食べる物を心配するより「自分は何を食べていないか」をリストアップ

 数年前まで花粉症が酷かったものの、ここのところは落ち着いていたのに急に出てきてしまっという、お客様が来店。
 あまり強い薬は望んでいないというお話で、主訴を確認したところ鼻水と鼻づまりを行ったり来たりしていることから、『葛根湯加川きゅう辛夷』を案内して、お買い上げ頂いた。
 シャワー派とのことだったけど、お風呂に入れない環境ではないそうなので、内臓を温めると症状が緩和する可能性をお話して、30分以上の長湯を勧めた。

 ビタミン剤の棚で長考しているお客様に声を掛けてみたところ、『新キューピーコーワi』と『キューピーコーワゴールドαプラス』を交互に使っているとの事だった。
 悪い使い方ではないけれど、双方の効能の違いを把握したうえで、服用後の実感をメモしていないと、お金が勿体ない。
 『新キューピーコーワi』が上半身の疲労の軽減に、『キューピーコーワゴールドαプラス』が血流を改善して体の土台を支えることで疲労を緩和することを説明して、その時ごとに一番苦しいと思う症状に合わせて服用するよう勧めてみた。
 また、加齢による目のかすみを口にされていたので、腎の衰えが目と関係することをお話して『牛車腎気丸』を紹介したところ、試して頂くことになった。

 女性のお客様が、『葉酸』を求めて来店。
 目的を尋ねてみると、妊娠初期で悪阻が落ち着いたことから、食事による養生と一緒に使うことを検討しているとの事だった。
 特に担当医から指示された訳では無いものの、体重の増加に気をつけるように言われているそう。
 サプリメントの使う利点は、目的以外の栄養や脂質、塩分や糖分などを避けるのに適しているので、上手く活用すれば良い手段となる。
 そのためには、「自分は何を食べていないか」をリストアップしておくのが鍵。
 葉酸の場合、ほうれん草などの青い葉物を日常的に食べていれば摂れるから、他のサプリメントの摂取を検討するとか。
 海産物に含まれる水銀を危険視する人もいるけど、悪影響を受けるほど食べるのは結構大変。
 それでも避けたい、あるいは元から好きではないのなら、DHAのサプリメントを摂るとか。
「バランスの良い食事を摂る」というのは言うは易し行うは難しだから、せめて食べた物の記録はスマホで写真に撮ったりして残しておき、後から補うサプリメントを検討するのが良いだろう。

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