中学生の子供が鼻づまりということで、親子連れのお客様が来店。
だけど肝心の本人が、あっちへフラフラ、こっちへフラフラと歩き回りヒアリングできない。
母親が、「あんたの薬を選んでるのよ」と言い聞かせても効果無し(;´Д`)
とりあえず、『ベンザブロックSプラス』を使っていたけど効かなかったというお話で、他に風邪の兆候を示すような症状は無いようだったため、鼻炎薬を使うよう勧めた。
年齢的にはもう子供用でなくても大丈夫だったから、『パブロン鼻炎カプセルS』と『鼻炎薬Aクニヒロ』を案内すると共に、風邪の場合にも使える『葛根湯加川きゅう辛夷』を紹介してみた。
すると母親が本人に、「漢方薬は苦手でしょ?」と尋ねて「うん」という返事。
あああああ、これじゃ本人が自分のことなのに興味を示さないはずだよ、と思ってしまった……(-_-;)
親がお金を出すにしても、そのお金を本人に渡して自分で買わせないと、薬を買う練習ができませんよ~。
大人でさえ、薬を買う練習ができてないんだから。
なにごとも、反復練習が大事。
機会があれば、それはチャンスなので有効活用を(・o・)ノ
『鼻炎薬Aクニヒロ』をお買い上げ頂くことになり、養生として下半身を温めるよう母親に伝えた。
うがい薬の棚で迷ってる様子のお客様に声を掛けてみたら、喉が貼りつく感じがして、自身では気管支炎だと思うというお話。
そうだとすれば、うがい薬は刺激物でもあるので現に炎症している時には避けたほうが良い。
そして症状を詳しく尋ねると、気管支が痒い感じがするという。
人間には痒みを感じる神経は無く、痒みというのは弱い痛みだから、扁桃炎のように腫れていなくても甘く考えてはいけない。
とはいえ、痰が絡むようなことは無く、花粉症でも無いとすると、異物に対して炎症を起こしているというよりは、気管支が乾燥していて空気が通るだけでも刺激となっているのだろう。
そこで上半身を潤す『麦門冬湯』を案内し、試して頂くことになった。
そして血行を良くして体の水分が廻るように、お風呂にゆったり入ることを勧めた。