子供にお金を渡して本人に買わせて

 花粉症だというお客様から目薬を注文され、まずは売り場へ案内し『マリンアイALG』を紹介しつつ症状を詳しく尋ねると、主訴は鼻水と目の痒みだとのこと。
 そういう事でしたら、効能には直接書いていませんが痒みの面倒も見る『小青龍湯』はいかがでしょうと勧めると、漢方薬は考えていなかったと言われたけれど興味を持たれて、お買い上げ頂いた。
 そして、鼻水は内臓が冷えていると考えられるため、お風呂に長く入ったり温かい物を積極的に飲食するよう勧めた。

 高校生くらいの女性が母親と来店し、外用消炎剤を求められた。
 娘さんが突き指をしたそうで、患部を見せてもらうと蒼黒くなっており、病院に行ったか尋ねると行っていないという。
 ううん、受診した方が良いと思いますが……。
 どうしても貼る物をと母親から要望されて、ジクロフェナクナトリウム製剤を案内。
 固定するための網包帯も希望され、売り場を案内した。
 ただ、それらを案内している間もお会計時にも、肝心の本人は売場を、あっちへフラフラこっちへフラフラと歩き回っていて、詳しくヒアリングできなかった。
 自分の体のことを、親任せにするの(-_-;)?
 お金を本人に渡してでも、本人に買わせて欲しいところ。
 そうでなければ、ヒアリングのしようがない。
 とりあえず母親には、今日のところは患部を冷やして、明日からは温めるよう伝えておいたけど。

以下の記事も読まれています。


 
登録販売者から一言 壱の巻 登録販売者から一言 肆の巻「おくすり手帳と個人情報の使い方」 市販薬購入前チェックシート