絆創膏を求めて来店したお客様に用途を確認すると、指先のイボに使うとのこと。
病院ではウイルス性のイボと診断されていて、冷凍凝固法で治療中で、痛むから絆創膏で覆いたいという。
そこで指先用の『バンドエイド』を案内してみたが、爪にノリが着くのが嫌だということから、液体絆創膏の『エキバンA』を提案した。
すると、イボの治療中に使って良い物なのかと質問された。
えっΣ(゚Д゚)!?
それは、思いもよらぬ質問。
成分上は問題無い……はず。
でも自信が無いので、販売元のタイヘイ薬品に電話で問い合わせてみたところ、「初めて訊かれました」と中の人を戸惑わせてしまった(^_^;)
そして向こうでも調べてもらい、冷凍凝固法による治療をしている患部は一種のヤケドをしていると考えれば一概に悪いとは言えないものの、空気を遮断してしまう点からすると、イボの治療は早く腐らせて新陳代謝を促したほうが良いのではという助言を得た。
中の人、ありがとうございますm(_ _)m
言われてみれば、そうでした。
イボの治療の基本を、すっかり失念していた。
そのためお客様には、改めて指先サイズの小さい絆創膏を探してみたものの単品は置いてなく、大中小のサイズが入った物をお買い上げ頂くことになった。
お客様には恐縮されてお礼まで言われたけど、基本的なことを忘れていた自分に落ち込み(´・ω・`)
やや高齢のお客様が、『パブロンSα』と『パブロンSゴールドW』を一緒に購入されるので用途を尋ねてみたら、常備薬にしていて、発熱などはしなくても少し咳が出ると『パブロンSゴールドW』の方が強い薬と考えていて服用しているという。
ううん、確かに総合風邪薬の中では咳と鼻炎に効果のある処方だけど、どうして2つの製品に分けてるのかが不思議なくらい似ている薬だから、両方を買うのは意味が無いような気もする。
それに、発熱が無くて咳だけなら、年齢的にも体内の乾燥が原因と考えられ、上半を潤して咳を止める『麦門冬湯』の方が体への負担が少ないんじゃないかな。
そう思って、『麦門冬湯』を紹介してみたものの、「水はちゃんと飲んでる」とのお返事。
保水力が低下してるだろうから、水を飲んでいるかどうかは別な話なんだよね。
一方、風邪が酷い時には主治医から「強い薬をもらってるから」と自信タップリに言われた。
いや、まぁ、かかりつけ医がいるのは良いことです。
ただ、何の薬が処方されているのかは覚えていないみたいだった……。
高校生くらいのお客様が来店し、「指の炎症に使う薬を」と注文された。
患部を見せてもらうと、爪の付け根が黄色く変色していた。
おそらく化膿だと思い炎症を抑えるステロイド剤と抗生剤を合わせた『クロマイP軟膏』を候補にしたけど、痛みは無いというのでステロイドの入っていない抗生剤の『ドルマイシン軟膏』に変更して、お買い上げ頂いた。
ステロイド剤を使うと、体の化膿菌への抵抗力が落ちるので。
体が菌と戦うのには体温が必要でもあるため、冷たい飲み物や体を冷やすキュウリなどの夏野菜を避けるよう伝えた。
うちのお店に飲む化膿止めの『排膿散及湯』を置ければ、勧めたいんだけどねぇ( ´Д`)=3