長患いなら病院選びも時間を掛けて

 『ルルアタックFX』をレジに持ってきたお客様に、熱風邪向けの薬で良いのか尋ねたところ、家族が昨日から発熱して39度ほどになったとのこと。
 喉の痛みなどは訴えていないそうなので、適応に問題は無いと考えられる。
 そして、『冷えピタ』の所在を尋ねられたため、案内しつつ高熱の場合には額ではなく太い血管が通っている首の後に貼るか、水枕の方が適していることを説明すると、両方を購入された。
 その後に栄養ドリンクの棚を眺め始めたけれど、栄養ドリンクを肝臓で代謝するのにもエネルギーを要するから、解熱後の回復期に使うことを勧め、今は風邪を治す邪魔になることを避けるようにとお話して取りやめに。
 同じく、体力をつけようとして無理に食事するのも控えるよう伝えた。
 風邪をひいたら栄養をつけるというのは、昔の貧しい頃の習慣で、現代においてはよほど普段から不摂生しているのでなければ不要。
 というより、栄養を付けるなら元気なうちであって、風邪をひいてしまってからではもう遅い。
 点滴を打って回復するというのは、もとより極端に体力が低下していたからであって、また経口摂取ではなく直接血管に注入するから。
 脳の方は風邪を治すためのエネルギーを欲しいから空腹の信号を出すかもしれないが、内臓の方はすでに疲弊していて、食べ物だの栄養ドリンクだのは受け入れられないと思った方が良い。
 もっとも、繰り返すけど普段から不摂生している場合は別です。
 念のため(・o・)ノ

 お客様から、メントール入りの衣類洗剤が肌の刺激になるか質問された。
 ううん、メントール自体は刺激性があるのは確かだけど、お話を訊いたら成人の息子さんがアトピー性皮膚炎があるらしく、何が刺激になるかは使ってみないと分からないとしか答えようが無い(;´・ω・)
 むしろ、それは他の成分でも同じことだから、家族でも洗い分けることを提案したところ、自分は使ってみたいとのとこで購入された。
 そしてアトピー性皮膚炎の治療に『十味敗毒湯』を紹介してみたら、以前に息子さんが来店したらしく、担当医に相談してみたけど処方してもらえなかったそう。
 どうも担当医が漢方薬自体を嫌っているようで、他の病院も勧めてみたけど、かかりつけ医で家族ぐるみで受診していて躊躇いがある模様。
 いやぁ、かかりつけ医といえども得手不得手は有るはずですから、かかりつけ医を複数持つことや乗り換えも検討してみたほうが良いと思いますよ。
 私自身も、アトピー性皮膚炎にアレルギー性鼻炎に喘息などを治すのに、十年以上の時間を掛けて病院を替えていきましたから。

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