首の周りの湿疹について相談を受けたのだけれど、以前に病院で汗疹と診断されステロイド剤を処方されたものの、あまり効かなかったそう。
ありゃん、対応できるかしらん(^_^;)
さらにお話を聞くと、その後に別な薬剤師さんに相談して他の塗り薬を使ったら患部が悪化したという。
ただし、最初のステロイド剤も後から勧められた薬も内容が不明。
ウゲッ、それでは何を案内して良いか手掛かりが無い……。
そして、悪化した薬を勧めた薬剤師さんに報告すると、メーカーに問い合わせるように言われたという。
ええん、そんな薬剤師さんがいるのかよ(-_-メ)
話の何処までが本当かは分からんが、さすがにそこはその薬剤師さんがメーカーに連絡するべきなんじゃないのか?
専門用語で応対されたら、患者さんが困るでしょ。
そう思ったら、そのメーカーもメーカーで、薬剤師さんに相談するように言われたそうな。
なんという、ダメダメの連鎖(-_-;)
とりあえず痒みが強うそうなので、市販のステロイド剤の中では一番強い部類の『フルコートf』を案内したところ、体の他の部位に使って良いか尋ねられたため、ステロイド剤は市販の物だけでも3段階くらいあって、部位と状態により使い分けるのが良いことをお話して購入して頂いた。
正直、その薬剤師さんには呆れたんだけど、お薬手帳を作ったことが無いうえに、自分でもメモをしておらず使った薬のことが分からないというお客様にも困った。
文明の利器のスマホや携帯電話があるので、寫真の一つも撮っておいてもらいたいところ。
という訳で、お客様にはお薬手帳を作ることと、処方薬と市販薬を一元管理するよう勧めた。
女性のお客様が『加味帰脾湯』をレジに持っていらしたので、使ったことがあるか尋ねてみたところ初めてだとのこと。
パッケージに「疲れやすい方の不眠症に」と書いてあって、合いそうと思ったという。
確かに、人間というのは疲労し過ぎるとかえって神経が鋭くなり眠れなくなりがちで、『加味帰脾湯』は夜勤の人などが良く使う。
とはいえ、不眠に使う漢方薬も数種類あり、体質や状況によっては使い分けが必要になることも。
お客様の細かい情報が不明な段階では、他の薬との飲み合わせの心配が無ければ、見た目の体格や肌の状態から、よほど外れているという印象が無ければ、まずは試してもらうしかない。
ただ、疲労していて眠れないという人の多くは、お風呂に入る時間を惜しんでいたりする。
だから、血行を良くすることと、体温が上がってから冷める過程で眠くなる生理現象(赤ん坊は体温が上がると眠るサインと同じ)を利用するために、寝る時間その物を削ってでも、ゆったりお風呂に入る時間を確保することを勧めている。
ところが、今回はそれが大失敗。
お客様は、親類が危篤との知らせを受けて駆けつけ、バタバタと対応していて眠れないそう。
あう……、それはなんとも……申し訳ありません………。
お舞い申し上げます。
うう……、激しく落ち込み……orz
この手の立ち直りが遅くて、今日は後半まで引きずってしまった。
プロが感情に支配されてちゃ、イケマセン。