花粉症に『アレジオン』を求めて来店したお客様なれど、うちの店には置いていないことと、発症してから服用しても効果が現れるまで数日かかることを説明すると、効能についてはご存知だった。
週明けには病院に行くため、それまで凌ぎたいというお話とは矛盾しますが。
花粉症に限らず、病気になると思考力が低下するからねぇ。
辻褄の合わない考え方を、ついしてしまいがち。
だからこそ店頭で購入する時には、決め打ちで薬を指定するにしても、店員には一言声を掛けて下さいな。
そこで気づく事柄があったりします(・o・)ノ
今回の主訴は、夜に鼻が詰まり寝苦しいそうなので『荊芥連翹湯』が適応するかと思ったけど、鼻汁が喉に落ちてくるというお話から、『辛夷清肺湯』を勧めてお買い上げ頂いた。
『荊芥連翹湯』は患部を冷やすことで炎症を抑える訳ですが、鼻汁が喉に落ちてくるのは胃が弱っている可能性があり、その場合は胃薬になる成分が含まれている『辛夷清肺湯』の方が適応するので。
お客様にもそう伝えたところ、胃の不調は思い当たるとの事だったため、消化に良い食事をするよう勧めた。
お客様からドライアイの相談を受けたけど、今まで特に目薬を使ったことは無いそうなので、『新なみだロートドライアイ』と『ロートドライエイド』を紹介し、効果と価格は必ずしも関係しないことを説明した。
個人的に面白いのは、胡麻油が入っている『ロートドライエイド』なんだけど。
粘性を高めて、眼球に纏わり付くという。
パッケージもなかなかSFチックで、なんとも言えない魅力がある。
「面白い」で選んじゃイカンけど(笑)
お客様自身は、『サンテPC』を選んで購入された。
効果が感じられるにしろ感じられないにしろ、お客様には成分表示をメモするなり写真に撮るなりして残しておくよう勧めた。
気に入った場合、出先で同じ商品を探そうとしても置いてあるとは限らず、同じ成分の他製品を探す手掛かりになる。
もしくは、今度は別な物を試してみようと手にした物が、実は同じ成分構成という事もあるので。
成人の息子さんに代わって、花粉症の目薬を買いにいらしたお客様。
病院で処方された目薬も市販の目薬も効かなかったというのだけれど、どれも覚えていないという。
迷子の犬を探すのに、体色も大きさも不明で「ワンワンと鳴くんです▽・w・▽」と頼まれるようなもので、何を勧めて良いやら途方に暮れる。
せめて本人ならば、眼の状態を見れるし症状について尋ねることもできるけど、肝心の症状も「痒いと言ってる」こと以外に分からず、全く手掛かりが無くてお手上げ┐(´~`;)┌
無難なところで『ロートアルガード』を試して頂くことにして、成分表示をお薬手帳に貼り、処方薬と市販薬を一元管理することと、本人に持ち歩くよう伝えて下さいとお話した。
漢方薬についても触れてみたものの、お客様自身は効かなかったという。
価格が高くて苦いだけだったというのだけれど、やっぱり何を服用したのかは覚えていなかった。
………なんだろう、この無力感(;´・ω・)