総合風邪薬は風邪の予防と予後には使えません

 『新ルルA錠』と『パブロンSゴールドW錠』を持ったお客様から、「風邪の治りかけ」にどちらが良いか尋ねられた。
 当初は中学生の息子さんが体がだるいのと鼻水があるからと、家にあった風邪薬を服用したそうなんだけど、何の銘柄かは覚えていないとのこと。
 ただ、発熱はしておらず、現在は鼻水だけだという。
 鼻水が透明でサラサラなら、内臓が冷えたかアレルギー性のものだと考えられる。
 でも、明日には病院に行かせようと思っているそう。
 う~ん(´ェ`)
 治りかけであれば、病院に行くことで他のウイルスに感染してしまう可能性があるし、症状が治まってきてから起きていない症状に対する薬を飲んでしまうと、かえって疲労してしまうから、今は何もせずに休ませるのが一番かと。
 そう話してみたら、今日は塾に行かせてしまったという。
 休養の大事さは、侮ってはいけない。
 大抵の体調不良は、休むだけで回復するので。
 例えば、仕事が休めないのだとしても、それならそれで他の活動は制限したほうが良い。
 学校に行ったのなら、塾は休ませるくらいしないと。
 できるだけお説教にならないように、言い方に気をつけたつもり。
 それで、塾は補習を受けさせずに迎えに行くということになった。
 また、風邪が娘さんに移ったと思うとのことで、娘さんはすでに病院に連れて行き、薬も処方されているという。
 でも、やっぱり何を処方されたかは覚えていないそう。
 お薬手帳は、出かける時に持ち歩きましょうね(^_^;)
 そして、自分も予防のために最初の2つの薬のうち、どちらかを買いたいと言われた。
 でも現代薬には、風邪の予防の薬も、予後の薬も無いんだよねぇ。
 先にも書いたように、現れていない症状に対する効能の薬を飲んでも、体に負担を掛けるだけ。
 治りかけの息子さんに飲ませるとすれば『柴胡桂枝湯』が適しているし、風邪の予防には家に『葛根湯』があれば、そちらを飲んだ方が良い。
 そう勧めると、『葛根湯』は家にあるとのことで、『柴胡桂枝湯』を買ってお帰りになられた。

 やや高齢の常連のお客様が『新パワーアクトEX』と『パワーアクトゴールドα』を見比べていたので声を掛けてみたところ、眼精疲労の相談を受けた。
 一応は、前者が眼精疲労を含めた上半身の疲労に適していて、後者は下半身から全身の面倒をみる物ですと説明した。
 すると、遠距離をハイキングするのを趣味にされているとのお話。
 足の疲労は腎に影響し、腎機能の低下は眼精疲労と関係するため、腎の働きを助ける『牛車腎気丸』と、筋肉疲労に使える『疎経活血湯』を紹介した。
 自身は、コラーゲンのサプリを摂っているそうで、今日のところは『リキロングゴールド』を購入。

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