湿布を求めて来店したお客様に症状を尋ねると、テニスで腰を捻ってしまったという。
普段は痛くないものの、やはりテニスなどで運動をすると痛むそう。
だけど、病院には行っておらず、腰を痛めてから1週間以上経っているんだとか。
ううん、最初の段階で病院で状態を調べてもらいたかったし、せめて運動は控えて欲しい(;´・ω・)
症状は急性である一方、日が経っているため、冷やすも温めるも関係無ことを説明して、皮膚への浸透力のあるフェルビナク製剤と、鎮痛効果の高いインドメタシン製剤を案内した。
それらの中で、腰骨の周囲の筋肉を傷めている可能性もあるので、修復するのには血流促進が有効なことをお話したところ、『ほぐリラ 冷感』を購入された。
お会計時に改めて、酷くなってから病院に行こうと思うより状態を把握するために早期に受診することと、怪我などをした際には回復するまですぐに運動を再開するのは避けるように伝えた。
趣味の範囲でも、運動をするのであれば基本的な手当ての知識は持ってもらいたいところ。
絵描きとか模型作成とか文化系の趣味をする人は「まず調べる」ことから始めるもんだけど、登山とかテニスとか運動系の趣味をする人にはスポーツ医学とか応急手当とか基本的なことを何故か知らない人が多いと思うのは、私の気のせい?
まぁ、店頭では文化系の趣味の人からは肩こりくらいしか相談されることが無いから正確には分からないけど、運動で怪我をしたりして相談してくる人はどういう訳か、所属するクラブや団体での指導者には相談してないみたいなんだよねぇ。
もしかして、そういうクラブの指導者も勉強してないとか?
私が以前に所属していた教育文化団体では、子供たちをキャンプに連れて行く時とか、指導に当たる大人や高校生は応急手当の講習会に参加して勉強しておいたもんだけど。
趣味レベルでも運動をする人は、せめて関連書籍の一冊、専門サイトをパソコンやスマホに登録しておくのが良いと思いますよ(・o・)ノ
やや高齢のお客様が胃腸薬の棚を眺めていて声を掛けたところ、食事をすると頻繁にお腹が張って時に下痢してしまうという。
『ビオフェルミン』などが必要か尋ねられたけど、乳酸菌は腸に届くまでに大半が死滅してしまうという説があり、納豆菌で乳酸菌を育て直す『ザ・ガード』の方が有効かもしれませんと説明したうえで、『桂枝加芍薬湯』を紹介してみた。
整腸薬というのは、下痢にしても便秘にしても真ん中の正常な状態に整えるのが目的で、『桂枝加芍薬湯』も同じ効果を桂枝で胃の働きを助け大棗で血行を良くし、生姜で温めつつ芍薬で神経の緊張緩和をおこなう事でもたらす。
お客様は、下痢止めはかえって良くないことを理解されていたけど、他の胃腸薬にも興味を示されていたので、適応しそうな物として『スクラート胃腸薬S』も案内した。
それと、お話を聞いているうちに、病院で『ビオフェルミン』が処方されたものの効いた気がしないということが分かった。
なるほど、それで最初の質問につながる訳ですね。
となると、何かを使った時にはメモを残したほうが良いでしょう。
感覚だけでは記憶が曖昧になったりして、薬の乗り換えが無駄になるかもしれませんので。
あと、腸内の状態を良くするのには温めることが重要だから、入浴時間を長くしてみるよう提案した。
本日のところは、相談のみ。