『重曹』を求めて、お客様が来店。
500gの物が欲しいと言われたので掃除用の物を案内すると、入浴剤として使いたいため、口に入るのが心配だという。
実のところ掃除用でも、局方の『炭酸水素ナトリウム』と変わる訳じゃないんだけど、まぁ気持ちは分かる。
で、自分も興味が湧いたので(野次馬根性?)、掃除用の重曹のメーカーに入浴剤としての使用について問い合わせてみた。
メーカーとしては、問題は無いと認識しているが、推奨はできないという回答。
ですよね~(苦笑)
実際に、入浴に使用している人はいますという話もされたけど。
なんにしても、お客様も不安が残るようだったため、近隣のドラッグストアーに局方か食用での500gの重曹を置いてあるか問い合わせてみた。
一番近くのドラッグストアーの店員さんは、例によって面倒くさそうな応答。
なんだろうね、個人的にそういう話し方の人なのか、他店からの問い合わせというものを想定していないのか、私みたいに電話が苦手なのか、本気で面倒臭いと思っているのか。
3軒目にして置いてあると確認が取れて、お客様にお店の場所を案内した。
このお店の人は、いつも気持ち良く電話に応じて頂けるうえ、うちのお店に置いていない薬の問い合わせ時に類似品を教えてもらえるくらい知識があるようなので、安心してお客様を紹介できる(*´∀`*)
虫刺されの薬を買いに来たお客様に、自身が使うのかを尋ねたら4歳の子供だとのこと。
昨日に耳を刺されたらしく、今日も赤く腫れていて、患部に熱を持っているようだという。
そりゃ、大変だΣ( ̄□ ̄;)!!
ところが、痒みは強くないのか、本人は掻いたりしていないという。
んん?
状態が分かりにくい。
文明の利器、携帯電話かスマホで患部の写真を撮っておいてくれると、参考になるんだけどなぁ。
いや、まぁ、診察まがいの事はできませんが。
それでもやはり、判断材料は多く欲しいところ。
お客様からは患部を冷やしたほうが良いか尋ねられたけど、冷やすとすれば刺された直後に血管を収縮させて毒の周りを遅らせるためとか、それこそ応急処置として炎症を抑えるためで、時間が経った今となっては薬剤で症状を緩和するほうが最善と説明した。
そこで、虫刺されの薬よりステロイド剤を勧めたところ、以前に病院で処方された子供用のステロイド剤が家に残っているという。
未開封分だそうなので、まずはそれを使ってみるよう提案した。
本当は種類も知りたいところだったけど、例によってお薬手帳を持ってきていない(;´・ω・)
ステロイド剤を使っても腫れが引かなかったり、患部が蒼くなってくるようだったら病院の受診を検討するようにお話した。
そうそう、お薬手帳を持ち歩くのは忘れないで下さいね。
使ったことのある薬というのは、いわば「大丈夫だった」という前例であり、それ自体が重要な情報なので。
高齢者や持病での薬なんかだと、「処方されるのはいつも同じ薬だから」とお薬手帳に記録しなかったり、お薬手帳そのものを持たない人がいるようですが、「長い間継続している」というのもまた重要な情報なんですよ。
医療費を安くする裏ワザみたいに、「いつも同じ薬なら薬剤情報は断ってOK」なんて唆(そそのか)してる輩がいるけど、情報というのは積み重ねてこそ活きてくるのです\_( ゚ロ゚)ここ重要
重要重要ばかり言ってるな。
重要だから(笑)
それこそ、子供の時から使用した薬の履歴を残しておいたら、どれだけ有効なことか。