お客様から、肩こりに貼る物より塗る物をと希望され、鎮痛剤としては弱いサリチル酸、中くらいでも皮膚に浸透しやすいフェルビナク、第2類薬では店頭で一番強いインドメタシンの三段階で案内した。
強さと浸透の良さではジクロフェナクナトリウムもあるんだけど、存在を忘れがちσ(^◇^;)。
今回もジクロフェナクナトリウムを候補に挙げるのを忘れて、お客様はフェルビナク製剤の購入を決められた。
そしてお会計しながら、ストレス性の肩こりもありますというお話をして、そういう時には胃薬で治るケースもあるこをお話すると、胃は丈夫とのこと。
そうであれば、内服薬として上半身を温める『葛根湯』も使えますと伝えたところ、足が冷えるというお返事が。
それはなおさら、体を温めたほうが良いですな。
半身浴で20分以上は湯船に浸かり、血流の改善をするよう提案した。
暖かくなってきたから、のぼせないように窓やドアを開け放すか、水で濡らしたタオルを頭に乗せて。
『リフレライフ』(安中散加茯苓)を眺めていたお客様に声を掛けると、胃のつかえ感があるとのこと。
水分代謝を改善し、色々と悩みがちな人の胃の機能低下に使う『安中散加茯苓』より、『半夏瀉心湯』の方が適応しそうですと案内したら、実際に制酸剤を病院から処方されて使っているらしい。
制酸剤を繰り返し使う人には、なおさら『半夏瀉心湯』が向いている。
一応、ストレスは思い当たるらしく『半夏瀉心湯』も神経性胃炎に用いるが、『安中散』と『四逆散』を合わせた『爽和』も適応するかもしれない。
そう思って紹介してみたが、以前に『安中散』と痛み止めの『芍薬甘草湯』を合方してある『大正漢方胃腸薬』を使った時には、効かなかったというお話があり、候補を取り下げた。
本日のところは、相談のみ。
販売につながらなかったのは一店員としては残念だけど、もとよりドラッグストアーの売上のメインは今や薬ではなく日用品だったりするので、買わなくても気軽に相談してもらえれば良いかと。