症状のヒアリングには回数を重ねなければならない事も

 『スルーラックS』を毎週のように購入しているお客様に『スルーラックS』を試して頂いたのだけれど、効いているかはまだよく分からないというお話だった。
 ううん……、外しちゃったかなぁ(;´・ω・)
 ただ、今日になってまた新しい情報を得た。
 腹筋を鍛えるためのストレッチを案内してみたら、以前に腹筋運動をして脱腸を起こした事があり、当時の担当医から過度な運動を止められたそう。
 ストレッチは、普通に腹筋するよりは負荷が掛からないとはいえ、そういう病歴があっては簡単には勧められない。
 そのうえ、あれやこれやと勧めると鬱陶しく思われるだろうし、なかなかに対応が難しくなりそうだ。
 という訳で、今回も『スルーラックS』は購入された。

 以前に腹痛に『コムレケア』(芍薬甘草湯)を、別に日にはお臍の下辺りがゴロゴロと動いて下痢気味になるのに対して『桂枝加芍薬湯』を使って頂いたお客様が、具合が良かったからと『桂枝加芍薬湯』の追加で求めて来店。
 そして前回にも相談を受けた肩こりについては、病院で五十肩と診断されたというのだけれど、詳しく訊いたら肩関節ではなくて、肩の外側が痛むと分かった。
 ありゃま。
 一回のヒアリングでは、症状を把握しきれないねぇ(・_・;)
 温めると少し楽になるというので『独活葛根湯』と、お腹のことから神経性も考えられるため『コリッシュ』(治肩背拘急方)を前回と同じく案内したものの、神経痛となると『疎経活血湯』の適応も考えられそう。
 他に昼間に、自分の心臓の音も気になってしまうようであれば、『加味逍遙散』が候補になることを説明した。
 ただ、症状が多岐に渡ることと、以前に紹介した漢方に詳しい病院をまだ訪れていないというので、重ねて受診してみるよう勧めた。

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