似た名前の薬の罠に注意

 ニキビケアの『ペアA漢方エキス錠』と『ペアA錠』を手に迷っている様子の女性のお客様がいたので声を掛けてみたけど、案内は断られた。
 まず断れるのは、お約束(o ̄∇ ̄)o
 レジに『ペア漢方錠』を持ってきたところで、改めて使用経験があるか確認してみると初めてで、「なんとなく」選んだそう。
 さすがにそれは、薬を買うときには駄目なんじゃないかと思います(^_^;)
 詳しく訊いてみると、ニキビが目立ち始めたのは昨年の秋口頃に病院で処方された抗生物質を1ヶ月ほど服用してからで、今日の見た目では赤にギビのようだったけど、額の辺りに白ニキビができる事もあるという。
 お客様自身は、もともと便秘と下痢を繰り返すことが多く、ニキビについても腸内バランスが崩れたのが原因と考え、自身で『楽とファルンS』を常用しているんだそうな。
 いやぁ、その読みは良いと思います(゚д゚)(。_。)(゚д゚)(。_。)
 そうであれば、なおさら「なんとなく」ではなく、効能を確認してから使って頂きたいところ。
 そのお話からしても、『桂枝茯苓丸』である『ペア漢方エキス錠』を選ばれたのは、適切だろうとは思うので。
 ニキビは生理とは連動していないようだけど、血流と体内の熱の循環が上手くいっていないのは関係していそうなため、そのままお買い上げ頂いた。
 シャワー派だそうだから、血流改善と体内の熱の偏りを改善するためには入浴を勧め、もしシャワーで済ますのであれば「皮膚が薄くて太い血管が通っているところ」を重点的に浴びるよう勧めた。
 また、食事は豚汁のように豚肉と根菜の組み合わせをと伝えた。
 そして帰られてから、洗顔し過ぎないように話すのを忘れたのを思い出した……(´・ω・`)

 どうしたことか、今度は男性のお客様からニキビの相談を受けた。
 気圧が関係する関節痛とか、流行性の風邪や花粉症ならともかく、珍しいこともある。
 痛みや痒みは無いそうで、でも範囲が広く、原因としてプロテインの摂取が思いたあるそう。
 タンパク質であるプロテインは、当然皮膚の生成にも関係し、皮脂の過剰な分泌やアクネ菌の活性化の他に、皮膚が生成される時に部分的な偏りがニキビを誘発する。
 塗り薬と飲み薬をどちらを使おうと思っているのか尋ねてみたら、飲み薬については考えていなかった模様。
 患部は白ニキビなため、皮膚の再生を促す『ペアクリームW』を案内したうえで、飲み薬に『ペア漢方エキス錠』を紹介すると、女性向けと思われたけど、血流と代謝機能を改善するのには男も女も同様であることを説明した。
 すると、隣にあった『ペアA錠』を『ペア漢方エキス錠』の小容量タイプと勘違いされた。
 『ペアA錠』はビタミン剤で、実のところ予算が許すのであれば『ペア漢方エキス錠』との併用こそ望ましい。
 メーカーさんは、お客様がこういう勘違いをしていたり、先の女性客のように「なんとなく」選んでしまっている現状を把握してるんだろうか。
 ともかく今回のお客様には、『ペアクリームW』と『ペア漢方エキス錠』の両方をお買い上げ頂いた。
 今度は、洗顔をし過ぎないようにと、入浴や食事のことも含めて伝えた。

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