風邪薬の棚で迷っている様子のお客様がいたので声を掛けてみたけど、「大丈夫です」と断られた。
でも『パブロンSゴールドW』をレジに持ってきたさいに改めて、痰や咳があるのか尋ねたら、主訴は発熱と節々の痛みだという。
そして、痰は絡んでるそうなので色を訊いてみたら、確認していないそう。
ふむぅ、痰に色が付いていればウイルスなどの死骸で風邪と戦ってる最中、透明なら戦いは終わって体内が乾燥していると見立てることができるんだけどな。
それによって、まだ発熱を支援するべきか、もう解熱して良いかが決まる。
いずれにしても、咳が無いのであれば発熱に的を絞って『ルルアタックFX』をと提案すると、変更して購入された。
あと、栄養ドリンクについて質問されたけど、すでに食欲が落ちているという事から、体には風邪を治すことに専念してもらい、解熱後の回復期に使うよう勧め、『柴胡桂枝湯』を紹介した。
風邪をひいて慌てて栄養ドリンクを摂取するというのは、まだ残弾があるところに弾込めをさせるようなもので、そこに人員を割いてしまうと、かえって戦いを中断させてしまう。
やや高齢のお客様がいらして、膝痛の相談を受けた。
暑さ寒さは関係無く、たまになるというお話だったので、ひとまずフェルビナク製剤とインドメタシン製剤を案内した。
そして詳しくお話を訊くと、整形外科でヒアルロン酸の注射を3回ほど受けたものの効果は感じられなかったそうな。
インドメタシン製剤の『ハリックス55IDプラス』を使って頂くことになり、さらにお話を訊くとウォーキングをしているというのだけれど、それが毎日少しとか定期的ではなく、長距離をたまにやるらしく、そのうえ靴の外側が擦り減るというお話。
たまに運動をまとめてやるのは、体の負担が大きくて駄目ですよぅ(^_^;)
そうお話したら、さらに昔には腰椎に異常があると診断され、当時は治療できないと言われて放置しているとか。
異常の内容は分かりませんが、無意識に庇って歩き方が偏っていて靴の減りや膝痛にも影響してるんじゃないでしょうか。
『疎経活血湯』を紹介しつつ、20年以上も前の話であれば治療法が出来ているかもしれず、改めて受診してみるように勧めた。
私も歯列矯正から始まって、矯正だけでは治らないからと大学病院を紹介されたら顎関節異常症と診断され、そのうえ珍しい症例なので研究させてくれたら手術代を大学病院で出しますという事になった。
入院してる時に、カーテンの向こう側で担当医と偉い先生が話し合ってる声が聞こえ、「学会で発表した、あの方法を試してみたら?」とか言ってたのが、軽くガクブルだったけど。
何年も前に受けた診断をそのまま放置しているのであれば、受診してみるのも良いかと思われ(・o・)ノ
ああ、自分の乱視も20年前に診察してもらった時には、手術をしたうえでメガネを使って補正するのがやっとと言われたけど、今なら少しは改善策があるのかなぁ?
縦書きの本なら同じ行が二行続くだけなんだけど、横書きだと字が重なって読みにくいんだよねぇ(;´Д`)