お客様が『ロートジー b』をレジに持ってきたけど、目が真っ赤。
自身も結膜炎だと思うと言ってるうえ、目自体が腫れぼったい感じがするという。
『ロートジー b』のパッケージには「充血」と書いてあって、効能にも眼炎やとあるけれど、『ロート抗菌目薬ＥＸ』の方を勧めた。
すると、以前に病院で『クラビット点眼薬』を処方されたことがあるそうで、それほどには効かないんじゃないかと心配された。
そりゃ確かに、『クラビット点眼薬』の主成分であるレボフロキサシン水和物と、『ロート抗菌目薬ＥＸ』のスルファメトキサゾールナトリウムとでは系統が違うから効き目が同様とはいかないだろうけど、どちらが上かということはなく、どちらも細菌の活動を阻害する効果が期待できる。
一方、『ロートジー b』の効能にある充血を解消するプロセスは、主成分の塩酸テトラヒドロゾリンによって血管を収縮させる、つまりは血行の方を阻害して充血を目立たなくするだけ。
それこそ、目が腫れてる感覚があるのに、どうして『ロートジー b』を選ぶのかの方が謎ですよぅ(；´Д｀)
それに『ロート抗菌目薬ＥＸ』の方には、その血行を改善するビタミンＥが入っていますしと説明して、お買い上げ頂いた。
コッチが駄目そうだからアッチを選ぶという時に根拠を確認しないのは、なんだかテストて答えが分からず、とりあえず数字や記号で埋めてた自分を思い出して嫌だわ(爆)
『ヘパリーゼ』の液剤を購入されるお客様に、どうされたのかと尋ねてみたら、飲み会の後に服用すると翌日に疲れが残らないからと教えられた。
まぁ、効能に肉体疲労とか虚弱体質にとあるし、成分に含まれる五味子は肝に働き下痢止めにも使うから、やっぱり酒飲みには効果があるんだろうな。
ただ、肝臓に働きかけるのなら『ネオレバルミン』も推したいんですよ私は(笑)
『ヘパリーゼ』の液剤も、まとめ買いでは結構な値段になることだし、お客様のお話を尊重したうえで、『ネオレバルミン』を紹介してみた。
あと、そもそも二日酔いの原因になるのは肝臓だけの問題ではなく、むしろ直接的には胃腸機能の低下と脱水症状の方を防ぐのが効果的だったりする。
事前に温かいお茶を飲んで胃に準備運動をさせつつ水分補給をしておくことと、飲み会の席では刺身のツマである大根や、揚げ物についてくるキャベツを食べるのがそれ。
特に飲み会では、大抵の人がツマの大根やキャベツの千切りに手を出さないから、自分だけ予防しやすいかと(´∀｀)
お客様から、『スポーツサポーターひざ用』と『Ｄ＆Ｍ３Ｄサポーターひざ用』の比較を相談された。
この辺は、苦手分野なんだよねぇ。
自分が、基本的にスポーツに興味が無いというのもあって。
お話を聞くと、中学生の息子さんが一週間ほど前に膝を痛めて、病院から処方された湿布と開閉式のサポーターを使っているものの、体育祭の練習でサポーターが外れてしまうので(開閉式だから)、代わりの物が欲しいとのこと。
ありゃん(；´･ω･)
気持ちは分かるけど、練習の方を控えてもらいたい。
せめて、担当医に相談してみては？
痛めた時期が可哀想とはいえ、こんな一時的なことで長期的に影響のあるダメージを負うことになったら、それこそ後悔すると思いますよ。
しかし、日中は学校があり、放課後は塾があって、再び病院に行く時間は無いそう。
本人が体育祭に出たいのであろうことは、分かる。
親は、体育祭に出させてやりたいのだろうということも分かる。
でも、人生経験の少ない中学生の子が「たいしたこと無い」と考えてしまうことに、親が流されて良いものなのか？
それを、お客様の希望だからと見過ごして良いものなのか？
よしんば、体育祭に出ることを優先するのであれば、せてめ塾の優先度を下げる事はできませんか？
頭の中がグルグルして、どの方向に導くべきなのか分からなくなり混乱。
そもそも膝の痛み具合が不明なため、病院で処方された湿布薬の内容を尋ねてみるも分からないという。
痛み止めの種類によって、担当医がどれくらいの状態と判断したか探ろうと思ったんだけど、それもできない。
しかも、よくよく確認したら子供の足周りの大きさも把握していなかった。
サポーターにサイズがあるとは、思っていなかったらしい。
開閉式は、サイズに困りませんからねぇ。
せめて、購入するのはサイズを測ってからにしてはいかがでしょうと提案し、今日のところはお帰り頂いた。
できれば、本人に来店してもらいたいのですが……。
するとやっぱり、塾があるから店頭に来させるのは無理というお返事。
うう……、お客様の中の優先順位が理解できない(>_<)
