以前に頭痛に『釣藤散』を案内したお客様から、良く効いたというお話があって心の中で舞い踊る ヘ(^o^ヘ)(ノ^o^)ノ
顔には出さないようにしたけど、逆に出したほうが良かったかな?
効いたというのはもちろん嬉しいし、効かなかった場合も伝えてもらえると勉強になって助かるから。
今回のお客様の場合、高血圧ではないものの、回転性の目眩を併発していて、胃に水が溜まりやすくチャプチャプいう感じがあったそうなので、その辺りが適応したのかもしれない。
お客様には養生として、水分補給は一時にじゃなくて小まめにすることと、要所要所で温かい物を飲むように勧めた。
特にこれからの季節、冷房の効いた部屋にいるような時にも、お腹だけは温めるようにお話した。
あと、『釣藤散』は保険の適用薬だから、病院で処方してもらうことも検討するように伝えた。
『釣藤散』の売上自体は微々たるものだし、今どきのドラッグストアーの売上というのは薬の販売でなく日用雑貨なので、お得な情報を提供してリピーターになってもらうことの方が大事。
うちの店舗での実情は把握していないけど(末端のパードじゃ、データの見方が分からないから)、小売店の売上の6割以上はリピーター客だそうなので。
だから薬の質問は、訊いたら売りつけられるなんて思わずに、遠慮なくして下さい。
お客様から『新ビオフェルミン』と『正露丸』の比較を尋ねられた。
前者は医薬部外品であるものの整腸剤で、後者は消毒系の食中りに適した下痢止めだから、そもそも比較にならないんで、面食らってしまった。
いやいや、これは学んだ側の驕りというか勘違いである。
「知らない」というのは、そういうものなのだ。
これは、どんな分野にも言える事で、自分もまた「知らなかった時のこと」を思い出さなければいけない。
孤高の芸人、マルセ太郎が生前に舞台上で言っていた「大人ってヤツは、初めから大人として生まれたようなことを言いやがる」というのは、けだし名言で私の心のノートに深く刻まれている。
生前に、この人と出逢えたことは、何にも代えがたい経験だった。
どんなに同じことを繰り返しているようでも錯覚で、それは常に「初めて」なのだと。
お客様の目的を探るため、誰が必要としているのかを確認すると、5歳の子供だそうで、病状は水様便であるものの、いつもなる訳ではなく、吐き気や腹痛は訴えていないという。
そういう事でしたらと、何も食べずにスープやジュースで過ごすよう提案した。
ジュースというと糖分を気にされる人もいるけど、そんな毎日毎食というのでなければ、体調の悪い時のカロリー補給くらい気にすることはない。
砂糖のことを「白い悪魔」と呼ぶ人をネットで見かけるが、「ガンダムかよ!!」とツッコミを入れずにはいられない。
………何の話をしてたっけ(^_^;)?
そうそう、お客様には先の通りに用途が違うことを説明した。
そのうえで、乳酸菌は腸に届くまでに多くが死滅してしまうため、乳酸菌を育てる納豆菌が一緒に配合されている『ザ・ガード』と『新アペテート』を紹介し、後者をお買い上げ頂いた。
昨年に、虫除けに『ハッカ油』をご案内したお客様が、今年の分を買いにいらした。
もともとハッカ油などのアロマや、柑橘系の匂いはゴキブリにも効果があり、その話の流れから漢方生薬の入浴剤を紹介したところ、一緒にお買い上げ頂けた。
うちも漢方生薬の入浴剤に変えてから、お風呂場にゴキブリはもちろん蟻なんかも現れなくなったので。
ただ、ハッカ油を虫除けに使う場合は、濃度もそれなりに濃くないといけなくて、濃いと目に滲みたりするで、ご注意あれ。