やや高齢のお客様から、『メンソレータムADあせもクリーム』と『あせもワルツA』の違いを尋ねられた。
首周りが見た目で分かるほど赤くなっており、両方の処方構成は同じで、違いといえばADの方にはメントールが入っていて涼感が強いことを説明すると、今度は『アセモパウダージェル』にも興味を持った。
まぁ、目移りするのは仕方がないかな。
内容を考えずにパッケージの印象や銘柄を決め打ちするよりは、ちゃんと比較して検討するのが良いし。
『アセモパウダージェル』の処方内容を確認すると、局所麻酔として働くリドカインが入っているから、より痒みが強い場合にと説明した。
痒みを抑えるのと、感覚を鈍らせるのは違う訳だけど、これは鎮痛剤や解熱剤でも同じことで、その違いを理解してもらいたいし、上手く伝えられるようになりたい。
今回は、価格面で『メンソレータムADソフト』を購入された。
効き方より、価格が決め手になるのも仕方なしε-(‐ω‐;)
基本的な処方だから、選んで悪い物でもないしね。
ああっ、内服薬に『十味敗毒湯』を紹介するのを忘れた。
まぁ、予算的にも選ばれなかったとは思うけど、比較検討しようとする人には情報の提供はしておくべきだったよなぁ。
やや高齢のお客様が来店し、旦那さんから逆流性食道炎の薬をと頼まれたとのこと。
ただし、病院で診断された訳ではなく、あくまで本人がそう言ってるだけだという。
健康な人でも1日に50回くらいは胃液が逆流しているそうだから、それで本当に食道炎になるという事は、要するに修復能力が低下しているという事で、本質的には胃薬で治すというより、全身的なケアを検討しなきゃならない。
というお話は本人が来てくれないことには意味を成さないので、出歩けるようであれば人にお遣いを頼まないで来て欲しい。
お客様は『第一三共胃腸薬』などの制酸剤を考えたようだけど、実際に病院で逆流性食道炎に処方され、通常の胸やけにも使える『半夏瀉心湯』を紹介して、お買い上げ頂いた。