大事な話を伝え忘れるので怒鳴らないで下さい(涙目)

 ご主人に頼まれて湿布を買いに来たお客様から、肩こりに効く物をと相談された。
 しかし、詳しく症状を尋ねてみると、肩こりというよりは頚椎が痛むらしく、『パテックスうすぴたシップ』を使ってみても効果を感じられず、マッサージ院に通っているという。
 その痛みにしても、患部が痺れるような感じがすると本人は言っているらしい。
 いやぁ、それは一度、病院で調べてもらった方が良いんじゃないでしょうか。
 本人は病院は大袈裟と思っているようだけど、病院というのは大事に至ってから行くんじゃなくて、現状を把握するために行くんですよとお話し、内服薬として『疎経活血湯』が適応するかもしれないと思い紹介した。
 とりあえず、本人の希望は叶えておかないと話も聞いてもらえないだろうから、『フェイタス5.0』を案内してお買い上げ頂いた。

 若い男性が『ハリックス55EX』をレジに持ってこられたので詳しく症状を尋ねたところ、仕事の影響で坐骨神経痛と診断されていて、患部は痛いというより痺れ感があるという。
 ううむ、決め打ちのようでなんだけど、それには『疎経活血湯』が適応すると考えられますよと紹介した。
 別に、仕入れちゃったから売らなくちゃという理由で勧めてる訳じゃないですよ。ゲフンゲフン((( +д+))o=3=3
 以前から、外用消炎剤を購入されるお客様に声をかけてみると、結構な高確率で坐骨神経痛と診断されているとか、患部に痺れ感があるというお客様に遭遇するので、仕入れてみた次第。
 ただ、本当に坐骨神経痛かは病院の診察を受けて確定した方が良いし、病院に行くように勧めちゃうもんだから、お店で売れないんだよね(苦笑)
 役に立つと確信はしていても、売るタイミング困るという代物。
 まぁ、お客様との話の種に置いてあるようなもん。
 使用期限の1年前には店頭から撤去しなきゃならないから、せめて2年以内には売れて欲しい……。

 奥さんに頼まれて咳止めを買いにいらしたお客様に、夜寝る前と明け方に咳が出るというお話を聞いたから『麦門冬湯』を案内してみたけど、顆粒が飲めないとのことで『コンタック咳止めST』を勧めた。
 『麦門冬湯』を案内した時に、「葛根湯は家にあるからいらない!!」と怒鳴られたのにはビックリしたけど(;´Д`)
 どうも、「○○湯」という名前はみんな『葛根湯』の仲間だと思われたらしく……。
 というか、どうして怒鳴られたのかが謎なんだけどね。
 最初に要件をお話される段階から、何故かそんな調子だったし。
 頼まれたのが面倒という素振りでもなく、単に大声なだけなのかもしれないけど。
 ただ、終始怒鳴り続けるお客様というのは少なくない。
 どうして怒鳴るのかが、サッパリ分からないんですが、何が目的なのか。
 自分の立場を強くしたい?
 相手に言うことを利かせたい?
 でも、怒鳴って相手の判断力を低下させるのは、自分にとっても損になると思うんだけどなぁ。
 怒鳴ってくる相手に親身になるのは、なかなかに高等な技術と強靭な意志が必要ですからね。
 仕事に手は抜かないけど、一段上乗せのサービスは難しいかな。
 特に私なんか、基本的にコミュ障だから軽くパニックになっちゃって、説明しなきゃならない注意事項やら、症状改善のためのアドバイスやらが頭から吹っ飛んでしまうので。
 今回も、お客様が帰ってホッとしてから、服用時間の間隔とか、咳を軽減する食事の事ととか伝えてない事が次々と頭に浮かんできた……(;´・ω・)

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