選択肢が多すぎても大変?

 男性のお客様から、顔の肌荒れの相談を受けた。
 頬の周辺が、白く乾燥したみたいになっているものの、痒みは無いとのこと。
 季節的に毎年なるようで、今回は草野球で日焼けをしたらしく、その後にタオルで強く拭いてからなったらしい。
 日焼けでダメージを受けたところに、追加ダメージを与えたのがマズかったんじゃないかな(^_^;)?
 痒みが無い点から、『ヘパローション』と『ロコベースリペアミルク』を案内しつつ、体の中からのケアとして『チョコラBBプラス』や『ビューティーアクトBBプラス』など内服薬の併用を勧めた。
 肌に赤味が残っていれば、『黄連解毒湯』も案内するところだけど、今回は該当しないから話題にも出さず。
 あまり一時にあれやこれやと薬を並べると、選択肢が無駄に増えてお客様が話を聞くのに負担になるかもと思って。
 今回は、『チョコラBBプラス』だけを購入される事になったため、効果を上げるためには成分を体に行き渡らせるのに血流が大事なことをお話して、20分以上の半身浴を提案した。
 また、洗顔をしっかりやっているという話が出たため、むしろそれで皮膚のバリヤーとなる皮脂を落とし過ぎているのが原因の可能性を説明し、洗顔フォームを良く泡立てて、指が顔に触れないくらいに軽く撫でるだけの洗顔方法を教えた。

 喉の痛みの相談で、お客様がいらした。
 症状は昨日からで、頭痛や悪寒といった風邪の兆候は無い模様。
 そういう時には、風邪薬よりも喉の痛みをピンポイントで抑えた方が疲れなくて済むことを説明して、患部を冷やす『駆風解毒湯』と患部の熱を発散する『ペラックT』を案内した。
 でも、予算面で千円以下にしたいような要望を受けたため、炎症を抑えるアズレン系のトローチで『パブロントローチAZ』と『マードレトローチ』を紹介した。
 すると、症状を詳しく確認した際に、ツバを飲むのも痛いというお話があり、改めて『駆風解毒湯』を勧めると、お買い上げ頂けた。
 また、患部は喉の奥のようだったから、自覚症状の無い胃炎を起こしている可能性をお話して、食事は消化に良い物にして量を控えるように伝えた。
 一概には言えないけど、喉の手前が痛むなら外部からのウイルスや汚染物の侵入を防ぐために炎症を起こしていて、喉の奥が痛む場合には逆流性食道炎か胃炎を、脳からは人体構造の正確な位置なんて分からないため、喉の痛みと誤認しているというケースがあるので。
 そして、ウイルスが原因でも喉と胃は繋がっているから胃に優しい食事にした方が、胃の機能低下を防ぎ早い回復を期待できる。

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