風邪は食事を抜いて体を横にしているのが一番です

 風邪の相談で、お客様が来店。
 3日ほど前から鼻炎があり、今日になって体のふしぶしに痛みを感じるという。
 喉は少し痛む程度というので、麻黄が入っている『ルルアタックFX』をファーストチョイスとして、比較に『パブロンエースAX』を案内した。
 週末なれど、明日も仕事というお話から内容的に疲労の少ない『ルルアタックFX』を勧めて、お買い上げ頂いた。
 お客様自身は『カコナール』(葛根湯)にも興味を示していたけれど、体のふしぶしが痛むようでは、すでに適応時期を過ぎていることを説明した。
 また、食欲はあるというお話に、消化の良い物に切り替えて量を控えるよう説明した。
 よく風邪をひいてから、栄養を摂ろうとして精力のつく食事をしたり栄養ドリンクを飲む人がいるけれど、消化吸収にエネルギーを使ってしまうより、風邪を治す方に集中してもらった方が良い。
 そういう意味では、薬も飲まないで1日くらい食事を抜いて体を横にしているのが一番ですが。
 その場合には、水分・塩分・糖分を摂るのを忘れずに(`・ω・´)ゞ

 花粉症に『アレグラ』を求めて、お客様が来店。
 本日3人目である。
 うちには第一類を置いていないため、近隣のドラッグストアーを紹介するしか無い。
 そして、時間帯や曜日によっては、紹介する店に薬剤師が勤務してない事があるので、念の為に先方に電話を入れて確認。
 このごろは、ようやく先方にも慣れて頂けたようで、「患者さんを案内しますのでヨロシク( `・∀・´)ノ」と伝えると、「オッケー☆⌒d(´∀`)ノ」と返ってくるようになった。(ここまで砕けちゃいませんが)
 最初の頃は、「はっ?」という感じだったからねぇ……。
 そりゃライバル店ではあるけれど、そんなの患者さんにとっては関係無い話だから。
 ただ、今回のお客様だけでなく、先にいらしたお客様にも、『アレグラ』は治療薬じゃなくてよぼうやくなので、現に症状が出ている時には効果が現れるまでに数日を要することを説明した。
 そして、体内を積極的に温めるために、30分以上の半身浴を勧める。
 でも、今回のお客様は環境的にシャワーしか使えないそうなので、首筋と首の後ろや脇の下といった、「皮膚が薄くて太い血管が通っている部分」に重点的に浴びるようお話した。

「五十肩に効く薬を」と、お客様から相談を受けた。
 病院では『モーラステープ』を処方されていたというので、サリチル酸メチル系では弱いだろうと思い、フェルビナク製剤とインドメタシン製剤を案内し、『ハリックス55IDプラス』を使って頂くことになった。
 しかし、一緒に『インドメタシンローション』も使いたいと言われ、それは不要なことを説明した。
 お客様に声を掛けてて分かったんだけど、案外と湿布薬と塗り薬を併用しようと考える人が多いんだよねぇ。
 無意味だったり、成分によっては重複が危なかったりするのに、その方が「良く効く」と思ってしまうらしい。
 こちらに何も尋ねずに買う人の方が圧倒的に多いから、そういう併用している人は思っているより多いのかもしれないと心配になる。
 だから、声を掛けるようにしてるんですけどね。
 べつに本部からの推奨品を売りつけようとしてる訳じゃないので、警戒しないで下さね(^_^;)
 お客様には、もし併用するのであれば内服薬に『独活葛根湯』はいかがでしょうと紹介してみると興味を示され、一緒に購入して頂いた。

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風邪は食事を抜いて体を横にしているのが一番ですへの2件のコメント

  1. アバター はぐれ薬剤師
    はぐれ薬剤師 コメント投稿者

    確かに、日本も戦後モノのない時代、風邪を引いたら精の付くものを。そのなごりでしょうね。この飽食の時代、いかに食べないか、ヒトは過去の飢餓の経験から蓄える機能が備わっています。来るべき飢餓に備えてですね。

     
  2. アバター 北村俊純
    北村俊純 コメント投稿者

    過労なんかで病院に担ぎ込まれると、点滴を受けて改善ということもありますから、そのイメージもあるのかも?
    まぁ、普段から無理しないのが一番ですね。
    食事は腹八分目と同じように、仕事なども余力を残して(笑)