った手で作った寿司が食えるか」と。
おーーーーーーーーーーーーーい(笑)
爆笑と拍手の嵐。
他に、『子連れ狼』で有名な小島剛夕先生が描いたというSF作品も紹介された。
題名をメモし損なってしまったのだが、1978年の『スターウォーズ』ブームの頃に描かれた作品だそうだ。
どういうお話かというと、核戦争が起き、人類が人類を食い合うという荒廃した世界になってしまう。
ある男女などはセックスをしては子供を生み、その子供を食べて生き延びているという恐ろしい描写。
「男でも女でもどっちでもいい」
普通は、健やかな子供が生まれればどっちでもいいという意味の台詞が、ここでは食べられればどっちでもいいと。
さすがだ、小島先生。
で、この生まれた女の子が少年少女のグループに助けられ、物語の中心になっていくようである。
しかし核戦争後の荒廃した世界だけではSFにならないと思ったのか、途中で路線変更して宇宙人が出てくる。
ところが、そこは『子連れ狼』の小島先生、なんと宇宙人たちは日本の戦国時代か江戸時代を模して現れる。
IPPAN氏の説明では、宇宙人たちは地球人を研究して、地球に生活するのに適した姿と文化を参考にしたと作中で説明されているらしい。
でも、小島先生が描くのに適していたのだろうとツッコミが(笑)
それから、漫画ではなく紙芝居で『にちゃん』という作品を紹介された。
2チャンネルとは関係無い模様(笑)
ある日、男の子の家に親が女の子を連れてきて、女の子の首が取れたりして驚くという内容で、オチは実はロボットだったと。
母親は言い忘れてたわとアッサリ。
そんな大事なことを忘れるなよ(笑)
IPPAN氏、「この女の子、眼鏡をかけていて“眼鏡っ子”でロボットなんですよね」と言っていたけれど、続けて「でも萌えないですよね」と。
萌えないのは、古い絵柄というだけではないよなぁ(苦笑)
ここで10分間の休憩。
前は、このまま休憩なんか無くて、そのまま本題の対象候補作品の紹介に移っていたはず。
やっぱり休憩がある方が助かる。
しかし、今回は今までになく女性の参加者が増えてるように思え、なんだか女性用トイレは大変なようだった。
いよいよ、対象候補作品が山本弘会長から紹介される。
そうそう、山本会長、今年は服装が違った。
あれが、“会長の衣装”ではなかったのね(笑)
それと、昨年のこのイベントで「一年半前に角川書店に預けた原稿の本が、まだ発売されてません」と言っていたのに、実は「まだ出ていません」と。
で、担当の編集者が会場の物販コーナーにいるので、早く出してくれるように言って下さいとの事(笑)
最初に紹介されたエントリー作品は、その角川書店の元社長である、角川春樹氏の著書『わが闘争』(イーストプレス刊)だった。
タイトルだけで会場は爆笑。
メディアミックス戦略や文庫本ブームは、この人が作ったようなもんですからという話から。
で、「彼は天才です。紙一重で天才です」と(笑)
内容にも触れるのだけれど、各章のタイトルを見るだけでも内容の凄さが分かるというスゴイ本。
「お返しと仕返しはお早めに」
「俺の前に敵はない」
「俺は神である」
「はじめてのUFO体験」
「おれは歩く神社である」
祭られる側の神であり、祭る側の神社でもあると言うんだから、おそらく信者も自分であろう。
他に、「売れない著者は著者じゃない」というタイトルの章もあり、これは小説家でもある山本会長は苦笑しながら解説していた。
UFO体験はやっぱり面白く、社長になって33歳の時に男子トイレの窓を開けるようにと直接頭に声が聞こえて、窓を開けると後楽園球場(現・東京ドーム球場)の上空に見えたという。
そして、社員を呼んで10数人が見たのに、ニュースにならなかったのを不思議に思ったようだ。
社長が「あそこにUFOが見えるぞ」と言ったら、あまり「見えません」と言える勇気のある社員はいないのではないかと山本会長。
なんか、『REX 恐竜物語』の撮影中に起きたという話を思い出した。
撮影中に角川氏がUFOが飛んでると言い出してスタッフが困惑していると、主演の安達祐実(当時12歳)が「見えます」と答えたんだとか。
初めての主演映画で、天才子役と云われた安達祐実が、やはり才女だったと語り草になってるエピソードである。
舞台上には他の運営委員の人たちもおり、そのほとんどが作家でもあるため角川書店とは幾つかエピソードがあるらしく、それらは本の内容をことごとく補強していた(笑)
例えば、出版を予定していた本が角川氏の逮捕により、入ってる間にお家騒動を防ぐため角川氏子飼いの社員以外が一斉に首を切られたため、出版の話が無くなってしまったとか。
ちなみに、年内に逮捕されるからという事で、翌年のおせち料理を角川家では用意してなかったら年を越してしまい、その年の正月はコンビニのおせちで過ごしたなんて話も出た。
なんにしても営業力は凄い人のようで、今回の著書の中でも刑務所を出た直後に印刷会社に電話して、現金で払うから印刷代を5%まけるように交渉したという事が自慢げに語られていた。
もはや原稿の押売り(笑)
続く作品は、『姓名の暗号』(幻冬舎刊)という姓名判断の本。
この本が凡百の似た本と決定的に違うところは、名前というのは遺伝子に刻まれていて、親などが自分で考えたように思っても、実は生まれる前から名前は決まっており、名前を見ればその人が長男だとか次女だとかのプロフィールまで分かるとしている素晴らしい論理展開。
狼に育てられたとする狼少女が長生きできなかったのは、名前を付けなかったからだという話を持ち出してくるのだが、遺伝子に組み込まれてるなら、発見者が自然に名前を付けようとするはずじゃないんか?
などと疑問は尽きない。
そして一番興味のある、じゃあ有名人なんかで公表されているプロフィールとの整合性はどうなのかっていうと、合わない場合はプロフィールの方が間違えてるんだと(笑)
試しに山本会長が自分でやってみたところ、自分と実の兄が両方とも次男という結果になったそう。
「本当に第一子なのでしょうか。もしかすると母親が流産したり、父親が別な女性に産ませていたかもしれないのです」というくだりが紹介され、会場は爆笑、私は苦笑。
ちにみに、ぺ・ヨンジュンは公式には長男となっているけれど、著者によると本当は兄が二人いるはずなんだそうだ。
カタカナで判断したみたいだけど、いいのかそれで(笑)?
ところで、この理論だと改名した場合はどうなるのか。
ちゃんとそれにも触れていて、改名してから運命が変わるまで9年かかるという。
なんだ、変わるんじゃん。
「改名は遺伝子操作なんですかね」と山本会長。
さらに、この著者の論理は商品の名前にも及んで、中には『世界の中心で、愛をさけぶ』なんて小説作品まで出てきたり。
これなんか、点は一画に数えるのかどうかと山本会長は悩んでいらした。
皆神龍太郎氏はコメントで、足裏占いというものを受けてみた事があるという話を。
これもおかしくて、足の裏を見るとその人の住んでいる家の相も分かると言われたんだそうな。
だったら、足の裏をバキバキバキと揉んでもらうと、家の方がガタガタガタと形を変えるんだろうかと(笑)
次の本は、『量子ファイナンス工学入門』(日科技連刊)という本。
これまた無茶な本で、経済を物理学で解説している。
著者は、三菱銀行の社員で部長クラスにまでなり、立教大学の教授に就いた人らしい。
で、経済と物理がどう関係するかというと、一例としては、ニュートン力学では、放り投げられた物体は放物線を描いて落下する訳だが、これを株価の変動に当てはめるとか。
「月面じゃ、株価はゆっくり動くんですかね」と山本会長。
他に、株価の速度を計算していたり。
株価の速度ってなんだ。
そう思ったら、アインシュタインの相対性理論では光の速度は秒速30万kmなので、株価の速度はそれよりもはるかに遅いと解説されていた。
えっと……、ワカリマセン(^_^;)
陽電子なんて物まで出てきて、陽電子を使えば過去に通信する事も可能ではないかと云われており、タイムマシンの研究でも課題の一つとして語られるものの、それが経済とどんな関係がというと、そう、それを利用すれば終値を早く知る事ができるという。
まぁ、そういう理論になるだろうけど、それはあくまで物理、それもどちらかというとSFの方に近い話で、現実の経済の解説としてどうか。
「凄いのは、科学の解説としては間違ってないんですよ」と山本会長は言っていた。
なるほどスゴイぞ、三菱銀行(チガウか)。
でも、肝心の経済の解説の方が間違っててどーする。
ただ、皆神氏が経済と物理の繋がりは結構あるとして、“金融ビッグバン”という言葉を引き合いに出して、ちょっとだけ納得いった。(いくか?)
ちなみにこの著者の論を推し進めると、ブラックホールの中で経済活動をすれば、儲けは無限大になるらしい。
問題は、その儲けをどうやってブラックホールから持ち帰るかだけど。
で、なんとこの本、平成16年度の文部科学省の科学研究費から補助金が出た研究をまとめたんだと。
そりゃ、研究は何事もしてみなけりゃ結果は得られないし、その結果として、「研究が無駄だった」という事になっても、それ自体が成果であろうとは思うけれど、うーむ。
しかも怖ろしい事に、大学の授業で実際に使われてるそうな。
学生に反論されてたら面白いけど、単位の事を考えると無理か。
次の本は内容よりも、著者の行動力に感心させられるというか、呆れさせられるというか、そんな感じの『「私は結果」原因の世界への旅』(講談社刊)。
一見ただのオカルト本のようだけれど、著者は実践系の人らしい。
机上や聞き書きだけで研究するのではなく、実際に現地に行ったり、超能力者とされる人と会うばかりではなく、時として自分自身を実験台にする。
その研究姿勢は、他の研究者は大いに見習うべきだろう。
では、その見習うべき実践は………。
体の中の悪い物を取り出すという心霊治療師に会い、体の中に意図的に入れた物を取り出してもらう事にする。
しかし胃に飲み込むのは危険を伴うため、肛門に入れる事にしたという辺りから、なんか変な感じに。
入れ歯の金属片を肛門に挿入したそうで、その時のあまりの痛みに悲鳴が50メートル先の車の運転手にも聞こえたとか。
なんでも、挿入者の手首がスッポリ入っていたらしい。
ウゲッ。
一応は心霊治療で取り出されたらしいのだけれど、挿入部分の印象が強すぎて、その検証に関してはあまり触れられてないとの事。
この人、他にもいろんな超能力者に出会い、その超能力の数々にも爆笑。
ゆで卵を生卵に変える超能力者とか、煮豆を発芽させ、さらにその煮豆とコンタクトする超能力者の話などが出てくる。
なんだか、凄い能力なんだかショボイ能力なんだか分からないですが。
食べ物とコンタクトできたら、食生活に困りそうだし。
志水一夫氏がコメントして、「この人はアガスティアの葉の事も調べていて、
ちゃんとした結果を得るのに、いつも解釈を間違ってしまう」と言っていた。
そそっかしいのかな。
短慮ではある気はするけど。
最後は、『相対性理論の大嘘』(徳間書店刊)という、トンデモ本としてはオカルトと並んでオーソドックスな本。
出版社も徳間書店だし(笑)
山本会長が今回この本をノミネートしたのは、その発想のユニークさだという。
私は、ユニークというより、その素朴さが良かったかな。
というのは、相対性理論を否定する論拠が、著者の“想い”だけだから。
「常識に反するから間違ってる」と著者は言う。
光が宇宙を伝播するには、伝播されるための物質が必要だと考えているようだ。
音が空気を振動させて伝わるように。
しかし、宇宙が無であることは常識だから、光は伝わってこないと。
どうも、“真空”というのを「何も無い」と勘違いしているようだ。
そして光は、電波と同じように波形を持っているのと同時に粒子である事を知らないか無視している。
そこから辿り着いた結論は、宇宙が無であるどころか、宇宙自体が無いという事らしい。
「地球も宇宙の中を動いてるはずなんですけど」と山本会長。
そして著者は、遠くの星の光が何光年も先からやって来ることも否定する。
何故なら、光が辿り着くには受光体が存在しなければならない。
そんなはずはないのだが。
とにかく、光が見えるには、光が届くための目が無ければならないと。
そして、星から何万年も前の光が届くためには、人間の目も何万年も前から存在しなければならないと。
ええと……、よく分かりません(・_・;)
さらに、今見ている星の光が昔の物だと思うことができない。
そのうえ、子供達の澄んだ目で見る星々の光が過去の物だとしたら、子供達の心はどうなるのでしょうかと憂う。
もちろん山本会長は、「いや、どうもならないと思います」とツッコミ。
今見ている星の光が、昔の物ではなく今の光だというのは、私達と子供達の当然の願いですというくだりが、よく子供をダシにして自分の不快に思うことを悪いことだと糾弾する汚い大人のやり口に思えてしまったのが、むしろ残念。
時間が押しつつも、選外作品の紹介もされた。
選外作品は著作タイトルが投票用紙にも書かれていないため、メモし切れず。
中でも傑作だったのは、古代文明の遺跡などの研究で有名な並木伸一郎氏のアンソロジーコミック。
アンソロジーなので複数の漫画家が描いているのだけれど、その似顔絵があまりにも違い過ぎて似顔絵になっていないという。
やけに柔和な顔で描かれてるかと思えば、『ジョジョの奇妙な冒険』風にドギャーンな顔(意味不明)で描かれていたり。
描く漫画家は、本人の写真を見た上で描いてるのかどうか。
あと、世界中の核兵器を無力化する方法を書いてる本もチラッと紹介された。
あらゆる物質を貫通し、地球の内部さえも通り抜けるとされているニュートリノを放射すれば良いと論じていて、「これはSFではない」と著者は語っているらしい。
「どう考えてもSFです」と山本会長締めて、休憩時間になった。
この休憩時間は少し長く、一般参加者の私達はこの時間に投票。
そして、とうとう我慢していた本だの扇子だのを購入した。
お金に羽根が生えて飛んでいく~。
いよいよ最後のブログラム。
の、一つ前。
裏で投票の集計作業をしている間の出し物が。
本当は、大東両先生の紙切り芸を見れるはずだったのだけれど、5月に体調を崩してしまい入院されたとの事。
http://thundergate.jp/chicago/daitouryou/kamikiri/images/
司会の談之助師匠と、かつて同門だった雷門獅篭さんのトークで、大東両先生の芸が語られる。
雷門獅篭は、以前に立川志加吾という名前で『風とマンダラ』という漫画も描いていた人。
楽屋でタイムキーパーの声ちゃんは獅篭さんに、「どうして漢字が変わったんですか?」と尋ねたそうで、「大人の事情」と答えたとか(笑)
破門騒動のせいなんですけどね。
で、立川流を破門された後に名古屋の大須演芸場に流れて、そこで出逢ったのが大東両先生。
「名古屋には、天皇陛下はいないけど、ダイトウリョウはいるんですね」と談之助師匠。
弟子になったら、「副ダイトウリョウですね」とも。
その大東両先生、元々は浪曲師だったそうで、紙切り芸を始めたのは、もう70歳を越えてからだとか。
それだけでも感心するのに、なんと80歳を過ぎて『機動戦士ガンダム』に登場するモビルスーツを一枚の紙から切り出すという、世界でもたった一人の芸を見につけてしまったという。
そのキッカケは、獅篭さんがガンダムの本を見せて、「シャアを切って下さい」と頼んだ事かららしい。
獅篭さんといえば自他共に認めるガンダムオタクで、人間の身長ほどもあるシャア専用ザク(富野監督サイン入り)の模型も持っている。
そして、初めて切ったというシャアの出来も凄いと思わされるが、それが大東両先生としては納得がいかなかったらしく、自分で資料を買って研究したという。
努力家というか負けず嫌いというか。
その努力が実り(?)、今やわざわざウィーンから大須演芸場に観に来る人もいるくらいだとの事。
初めて切ったというシャアから、その後のモビルスーツなどが次々とスクリーンに映し出され、そのたびに客席からは「オオーッ」と感嘆の声が上がる。
「もしかすると遺作になるかもしれません」と談之助師匠。
落語家は口が悪い。
ザクなんか、動力パイプのジャバラまで再現されているし、ガンタンクもキャタピラが書き込まれてるかと思うくらいの細かさ。
さすがに15分くらいかかるそうなのだが、獅篭さんに言わせると大須演芸場は日本で一番客の入らない演芸場で、お客が1人や2人の時もあり、自分の持ち時間ひたすらガンダムのモビルスーツを切る事ができますと。
そのうち自分で紙を持ってくる人も現れて、赤い紙を持ってきて、シャア専用ザクを注文するなんて事もあったとか。
かと思うと、中にはトンデモナイお客(?)もいてザクレロを注文したという。
「ワタシね、怒ったんですよ。順番を守れって」と獅篭さん。
それで、最終的にはジオングまでいくのだが、途中に水中系のモビルスーツも紙切り芸で再現するようになったとか。
ご本人曰く、水中系の、あのズングリとしたデザインは切りやすいんだそうな。
アッガイが映し出され、満場の拍手。
そして、大須演芸場には“毎日婆ちゃん”と呼ばれる推定年齢70くらいのお客さんが来ているそうで、毎日来ているもんだからモビルスーツの名前を覚えてしまい、70歳くらいのお婆さんがモビルスーツの名前を叫び、80歳過ぎのお爺さんがそれに応えて紙でモビルスーツを作るという光景が現れて、初めて来る他の客が戸惑うなんてエピソードも紹介された。
入院中の大東両先生のお詫びのビデオがありますという事で、それが上映される。
「捕らわれの宇宙人じゃありません」と獅篭さんも容赦ないコメントをしたら、録画した機材が家庭用のビデオカメラで音声の聞こえが悪く、談之助師匠は「まぁ別に、あんまり面白い事は言ってません」と言って早回し(笑)
実際に切ってみせてくれているシーンまで飛び、そこでの手の動きの速さに驚く。
この切ってるハサミ、獅篭さんによればダイソーの100円ショップで買ってきた物を、ヤスリで刃を磨いてるんだとか。
談之助師匠の話では、通常の舞台上では浪曲を歌いながら切ったりしてるんだそう。
先にも書いたように、ものすごく研究熱心な人で、「ズゴックとシャア専用ズゴックの違いはどこだ? 2時間見てるんだが分からん」と獅篭さんに尋ねたなんて事も。
ビデオの後は、大東両先生の紙切り芸に代わって、雷門獅篭のオタク落語が披露された。
演目は、『ガンダムたがや』。
『たがや』を知ってる落語ファンは『機動戦士ガンダム』は知らない、『機動戦士ガンダム』を知ってるオタクは『たがや』は知らない。
http://kanabun.page.ne.jp/web/rakugo.cgi?2+1
どこでやってもウケない芸だと(笑)
もしくは、今回の催物でしかウケない。
大須演芸場で団体客相手にやったらドッチラケだったというのも、さもありなん。
実は私は、この台本を持っている。
獅篭の芸を見るのも初めてだけれど、破門になった理由の一つ(とされる)噺のマズさはそれほど感じなかった。
客が少なくても、ほぼ毎日落語をしているというのが良かったのか。
「夏の涼みは両国の……」と古典風に始まっておきながら、いきなり「宇宙世紀0079、ここサイド7の両国ブリッジでは……」に場内爆笑。
川にホワイトベースが浮かび、そこへ両国橋を渡ろうとハイパーバズーカを抱えたガンダムが現れる。
「早く帰らないと、ブライトさんに怒られちゃうんです。親父にぶたれたことないのに、あの人平気で殴るんです」というように、ところどころにガンダムの名台詞が入り、そのたびに観客の喜ぶ事といったら。
「ア・バオア・クーまで同道いたせ」とドムが言えば、「勘弁して下さい。ボクには帰れる所があるんだ」とガンダムが。
ううん、台本だけを読むのと、やっぱり生で聞くのでは面白さが違うなぁ(⌒▽⌒)
途中にはオタク落語らしく、ルパン三世やキャプテンハーロックなんかも脇役で出てきたり。
中にはこんなキャラも。
「いけー、ガンダムー! ビームライフルをえぐり込むようにして撃つべし、撃つべし」
後半では、「しばしぼうぜん、やりくりがつかない、やりっぱなし」の部分だけは古典に忠実にやっていた。
上手いこと組み込むなぁ。
会場でも、この部分で拍手が。
これで大賞作品の発表へと流れるところが、何かあったのかモタついて談之助師匠がつなぐのに苦労していた。
「もう1回落語やろうか?」
それはそれで、ぜひ聞きたくはある。
やっと山本会長と運営委員が舞台上に揃い、発表の前に投票用紙のコメントが少し紹介された。
映像技師だったという人からは、『REX 恐竜物語』の撮影に携わっていて、スクリーンに蹴りを入れたくなったとか。
他に、角川氏の『わが闘争』が大賞を取ったら、賞状を山本会長に届けに行って欲しいというコメントも。
「怖いから嫌です」と答えていた(笑)
「混ぜるな危険」というコメントに、場内からは爆笑と拍手が。
これは、『量子ファイナンス工学入門』の事だろう。
「株券と毒ガスを入れておくと、半分上場されて、半分廃止される」というのも。
そして声ちゃんから投票結果の入った封筒とハサミが届けられ、大賞が発表された。
大賞を受賞したのは、『量子ファイナンス工学入門』だった。
http://homepage3.nifty.com/hirorin/tondemotaisho2006.htm
山本会長も、「以外でしたね」と驚いていた。
角川先生を越えるとは思わなかったと。
今回は新しいジャンルを開拓できたというコメントが、運営委員から出た。
つくづく狙って取れる賞ではないなとも。
「間違った事を書いてないのにトンデモ本というのも珍しい」と唐沢氏。
著者に、賞状と賞品を届けますという談之助師匠の言葉に拍手と笑いがあり、来年の会場がイイノホールだと告知されて終了。
帰る前に舞台上の、と学会員の写真を撮影して良いとアナウンスされ、席の前の方に人が殺到した。
「悪用しないで下さいねー」と談之助師匠。
声ちゃんのヘソ出しUFOルックを喜んで撮っておく(*^0^*)
さて会場の外に出てI氏と、この後どうしましょう。
秋葉原に行く事にした。
地下鉄ルートが分からないためI氏にお任せ。
ついでに電気街もI氏に連れ回してもらう。
知らない所に行くのが好きなわりには、自分では冒険しないので、これがやっぱり面白い。
テレビゲームの中古ショップは、テレビゲーム機を1台も持ってないにも関わらず、「こんな物も出てたんですか」という驚きが。
他に、これまた奥まった所にある店では、パソコンのパーツとTシャツとアニメ雑誌とが置いてある、なんだか分からない空間。
そこで思わず手が伸びて買ってしまった書籍が一冊。
『また「あるある」にダマされた。』(三才ブックス刊)
今日これで何冊目だ?
と学会の会場でも買い込んでいたのに。
荷物が重くなっていくばかり。
しかし、ちょっと目を通しただけでも内容は充実している。
タイトルは刺激的だけれど、ちゃんと番組で正しい情報を流している部分もフォローしていて、単なる重箱の隅を突くような嫌味ばかりの内容ではない。
ただ、目次で内容が全部分かっちゃうのもモッタイナイな。
袋とじみたいに、後半に帯(おび)かけちゃえばいいのに(笑)
I氏の彼女のS子さんが合流するはずなのに、なかなか向かってこない模様。
ただ待つのもなんだしと、夕食を摂る店を探す。
で、入ったのが『肉の万世』。
http://www.niku-mansei.com/htmf/index.htm
高い物を食べるつもりはないけど(笑)
入ってみたら、「と学会御一行様」の文字が壁に。
どうやら地下で打ち上げをしているらしい。
ありゃまぁと驚く。
私たちは1階の『トリム』に。
http://www.niku-mansei.com/htmf/shop/honten01/trim/trim.htm
6種類のビールとスペアリブというのを楽しんでみたかったので。
ああ、写真を撮り忘れた。
外国のビールは楽しめたけど、注文した物が出てくるまで、いちいち時間がかかって閉口。
店内は混んでないし、単なる人手不足?
チーズを注文したら、コンビニで売ってるような詰め合わせでガッカリ。
「きっと外で買ってくるんですよ」と言うI氏の冗談に真実味があったり(笑)
ところで、S子さんはどうなりました?
すると、用事を済ませたから帰ろうかなとかメールを寄こしてきてるらしい。
I氏が明らかに不機嫌になる(^_^;)
まったくもう、あのアマノジャクはと、お節介にS子さんにメールをした。
「可哀想だから来てあげなさいよ」と。
そしたら、それがS子さんからI氏にダダ漏れ(爆)
スマソ。
なんだかんだいって仲が良いんだから。
ほどなくしてS子さんが来て乾杯。
でも、S子さんはお腹は空いていないようで、注文したケーキも来ないしと、すぐに店を出た。
一応、伝票を確かめるとケーキは入っていない。
完全に忘れられたか。
甘い物食べたかったな(´・ω・‘)
家に帰ると、So-Netからメールが。
『Harbot』の支払いをWebMoneyからクレジットカードの支払いにしようと手続きしたら、手続きした後で実はクレジットカードでは決済できませんと言われてる件。
じゃあ、WebMoneyで今まで通り支払いますから、そちらに登録してしまったクレジットカードの情報は破棄して下さいとお願いしておいたのだ。
---------ここから引用----------
クレジットカードのご登録手続きがすでに完了しておりますことから、お手続き前の状態に変更させていただくことができかねる状況です。誠に恐縮ではございますが、何卒ご理解賜わりますよう、お願い申し上げます。
---------ここまで引用----------
ええん?
希望したサービスは実は受けられません。
でも、クレジットカードの情報は預かっておきます。
そんなのってアリなの?
なんか、ツイてないのは続いてるのね……。
≪育児日記≫
今日は、咳のしすぎで肋骨が痛いので協同病院に診察に行った。
次郎を旦那に預けてたけど、時間オーバーになってしまい、旦那が大変だった。
旦那は、次郎を薬局に預けて友達のところへ行ったようだった。
次郎は、なんだか薬局でとてもニコニコと機嫌良くて、何事もなかったようだった。
それで、次郎を私が自転車でジョナサンへ連れてった。
次郎の面倒を見ながら昼食で大変だった。
店のテーブルにあるいろんな物を床に投げ捨ててしまったり、落ち着かないふうだった。
親の心子知らずではないけど、本当に子供というのは自己中心で、それは当たり前のことかとは思うけど、親はちょー大変であることは変わりない。
感想アンケートより
◆面白かった
フラッド・ウッズ・モンスター(通称3mの宇宙人)姿の開田あや様に一目萌え(´¬`)
それにしても、大東両閣下は実に残念な事に…(; ;) (2006/07/27(木) 01:40/犬山しんのすけ)
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