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★彡☆-=★彡 それさえもおそらくは平凡な薬局 ★彡☆-=★彡
≪通巻25号≫
提供 : まぐまぐ http://www.mag2.com/
発行 : 北園薬局 http://plaza2.mbn.or.jp/~kitazono/
編集 : 北村俊純
窓口 : kitazono@a1.mbn.or.jp
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★川口薬剤師会主催による市民介護講習会が下記の内容で開催されます。
会場に来れる方は、ぜひご参加下さい。参加費は無料です。
日時 2003年10月11日(土) 13:30~16:00
会場 リリア11階大会議室(JR川口駅西口徒歩1分)
内容 『くすりの正しい使い方Part4』
~生活習慣病と薬物療法~
講師 川口医療センター薬剤長 福田太仁夫先生
定員 100名
主催 川口薬剤師会
後援 川口市
・リリア
http://www.lilia.or.jp/
・川口薬剤師会
http://www.yakuzaishikai.com/
参加を希望される方は、メールにて当店までお問い合わせ下さい。
メールの件名は『くすりの正しい使い方』として、本文には氏名・住所・電話番号・メールアドレスを書いて下さい。
~~~~~~~~~~~~~ 今回の日記の主な話題 ~~~~~~~~~~~
※10月4日(火)……咳止めの漢方薬
※10月5日(水)……ニキビの漢方薬
※10月6日(木)……皮膚病はまず病院へ
************************* 先週の平凡な日記 ***************************
◆10月4日(土)/2003年◆
咳止めの漢方薬を求めて患者さんが来店。
以前から漢方薬を買いに来てくれる人なのだが、いま一つ自分では覚えてくれないのが困ったところ。
今回は咳が出て、家に置いてあった五虎湯(ごことう)と麻杏甘石湯(まきょうかんせきとう)の両方を飲んだのに咳が止まらないと言う。
うう……、それでは治りません(^-^;;;
どちらも咳止めの漢方薬には違いないが、適応する咳の種類が違う。
五虎湯の方は悪寒や発熱などが無くて激しく咳込む場合で、どちらかというとゼーゼーと濡れた咳に使う。
一方、麻杏甘石湯は熱感などがある場合で、コンコンと乾いた咳に使う。
しかし、いずれにしろ両方とも激しい咳込みに使うので、痰の絡むような咳の場合は、まず麦門冬湯(ばくもんどうとう)を使うのが良い。
今回の患者さんの場合も、咳込んでいる訳ではなく痰が絡んでいるようなので、麦門冬湯を勧めた。
今日は午前中にお店をあがって、午後からIちゃんとのデートに出かけた。
本当は来週の土曜日に予定していたのだが、『くすりの正しい使い方』という市民介護講習会があるので、予定を繰り上げたのだ。
半日しか一緒にいられないが、月の後半はIちゃんの方が試験シーズンに突入してしまうので、無理矢理予定を突っ込んだ。
今回Iちゃんに案内されたのは、茨城県陶芸美術館。
http://www.edu.pref.ibaraki.jp/tougei/
『ロシア・アヴァンギャルドの陶芸』が最終日前日という事で、私の好きな物を良く分かっていらっしゃる(⌒▽⌒)
20世紀初頭のロシアにおいて、美術・音楽・演劇など様々な分野にわたって展開された前衛的な芸術運動であるロシア・アヴァンギャルドの芸術から主に陶芸作品が展示されており、作品点数は少ないながら楽しむ事ができた。
1917年のロシア革命の前に制作された作品群の中にあった真っ白なティーセットが特に気に入った。ただし、形がティーセットとしては使いにくそうだったけれど(苦笑)
塩入れの塩の出る穴が容器の横に開いてる物があって、欲しいなぁと思ったのだが、現在は見かけないところをみると、開け口が横に付いていると使いにくいのだろうか。
ロシア革命の翌年以降の作品になると、「働かざる者食うべからず」などのスローガンが書かれた皿などが多く製作されたらしい。毎日、そんなスローガンを目にしながら食事をするのは嫌だなぁ(苦笑)
しかし日本人だからロシア語もデザインの一部として見れるという事もあるのだろうが、カラフルで芸術性と機能性が上手く融合したデザインになっていて感心。このままレプリカを作ってくれたら、ぜひ使いたいと思った。
残念ながらロシア・アヴァンギャルドの芸術作品は、1932年に国家統制によって有害と見做され終焉を迎えてしまった。
しかし今回の展示会では、ロドチェンコのデザイン画を元に岐阜県の工芸工場がカップ&ソーサーを製作して販売していた。模様はプリント印刷なので、味わいの点では今一つだが、洗練されたデザインの過去の食器が使えるというのは面白い試みだろう。
私としては、マレーヴィチの食器をぜひ作って欲しかったが。
今日は午後からのデートだったため食欲の方は置いといて、先に性欲の方を満たすためにホテルへ(笑)。
車の運転がIちゃんなので、「連れ込むみたいでイヤ~」と言っていた。
ホテルの中での事は割愛。
お風呂場が無駄に広くて遊べる良い所だったのだが、紹介しようにもホームページなどは無い模様。
もっとも、ほとんど満室状態なので利用する側としても、あまり知られたくはないと思ってしまったり(笑)。
あっという間に時間は過ぎて、さすがにそろそろ帰らねばというくらいに外も暗くなってきてしまった。
できるだけ長く一緒にいようと、夕食はこっちで食べていく事に。
しかし入ったお店は『とん楽』というトンカツ屋。ムードもヘッタクレも無い(笑)。
通りかかっただけのお店だったが、ネットで検索してみると評判はなかなか良いらしい。
http://sagisou.sakura.ne.jp/~arakawas/backn003/tonraku/tonraku.html
実際、食べてみた味としては大満足。お店に入った瞬間には「値段が高い」と思ったのだが、味と値段を比べれば値段以上に美味しいと思えた。
ただしボリュームたっぷりで女の子には多すぎるかもしれない。Iちゃんが少し残したので、それも私が食べた。
最初にメニューを選ぶ時に、店の主人があれやこれやと勧めてくれて、それがちょっと鬱陶しいと思ったものの、この味からすると自信の表れなのだろう。
食事も終わって駅に向かう時に、Iちゃんに「こっちに住んではくれないよね」と言われてドキリ。
次の瞬間には「ゴメン、あたしらしくなかったね」と照れてみせたが、本音を言うような子ではないので、かえってその言葉は重かった。
帰りの列車に乗る段になって、奥さんから可愛い小物をお土産に買って来いと頼まれていたのを思い出して、慌てて売店で御当地限定の『キティちゃん』のストラップを購入。
ところが家に帰って渡したら、「これ前にもらったよ」と言われてしまった。
あうっ(^_^;
夜中に実家のお母んから電話。
爺ちゃんが体調が悪くなって、夕方にお店から帰したのとの事。
明日は休ませたいという。それには私も同意。
しかし問題が一つある。明日は、SEのコンベンションなのだ。
私が欠席すると、今回はMちゃんもS氏もお休みなのでスタッフが3人だけになってしまう。
慌てて現場責任者の武井くんに連絡。事情を話して相談したところ、明日の参加者は少ないと予想しているのでなんとか乗り切れるだろうと言われた。
しかし、そう言うのは武井くんならば当然。申し訳ない。
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◆10月5日(日)/2003年◆
SEのコンベンションは欠席としたので、朝はのんびりと起きた。
日曜日だから、お店自体は人はほとんど来ないのがなんとも歯がゆい。
ニキビの治療に使える漢方薬を求めて患者さんが来店。
それほど多くは無いが、顔に何箇所かニキビができている。今回は、特に鼻の頭にできた面疔(めんちょ)が痛いので、それを治したいとの事。
ニキビの治療には清上防風湯(せいじょうほうふうとう)を使う事が多いのだが、化膿していて痛みが強い場合には排膿散及湯(はいのうさんきゅうとう)の方が良い。
排膿散及湯は、名前の通り膿を散らして排除する事ができる。これを短期間に集中して服用すると効果的だ。
化膿するまでいかない、赤い発疹のようなニキビは、清上防風湯を少し長めに服用すると良いだろう。
今回の患者さんは、両方を買っていった。
当然ウチとしても儲けになるから良い訳だが、賢い選択である。
夕方近くになって、お客さんも“ますます”来なくなり、お母んがお店をあがって良いと言うので、SEのコンベンションに向かった。
閉会式に、もう少しのところで間に合わず、もはや時間潰しに行った感じ。
せめてもと、机の片付けなどの撤収作業で労働力を提供することに。
参加者の方は予想通り少なかったらしいのだが、不思議なことに初参加者は予想より多かったとの事。
時期的に他の地域でもTRPGのコンベンションが開催されているので、ヘビーユーザーはそちらに流れたのかもしれない。
「濃い層がいないだけで、こんなにも快適なゲーム環境になるとは」とH氏の弁。
撤収作業を終えて、『ジョリーパスタ』で打ち上げ兼反省会。
ネットで調べたら、『サンデーサン』の系列だった。
http://www.sundays-sun.co.jp/top.html
このお店は、ファミリーレストランの括りに入れるのがもったいないくらい、値段に比して味が美味しい。
調理担当者によって味のレベルが違うのがタマニキズだが、今のところ『サイゼリヤ』のような大ハズレに出逢ったことは無い。
今回はハーフ&ハーフでパスタは『ボローニア風ミートソースとモッツァレラチーズ』を、ピッツァは『トゥレフォルマッジ』を注文した。
美味しい物を食べると余計にお腹が空くという事があるが、まさにそんな感じで、デザートに『ミックスベリーのパルフェ』まで注文してしまった。
惜しむらくは、ハーフ&ハーフのドリンクにホット紅茶を頼んだら、ポットにお湯が先に入れられていて、ティーバッグが別に添えられて出された事。
紅茶の葉にお湯を叩きつける事で渋みが出るのを抑えて香りが広がるのに、先にお湯を入れられてしまっては、どうやってもティーバッグはお湯に沈まず、無理矢理スプーンなどで沈めても渋みが出てしまい、どうにも困ってしまった。
お湯を先に入れておくというのは、マニュアルで定められている事なのだろうか?
できれば、美味しい料理をしめくくるための紅茶も美味しくいただきたい。
ところで、日本では紅茶を注文すると「レモンにしますか? ミルクにしますか?」と尋ねられる事が多いが、これはどういう歴史によるものだろう。
一説には、紅茶にレモンを添えるのは、保存技術が発達していなかった頃の名残(なごり)で、“謙遜”として添えてお客に出した物だとも伝えられている。
いわば、「レモンで香りを付けないといけないほど粗末な紅茶ですが」という意味で、添えられたレモンを本当に入れるのは失礼に当るのだとか。
実際、香りの良い紅茶にはレモンは強すぎて邪魔になる。ミルクも良い物でないと味を濁らせてしまうだけだ。
その場合はストレートティーとなる訳だが、オレンジなどを入れたフレーバーティーや、ジャムを入れて飲むのも楽しいし美味しい。
ぜひ、紅茶の専門店でなくても紅茶をもっと楽しめるメニューを充実しているレストランが現れて欲しい。
メールでIちゃんから、「生理が来ないのよね~」と送られてきて蒼くなる。
ところが何故か奥さんにまで、「妊娠してるかも」と告げられた。
うう、Σ( ̄□ ̄;)どうなる!?
待て、次号!!
……ドラマじゃ済まんぞ。>俺
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◆10月6日(月)/2003年◆
朝から小雨。雨を涼しいというのではなく、寒いと感じるようになってきた。
風邪の患者さんが増えて、売り上げをUPするチャンスである。(←マテ)
踵に水虫ができたいとう患者さんが来店。
確かに踵にできない事もないけれど、珍しい。しかも痒いかを尋ねたところ痒みは無いとの事。
そこで実際に患部を見せてもらうと、プツプツと小さな泡のような物ができており、その周りは血色が悪く紫色になっている。
確証は持てないが、掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)のようだ。
この皮膚病は汗疱状白癬症(水虫の一種)に酷似しているが、まったくの別物。
さらに、患部ではなく体の別な部位に原因となる菌が潜伏していることがあり治療が難しい。
虫歯や扁桃腺炎を治療する事で症状が改善する事があり、皮膚科でこの病気と診断されると歯科に行って下さいとか、内科に行って下さいと指示される事もある。
なんにしても、皮膚病は専門医でさえ誤診をしやすいと言われている難しい疾患である。患者さん自身が自己判断するのも危ないし、町の薬局で判断できる代物では無い。
今回の患者さんには、薬を買う前に病院での診察を受けるように勧めた。
水虫の薬を自分で買う前に相談してくれて良かった=3
子供が風邪をひいたというお客さんが来店。
小学生で、以前に地竜(ぢりゅう)を飲ませたところ早く治ったという事で、それと合わせて柴胡桂枝湯(さいこけいしとう)を購入された。
熱が出やすい事を心配していたが、「それは体力が充実している証拠ですから」と安心するようにお話した。
私のような虚弱体質だったりすると、風邪と戦って熱を出す事もできず、かえって風邪が長引いたりする。
熱が出るという事は、肺炎のような異常な高熱が出るのではなければ、熱を出して風邪と戦う基礎体力がある証拠なのだ。
沖縄県石垣市川平(石垣島)の沖合で5日午後、遊泳中に行方不明になっていた69歳のお年寄りが6日朝、無事に自力で岸まで泳ぎ着いたとのニュース。
このご老人、5日午後0時半ごろから、約1キロ沖のリーフ(環礁)沿いで潜りを楽しんでいたところ、同3時頃に潮流でリーフ外に出てしまったのに気付き、体力を消耗しないよう、ウエットスーツの浮力を使い、立ち泳ぎをしたり、仰向けになったりして、潮流が変わるのを待ち、6日の朝になって陸に向かう潮の流れに乗って泳ぎ、午前7時過ぎに岸にたどり着いたとか。
泳ぎが得意な人ほど自分の泳ぎを過信して溺れたりするそうだが、潮の流れに逆らわず、冷静な判断で体力を温存したのが功を奏したらしい。
生き残るのにも“知恵”が必要なのだ。
私のように“知識”があるだけでは、とうてい生き残れないだろう。
『まぐまぐ』のページを見てみたら、気になる記事を発見。
『個人ルールの大法廷』というページの8月分に『ニキビができたら 』というのがあり、多数の人が「ニキビは必ず潰します!」と回答しているのだ。
http://www.mag2.com/vow/daihoutei/200308.htm
ううむ、みんなそんなにニキビの痕を残したいのか( ̄▽ ̄|||?
ニキビの中心の白くなっている芯のような所は、いわば細菌と戦っている戦場である。そこを潰してしまっては、敵味方の別無く爆撃するようなもので被害甚大である。
できれば放っておくべきだし、もしどうしてもという事であれば吸い出し用の塗り薬を使って、手は出さないようにして欲しいところだ。
さらに、編集部のコメントとして「皮膚を清潔にしておくのがニキビ予防には一番ですかね。」と無責任な事を書いているが(まぁ、バラエティ企画のコメントに責任ある発言を求めるのは野暮とも言える)、いささか誤解を招いてしまう。
人間の皮膚は皮脂によって外敵(細菌など)から守り、かつ水分の蒸発を防いでいる。
「清潔に」というのは、汚れた皮脂や皮膚細胞の死骸(垢)が毛穴などに残って細菌に侵されるのを防ぎましょうという意味である。
だから、ただ清潔にしようとしてやたらに洗ったりすると、皮脂が皮膚を守る事ができなくなり、かえってニキビの原因となってしまう。
より的確な予防方法を助言するとすれば、あまり強力ではない石鹸などで、汚れは落としつつも皮脂を失わないように適度に洗いましょうという事になる。
また、清上防風湯(せいじょうほうふうとう)のような漢方薬で、体質から整えるのが良いのだが、まぁそれはウチの商売上のアドバイスとなるので、『まぐまぐ』には関係無い。
なんにしても、“裏付け”が必要なテーマを取り上げる時には、もう少し周辺情報を調べてもらいたいなぁと思う。
Mちゃんに送ったつもりの不倫メールが、携帯電話の操作を間違えて奥さんに送ってしまった(^-^;;;
奥さんからは一言「アホ」との返信。
某サイトのチャットで「どうやったら多くの女性と付き合えるのか教えて下さい」と質問された。
そのうえ、どうしたら女性とセックスできますかと訊かれてもねぇ( ̄▽ ̄|||
したいだけならお金で買えばと答えたら、今度は「どこで買えますか?」とまで訊かれたのにはさすがに呆れてしまって何も言う気が無くなってしまった。
相手を“生きた人間”として認識してないんじゃ、買春するにしたってセックスする資格も無いのでは?
関係無いが、中国広東省の珠海市を慰安旅行で訪れた日本人団体客が集団買春したというニュースの方は、なんだか訳の分からない事になっている模様。
そもそも発覚したのは、同ホテルを利用していた中国人の会社社長が中国紙に対して行った証言が元だというのだが、集団買春をしたとされる日本人団体客がホテルのロビーに日の丸を掲げるように要求したうえ、宴会でも軍隊調の音楽を流していたと伝えられていて、「ホントかよ?」という内容なのだ。
そもそも満州事変72周年の直前に起きたというのも出来すぎだし、日本国内における中国人による犯罪の報道は中国では一切報道されていない。
それに、手配したとされるブーローカーは中国人のはずなのに、「中国に来る日本人が中国の法律を守るよう教育してほしい」と言われる筋合いは無いだろう。それなら、中国に対しては「中国に住む中国人が中国の法律を守るよう教育してほしい」と返しても良いのでは?
政府が未だに国民を統制しようとしている中国での事を、政府に対する批判を公然とする自由がある日本と同じに考えて、安易に“申し訳ない気持ち”になって謝ってしまったら、ますます日本の立場を危うくしてしまうだろう。
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☆締切:2003年09月9日から4日間
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