お客様から「ホワイトテープを」と注文されたので『ニチバン』のような物かと思って案内したら、テーピングのことだった。
小学生の子供が靭帯損傷して、整形外科の担当医から薬局で買うように言われ、門前薬局に行ってみたら置いていなかったため、うちの店に買いに来たそう。
しかも、テーピングの仕方については「フィギュアエイト」の方法でと担当医から言われたものの、詳しくはネットで調べるようにと告げられたとか。
なに、その「つづきはWEBで」みたいな対応。
手順を書いた紙なんかを、患者に配っちゃいけない法律でもあったっけ(-_-;)?
私もテーピングについては詳しくないんだけど、包帯みたいにグルグル巻くんじゃなくて、複数本を適度な長さに切って患部を固定するように貼ることを説明したら、やっぱり包帯のようなイメージをしていた模様。
そして、38mm幅を一巻きお買い上げ頂いたんだけど、3日後にスキー合宿に参加する予定と聞いてビックリ。
一週間ほど前に足首を捻って痛みが引かなかったため受診し、一応は担当医からはテーピングすれば大丈夫と言われているらしい。
ああ、足を捻った程度だからと、初日に受診しなかったのか~。
日記でも繰り返し書いてるけど、「酷くなったら病院へ」というのは、まったくもって賛同できない。
今どうなってるのかを知るために、まずは病院で診てもらうくらいの気持ちでないと。
それも自分の体じゃなくて、子供ならばなおさら。
私自身も小学生の頃に、足を捻って捻挫だと思ったら剥離骨折を起こしてたことがある。
その時の担任は、親に連絡もしないで私を普通に歩いて帰したからね。
教師は例外無くクズヽ(`Д´)ノ………私怨です、念のため。
今回のお客様にスキー合宿に指導者が付いて行くのかを訊いてみると、どうやらいるらしいので行く前に連絡を取ってテーピングについて改めて訊いてみるよう勧めた。
https://youtu.be/vwFMZjmoMx8
『スクラート胃腸薬S』と『チクナイン』(辛夷清肺湯)をレジに持ってきたお客様に、使ったことがあるか確認したところ、『チクナイン』についてはネットで見て自分に合うと思ったそう。
主訴は鼻づまりと胃の不調で、鼻の奥が詰まり、鼻汁が喉に落ちてくるというから、適応することを伝えた。
ただ、鼻汁が喉に落ちてくること自体が胃の不調と関係しており、『辛夷清肺湯』の生薬構成は胃薬に近い。
だから、『スクラート胃腸薬S』の方は不要になると考えられることを説明すると、病院からストレス性の胃の不調に対する薬が処方されていて、それを使い切ったため市販薬をと思ったらしい。
ありゃ、それでしたら処方していた薬に合わせたほうが良いかと。
しかし、お薬手帳も現物も持ってきておらず、薬の名前も覚えていないという。
それですと、なおさら現代薬と生薬を合わせた『スクラート胃腸薬S』は、いったん保留したほうが良いと思われ。
処方された薬を確認してから市販薬を選定するよう勧めて、本日は『チクナイン』のみをお買い上げ頂いた。
先にも書いたように、『辛夷清肺湯』は胃の機能を正常にすることで鼻づまりを治す物なので、胃の不調も改善するかもしれないし。